九州縦断☆温泉の旅☆雲仙温泉で猫との出逢い（2020）【2.後編】

2020/11/16 - 2020/11/20

【交通手段】ANA＆熊本フェリー＆九州新幹線「さくら」＆特急「きりしま」
【宿泊先】
●Mt.Resort 雲仙九州ホテル／テラスプレミアツイン5階（最上階）（2泊）
●山もみじの宿 八芳園／半露天付特別室 【101紅・南館・禁煙室】（1泊）
●妙見石原荘／新館洋室「石蔵」洋室/禁煙（1泊）

【行程】
11月16日（月）伊丹空港→長崎空港→（諫早で乗換）→Mt.Resort 雲仙九州ホテル
11月17日（火）Mt.Resort 雲仙九州ホテル
11月18日（水）Mt.Resort 雲仙九州ホテル→島原港→熊本駅→山もみじの宿 八芳園
11月19日（木）山もみじの宿 八芳園→熊本駅→妙見石原荘
11月20日（金）妙見石原荘→鹿児島空港→伊丹空港

今年の2月の長崎旅行の際、雲仙にも立ち寄りたかったのですが、バスの乗継等で厳しく、断念しました。今回も、どういう経路で行こうかと悩み、一度は諦めかけたのですが、OTTOが熊本へのルートを見つけてくれ、雲仙旅行が実現しました。今回は、飛行機・バス・フェリーに加え、九州新幹線と、様々な交通機関を使っての旅となりました。

初めて見る雲仙地獄は、想像以上に、雄大でした。
そして、たくさんの猫との出逢いもあり、楽しい滞在となりました。

エリア 雲仙(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

【11月17日（火）2日目】
温泉（うんぜん）神社にご挨拶。

温泉神社 寺・神社・教会

境内も広くて、さすが島原半島の総本社です。

境内の奥に、夫婦杉があり、縁結びのパワースポットなんだそうです。
私たちがお参りした時にも、女子旅3人組が、縁結び祈願のお作法をされていました。彼女たちに良縁がありますように☆
この奥にも、願い事が叶うお社があり、ゆっくりお参りしたい神社でした。

次は、お稲荷さんにご挨拶。
表通りから、民家の道を進むと、道路に標識がありました。

鳥居がひとつだけ。
本当にこっち？と不安に感じながら、歩き続けると、

正解でした！
そして、この辺りから、急に空気が変わります。

本殿。
小さなお狐さまがいらっしゃいました。

落ち葉を踏みしめる感触と、カサカサという音を楽しみながら、境内でひっそりと紅葉鑑賞。

「駄菓子屋さん博物館」という名前に魅かれ、立ち寄りましたが、営業時間外。
お店にいたのは、番犬ならぬ、番猫（^^;）。

駄菓子屋さん博物館 美術館・博物館

この猫ちゃんが飛び出してきて、私の行く手を遮り、足元から離れない( ；∀；)。

「じゃあ、少しだけマッサージでもしますか？」と声を掛けると、『この体勢でお願いするわ！』とでも言いたげに、座ってくれました。

私が離れても、そのまま歩道の真ん中に居座り、道行く人に、全く動じることもなく、ひなたぼっこ。
大物の猫です。実際に、体も大きかった(^^♪。

調べていたお店がお休みで、こちらのパン屋さんで、軽くランチ。

昨日、バスから下車した時に、気になっていたお寺「満明寺」。
お参りしていきます。

美しい大仏さま。
青い螺髪（らほつ）から、目が離せない（^^;）。

本堂の手前に、簡易版の四国八十八カ所巡りがあり、行ってみることにしました。

最初は、広くて歩きやすかったのですが、途中からどんどん道も細くなり、木の根道のような場所もあり、、、歩きやすい靴で行かれることをおススメします。甘く見ていましたが、小さくとも、やはりお遍路、修行の道です（^^;）。

雲仙地獄と車道を挟んだ向かい側にも、遊歩道があり、来てみたら、旧八万地獄。
以前は、ここもお湯が出ていたのですね。

誰もいない林の道を抜けると、

綺麗な紅葉が待っていてくれました(^^♪。

お散歩最後の目的地は、こちら。

雲仙観光ホテル 宿・ホテル

うわぁ～、なんと素敵なアプローチ。
歩いているだけで、気持ちがワクワクします。

遠くからも素敵でしたが、近づいても素敵(*^^*)。

実は、雲仙での滞在先は、観光ホテルも候補にあがっていて、相当悩みました。
結局、九州雲仙ホテルにしたので、ショップだけでも覗きたいと(^^♪。
あらっ、茂みに何かいる！

またまた、ニャンコちゃんでした。

落ち葉の上が、温かいんでしょう。
「お買い物してくるね～。」と声を掛け、

玄関。
あ～っ、やっぱりこの感じ、素敵ですね～！

ツリーには、バラの花飾り。乙女心をガッツリ摑まれました。
ゆっくり見たかったのに、OTTOに急かされ、ショップへ。
ショップでは、私たちだけでしたが、流石老舗ホテル！といった対応をしていただきました。

あ～、やっぱり1泊だけでも、こちらに滞在すればよかったかなぁ。。。と、思いながら、外に出ると、

先ほどのニャンコちゃんが、「ニャー、ニャー」と。
『遊ぼうよ～。』のお誘いですね(*^^*)。

こちらのニャンコちゃんも、道を塞ぐので、背中をマッサージ。
立ち去ろうとすると、ワンピースにジャンプしてしがみついてきちゃう。

「お宿が違うから、ごめんね。」と伝えると、ニャンコちゃんが走って後追いをしてきて、

あ～、後ろ髪が引かれる・・・( ；∀；)。
でも、もしかしたら、お見送りしてくれたのかも。
雲仙で出逢った猫の中で、一番人懐っこいニャンコちゃんでした。

ホテルへ戻り、ラウンジで休憩。
時間外だったのですが、スタッフの方が、「休んでいってください！」と声を掛けてくださいました。こちらのホテルの対応も素晴らしいです♪

Mt.Resort 雲仙九州ホテル 宿・ホテル

声掛けしていただいたスタッフの方は、噴火当日も勤務されていたそうです。恥ずかしながら、私たち夫婦ともども、普賢岳噴火は記憶にあったものの、詳細はほとんど覚えておりません。偶然にも、普賢岳噴火から30年という節目に、雲仙に滞在していたことで、当時の貴重なお話を伺うことができました。

地獄めぐりをするまでは、ただ単に、湯けむり～と見ていましたが、左が大叫喚地獄、右隣が邪見地獄とわかるようになりました(*^^*)。
夕食まで、お部屋でのんびりタイム。

この日は、窓側のテーブルに案内していただきました。

ダイニング。
テーブル間の距離は、お隣のテーブルの話し声がほとんど聞こえないほど。また、アクリル板が立てられています。

この日のメニューを見て、OTTOは熱燗。私はジンジャーエール。

この日は、和食。
お刺身は、フグの湯引きに、ヒラス、太刀魚。クエの唐揚げが美味しかったです。
そして、私の大好物の栗ご飯。デザートは、白玉ぜんざい！

こちらでいただいた雲仙茶がとても美味しく、ホテルでは販売されていないそうなので、日中、近所のお土産屋さんを数軒回り、やっと1袋購入できました。もともと生産量が少ないので、なかなか流通しないそうです。

「やっぱり美味し～い！」とお茶を味わっていると、何やら人が続々と(*_*)。
雲仙地獄のナイトツアーらしいです。手に懐中電灯を持って歩くので、暗くても大丈夫みたいです。

【11月18日（水）3日目】
放射状の朝日の光。
まるでレーザーみたい(^^♪。

眠っているOTTOを置いて、早朝散歩に行きます。

外に一歩出ると、凜とした寒さ。

いつもなら寒さに挫けますが、こういう景色を見ると、気持ちよく感じます。

清七地獄の湯けむりで、床板が湿ってる(*_*)。

前が全く見えず、温泉のスチームサウナだ～！と、ひとりで楽しみました(^^♪。

雲仙地獄 自然・景勝地

ダイニングの横を通って、

すずめ地獄も、前日より、湧き出てます。

誰一人として、歩いていないので、朝一番の新鮮な空気を思い切り吸い込んで、深呼吸。

あら、朝早くから、また猫ちゃん達を発見！

この２匹の猫、離れても、すぐにくっついて、相思相愛 (^^♪。

小屋の中にも、ニャンコちゃん。

「おはよう！」と声を掛けると、顔を起こしてくれました。
あらっ、昨日、道案内してくれた猫ちゃん！また逢えて嬉しい(^^♪。

早朝お散歩に来たのは、昨日、この真知子岩だけ見つけられなくて。。。
これで、スッキリしました！

立入禁止エリアのほぼ横にあったので、見落としてしまったみたいです。

戻ってきても、まだ仲良ししてました(^^♪。
お邪魔しました～。

ホテルに戻ってきました。
玄関横に、気になっていた石碑。ゴダールが宿泊した際の記念碑でした。

Mt.Resort 雲仙九州ホテル 宿・ホテル

2階ラウンジ横に飾られていた美しい碗。
1990年普賢岳噴火時の灰を素焼きの器にかけて焼かれたもの。このような油滴天目は、現存する3点すべてが国宝に指定されているほど、再現が難しいそうです。普賢岳火山灰以外で（桜島、阿蘇山、有珠山etc）で試したものの、結果が出ず。
「普賢岳噴火の際、空中で濾され、パウダー状になった細粒の火山灰が何物も加えず、高温焼成によって、天目釉（うわぐすり）になるという人為を超えた自然が生み出した作品」（説明文より）
普賢岳噴火は、死者や被害も出した一方、このような素晴らしい一品も作り出していたのですね。陶芸に詳しくない私でも、美しさに心が震えました。
展示されている宿泊棟の2階は、宿泊客以外も利用できるので、一見の価値ありだと思います。

この日の朝も、私は洋食。

OTTOは、前日の卵かけご飯を楽しみに、和食にしたようですが、残念ながら白ご飯（^^;）。

朝食後に、チェックアウトの精算を済ませます。

滞在中、時間があると座っていたマッサージチェア。
最後に、もう一度(^^♪。

そして、最後の湯浴み。この眺めともお別れです。

ベッドが悪い訳ではないのですが、なぜか私は眠れず、2泊とも、このソファで休みました。クッションを動かすと、小柄な私には、ちょっと小さめのベッドという感じで、十分休めました(^^♪。

ホテルの斜め前にあるバス停から、島原港へ向かいます。

☆☆☆☆☆
雲仙温泉では、3日間ともお天気に恵まれ、紅葉にも間に合いました。
今までの人生で、一番多くの湯けむりを見ました。雲仙一体が硫黄の香りに包まれ、滞在中、ずっと温泉に入っているような心地よさを感じます。
そして、雲仙にこんなに多くの猫たちがいるとは知らず、とても癒されました。どの猫も、温泉効果なのか、毛並みがよくて、飼い猫のようでした。きっと、観光客や、地元の方々に、愛されているからだと思います。

また、今回の雲仙旅行では、偶然にも、普賢岳噴火から30年という節目に滞在し、改めて、自然の営みに畏敬の念を深める機会となりました。

【温泉情報】（温泉分析書より）
雲仙温泉
◆泉質　　酸性・含硫黄－単純温泉（低張性-酸性-高温泉）
◆泉温　　72.5度
◆Pｈ　　 2.5

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• おみヴぉ333さん 2020/12/19 12:19:50

  九州猫あるき♪

  arc-en-cielさん
  
  こんにちは～♪ (^^)/
  
  11月に九州に行かれてたのですね！
  雲仙Mt Resort！またまたシックでとーっても素敵なホテルですね！
  私もめっちゃ好みです♪泊まってみたいー！
  小さな和室でごろごろしたり、窓一面の雲仙地獄をとことん味わって眺めてみたいです♪
  お料理のテーブルも華やかでとってもおいしそう＾＾ そしてもちろん温泉も、言うことなしですね♪
  
  九州には歴史ある素敵なクラシックホテルが多いんですね～。どこも本当に素敵です。
  そしてそして、かわいい猫ちゃんたちのオンパレード！(^o^)　arc-en-cielさん、猫さがしが本当にお上手ですよね。私もかつて猫さがし旅をしたことがあるけど、なかなかこんなには遭遇できなかったです♪
  地獄から立ち上る湯気と猫たちのビジュアルしっくり合いますね。やっぱり猫にとっても温かいし気持ち良いんだろうな～。ちょうど冬場で毛並みもふもふの時期で、見ているだけで癒されますね。＾＾
  
  そうか～、今年で噴火から30年・・私もそのころ学生だったので記憶が曖昧です。長崎～島原・天草のほうはコロナが終息してからいつかゆっくり行ってみたいと思っているので、いろいろ参考になりました♪
  
  今年は不自由な年末年始ではありますけど、まずは健康第一で、来年に明るい希望を託しましょう。来年も引き続き、arc-en-cielさんの素敵な旅行記拝見できるのを楽しみにしてます♪(^o^)
  
  おみヴぉ

  arc-en-cielさん からの返信 2020/12/19 14:30:22

  RE: 九州猫あるき♪

  おみヴぉさん
  
  こんにちは！
  メッセージ、ありがとうございます（^^）。
  
  >私もめっちゃ好みです♪泊まってみたいー！
  >小さな和室でごろごろしたり、窓一面の雲仙地獄をとことん味わって眺めてみたいです♪
  
  雲仙、初めて訪れてわかったのですが、とても風情があり、歴史を感じる温泉地でした。
  ぜひ、おみヴぉさんの長崎〜島原・天草方面へのご旅行の際の候補にしていただけると嬉しいです（^^）。
  
  >そしてそして、かわいい猫ちゃんたちのオンパレード！(^o^)　arc-en-cielさん、猫さがしが本当にお上手ですよね。
  
  本当に人懐っこくて、可愛らしい猫ちゃんたちでした。
  うふふっ、実は時々、「猫ナンパ」してるので、その成果かもしれません(^_-)-☆。
  
  >地獄から立ち上る湯気と猫たちのビジュアルしっくり合いますね。やっぱり猫にとっても温かいし気持ち良いんだろうな〜。
  
  今まで、温泉地で猫を見かけることがなかったのですが、今回の旅の最後、霧島のお宿でも、猫との出逢いがありまして、、、。
  振り返ってみると、今回の旅のテーマは、まさに「猫」でした（^^）。
  
  >長崎〜島原・天草のほうはコロナが終息してからいつかゆっくり行ってみたいと思っているので、いろいろ参考になりました♪
  
  島原は、しまばら鉄道で車窓の海を眺めながら・・・も良さそうですよね〜。
  私も今回、天草半島を見て、一度行ってみたいなぁと思っています。
  コロナ禍以前は、つい海外に目を向けてしまっていましたが、最近の旅行を通じて、改めて日本の広さを痛感しています。
  
  >今年は不自由な年末年始ではありますけど、まずは健康第一で、来年に明るい希望を託しましょう。
  >来年も引き続き、arc-en-cielさんの素敵な旅行記拝見できるのを楽しみにしてます♪(^o^)
  
  本当にそうですね！
  来年は、良い年になることを願います☆
  
  追伸：おみヴぉさんのクリスマスツリーの飾りつけを拝見して、私もまるで自宅にツリーを飾った気分になり(^^;）、愉しませていただきました。
  
  arc-en-ciel