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大学生トラベラー・かすぱるです!<br />五大陸周遊旅行の後半にルーマニアの首都ブカレストに行ったので、その様子をご紹介します!<br /><br />EUの一員として多くの恩恵を受けているルーマニア。<br />この後モルドバ、ウクライナ、ベラルーシといった非加盟国を訪れるのですが、同じ旧社会主義国でも現在EUに加盟しているか否かで大きな経済格差があり、とても勉強になったものです。<br />

【五大陸周遊】近現代史を感じるブカレスト街歩き

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2020/02/27 - 2020/02/27

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かすぱる

かすぱるさん

大学生トラベラー・かすぱるです!
五大陸周遊旅行の後半にルーマニアの首都ブカレストに行ったので、その様子をご紹介します!

EUの一員として多くの恩恵を受けているルーマニア。
この後モルドバ、ウクライナ、ベラルーシといった非加盟国を訪れるのですが、同じ旧社会主義国でも現在EUに加盟しているか否かで大きな経済格差があり、とても勉強になったものです。

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  • イスラエルの商都テルアビブから飛行機でルーマニアに上陸!<br /><br />日本からすると遠いイメージのイスラエルですが、ヨーロッパ各地からLCCも含め頻繫に航空便が飛んでいます。<br />今回利用したのは欧州最大のLCCとして名高いライアンエアー。<br />追加手荷物、座席指定、優先搭乗を含め総額46.16ユーロと、中東からのフライトにしては破格の料金でした笑<br /><br />波乱万丈のイスラエル&パレスチナからEU域内に戻ってきたという安心感から、中心部のホテルに着くなりぐっすり眠ってしまいました。

    イスラエルの商都テルアビブから飛行機でルーマニアに上陸!

    日本からすると遠いイメージのイスラエルですが、ヨーロッパ各地からLCCも含め頻繫に航空便が飛んでいます。
    今回利用したのは欧州最大のLCCとして名高いライアンエアー。
    追加手荷物、座席指定、優先搭乗を含め総額46.16ユーロと、中東からのフライトにしては破格の料金でした笑

    波乱万丈のイスラエル&パレスチナからEU域内に戻ってきたという安心感から、中心部のホテルに着くなりぐっすり眠ってしまいました。

    アンリ コアンダ国際空港 (OTP) 空港

  • 翌日からブカレスト観光スタート!<br /><br />こちらは朝のブカレスト北駅付近。<br />年季の入った路面電車、無機質な団地群。<br />社会主義時代から変わらぬ風景が、そこにはありました笑

    翌日からブカレスト観光スタート!

    こちらは朝のブカレスト北駅付近。
    年季の入った路面電車、無機質な団地群。
    社会主義時代から変わらぬ風景が、そこにはありました笑

  • 地下鉄に乗って、まずはブカレストで一番の名所へ!<br /><br />ブカレストの地下鉄はカクカクしたステンレス製の車両で、なんだか武骨な感じでした笑

    地下鉄に乗って、まずはブカレストで一番の名所へ!

    ブカレストの地下鉄はカクカクしたステンレス製の車両で、なんだか武骨な感じでした笑

  • 北駅から目的地最寄りのIzvor駅までは直線距離だと近いのですが、地下鉄だと半円を描くように走るので少し遠回りでした。<br /><br />駅から地上へ出たところはこんな感じ。<br />三角錐の屋根の建物が可愛らしいです笑

    北駅から目的地最寄りのIzvor駅までは直線距離だと近いのですが、地下鉄だと半円を描くように走るので少し遠回りでした。

    駅から地上へ出たところはこんな感じ。
    三角錐の屋根の建物が可愛らしいです笑

  • そしてこちらがブカレストで最大の観光名所「議事堂宮殿」!<br />かつてのルーマニアの独裁者・チャウシェスクが造成した&quot;宮殿&quot;で、現在では一般的に「国民の館」と呼ばれています。<br /><br />米国のペンタゴンに次いで世界で二番目に大きな建築物だそうで、あまりにも大きすぎて画角に収まる場所を探すのに一苦労しました笑<br /><br />社会主義時代のルーマニアの歴史が詰まったこの巨大建造物で、まずは現代史を振り返りたいと思います!

    そしてこちらがブカレストで最大の観光名所「議事堂宮殿」!
    かつてのルーマニアの独裁者・チャウシェスクが造成した"宮殿"で、現在では一般的に「国民の館」と呼ばれています。

    米国のペンタゴンに次いで世界で二番目に大きな建築物だそうで、あまりにも大きすぎて画角に収まる場所を探すのに一苦労しました笑

    社会主義時代のルーマニアの歴史が詰まったこの巨大建造物で、まずは現代史を振り返りたいと思います!

  • 「国民の館」を見学するにはガイドツアーに申し込む必要があります。<br />(私はホテルの受付の方に頼んで電話予約してもらいました)<br /><br />とにかく見所が多い施設なので、ガイドさんの説明を聞きながら見学するのが一番です笑

    「国民の館」を見学するにはガイドツアーに申し込む必要があります。
    (私はホテルの受付の方に頼んで電話予約してもらいました)

    とにかく見所が多い施設なので、ガイドさんの説明を聞きながら見学するのが一番です笑

  • まず案内されたのは円形の劇場。<br />なかなか豪華な見た目です笑<br />座席数は600で、現在は上院議会に用いられているそうです。<br /><br />とはいえこの「国民の館」、なにせ3107もの部屋数がある巨大建造物なのです。<br />豪勢な空間をまだまだたくさんご紹介していきましょう笑

    まず案内されたのは円形の劇場。
    なかなか豪華な見た目です笑
    座席数は600で、現在は上院議会に用いられているそうです。

    とはいえこの「国民の館」、なにせ3107もの部屋数がある巨大建造物なのです。
    豪勢な空間をまだまだたくさんご紹介していきましょう笑

  • 白亜の大理石が見事な通路。

    白亜の大理石が見事な通路。

  • ガラスケースに展示されているのはルーマニア各地の民族衣装です。

    ガラスケースに展示されているのはルーマニア各地の民族衣装です。

  • 赤いカーペットが敷かれた大回廊。<br />

    赤いカーペットが敷かれた大回廊。

  • こちらは玄関ホール。<br />シャンデリアが見事なものでした。<br />この建物にはなんと480ものシャンデリアがあるそうです。

    こちらは玄関ホール。
    シャンデリアが見事なものでした。
    この建物にはなんと480ものシャンデリアがあるそうです。

  • 会議用のホール。<br />ここでようやく行政施設としての側面を伺えました。

    会議用のホール。
    ここでようやく行政施設としての側面を伺えました。

  • 最後に案内されたのは、国際会議などに用いる大きなホール。

    最後に案内されたのは、国際会議などに用いる大きなホール。

  • ホールの天井。<br />惚れ惚れするほど緻密な天窓です笑

    ホールの天井。
    惚れ惚れするほど緻密な天窓です笑

  • ホールの外には広場に面したテラスがあります。<br />建物から真っ直ぐ伸びる大通り、その両端に対になって並ぶ建物、高くそびえる旗...<br />いかにも独裁者が好みそうな景観でした。<br /><br />ここで紹介した部屋は建物のほんの一部ですが、<br />こうした豪華な造営が圧政を敷かれた国民の犠牲によってできたものと考えると、革命後にチャウシェスクが処刑されたのも天罰のようなものだと感じました。

    ホールの外には広場に面したテラスがあります。
    建物から真っ直ぐ伸びる大通り、その両端に対になって並ぶ建物、高くそびえる旗...
    いかにも独裁者が好みそうな景観でした。

    ここで紹介した部屋は建物のほんの一部ですが、
    こうした豪華な造営が圧政を敷かれた国民の犠牲によってできたものと考えると、革命後にチャウシェスクが処刑されたのも天罰のようなものだと感じました。

  • この日は夜行列車で隣国モルドバに移動するので、前もって切符を買うためブカレスト北駅へ。<br />ホームには社会主義時代から健在と思しきノスタルジックな客車列車が停まっていました。<br /><br />余談ですがルーマニア語で&quot;北駅&quot;は&quot;Gara de nord&quot;といい、西欧随一のターミナル・パリ北駅(Gare de Nord)とスペルがそっくりなのです!<br />むかし初めてパリに降り立ったのが北駅だったので、その時の高揚感を思い出しました笑

    この日は夜行列車で隣国モルドバに移動するので、前もって切符を買うためブカレスト北駅へ。
    ホームには社会主義時代から健在と思しきノスタルジックな客車列車が停まっていました。

    余談ですがルーマニア語で"北駅"は"Gara de nord"といい、西欧随一のターミナル・パリ北駅(Gare de Nord)とスペルがそっくりなのです!
    むかし初めてパリに降り立ったのが北駅だったので、その時の高揚感を思い出しました笑

    ブカレスト ノルド駅

  • 別のホームには青・黄・赤の国旗柄の機関車が停まっていました。<br />今回はブカレストだけですが、次はぜひこうした味のある列車で地方都市にも行ってみたいものです笑

    別のホームには青・黄・赤の国旗柄の機関車が停まっていました。
    今回はブカレストだけですが、次はぜひこうした味のある列車で地方都市にも行ってみたいものです笑

  • 駅のコンコースには駅ナカみたくお店が並んでいて、花屋さんもありました。<br />南隣のブルガリアはバラで有名ですが、ルーマニアもそうなのかな?なんて思いました笑<br />ルーマニアは蜂蜜で有名な国ですから、さぞかしお花畑が美しそうです笑<br />

    駅のコンコースには駅ナカみたくお店が並んでいて、花屋さんもありました。
    南隣のブルガリアはバラで有名ですが、ルーマニアもそうなのかな?なんて思いました笑
    ルーマニアは蜂蜜で有名な国ですから、さぞかしお花畑が美しそうです笑

  • 駅を出てぶらぶら旧市街の方へ。<br />まず見えたのは、レンガ造りが印象的なクルテア・ヴェケ教会。<br />1554年に建てられた、ブカレストで一番古い教会だそうです。

    駅を出てぶらぶら旧市街の方へ。
    まず見えたのは、レンガ造りが印象的なクルテア・ヴェケ教会。
    1554年に建てられた、ブカレストで一番古い教会だそうです。

  • こちらはいかにも正教といった見た目の教会。<br />ルーマニアはバルカン半島では珍しくラテン系の国なのですが、カトリックではなく正教が多数派を占める面白い国です笑

    こちらはいかにも正教といった見た目の教会。
    ルーマニアはバルカン半島では珍しくラテン系の国なのですが、カトリックではなく正教が多数派を占める面白い国です笑

  • 旧市街にはヨーロッパらしく風格ある歴史的建造物が並んでいました。<br />

    旧市街にはヨーロッパらしく風格ある歴史的建造物が並んでいました。

  • 旧市街にあったこの看板を見て、ルーマニアがドラキュラの国だということを思い出しました。<br />ドラキュラ伝説で知られるトランシルヴァニア地方は割と離れているので、ブカレストではドラキュラがモチーフのものはあまり見かけませんでした。

    旧市街にあったこの看板を見て、ルーマニアがドラキュラの国だということを思い出しました。
    ドラキュラ伝説で知られるトランシルヴァニア地方は割と離れているので、ブカレストではドラキュラがモチーフのものはあまり見かけませんでした。

  • 旧市街の小路を散策していると通りに出ました。<br />こちらは博物館。<br />整然と並ぶ円柱が威風堂々とした雰囲気を醸し出していました笑

    旧市街の小路を散策していると通りに出ました。
    こちらは博物館。
    整然と並ぶ円柱が威風堂々とした雰囲気を醸し出していました笑

    ルーマニア国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 博物館の向かいにはCEC宮殿という壮麗な建物があります。<br />CECとはルーマニアの大手銀行の社名で、建物自体はもともと中央銀行本店として使われていたそうです。

    博物館の向かいにはCEC宮殿という壮麗な建物があります。
    CECとはルーマニアの大手銀行の社名で、建物自体はもともと中央銀行本店として使われていたそうです。

  • こちらはマッカ・ヴィラクロス・パサージュという小路。<br />天井が黄色のガラスで覆われたアーケードで、レトロな雰囲気が漂います。<br /><br />なかなか絵になる風景ですが、ところどころ歯抜けのようにガラスのない部分があり、観光地としては少しもったいない気もしました。<br />

    こちらはマッカ・ヴィラクロス・パサージュという小路。
    天井が黄色のガラスで覆われたアーケードで、レトロな雰囲気が漂います。

    なかなか絵になる風景ですが、ところどころ歯抜けのようにガラスのない部分があり、観光地としては少しもったいない気もしました。

  • とはいえ、ところどころ補修すればミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガレリアのような華やかな場所に生まれ変わるんじゃないかと思います笑

    とはいえ、ところどころ補修すればミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガレリアのような華やかな場所に生まれ変わるんじゃないかと思います笑

  • 旧市街近くのスタバで一休み。<br />久しぶりに飲んだ甘々のキャラメル・フラペチーノが身体中に染み渡りました笑<br />環境意識の高いEU域内ですが、ストローはプラスチックでした。

    旧市街近くのスタバで一休み。
    久しぶりに飲んだ甘々のキャラメル・フラペチーノが身体中に染み渡りました笑
    環境意識の高いEU域内ですが、ストローはプラスチックでした。

  • さらに通り沿いを散策していると、騎馬像と威厳ある建物がありました。<br />この像はルーマニア王国の初代国王・カロル1世で、後ろの建物は彼の名を冠した「カロル1世大学」の図書館だそうです。<br /><br />カロル1世はドイツの名門ホーエンツォレルン家の出身で、ルーマニアの近代化とオスマン帝国からの独立を達成した名君として知られています。

    さらに通り沿いを散策していると、騎馬像と威厳ある建物がありました。
    この像はルーマニア王国の初代国王・カロル1世で、後ろの建物は彼の名を冠した「カロル1世大学」の図書館だそうです。

    カロル1世はドイツの名門ホーエンツォレルン家の出身で、ルーマニアの近代化とオスマン帝国からの独立を達成した名君として知られています。

  • この日は夜行列車に乗るため、観光を終えた後はスーパーで食料を調達しました。<br />特売コーナーにチューバッカのぬいぐるみがありました笑<br />(89.99レイはだいたい2,200円くらいです笑)

    この日は夜行列車に乗るため、観光を終えた後はスーパーで食料を調達しました。
    特売コーナーにチューバッカのぬいぐるみがありました笑
    (89.99レイはだいたい2,200円くらいです笑)

  • なぜかチョーヤとアサヒビールも売っていました。<br />ルーマニアのスーパーでお目にかかれるとは思いませんでした笑<br /><br />このときは買いませんでしたが、異国の夜行列車で日本の酒を一杯かけるなんていうのもロマンがあります笑

    なぜかチョーヤとアサヒビールも売っていました。
    ルーマニアのスーパーでお目にかかれるとは思いませんでした笑

    このときは買いませんでしたが、異国の夜行列車で日本の酒を一杯かけるなんていうのもロマンがあります笑

  • それではいよいよ寝台列車へ!<br />お客さんは思った以上に多かったです。<br />ルーマニアとモルドバは国こそ違えど同じ民族なので、往来も盛んなのだろうと感じました。

    それではいよいよ寝台列車へ!
    お客さんは思った以上に多かったです。
    ルーマニアとモルドバは国こそ違えど同じ民族なので、往来も盛んなのだろうと感じました。

  • ブカレストを夜7時過ぎに出て、モルドバの首都キシナウに着くのは翌朝8時半頃。<br />昔ながらの寝台列車に揺られて夜を明かしました。<br />Wi-Fiやコンセントなどあるはずもなく設備としてはイマイチですが、昔ながらの旅情を存分に感じました笑<br /><br />キシナウでの街歩きはこちらの旅行記でご紹介します!<br />https://4travel.jp/travelogue/11674524 

    ブカレストを夜7時過ぎに出て、モルドバの首都キシナウに着くのは翌朝8時半頃。
    昔ながらの寝台列車に揺られて夜を明かしました。
    Wi-Fiやコンセントなどあるはずもなく設備としてはイマイチですが、昔ながらの旅情を存分に感じました笑

    キシナウでの街歩きはこちらの旅行記でご紹介します!
    https://4travel.jp/travelogue/11674524 

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