2020/05/31 - 2020/05/31
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毛利慎太朗さん
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令和2年5月31日(日)に父の運転で平泉を訪れました。
関山中尊寺と白山神社を参拝し、帰りに一ノ関駅前にある「和風レストラン松竹」での昼食の模様をお伝えします。
中尊寺は嘉祥3年(850)慈覚大師により創建された天台宗の寺院。
後三年の役を平定した藤原清衡公により、長治2年(1105)より本格的な伽藍が造営され、天治元年(1124)には金色堂が上棟されました。
白山神社は嘉祥3年に慈覚大師が寺の鎮守として、加賀の白山神社を当地に勧請したのが始まりで、ご神体は大師自らが彫られた十一面観音でした。
(ただし、嘉永2年・1849に焼失してしまったのが惜しまれる)
現在の御祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。
「和風レストラン松竹」は大正9年(1920)創業の駅前食堂で、ソースかつ丼とうなぎが名物です。
店内には、永六輔、井上ひさし、谷川俊太郎などのサインが飾られ、多くの文化人に愛されている店です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
10時過ぎに月見坂入口にやってまいりました。
第一駐車場は150台ほど駐車できるのですが、15台ほどしか停まっていませんでした。
(第二駐車場は当時休止中)
ちなみに駐車料金は一日400円でした。俳聖・芭蕉翁 by 毛利慎太朗さん中尊寺 寺・神社・教会
-
上ると早速道端に蝶々がとまっていました。
まだら模様が特徴的ですが、なんの蝶なのかな?
(ご存知の方がいらしたらコメください) -
県境往来自粛期間であったため、この静けさ。
かえって”観光地”という俗っぽさが抜けて、杉並木の荘厳さが際立つ。 -
東物見付近より東北本線を眺むる。
衣川橋梁(平成20年・08竣工)北側は絶妙なカーブを描く。 -
その付近の西行歌碑(昭和35年・1960頃建立)
「きゝもせず 束稲山のさくら花 よし野のほかにかゝるべしとは」
西行法師(元永元年・1118~文治6年・1190)は平安末期の歌人・僧侶。
もとは鳥羽上皇に仕える武士であったが、その后(きさき)である待賢門院に”かなわぬ恋心”を抱き、その思いを断つために保延6年(1140)出家。
以後は旅に生き、松尾芭蕉翁など多くの俳人が法師の生き方に憧れたのはいうまでもない。
平泉へは天養元年(1144)と文治2年(1186)に来訪。
なお、奥州藤原氏は親戚(先祖が藤原秀郷公)にあたり、2度目の来訪は東大寺再建にあたって藤原秀衡公に砂金の提供を求めている。 -
写真は束稲山なり。
法師が来訪した当時は、山を覆いつくすほどの桜が生い茂っていた。
その後失われたが、近年になり復活。
エドヒガン・オオヤマザクラなど100種類・3000本が植樹されたそうだ。
https://www.town.hiraizumi.iwate.jp/index.cfm/24,1001,127,274,html -
また東物見からはパラグライダーに興じる人の姿も伺えた。
天気がいいので、さぞかし気持ちがよかろう。 -
ふと木陰に目を向けると、薄紅色のツツジが。
木陰なので、遅れて咲いたのか。
日向のものは、すでに散っていたが。 -
そこからほどなくして本堂に向かった。
明治42年(1909)の再建で、平成25年(2013)に造られた丈六(約2.4メートル)の釈迦如来を本尊とする。
壇の両脇には、総本山の延暦寺より「不滅の法灯」が護持されている。
この点は立石寺(山形)と同じ。俳聖・芭蕉翁 by 毛利慎太朗さん中尊寺 寺・神社・教会
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本堂前の松は見事な枝ぶり!
龍臥せるが如く。 -
本堂裏手に回ってみると「光勝院」の額が掲げられた建物が。
最近できた座禅道場と思われるが、当時渡り廊下のビニールはまだはがされていなかった。 -
その後不動堂で疫病退散を願い、旧鐘楼の前を通過。
この中には康永2年(1343)に鋳造された梵鐘(県有形文化財)が納められている。
銘文は建武4年(1337)の火災を伝えている。
長年の鐘撞きで表面が窪み、現在その機会はほとんどない。 -
取材当時、金色堂と讃衡蔵はコロナにより拝観中止であったが、覆堂前方の扉が開いており、中の様子をうかがうことができた。
普段だとこの通路は柵により封鎖されている。俳聖・芭蕉翁 by 毛利慎太朗さん中尊寺 寺・神社・教会
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なお先ほどのアングルは、中尊寺簡易郵便局と平泉郵便局の風景印にも採用されている。
-
讃衡蔵付近のトイレに寄る途中、瓶(全部150円)の自販機を発見。
種類はコカ・コーラ、ジンジャーエール、ウーロン茶。
今となっては貴重な光景である。 -
続いて旧覆堂を見学。
室町時代中期の建立とされ、五間(約9メートル)四方のお堂。
昭和37年(1962)の解体修理まで金色堂を守ってきました。 -
続いて芭蕉像を見学。
心なしか翁の表情は物悲しげで、無常や時の流れに浸っているように思われる。俳聖・芭蕉翁 by 毛利慎太朗さん中尊寺 寺・神社・教会
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傍らには「奥の細道」の一文が
「三代の栄耀(=豪華な暮らし)一睡のうちにして~」ではじまる平泉の章は中学の時に習ったと回顧ならびに懐古するものである。
また、この章では杜甫の春望を引用している。
「国破れて山河あり」
嗚呼、五言律詩や七言絶句などという言葉も習ったな~ -
続いて「白山神社」を参拝。
右手の能舞台(神楽殿)は嘉永6年(1853)仙台藩主・伊達慶邦公により建立。
毎年8月14日の夜に「薪能」が開催されます。クチコミには『神楽殿 』とあるが、能舞台といった方が親しみがわく by 毛利慎太朗さん白山神社神楽殿 名所・史跡
-
背景は松竹そろいて寿ぎを感ずる。
ファインダー越しであると、幹の橙色が濃く見えるのは何故か? -
続いて屋根の茅に目を向ける。
新旧がくっきり分かれ、修繕怠りなしといった具合。 -
明治9年(1876)秋、明治大帝陛下は当社に御臨幸あらせられ、能をご覧になられました。
戊辰戦争で大半が『賊軍』とされた東北地方へ心を寄せられた明治大帝陛下の御遺徳にふれることができた。 -
白山神社境内には「干支の守り神」があり、こちらにも参拝しました。
ちなみに私と父は戌年です。 -
「人も旅人 われも旅人 春惜しむ」
昭和11年(1936)の作品で、昭和35年(1960)に句碑が建立。
山口青邨氏(明治25年・1892~昭和63年・1988)は盛岡市出身の俳人・鉱山学者。
東京大学教授にまで昇った方で、俳誌「夏草」(昭和5年・1930~平成13年・2001年)を主宰。 -
白山神社からの帰路「根の道」を横に見る。
牛若丸(源義経)もこれに似たようなところで修業したのではないかと思いをはせる。 -
筍も流石に時期を過ぎ、このような状態に。
「鯉の滝登り」のごとく、すくすくおがれ(成長しろ)よ。 -
11時50分頃に月見坂入口まで戻ってきました。
中尊寺の所要時間は最低でも1時間半は見積もっておいたほうがいいです。
帰りにThe BREWERS HIRAIZUMI(ザ ブリュワーズ ヒライズミ)でビールでも飲みましょうか。
ビールの写真は失念しましたが、確かスタウト(税込660円)を飲んだと思います。
ホップの苦みが腹に沁みますな~、くぅ~。 -
そこから父の運転で20分弱、一ノ関駅前「和風レストラン松竹」までやってまいりました。
父がトイレに行ったすきにアクリル板を撮ってみたり、これもコロナ禍ならではの光景。 -
メニュー表の一部も写真に収めていました。
ソースかつ丼はロース(税込900円)とヒレ(1350円)、ご飯だけでなく、カツも追加可能。 -
鰻丼3000円、一切れ鰻丼1600円、鰻組重3200円。
都会の物価に比べ安いほうか。 -
鰻丼は令和3年3月27日に食べたが、関東風。
ふっくらしてるんだけれども、もう少し焦げ目がほしいところかな。 -
丼ぶりを待っている間、著名人のサインでも眺めてみる。
永六輔氏とTBS・外山恵理アナのサインを発見。
「土曜ワイドラジオ東京」は1991年~2015年に放送されていたラジオ番組。 -
続いて井上ひさし氏のサインを発見。
氏の作品はNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」と中学の教科書で「握手」くらいしか触れたことがないか。
氏と一関の関係はというと、1949年の4月~9月に「世嬉の一酒造」の酒蔵に住んでいたことがあったそうだ。 -
9分ほどして着丼、今回はロースにした。
会津のものに比べボリューム感に欠けるのは否めないが、上品な盛り付けは好感が持てる。
ロースは脂身のうまさ、ヒレは肉本来の旨味といったところ。
最後につたない旅行記でしたが、ご覧くださいまして誠にありがとうございました。和風レストラン 松竹 グルメ・レストラン
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この旅行記へのコメント (5)
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- M-koku1さん 2021/05/13 01:42:58
- 芭蕉翁だ!
- 毛利様
いつもたくさん読んでくださってありがとうございます。
観光関係のお仕事なんですか?
それなら今は大変なことでしょう。
お察しいたします。
中尊寺について言えば、一度宿坊に泊まったことがあります。
親戚一同とイギリスからの友人二人を含めた大人数で泊めて頂きました。
本堂の仏像前にまでお布団を敷いてあって、貴重な経験でした。
芭蕉が奥の細道を始めるにあたって、千住の宿で上陸したため、隅田川の両岸に芭蕉翁の像がアチラコチラにあります。
そちらは終点の方ですね。
何だか親しみを感じます。
ではまた
Mより
- 毛利慎太朗さん からの返信 2021/05/13 16:06:26
- Re: 芭蕉翁だ!
- M-koku1さま、いつも拙旅行記への訪問誠にありがとうございます。
まず、誤解がないように書いておきますが、私は観光業ではなく、製造業に従事しておりまして、余計なご心配をおかけして誠に申し訳ない気持ちでございます。
それにしても、コロナ禍で観光業は大変打撃を受けているのは、重々承知しており、コロナが一段落したら、遠出して観光業の方々を応援したいなと常々考えております。
また、『インバウンド』の奢りが今回のコロナで顕著になったので、観光業の方々もいっそう気を引き締めて励んでもらいたいと思います。
外国の方だけでなく、我々も大切にしてほしいと思ってます。
続いて、中尊寺での貴重な体験を書き込んでくださいましてありがとうございます。
毛越寺にユースホステルがあったのは存じておりましたが、中尊寺の宿坊は初耳です。
私、恥ずかしながら宿坊に泊ったことがなく、一概にどうとは申せませんが、精進料理や朝のお勤めで、俗念が抜けそうでなんかそういう体験もたまには、いいんではないかと思うときもあります。
丈六仏(3メートル近くある)の前に布団を敷いたとなると、うっかり寝相を悪くできませんね、さぞかし気が引き締まる思いだったでしょうね。
最後に千住について。
芭蕉翁旅立ちの地として名が識られておりますが、南千住、北千住でどうやら論争がおこってますね。
まるで、『山寺の蝉はニイニイゼミかアブラゼミか』論争を彷彿とさせますね。
'謎'だから余計に面白いような気もします。
- M-koku1さん からの返信 2021/05/16 17:44:26
- Re: 芭蕉翁だ!
- 千住の論争は意味がないと思っています。昔は川の右側も左側も、同じ千住宿だったのですから、どちらの言い分もあっているわけで、ばかばかしいのですが、それぞれの区で張り合って、いろいろな掲示板を建てたり、芭蕉翁の像を建てたりしてくれているので、こちらは楽しんでいます。
補足でした。
Mより
-
- Akrさん 2021/05/12 10:29:05
- 中尊寺は月見坂を上がるに限ります。
- 毛利慎太朗さま
おはようございます。Akrでございます。
地元シリーズ続きますね。
中尊寺は仕事で嫌と言う位行きましたね。私たち観光バスの場合は月見坂のわきの坂道をえっちらおっちら上って坂を登り切ったあたりの路上でお客様を降ろしてそこから歩いてもらいます。お客さんは讃衡蔵のわきまでワープする罰当たりルートがデフォです。
でも、やっぱり中尊寺と言えば月見坂でしょう。月見坂と金色堂がセットです。
久しぶりに行って見たくなりました。自粛期間中で身体が鈍るので休みの日は虐めています。今度は立石寺に登ろうか考えてました。中尊寺もいいかも。
ぜひ、毛利さまと一緒に芭蕉と曾良のように歩いてみたいものです(笑)
ソースカツ丼食いたくなりました。あれソースはかかっているのですか?別ですか?
今度行って見たいです。鰻はそんなに好きではないです。あ~、蕎麦もいいですね~
-Akr-
- 毛利慎太朗さん からの返信 2021/05/12 12:37:22
- Re: 中尊寺は月見坂を上がるに限ります。
- Akrさま、まいどご覧くださいまして誠にありがとうございます。
月見坂は距離にして800メートルほどですが、足腰にきますね。
私らの職場はお正月になると、初詣ということで、不動堂の脇までバスで上がって、帰りは月見坂をくだる
『やや罰当たりルート』をチョイスするところですかね。
車椅子の同僚もいるので、その方は讃衡蔵の脇まで車でいきますがね。
昨年はコロナで行けませんでしたが、その分をこのとき取り戻して楽しんだ形ですがね。
やっぱ月見坂を登ってからこそ、金色堂や讃衡蔵の丈六仏の美しさが際だちますかね。
続いてソースカツ丼ですが、あらかじめソースがかかっておりますね。
このソースもウスターみたいにさらっとして、うまいっすね!
餅よりもこっちがソールフードっていっても過言ではないですね。
雰囲気も駅前食堂って感じでなかなかです。
いつかAkrさまと、芭蕉翁と曽良のように中尊寺か立石寺を散策したいですね。
立石寺付近には焔蔵や滝不動そばなどそばの名店が、中尊寺には写真のビアホールがありますんで、それも予て散策できるといいですね。
早くコロナが明けるように祈っております。
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