2020/01/15 - 2020/01/28
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かすぱるさん
大学生トラベラー・かすぱるです!
2019年12月~2020年3月にかけて五大陸周遊旅行を経験したので、その様子をダイジェストにご紹介します!
今回ご紹介するのはバルカン半島編!
・ベオグラード(セルビア)
・サラエボ、モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
・ドゥブロヴニク(クロアチア)
・コトル、ポドゴリツァ(モンテネグロ)
・ティラーナ(アルバニア)
・プリシュティナ(コソボ)
・スコピエ(北マケドニア)
・アテネ(ギリシャ)
・ソフィア(ブルガリア)
・イスタンブール(トルコ)
の順に、旅の軌跡を辿っていきます!
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なお総集編は
『東南アジア・北欧』(公開済み)
https://4travel.jp/travelogue/11693108
『Disneyland Paris とパリ周辺』(公開済み)
https://4travel.jp/travelogue/11693267
『モロッコ・南欧』(公開済み)
https://4travel.jp/travelogue/11694311
『バルカン半島』←今ここ
『南北アメリカとWalt Disney World』(公開済み)
https://4travel.jp/travelogue/11695379
『中東・東欧』
の6つに分けてご紹介する予定です!
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2020/1/15
まずはセルビアの首都ベオグラードへ!
この時のベオグラードはものすごい濃霧でした。 -
ベオグラードで一番の見所といえば、サヴァ大聖堂!
地上部は改修中でしたが、地下の礼拝堂は鮮やかな壁画やイコンが飾られていて美しかったです。聖サヴァ大聖堂 城・宮殿
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大聖堂の近くでは、まるで原宿みたいな綿あめが売っていました笑
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ベオグラードからバスに乗り、やってきたのはボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ!
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この街の名を聞くと、サラエボ事件を連想する方が多いのではないでしょうか。
WWIの引金となったオーストリア皇太子暗殺事件は、この橋で起こりました。ラテン橋 建造物
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こちらはメインストリート。
ヨーロッパ風の建造物が立ち並び、たくさんの人で賑わっています。 -
サラエボはごく狭いエリアに異なる文化が共存している都市で、こちらのムスリム系居住区は打って変わってアジアっぽい雰囲気です。
これまでヨーロッパの都市はいろいろ巡ってきましたが、このような都市はなかなか珍しく、唯一無二の存在だと感じました笑 -
サラエボで特段目を引くのが、このタワー!
上空が霧がかっていたからか、太陽光を放射状に反射してオーラを存分に放っていました笑 -
列車に乗って第二の都市モスタルへ!
車両はスペイン製のタルゴで、なかなか快適でした笑 -
朝のモスタル。
牧歌的で素敵な風景でした笑
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サラエボやモスタルは落ち着いた雰囲気で魅力的な旅先でした笑
しかし要所要所で90年代のボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の祈念碑が多く見受けられ、今の平和が多大なる犠牲によって成し遂げられたものだと痛感しました。スターリモスト橋 建造物
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モスタルからバスで隣国クロアチアのドゥブロヴニクへ!
今やオーバーツーリズムの典型例となった町ですが、オフシーズンゆえ閑散としていました。
とはいえ近隣諸国の観光地と比べて入館料などが異様に高く、結局ぶらぶら歩いただけでした...汗ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み
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とはいえアドリア海沿いにそびえ立つ堅牢な城壁は見応えがあり、歩いているだけでも十分楽しめました笑
ドブロブニク城壁 史跡・遺跡
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中心部からやや離れた港は、なかなか雰囲気があってロマンを感じました笑
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続いて訪れたのは、モンテネグロのリゾート地・コトル!
湾岸のすぐそばに雄大な岩山がそびえ立っていて、複雑な凹凸の岩肌が見事でした。 -
コトルの見所といえば、山腹の城壁を登って見晴らすこの眺め!
アドリア海のリアス海岸と山々が織りなす景観が美しく、「南欧のフィヨルド」と呼ばれる所以がよく分かります。
雲一つない快晴で、いつまでも眺めていられました笑聖イヴァン要塞 史跡・遺跡
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コトルは猫の町としてアピールしていて、実際に城壁では猫さんたちが日向ぼっこしていました笑
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隣国アルバニアに行くため、一旦モンテネグロの首都ポドゴリツァへ。
モンテネグロはアドリア海沿いの方がリゾート地の方が首都よりも栄えていて、観光要素は弱めでした。
駅前はかなり寂れた感じでしたがこの広場だけはキラキラしていて、ギャップが凄かったです笑 -
ミニバンタイプのバスに乗って、アルバニアの首都ティラーナへ。
朝5時着のはずがなんと深夜2時過ぎに、それも中心部から離れた路肩のバス停に到着してしまいました。
途方に暮れているとタクシーの運転手から話しかけられ、この時間でも開いてるカフェがあるというので連れていってもらうことに。
中心部にあるお洒落めなカフェで無事夜を明かすことができました笑 -
かつて独自の社会主義路線を突き進んでいたアルバニア、博物館の壁画がいかにもなタッチです笑
この国の特徴的な近現代史にはとても興味があったのですが、町中を歩いていてもあまり惹かれる観光スポットがなかったので10時まで博物館の開館を待つことに。
しかし10時を過ぎても開く様子がなく、とうとうしびれを切らして次の目的地に向かいました。国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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そして向かったのは北東の隣「国」コソボの首都プリシュティナ。
コソボは北隣の隣国セルビアとの激しい紛争を経て分離独立した国で、セルビアは今なおコソボを独立国と見なしていません。
そんなコソボを最初に国家承認したのがアメリカのクリントン政権で、彼の銅像と肖像画までありました!
そんな訳でコソボはバルカン半島では珍しい親米国家です。 -
近くには「ヒラリー」という洋服屋までありました。
なおこの半年後、かつてヒラリーと大統領選で争ったトランプ大統領はコソボとセルビアを仲介し、なんと両国の経済正常化に関する合意を取り付けました。
私自身このニュースにとても驚き、大統領(というよりその側近たち)の手腕に驚嘆したものです。 -
とはいえコソボは欧州最貧国とも言われているほどの国で、首都プリシュティナもかなり寂れた感じでした。
なぜか室外機がガラス張りの外側に配置されている建物が多く、かなり見栄えを損ねていました... -
翌朝バスターミナルへ向かう途中、この「NEWBORN」を撮ろうと近づくと、3匹の野犬が通りゆく車に吠えかかっているのを見かけました。
首都なのに野犬がいるのか...と目を見張り、そそくさと去ろうとしましたが、なんと野犬たちがこちらへ向かって走ってくるではありませんか!
こんな発展途上な場所で襲われて咬まれたりでもしたら、助かる命も助かりません。重いバックパックを抱えながら必死で走っていると、たまたま道端にタクシーが停まっていたので扉をドンドンと叩いてなんとか乗り込みました。
運転手は(野犬たちが)きっと一緒に遊びたかっただけだよ~なんて笑っていましたが、絶対違うだろと思いました(苦笑)
物価の安いコソボゆえ、バスターミナルまでのタクシー代がたった1.5ユーロで済んだのは不幸中の幸いでした。ニューボーン モニュメント モニュメント・記念碑
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コソボから隣国・北マケドニアの首都スコピエへ!
なぜか旧型のロンドンバスが走っていました笑 -
スコピエは近年観光に力を入れているそうで、川沿いには風格ある博物館などが立ち並んでいました。
国立考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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北マケドニアで英雄といえば、アレクサンドロス大王!
…しかし古代マケドニアはギリシャ人の国家で、スラブ系が多数派の北マケドニアとは民族構成が異なります。
これが理由で長年ギリシャと揉めていたのですが、2018年になって国名に「北」をつけることで妥協しました。 -
大王の銅像からほど近い広場。
同じ建物にファーウェイとコカ・コーラが広告を掲げており、米中双方にとって空白地帯ともいえるバルカン半島での勢力争いが垣間見えたように感じました。 -
スコピエからバスで国境を越え、ギリシャ第二の都市テッサロニキへ。
そこから夜行列車でアテネへ向かいます。
夜行列車とはいえ寝台ではなく、クロスシートの一般的な車両による運行でした。テッサロニキ駅 駅
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アテネには朝5時に到着。
開園と同時にアクロポリスへ登りました。
朝日に照らされたパルテノン神殿はとても神々しかったです。
他の観光客も数組しかおらず、悠久の歴史に存分に浸ることができました笑パルテノン神殿 史跡・遺跡
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続いてやってきたのは古代アゴラ。
歴史的価値の高い遺跡の中を地下鉄が突っ切っており、びっくりしました笑古代アゴラ 史跡・遺跡
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こちらは古代アゴラの資料館に展示してあった陶片(オストラコン)。
古代ギリシャ、ペルシャ戦争後のアテネで行なわれていた「*陶片追放」に使用されていたもので、ギリシャ文字で人物名が刻まれていました。
世界史の教科書や資料集にも載っていたので、実物を見られて感動しました笑
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*潜在的に独裁者となりそうな人物の名前を陶片に刻んで投票し、一番票の多かった者をアテネから追放する制度。独裁を未然に防ぐ目的が、結局は政敵の潰し合いに乱用された。 -
そしてアテネといえば、近代オリンピック!
まさかこの時は東京五輪が惨憺たる事態になるとは思ってもみませんでした。オリンピック競技場 スタジアム・スポーツ観戦
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アテネから空路でブルガリアの首都ソフィアへ!
現在はEU加盟国ですが、いかにも旧東側といったトラムが街中を走っていました笑 -
ソフィアで一番の見所といえば、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂!
いくつものドームが連なった、特徴的な見た目です。
中は薄暗かったですが、窓から射した光がイコン画やシャンデリアを神々しく照らしていて、とても見応えがありました!アレクサンダル ネフスキー寺院 寺院・教会
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こちらは聖ニコライ聖堂。
外観はこじんまりとした可愛らしい見た目ですが、内部には荘厳なイコノスタシスやイコン画がありました。 -
ソフィアの街を歩いていたらたまたま見かけた、スターリン様式の国会議事堂。
社会主義時代はブルガリア共産党の本部だったと知りヒエッとなりましたが、外から眺める分にはかなり好みです笑 -
ソフィアから寝台列車でトルコのイスタンブールへ!
この区間はオリエント急行のルートの一部ですが、寝台列車としては破格の36.18ブルガリア・レフ(≒2,500円)で乗ることができました。
プライベート空間がしっかり確保された客室には洗面台まであり、ペットボトルの水とお菓子までついてコスパとしては最高でした笑 -
イスタンブールを代表するモスクの一つ、「ハギア・ソフィア」!
ビザンツ帝国時代に正教の大聖堂として建造され、オスマン帝国によって四隅のミナレットを増築したモスクに改修されました。
その後、トルコの近代化を成し遂げた国父ケマル・アタテュルクの政教分離政策によって博物館となりました。アヤソフィア 寺院・教会
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そうした歴史的経緯から、イエスの壁画などがしっかり保存されていました。
すぐ脇にはコーランの一節でしょうか、アラビア文字の装飾があります。
両者の調和こそが現代トルコの政教分離の表れだったのですが、この訪問時から半年後、急進派のエルドアン大統領によってモスクへと改修されてしまいました。 -
こちらはスルタンアフメト・モスク。
ハギア・ソフィアの対面に位置していますが、こちらは正規の宗教施設です。
とはいえ重要な観光資源として開放されており、私を含め非ムスリムの人たちでごった返していました。スルタン アフメト モスク 寺院・教会
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2つの歴史的建造物を巡った後は、雰囲気のあるカフェで一休み。
コーヒーと共に、名物ドンドルマを頂きました笑 -
続いてやってきたのはグランド・バザール。
私のような観光客にとって、イスラム世界といえばまさにこのイメージ!
ランプや金細工などの伝統工芸や色とりどりの民族衣装などが目を引きました笑グランド バザール 市場
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中でも私が惹かれたのは、ターキッシュ・ディライトという砂糖菓子。
もちっとした立方体のがイメージでしたが、実際に来てみるとそれより美味しそうな棒状のがたくさんの陳列されていました笑
店員さん曰く、こちらの方が美味しくてオススメだけど日持ちしないので外国では売られていないとのこと。いろいろお話ししながら試食させてもらい、自分と家族の分まで買って帰りました笑 -
イスタンブールは、ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアに跨る街。
この数年前に日本の大成建設が建造した海峡トンネルを通って、アジア側にも来てみました!12月中旬に訪れたバンコク以来、1ヶ月ぶりのアジアです笑
帰りは従来ルートでヨーロッパ側に戻りましたが、市街地からぐるっと北へ回って橋を渡らなければならず、乗り換えが何度も必要で少しくたびれました。トンネルは偉大なり。 -
最終日に訪れたのは、トプカプ宮殿!
ヨーロッパ風の宮殿に華麗なアラビア文字の装飾がマッチして、類を見ない美しさでした笑トプカプ宮殿 城・宮殿
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宮殿ではスルタンの執務室も公開されており、さながら「スルタンの家とミート・スルタン」でした笑
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大満足のバルカン半島周遊を終え、開港したばかりのイスタンブール新空港からパリへ!
市街地から距離があるのは少し不便ですが、とにかく巨大で煌びやかなターミナルで心踊りました笑
この後はディズニーランド・パリに2日間滞在し、南北アメリカへと旅立ちました!
https://4travel.jp/travelogue/11693267
【五大陸周遊 総集編②】Disneyland Paris とパリ周辺
パリから続く総集編『南北アメリカ』『中東・東欧』は現在執筆中です!アタテュルク国際空港 (IST) 空港
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