2021/03/10 - 2021/03/12
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令和3年3月中旬、那覇市に四泊した。これが何度目の那覇への旅か、もはや覚えていない。
沖縄滞在中、ゆいレールを使って浦添城跡を初めて訪れた。
浦添城跡は2017年公開の米国映画『ハクソー・リッジ』で描かれた沖縄戦での激しい戦闘の舞台となった場所である。
うららかな陽気の下、浦添城跡を時間をかけてのんびり歩き回った。
(2021.04.08作成開始)
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【一日目】
福岡空港を昼過ぎに発つ便で那覇市へ向かう。
少し早めに着いたのでチェックインを済ませた後よく利用する国内線ターミナル3階にある「おおやま」でモツ鍋のランチ。いつも食べる味噌味は安定の美味しさ。〆はもちろんちゃんぽん麺。福岡空港 空港
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13時39分に離陸(上の写真は福岡空港)。今回は左の窓側のシートをリクエストした。あいにく雲が多くて良い写真は撮れなかった。
15時08分那覇空港に着陸。ゆいレールに乗って宿泊するホテルへ向かった。
夕食は外食を控え近くのスーパーで買ったもので済ませた。那覇空港 空港
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【二日目】
ホテルの朝食をキャンセルし早目に外出する。
ゆいレールに乗って首里駅で下車。首里駅の構内には泡盛の瓶が置かれている。首里駅 駅
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駅から歩いて5分の「あやぐ食堂」へ。この店は午前9時から営業している。ここで遅い朝食をいただく。
あやぐ食堂 グルメ・レストラン
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沖縄本島滞在中必ず一度は食べることにしている「てびち(豚足)の煮付け定食」。
この店で最も高価なメニューである。いつ食べても安定のボリュームと美味しさに満足する。 -
あやぐ食堂で食事を終えた後、石嶺駅から再びゆいレールに乗り浦添前田駅へ向かう。
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浦添前田駅の近くにある「カンパン壕」に寄ろうとしたところ、改修工事のため立ち入り禁止となっている。戦時中カンパンを保管していた豪のようだ。
この壕のある場所は浦添城跡のある丘の南側の崖下である。 -
道路沿いに歩き浦添警察署とガソリンスタンドの前を通り過ぎた先に浦添城跡の入口がある。
13世紀に築かれた浦添城(浦添グスク)は、14世紀
には高麗系瓦葺きの正殿を中心に石積み城壁で囲まれた大規模なグスクとなった。その周辺には王陵・寺院・大きな池・屋敷・集落などがあり、のちの王都・首里の原型が出来上がっていたようだ。
広い駐車場の先にある建物には寄らず、駐車場と小学校の間にある歩道を上ると石畳の道が続く。浦添城跡 名所・史跡
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石畳道の解説板。400年以上前に浦添家出身の琉球国王・尚寧王が整備したものが近年の調査を元に復元されている。
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城跡の中心部ヘ向かう。
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目立つ場所に石碑が建てられている。
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「浦添城の前の碑」。石畳道の竣工記念に建てられたもの。
沖縄戦で破壊されたものを1999年に復元したとのこと。 -
石碑から少し下がった奥の方に「カガンウカー」と呼ばれる泉がある。
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戦後、ここから湧き出る水で泡盛を造っていたとのこと。
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石碑が建っている斜面を登った先が九州以北の戦国~近世の城郭でいうところの「本丸」に相当する場所である。
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発掘調査により、この斜面の下の方、城壁の内側にあたる場所で人骨が発見されている。
人が入るギリギリの大きさに掘られた穴に埋められ、粘土で覆われていた。骨格のしっかりした身長約150cmの20歳前後の女性とのこと。 -
「本丸」はなだらかな地面となっている。かなりの広さである。
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頂上部付近には休憩施設(展望台)が設けられている。
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展望台の手摺の下は崖である。
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前の写真はこの地図の中で緑の旗が立つポイントである。Google Mapではこの地点に「前田高地(ハクソー・リッジ※)」と記されている。
※Hacksaw Ridge -
展望台付近からの眺望。天気にも恵まれ、海までよく見える。
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北東の方角の景色。
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近くに立つ解説板。最近設置されたもののようである。
『Hacksaw Ridge ハクソー・リッジ』は2017年6月24日公開の米国映画。
「第2次世界大戦の沖縄戦で75人の命を救った米軍衛生兵デズモンド・ドスの実話に基づくを戦争ドラマ。人を殺してはならないという宗教的信念を持つデズモンドは、軍隊でもその意志を貫こうとして上官や同僚たちから疎まれ、ついには軍法会議にかけられることに。妻や父に助けられ、武器を持たずに戦場へ行くことを許可された彼は、激戦地・沖縄の断崖絶壁(ハクソー・リッジ)での戦闘に衛生兵として参加。敵兵たちの捨て身の攻撃に味方は一時撤退を余儀なくされるが、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たったひとりで戦場に留まり、敵味方の分け隔てなく治療を施していく。」(映画.comより)
webをいろいろ当たると、前田高地(ハクソー・リッジ)とは山頂部ではなく浦添城跡のある丘全体を指して呼ばれていたようだ。 -
ハクソー・リッジの解説板が立つ場所から東にある藪のような場所の先に階段がある。
下りていくと先の方に住民の沖縄式墓地がある。 -
階段の脇の崖下に「前田高地平和之碑」が建っている。
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この前田高地(ハクソー・リッジ)は沖縄戦で日米両軍が争奪を繰り広げた激戦地であった。
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碑の傍らには日本語と英語が併記された解説板が設置されている。
私が浦添城跡を訪れていたとき、比較的若い白人のカップルが城跡を見学していた。映画を見てこの地を訪れる外国人もいるのであろう。 -
この後再び頂上部へ戻り見学を続けた。
西側の奥に石垣が見える。 -
崖の真上から少し離れた場所に何本かの木が生えている。
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浦添城跡のある丘は沖縄戦の激闘で激烈に破壊された。近年の発掘調査で国王を祖とする浦添家の屋敷跡のものと推定される敷石が発見された。前の写真のあたりに屋敷が建っていたのかもしれない。
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その奥に何やら曰くありげな場所がある。
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解説板には「愛國知祖之塔跡」とある。かつてこの場所に愛知県の沖縄戦遺族会が建てた慰霊塔があった。
糸満市の平和祈念公園が整備されたため、そちらへ移転したとのことである。 -
城跡の中心部の丘から北西へ延びるなだらかな坂を下ると復元整備された城壁が目立つ場所に出る。
上の写真の奥は駐車場へ続いている。 -
浦添城跡の城壁は沖縄戦による破壊後に石材が持ち出され、ほとんど残っていない。
現在見ることができる城壁の大部分は発掘調査の結果を基に復元されたものである。
復元された城壁は、往時の浦添城の姿を想像する手助けとなる。 -
駐車場へ至る道の途中にある伊波普猷(いはふゆう、1876~1947)の墓。
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那覇市出身。歴史学、民俗学、言語学などによる沖縄の総合研究である沖縄学の父と言われている。
伊波の論文「浦添考」とその後の東恩納寛惇による研究により浦添城が首里以前の琉球国中山の王城であったと考えられるようになった。 -
伊波普猷の墓がある場所の反対側の城壁の下に穴が空いている。
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沖縄戦に際して前田高地の地下にはトンネルなどが掘られていた。その入口の一つのようだ。
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城壁から駐車場へ下りて行くと右手奥に「浦添ようどれ」へ至る道がある。13世紀に造られたとされる琉球国中山王※の墓である。
※琉球では14世紀以来、北山・中山・南山の三国が鼎立していたが、1429年中山王の尚巴志 (しようはし) がこの三国を統一し明に朝貢してその冊封を受けた。 以後中山王は琉球王の呼称となった。浦添ようどれ 名所・史跡
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しばらく階段を下りて行く。浦添ようどれは浦添城跡のある丘の北側の崖の途中に造られている。
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先程の階段を下りた先が入口になっている。
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入口のアーチ。このあたりは沖縄戦でかなり破壊された。このアーチの付近も修復されたもの。
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ようどれの内部から見た入口のアーチ。
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ようどれの中には二つの墓穴が並んでいる。
上の写真は手前側の西室。英祖王陵と伝えられている。 -
奥側の東室には尚寧王とその一族が葬られている。
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解説板。墓室内部の平面図が添えられている。
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城跡の崖下から眺めた浦添ようどれ。これだけのものを修復したことに驚かされる。
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崖下から一段下がった場所。ここには沖縄戦の前には御墓番の屋敷が建てられていた。
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トイレを使うため一旦城跡の外へ出て浦添グスクようどれ館に立ち寄る。
浦添グスグようどれ館 美術館・博物館
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この施設の前にある駐車場から遺跡が発掘されている。浦添グスクが栄えていた13~14世紀に営まれた集落の跡である。
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最後に浦添大公園南エントランス展示室(管理事務所)に立ち寄る。公園に到着した際に駐車場の奥に見えていた建物である。
年配の男性職員さんが一人いらした。私の質問に対して丁寧に説明をしてくれた。
ここまで入場料をまったく払わず、とても充実した見学をすることが出来た。 -
公園を出た時は14時を過ぎていた。予定を変えてそばを食べることにした。(今朝あやぐ食堂で食べたてびちの煮付け定食がかなりの量だったので、夕食までは何も食べないつもりだった。)
浦添前田駅に近い「玉家前田店」というそば専門店に初めて入る。15時00分までの営業である。先客が数人いた。玉家 前田店 グルメ・レストラン
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てびちそばの小を食べることにした。そばとてびちが別々に提供される。
そばの量は小でも食べごたえがあった。スープはあっさりしているものの、かなり美味しい。
てびちの煮汁の味付けは塩分がやや多めだ。もう少し薄い方が私の舌に合う。 -
店を出る前に店員さんに断って壁のサイン色紙を撮影撮させてもらう。国仲涼子さんのサインが目当てである。
【了】
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