2020/02/26 - 2020/02/27
33位(同エリア70件中)
かすぱるさん
大学生トラベラー・かすぱるです!
五大陸周遊旅行の後半にイスラエルのガリラヤ湖畔で新約聖書ゆかりの地を巡ったので、その様子をご紹介します!
イスラエルでは①テルアビブ→②エルサレム→③パレスチナ→④ナザレ→⑤ガリラヤ湖の順に巡ったのですが、中でも一番良い思い出がこのガリラヤ湖畔でした笑
(①~③については現在執筆中です...m(__)m)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス ヒッチハイク 徒歩
-
ナザレのアパートホテルにバックパックを預け、バスに乗ってティベリアスへ!
到着したバス停は中心部から少し離れたところにありました。
近くに三菱自動車のディーラーがあり、「こんなところにまで進出してるのか~!」と驚いたものです笑 -
5分ほど歩いて中心部へ。
湖畔のリゾートということもあり、全体的におしゃれな雰囲気です笑 -
おしゃれなレストランやショップが並ぶエリアを通って、まずは湖岸まで歩いていきました。
-
この日はよく晴れたので、ガリラヤ湖の穏やかな景色をゆっくり眺められました笑
ガリラヤ湖 滝・河川・湖
-
ガリラヤ湖周辺の地図を貰いに、観光案内所まで歩いて向かうことに。
古代遺跡のような造りの公園に面していました。
案内所のスタッフの方に地図とバスの時刻表を頂き、ティベリアスから北にある教会群へ向かいます。 -
地図を見ながらバス停で待機。
この写真を撮った後、レンタカーに乗った同世代くらいのフランス系女の子グループに、「その地図見せてくれない?」と話しかけられました。
なにせ道路標識がヘブライ文字ばかりで分かりづらかったそうで、英語表記の地図を見せたらとても感謝してくれました笑 -
それではティベリアスからバスに乗って、新約聖書ゆかりの教会巡りへ!
まずは「山上の垂訓教会」へ向かいます。
写真右奥の茶色い小屋みたいなのが最寄りのバス停でした。 -
バス停から教会までは緩やかな丘を30分ほどかけて登ります。
天気は快晴でガリラヤ湖もよく見え、ハイキングのような感覚で気分よく歩いていると、後方から来た一台の車がそばに停まりました。
乗っていたのはドイツ人のご夫婦だったのですが、同じ方面なら乗っていくかい?と話しかけてくれました。
「さっき親切をしたから親切が返ってきたのかな~」なんて思いつつ、せっかくなので乗せていただくことに。
私は多少ドイツ語話せたので、ご夫婦の出身地の話や、いま向かっている教会の話で盛り上がりました笑 -
ご夫婦はこの先の別の目的地に向かっていたそうですが、ご厚意で山上の垂訓教会の前まで連れて行ってくれました。
この教会、英語で"Church of the Beautitudes" というのですが、後にも先にも "Beatitude" という単語はここでしか見たことがありません笑
私が無知なだけかと思っていましたが、先程のドイツ人のお父さんも「Beautitude ? 美しそうな(beautiful)教会だねえ~」なんて笑っていたので、やはり特殊な単語のようです笑山上の錘訓教会 寺院・教会
-
さて、この「山上の垂訓教会」とはその名の通りイエス・キリストの「山上の垂訓」に由来します。
「山上の垂訓」とは、イエスが山の上で群衆に語り掛かけた一連の教えのことで、代表的なものとして
・「右の頬を打たれれば、左も向けなさい」
・「人からしてもらいたいと望むことを、人々にしなさい」
・「汝の敵を愛せよ」
などキリスト教の中でも有名な教義が含まれています。 -
イエスの教え自体は2000年近く前の出来事ですが、この教会ができたのは1938年だそうです。
中は白を基調としていて、ドームの中央に祭壇があります。
華美なごてごて感がなく、シンプルでおしゃれな印象でした笑 -
続いてやってきたのは「パンと魚の奇跡の教会」!
なんだか面白い名前の教会ですが、こちらもイエスの布教活動に由来します。聖書にしてはほっこりするエピソードなので、ゆるっとあらすじを書いておきます笑
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ある日、イエスはたくさんの聴衆に教えを説きました。
教えが終わったあと聴衆は腹ペコになりましたが、そこには5つのパンと2匹の魚しかありませんでした。
するとイエスは神に祈ってからそれらをちぎり、聴衆に配るよう弟子たちに渡しました。
弟子たちは男だけで5000人、女子供もたくさんいる聴衆に配って回りましたが、なんとパンと魚はなくなることなく皆お腹いっぱいになりました。
------------------------------------パンの奇跡の教会 寺院・教会
-
内部の様子。
アーチと小窓が特徴のロマネスク様式です。
この建物自体は1984年に完成したものだそうですが、5世紀のビザンティン時代の間取りを再現しているそうです。 -
教会の床にはこのようにモザイク画が描かれていました。
この教会の一番の見所はパンと魚の画なのですが、じーっと探しても全然見当たらず... -
近くにいた高位そうなシスターにおそるおそる聞いてみると、(立入禁止のロープの向こう側にある)祭壇の方を指して教えてくれました。
よくよく見てみると、中央にパンのかご、その左右に魚が対になって描かれているモザイク画が!「あれのことか~!」と感激しました。
いやはや、聞くは一時の恥~というものです笑 -
お目当ての教会を巡ったところで、再びティベリアスへ戻ることに。
行きに来たバス停に戻る途中、路上販売のいちごを見つけました。
照りつける太陽のおかげで喉はカラカラ、水も残りあと少しというところでなんてラッキー!と思い、1パック買いました笑 -
バスを待ちつつ、ガリラヤ湖を眺めながらイチゴを食すことに。
カラカラの喉を潤す甘酸っぱい果汁。
普段食べるときよりも美味しく感じました笑 -
悠長にイチゴを食べたのはいいのですが、いつまで経ってもバスが来ません。
このままだとティベリアスで乗り継ぐ予定のナザレ行きのバスに間に合わない!と焦ったその時、私は何を思ったか近くに路駐していた車の窓をコンコンとノックして、ドライバーさんにヒッチハイクさせてくれないか頼んでみました。
ドライバーさんは突然のお願いにもかかわらず快諾してくれ、ナザレの近くまで乗せていってもらえることに!
偶然にも来日経験のある親日家の方で、彼の日本での思い出や昔読んだ村上春樹の『1Q84』、私の旅行の話などいろいろな話題で盛り上がりました笑
めちゃくちゃ逆光な写真ですが、後から見返すと彼のトヨタ車に後光が差しているように見えます笑
とてもありがたく、良い出会いだったなと思います。 -
彼の自宅までの道の途中にナザレ方面とのジャンクションがあり、そこまで20~30分ほど同乗させてもらいました。
そして高速道路上のバス停に着いたところで、「ありがとう」と何度も伝えてお別れしました。 -
バスでナザレに到着し、アパートホテルで荷物を回収すると、すっかり日も暮れていました。
ここからはバスで地中海沿岸の都市・ハイファへ出て、鉄道でテルアビブ郊外のベングリオン国際空港へ向かいます。 -
ハイファ駅に到着。
ハイファはイスラエルの中では近代的でオープンな都市で、バスからは高層ビルなどが多く見えました。 -
1時間半ほど電車に乗ってベングリオン空港駅へ。
今回の五大陸周遊でイスラエルはとりわけ心労の続いた国でしたが、ガリラヤ湖ではいろいろな人たちの優しさに触れることができて良い思い出になりました笑
この後はルーマニアの首都ブカレストへ飛び、東欧8ヶ国を巡ります!
その様子はこちらの旅行記でご紹介します。
https://4travel.jp/travelogue/11675993
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2019年12月~2020年3月のあいだ100日間かけて世界中を巡った五大陸周遊旅行は、以下の順に総集編をまとめています!
『東南アジア・北欧』
https://4travel.jp/travelogue/11693108
『Disneyland Paris とパリ周辺』
https://4travel.jp/travelogue/11693267
『モロッコ・南欧』
https://4travel.jp/travelogue/11694311
『バルカン半島』
https://4travel.jp/travelogue/11694768
『南北アメリカとWalt Disney World』
https://4travel.jp/travelogue/11695379
『中東・東欧』
https://4travel.jp/travelogue/11698050
また各国・地域の個別の旅行記もそれぞれの総集編にリンクを載せているので、併せてご覧ください♪
--------------------------------------------ベン・グリオン国際空港 (TLV) 空港
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