2020/11/09 - 2020/11/09
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旅人のくまさんさん
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志段味古墳群の紹介の締め括りです。志段味古墳群の主な古墳は、白鳥塚古墳、尾張戸神社古墳、中社古墳、南社古墳、西大久手古(大久手3号墳)、大久手4号墳、大久手5号墳、東大久手古墳(大久手2号墳)、志段味大塚古墳、勝手塚古墳と東谷山白鳥古墳等ですが、すべて見学することができました。
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『南社(みなみやしろ)古墳』の円墳の墳頂に祀られていた小さな社の光景です。小さいながらも、『南社』の名前が古墳名に読み込まれています。小さな社の中の更に小さな社に、榊が奉納され、注連縄が張られていました。
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『南社古墳』の円墳の墳頂から眺めた裾野の光景です。登って来た石段が右手に見え、その左右に5個づつ並んだ円筒埴輪の光景がありました。右側の円筒埴輪の近くに、『南社古墳』の石標も見えていました。
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『南社古墳』の円墳の墳頂付近の光景です。珍しく人の姿がありました。4世紀中頃に造られた直径約40メートルの円墳とされます。発掘調査により、墳丘は2段に築かれ、葺石の石材は、上段斜面は円礫、下段斜面は角礫に使い分けられていることが確認されています。
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同じく、『南社古墳』の円墳の墳頂付近の光景です。先ほど紹介した円礫は、東谷山麓の段丘から、角礫は東谷山上で採取されたものとされます。山の下から古墳を見上げた時に目立つ上の葺石に、わざわざ山麓から運んだ石が使われていることが注目されています。(しだみ古墳群HP)
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『南社古墳』の円墳の墳頂に散らばった石の光景です。葺石の一部のようでした。発掘調査は、円墳部分では限られた3箇所のみで行われたようですから、それ以外の場所は、手つかずの状態になっています。
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最後に紹介する、木々が生い茂った、『南社古墳』の円墳の墳頂付近の光景です。円筒埴輪は、中社古墳のものと形・製作技法が共通するだけではなく、科学分析により使われている土が似ていることが判明していて、両古墳の埴輪は一体的に生産されたものと考えられています。(しだみ古墳群HP)
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『南社古墳』の墳頂付近の見学を終えて、麓に下りて来ました。再び麓から見上げた円墳の光景です。『南社古墳』からの出土遺物は、円筒埴輪、朝顔形埴輪、盾形埴輪とされます。本格的な発掘調査が行われれば、埋葬施設や副葬品が見付かるかも知れません。
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『南社古墳』の近くの道の脇の道案内標識の光景です。山頂まで320メートル、フルーツパークまで430メートルの表示がありました。山頂は、東谷山の尾張戸神社がある場所を指しています。
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これで、今回予定の古墳の見学はお終いです。最後に振り返って眺めた、『南社古墳』の円墳の光景です。現在時刻は11時半頃ですから、午前中に麓のフラワーパークに戻れそうです。
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山道の脇の『シダ(羊歯)』の群生光景です。『ウラジロ(裏白)』に似ているようでした。ウラジロですと、葉が正月飾りに使われ、注連縄、ダイダイの下に垂れ下げられます。葉をひっくり返してはいませんが、ウラジロでしたらすぐに判別できたかもしれません。
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山道の脇の『シダ(羊歯)』の葉のズームアップ光景です。シダ植物(羊歯植物、歯朶植物)は、維管束植物かつ非種子植物である植物の総称とされ、胞子によって増える植物です。食用になるものには、ワラビ、ゼンマイ、クサソテツなどがあります。
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道の脇の道案内標識の光景です。山頂まで450メートル、フルーツパークまで300メートルの表示がありました。山下りのゴールが近付いてきたようです。傍らに、鳥のような埴輪風の置物がありました。
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一寸した登り道になりました。東谷山の尾根筋では、小高い場所を選んでいくつかの古墳が造られているようでした。その内の一つかも知れません。
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周りが開けた場所に、案内看板が見えてきました。この後紹介する『東谷山27号墳』の案内看板でした。東谷山の山裾から段丘にかけて、数多くの小型古墳があることは、事前の調べで分かっていました。この場所は山地と丘陵地の境に位置するようでした。一番数多く古墳があるのは、高位段丘より山手になる丘陵地帯ですが、多くが消滅しています。
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『東谷山27号墳』のタイトルがあった説明パネルの光景です。『東谷山27号墳の埋葬施設の横穴式石室で、元は墳丘に覆われていた』と紹介されていました。東谷山には、山裾から段丘にかけて、約50基の横穴式古墳が築かれていたと紹介されていました。
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『東谷山27号墳』の横穴式石室を構成していた石材のようです。かなりの大きさがありました。全国の古墳を紹介した中の『愛知の古墳マップ』には、『墳形不明。墳丘の南半が半壊し、石室が露出している』と紹介されていました。
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『東谷山27号墳』付近にある別の古墳は、『直径12~15メートルほどの円墳』と推定されていましたが、『東谷山27号墳』も同規模クラスの円墳のようでした。また、『東谷山28号墳』も近接しているようでした。
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振り返って眺めた『東谷山27号墳』の付近の光景です。この後紹介する、東谷山フルーツパークの横から東谷山を登っていくと、最初の丘になっている箇所の西側になります。
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木漏れ日が射す『『東谷山散策路』の山道光景です。お昼の時間が近くなりましたので、この時間帯で東谷山に登り始める人の姿はなくなりました。この辺りは、平成22年4月2日に指定された『愛知県東谷山自然環境保全地域』の『特別地区』に指定されているようでした。
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『東谷山散策路』の入口になる、登り口が近付いてきたようです。どうやらこれが最後の下り坂になるようです。先程紹介した『東谷山27号墳』は、その登り口から近い場所にあるようでした。
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麓で出迎えてくれた、巫女形埴輪のような人形さんです。志段味古墳群の中の大久手2号墳とも呼ばれる、西大久手古墳からは、東日本で最古とされる人物埴輪の『巫女形埴輪』が出土しています。出土した埴輪がモデルになっているようでした。西大久手古墳は、5世紀中頃に造られた、帆立貝式の前方後円墳です。現在も発掘調査が進められています。
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『東谷山散策路』の入口付近の光景です。角材を立てた壁に三枚の案内パネルがありましたが、これまでに紹介したものと内容が類似していたようですから、紹介は端折りました。
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角材を立てた壁の延長線上の光景です。右向きの赤い矢印が『東谷山散策路』、左向きの矢印が『フルーツパーク本園』の案内でした。その上にある2枚の説明パネルは、今下りてきた東谷山散策路案内図(左)と、高低差123メートル、全長750メートルの東谷山散策路の案内文(右)でした。
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『東谷山散策路』の登り口付近の光景です。右側に見える大きな看板には、『東谷山散策路入口』の文字と、国指定史跡の『尾張戸神社古墳、中社古墳、南社古墳』の名前が記してありました。
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『愛知県東谷山自然環境保全地域:平成22年4月2日指定』のタイトルがあった大きな看板の光景です。右側の地図の中に、北東部、東南部と西南部の3箇所が特別地区としてピンクの表示がしてありました。希少種の植物類や動物類が生育、生存しているようです。
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イチオシ
東谷山フルーツパークから眺めた、東谷山の光景です。東谷山フルーツパークは、果樹をテーマに、都市における自然とのふれあいの場として、昭和55年4月に開園された名古屋市の公園です。運営は公益法人の『名古屋市緑の会』が行っているようです。枝垂れ桜の名所にもなっています。
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イチオシ
見頃の紅葉光景です。写真を拡大してみましたら、楓(かえで)の葉の形をしていました。東谷山をバックに、青空に映える今一番の見頃を迎えた紅葉でした。枝が伸びた手前の木々は、果樹園のようでした、
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イチオシ
お昼時になりましたので、東谷山フルーツパークに立ち寄り昼食にしました。初めて食した、肉類ではなく、パイナップルが上に乗ったヘルシーなフルーツ・カレーです。果物入りの野菜サラダも付いていました。山歩きの喉を潤すには、まずは缶ビールです。
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だいぶん前に入場したことがある半円球形のの温室の光景です。記憶は薄れましたが、フルーツパークに相応しい果物が生っていたようです。東谷山フルーツパークの公式HPには、『大小二つのドーム型をした温室は東谷山周辺に多数存在する古墳群のひとつ、前方後円墳をモデルにデザインされています』と紹介されていました。『世界の熱帯果樹温室』です。
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開園当初からフルーツパークのシンボルタワーとして親しまれている、『芽生(めばえ)』の名前のモニュメントです。台座にその表示がありました。北門と南門を結ぶ園路の中心に置かれています。これで、志段味古墳群(その1)に続く、(その2)の紹介はお終いです。
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