2020/10/31 - 2020/10/31
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旅人のくまさんさん
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しだみ古墳群ミュージアムの紹介です。志段味古墳群は尾張戸神社が鎮座する市内最高峰の東谷山頂から山裾、庄内川に沿って広がる河岸段丘に東西1.7キロ、南北1キロにわたって分布しています。4世紀前半から7世紀にかけて、古墳が築かれない空白期間をはさみながらも、長期にわたって古墳が造営されました。
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『志段味古墳群に関係する古墳』として、同じ6世紀初めに造られた『断夫山古墳(名古屋市熱田区)』と、『勝手山古墳(名古屋市守山区)』が比較されていました。断夫山古墳は、愛知県最大の前方後円墳で、継体大王の妃の目子妃花、その父の草かおりの墓ではないかと想定されています。また、勝手山古墳には、周堤の遺構が残る古墳として貴重と紹介されていました。
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『関東地方に運ばれた尾張の須恵器』のタイトルがあった説明パネルの光景です。東大久手古墳と類似の須恵器が、埼玉稲荷山古墳から出土したことが紹介されていました。尾張は、須恵器の大生産地でした。
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『造り出しにおかれた特別な器』のタイトルがあった説明パネルの光景です。すでに紹介済みの説明パネルでした。モデルの古墳は、帆立貝式の志段味大塚古墳でした。石葺で覆われたこの古墳は、石段を登って、後円部の上部も見学できました。
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『円筒埴輪の大きさが違うのはなぜか?』のタイトルがあった説明パネルの光景です。古墳の大きさは、埋葬された支配者の権力の大きさを示し、6世紀初めに頃の円筒埴輪は、古墳の大きさに合わせていたと解説されていました。後ほど、円筒埴輪の大きさ比較の写真を紹介します。
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『東谷山白鳥古墳』のタイトルがあった説明パネルの光景です。円墳の直径は約
17メートル、名古屋市内で唯一、ほぼ完全な形で石室が残された古墳です。7世紀の初めに造られました。庄内川を見渡せるm東谷山の麓に位置します。 -
『横穴式石室で行われた儀式』のタイトルがあった説明壁際に置かれていました。
パネルです。白鳥4号墳では、石室を作る途中で行った儀式に使ったとされる甕が置かれていました。論拠は記してありませんでしたが、朝鮮半島からの渡来人が始めた儀式で、同様の古墳が近畿・東海地方に100箇所程あるようです。 -
(右):『鉄鏃、刀(4本)』:東谷山白鳥古墳出土:古墳時代
(中):『鉄鏃、刀子(とうず)』:白鳥4号墳出土:古墳時代
(左):『丸管、勾玉、丸玉』:塚本古墳出土:古墳時代 -
イチオシ
(右):『円筒埴輪(小)』:東大久手古墳(守山区):5世紀中頃
(中):『円筒埴輪(中)』:勝手塚古墳(守山区):5~6世紀
(左):『円筒埴輪(大)』:断夫山古墳(熱田区):6世紀前半
年代:いずれも古墳時代
その他:一度紹介しましたが、少しズームアップしての紹介です。 -
(右端)『土師器・甕』:白鳥4号墳出土(古墳時代)
(中央):『須恵器・高坏・蓋』:白鳥4号墳出土(古墳時代)
(左端):『須恵器・堤瓶(3個)』:白鳥4号墳出土(古墳時代) -
(右・3個):『土師器・高坏』:天白元屋敷遺跡:古墳時代
(左手前):『土師器・壷』:天白元屋敷遺跡:古墳時代
(左奥):『土師器・甕』:天白元屋敷遺跡:古墳時代
*天白元屋敷遺跡(守山区か志段味)は、弥生時代から中世にかけての複合遺跡のようです。不法な土地開発で、その遺跡が破壊の危機に瀕しているようです。 -
(壁):『櫂(かい)』:青葉通遺跡出土(古墳時代~奈良時代):
(台右):『高坏・蓋)』:海東遺跡出土(古墳時代):北区
(台中):『須恵器・高坏』:海東遺跡出土(古墳時代):北区
(台左):『はそう』:守山区出土 -
『なぜ庄内川の近くに古墳があるのか?』のタイトルがあった説明パネルです。志段味は美濃地方と東海地方の交通の要所であり、志段味の王たちは、交通の要所を抑えて、人々にそのことを知らしめるために、庄内川の周りに古墳を造ったと説明されていました。
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『群集墳の時期(6世紀中ごろから7世紀終わり)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。王と有力者達は横穴式石室を持つ古墳を密集して築きました。その中でもひと際大きな東谷山16号墳が王の墓と紹介されていました。東谷山白鳥古墳もこの時期に造られました。
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ざっと一回りしてきたようです。撮影の忘れがないか、もう一回りしました。この光景も見覚えがありますが、最初とは少し位置を変えての撮影のつもりでした。
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お子様用の体験コーナーのような場所のあ紹介です。『しだみ古墳群』の案内パンフレットには『家に遊びにおいでよ!』の名前が付いたコーナーです。色々と工夫が凝らされていました。
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このコーナーは、『古墳時代の朝日遺跡』の展示コーナーのようでした。壁に掲示された説明パネルは、A4サイズのパンフレットが入手できましたが、展示品を漏れなく撮影することにしました。
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『須恵器・甕』
年代:古墳時代(?)
出土:朝日遺跡(名古屋市、清洲市)
その他:朝日遺跡は、今年ミュージアムがオープンしました。 -
『古墳時代の朝日遺跡』のタイトルがあった説明パネルの光景です。名古屋市と清須市にまたがる遺跡で、東海地区を代表する弥生時代の環濠遺跡と紹介されていました。個人的には、来年度見学の予定です。
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朝日遺跡は弥生時代に始まる複合遺跡ですが、その中の『朝日遺跡の主な遺物出土地点(古墳時代)』のタイトルがあった説明パネルです。『古墳時代の朝日遺跡』のタイトルがあった説明パネルのが表面、こちらが裏面になったパンフレットが、各所に無料で配備されていました。
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イチオシ
『須恵器・台付甕』
年代:古墳時代
出土:朝日遺跡(名古屋市、清洲市)
その他: -
『広口壷』
年代:弥生時代
出土:朝日遺跡(名古屋市、清洲市)
その他:現在、名古屋市教育委員会所蔵です。 -
『叩き甕』
年代:弥生時代
出土:朝日遺跡(名古屋市、清洲市)
その他:現在、名古屋市教育委員会所蔵です。 -
『叩き甕』
年代:弥生時代
出土:朝日遺跡(名古屋市、清洲市)
その他:同じ甕を上から覗き込んでの撮影です。 -
『パレス壷』
年代:弥生時代
出土:朝日遺跡(名古屋市、清洲市)
その他:現在、名古屋市教育委員会所蔵です。なお、パレス・スタイル土器とは、 弥生時代後期の尾張地方を代表する赤い土器のことです。 -
(右上):『勾玉』:愛知県埋蔵文化財調査センター所蔵
(右下):『銅鏃』:愛知県埋蔵文化財調査センター所蔵
(左下):『梁・ガラス玉』:愛知県埋蔵文化財調査センター所蔵
(左上):『管玉』:愛知県文化芸術課所蔵
*いずれも朝日遺跡出土(古墳時代)です。 -
(右手前):『パレス壷(破片)』:愛知県埋蔵文化財調査センター所蔵
(右奥):『蓋(破片)』:愛知県愛知県文化芸術課所蔵
(左3点):『朝顔形埴輪(破片)』:名古屋市博物館所蔵
*いずれも朝日遺跡出土(古墳時代)です。 -
(右):『須恵器・甕(破片)』
朝日遺跡(名古屋市、清洲市)出土:弥生時代:
(左):『円筒埴輪(破片)』
朝日遺跡(名古屋市、清洲市)出土:弥生時代:名古屋市博物館収蔵
朝日遺跡の展示品紹介はここまでです。 -
イチオシ
『円筒埴輪(4個)』
年代:古墳時代
出土:名古屋城三の丸遺跡3号墳(名古屋市・中区)
その他:同タイプのようです。 -
(右列):『円筒埴輪(破片)』:東大久手古墳出土(手前)と、城山2・3号釜出土(奥)
(右列上):『円筒埴輪』:東大久手古墳出土
(左列):『円筒埴輪(破片)』:西大久手古墳出土(手前)と、城山2・3号窯出土(奥)
(左列上):『円筒埴輪』:牛巻離レ松遺跡第9号遺構出土 -
(右):『窯焼成の埴輪』:東大久手古墳出土の円筒埴輪
年代:古墳時代
(左):『野焼きの埴輪』:長久寺遺跡出土の円筒埴輪
年代:古墳時代
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旅行記グループ 2021編集、尾張の古墳巡り(その1)
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