静なる自然に癒されるお宿（2020）【2.別荘佳景☆後編】

2020/10/25 - 2020/10/28

【交通手段】ANA
　　　　　　東北新幹線「やまびこ」
　　　　　　秋田新幹線「こまち」
【宿泊先】別荘佳景／露天岩風呂・展望内風呂付きスイートヴィラ（2泊）
　　　　　角館山荘 侘桜／和洋室 （1泊）

【行程】
10月25日（日）伊丹空港→仙台空港→盛岡→別荘佳景
10月26日（月）別荘佳景★ステイ
10月27日（火）別荘佳景→雫石→角館→侘桜
10月28日（水）侘桜→角館→仙台→伊丹空港

東北の旅も、今年3度目となりました。
我が家の旅のプランニング時、OTTOは交通手段、私がお宿担当なのですが、今回は珍しく、OTTOから「行きたいお宿があるんだけど」と提案されました。
「別荘佳景」は、離れ６棟のお宿。本当に、別荘感覚で過ごせるお宿でした。後編は、周辺散策から始まります。

エリア 繋（つなぎ）温泉(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: ANAグループ 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

【10月26日（月）★2日目】
玄関の扉を開けると、長閑な景色。

別荘佳景 宿・ホテル

赤い繋大橋の奥に、御所ダムまで見えます
あ～、空気が美味しい！

3棟並んでいる真ん中が、私たちの離れ。

フロント棟を挟んで、

反対側にも3棟。

広い敷地を、ひとり占め(^^♪。

敷地内の観音さまにも、ご挨拶。

赤とんぼたちが、あちこちでひなたぼっこしてます。

中には、こんなハート形になっているアクロバティックな子たちも(*_*)。

綺麗な蝶もひなたぼっこ。
暖かくて、気持ちいいものね(^^）！

では、繋（つなぎ）大橋まで、お散歩に出発！
昨日、送迎車で上ってきたのは、こんな道だったんだ。

橋を渡って、湖面を覗くと、

とても澄んでいて、川との合流地点の砂州が綺麗。

橋を渡り切って、振り向くと、お宿が見えます。
右の高台の屋根が、お宿。

だ～れも歩いていない歩道(*^^*)。

キレイな景色に、「気持ちいいね！」と歩いていたら、

湖の上に何かが見えました。

え～っ、ウィンドサーフィンしてる！
湖面からの紅葉狩り、素敵♪

橋に、近づいてきました。

岩手県立御所湖広域公園 公園・植物園

つなぎ温泉のお宿が、たくさん見えました。

小岩井の表示が！
山を越えれば、小岩井なんですね～。
そういえば、お宿のジュースも小岩井でした(^^♪。

信号を渡って、目的地に到着しました。

OTTOがこの『シオン』を観たかったんだそうです。
『シオン』は、「みちのく三大湖の彫刻」のひとつ。
他の２つはどこだろうと気になり、調べてみると、青森県十和田湖の「乙女の像」と、秋田県田沢湖の「たつこ像」でした。青森の「乙女の像」は高村光太郎の作品と知り、いつか観てみたいなぁ。

御所湖とシオンの像 自然・景勝地

『シオン』は、秋に咲く紫苑菊から名づけられたと、案内板に書かれていました。

『シオンは、600ヘクタールの水没と、520世帯の移転という地域社会の変動を超えて新しい歩みを始めている、つなぎ地域のシンボルです。』
シオン案内板より

御所ダムを背に建っているシオンには、様々な人々の想いがこもっているのですね。

御所ダム 名所・史跡

ベンチに座って、しばし紅葉を楽しんで、

そろそろ帰りましょう。
雄大な自然の中のお散歩、いつまでも歩き続けられそうです。

橋が見えてきました。

お宿へと続く、長い坂道。

左手には、綺麗な紅葉。そして、向こうの山は、パッチワークのような色合い。
そして、足元を見ると、なんと栗が(+_+)。
思わず、OTTOとふたりで栗拾い。生まれて初めての体験です(^^♪。

ただいま～。
敷地内には、たくさん萱が育っています。もうすぐ収穫して、来春お宿の手入れに使うのだと、スタッフさんが教えてくれました。

ちょっとフロント棟へ寄り道。

別荘佳景 宿・ホテル

お土産ショップができたと聞いたので、覗いてみました。朝食時の可愛らしい南部鉄器が売っていて、迷いましたが、重たいから断念( ；∀；)。

チェックアウト後の時間帯ではあるもの、全く人の気配を感じません。
今がチャンス！と、この萱の中に入ってみました。

御所湖側から、見た離れ。
やっぱり、露天風呂は大き～い(^^♪。
お相撲さんも、余裕で入れちゃう。

お散歩で収穫したもの！
栗は、残念ながら、食べられそうな大きさではありませんでしたが、楽しかった～♪

そろそろ、ランチタイム。
連泊すると、昼食がサービスでいただけるので、朝食時に、ランチメニューを予約していました。

毎度のことながら、スタッフさんがラック棚にお食事を運んできてくれます。
私は、お蕎麦を半人前にし、天丼とセット。ボリュームがちょうどよく、美味しくいただきました～。

食後は、温泉で読書。
湯浴みしては、岩に腰かけ、時々、目の前の景色をぼ～っと眺めて、、、を繰り返していたら、本を1冊、お風呂で読み切ってしまいました(^^♪。

湯上りに、スタッフさん手作りのおやつをいただきました。
お花を模った洋ナシが、ひんやりして、美味しい！

早朝、鳥の鳴き声が聞こえていて、白い鳥だったので、鶴かしらと話していたのですが、

OTTOが気になり、調べたところ、「白鳥」だとわかりました。
10日ほど前に、飛来してきたみたいです。

白鳥さんも、紅葉を観たかったのかしら(^^♪。

野生の白鳥を観たのは、初めて。
今日は、初めての体験ばかり(^^♪。

お夕食。
夕方、スタッフさんから、「いい蟹が入ったんですよ～！」とおすすめ電話があり、

追加でお願いしました。通常メニューの鮑に、蟹、そして栗ご飯！
栗ご飯、今年何度目かなぁ、うふふっ(*^^*)。
あ～、美味しかった。ごちそうさまでした。

夜は、何も見えないけれど、虫の声を聴きながら、まったりと。
こちらのお湯は、逆上せることがなく、ずっと入れるんですよね～。
最初、どうしてお風呂に岩が置いてあるんだろうと思ったのですが、背もたれになったり、腰かけたりと、とっても重宝しました。

【10月27日（火）★3日目】
「霧だよ～」というOTTOの声で起きました。
目覚めの露天風呂も、真っ白で何も見えません。昨日の快晴が、嘘みたい。

でも、湖面が見え始め、

少しずつ対岸も見えるようになりました。

昨日、納豆に手を付けなかったら、スタッフさんに「お嫌いでしたか？」と聞かれ、苦手だと話したので、今日は私の分だけ、山芋に変えてくださっていました(^^♪。
「今日は、こんなお天気なのかもね。」と、朝ごはんを食べていると、

なんと、なんと、青空が！
お箸を置いて、ふたりとも窓に釘付け。

どんどん空の青が広がっていきます。

対岸の木々は、まだ霧に包まれているのですが、一か所だけ、スポットライトが当たっています(^^♪。

その霧も晴れ、水面に山並み。
うわぁ～、なんて美しいこと。

どこを見てもキレイ！

霧が晴れたのを見届けて、食事に戻り、食後のコーヒー。
このコーヒーは美味しくて、ミルク＆シュガー無しでは飲めない私が、ブラックでいただきました。

玄関を開けると、太陽が燦燦と照らしてくれています。
うん、これなら、今日も快晴！

安心して、寛ぎます(^^♪。

岩手山は、雲がかかってますが、最高の景色にうっとり。
紅葉まで、水面に映ってる～！

もう、ため息しかでない。。。
どこを見ても、現実とは思えない風景。

広大な自然を眺めていると、チェックアウトまでの時間を止めたい気持ちでいっぱい。

3日間、いろいろな景色を魅せてくれて、ありがとう！
また、絶対ここへ戻ってくるね！
玄関前で、チェックアウト＆精算をします。

スタッフさんに、送迎車で雫石まで送っていただきました。

雫石の改札口に、屋台？

雫石駅 駅

中には、こんな可愛らしい車掌さんたち(^^♪。
「わんこきょうだい」という岩手のキャラクターが、JRとコラボしていたみたい。なんと、このわんこきょうだいは、オリジナルソングまであるんです(*'▽')。
http://www.iwatetabi.jp/wanko/song

そういえば、盛岡駅で見かけたお掃除カートも、この「わんこきょうだい」だったのね。「わんこきょうだい」に、お出迎え＆お見送りしてもらいました(^^♪。

秋田新幹線「こまち」の乗って、角館へ向かいます。

【3.侘桜編】へ続きます。

☆☆☆☆☆
今回のお宿「別荘佳景」は、名前のとおり、とても素敵な景色のお宿でした。
そして、なんと言っても、あの露天風呂は圧巻！
「離れ」なので、お隣との間も距離があり、物音も聞こえないし、滞在中、他の宿泊客とは、全く顔を合わすこともありませんでした。人の気配を感じたのは、露天風呂でのかすかな話し声くらいでしょうか。

お食事を運んできてくれるスタッフさんは、地元のお母さん達で、素朴でとても温かく、親戚のお家に宿泊している気分になるほど(^^♪。

朝晩の気温差があるにもかかわらず、滞在中、一度もエアコンを調節することもなく、とても不思議だったのですが、どうやら温泉のお湯を床下に引いて、床暖房（洗面所、廊下、広縁）してくださっているようです。おかげで、快適に過ごすことができました。

【温泉情報】（温泉分析書より）
①つなぎ温泉　萪内の湯
◆泉質　　アルカリ性単純硫黄温泉（低張性-アルカリ性-高温泉）
◆泉温　　76.2度
◆Pｈ　　 9.0

②つなぎ温泉　観音の湯
◆泉質　　アルカリ性単純硫黄温泉（低張性-アルカリ性-高温泉）
◆泉温　　50.0度
◆Pｈ　　 9.2

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• おみヴぉ333さん 2020/11/15 13:51:46

  紅葉と大自然に包まれるお宿♪

  arc-en-cielさん
  
  こんにちは～ (^^)
  週末、酉の市へ行っていたりで、ぐったり疲れてしまい（歳です・・）来るのが遅くなりすみません～。m(__)m
  
  秋の東北旅行、ゆっくり拝見させていただきました♪
  別荘佳景！キャーーもう素晴らしいお宿ですねえ～！シオンを見たかったという旦那様、さすがのチョイスではありませんか！お部屋もビューも素晴らしいですが、なんといっても露天風呂ですよね～。これは贅沢～！(≧▽≦) 紅葉の映りこむ目の前の水面と遠くに拡がる山並みを見渡しながらのお風呂・・どれだけ最高なことでしょう～！
  
  岩手山の朝焼けと雲海がすごいですね！雨降った翌朝だったからなおのこと綺麗だったのかもしれません。私だったらカメラ構えたまましばらくあの場に張り付いて身動き取れなくなってしまいそう。。(＞▽＜) 私は東北は最後に行ったのはかれこれ10年くらい前なのですが、東北の自然もダイナミックで美しく素晴らしいですね！まさに静なる自然のふところに抱かれている感じですよね～♪
  
  お食事が自分たちで配膳って面白い。(^▽^) ご年配の男性の方なんかだと「お金払ってるのに何で自分でやるんだ！」みたいに理解されなくて怒っちゃう方もいるかもですが、コロナのご時世でのこういった配慮と工夫は柔軟ですばらしいと思います。手書きのお品書きもとても丁寧でかわいい。癒されるし、記念にもなりますね～。
  
  ご夫婦で栗拾いも楽しまれ、ほんとにほっこりと素敵な東北秋旅でしたね♪ 続きもたのしみに拝見させていただきますね。(^_^)
  
  おみヴぉ

  arc-en-cielさん からの返信 2020/11/15 17:38:28

  RE: 紅葉と大自然に包まれるお宿♪

  おみヴぉさん
  
  こんにちは！
  いつも、旅行記を読んでいただいて、ありがとうございます♪
  
  >なんといっても露天風呂ですよね〜。これは贅沢〜！(≧▽≦) 紅葉の映りこむ目の
  >前の水面と遠くに拡がる山並みを見渡しながらのお風呂・・どれだけ最高なことでしょう〜！
  
  そうなんですよ〜。
  本当に、「おこもり」にピッタリなお宿で、一日中、お風呂に出たり入ったりを繰り返しても、全く飽きませんでした。景色もワイドビューで、目の保養になります(^^♪。
  
  >私は東北は最後に行ったのはかれこれ10年くらい前なのですが、東北の自然もダイ
  >ナミックで美しく素晴らしいですね！まさに静なる自然のふところに抱かれている
  >感じですよね〜♪
  
  ええ、おっしゃるとおり、東北の自然に心を持っていかれてしまいました(^_-)-☆。
  イメージはしていても、実際に見てみて、直接五感で感じるものとは、大きく異なりますものね。そのギャップと発見が楽しくて、旅が止められないんですけど(^^♪。
  今までは、東北へ行くなら北海道へ！という感じでしたが、これからは時々、東北へも足を運んでみたいなぁと思っています。
  
  >お食事が自分たちで配膳って面白い。(^▽^) ご年配の男性の方なんかだと「お金払
  >ってるのに何で自>分でやるんだ！」みたいに理解されなくて怒っちゃう方もいるか
  >もですが、コロナのご時世でのこう>いった配慮と工夫は柔軟ですばらしいと思いま
  >す。
  
  ふふふっ、確かに、そんなおじさまもいらっしゃいそう(*^^*)。
  でも、のんびり過ごしたい私たちにとっては、食事時にお部屋や寝室を片付けなくてもいいし、自分たちのペースで食事を進めることができるし、ず〜っと気楽に過ごせました。まさに「別荘」です♪
  
  今朝、おみヴぉさんの「酉の市」旅行記を拝見しました。
  おみヴぉさんは、先日のハロウィーンパイと言い、「酉の市」と言い、いつも四季の行事を大切に過ごされていて、私も見習わなくちゃ！と感じています。
  「酉の市」は、年の瀬の恒例行事なのですね！関西でも同じような行事として、年明けに「十日戎」があります。何もついていない笹に、小判や俵等の縁起物を選んで、自分だけの福笹を作るんですよ。お金をかければかけるほど、華やかな福笹に。。（^^;）。
  また機会があれば、十日戎にもぜひお越しください♪
  
  arc-en-ciel