2020/01/03 - 2020/01/04
10位(同エリア529件中)
こあひるさん
2019年に積雪量NO.2の肘折温泉(山形県)を訪れた。そうなると、NO.1の酸ヶ湯温泉にも行ってみたくなった(仙台にいるうちに)。
でも・・・肘折温泉は温泉街だけれど、酸ヶ湯温泉には一軒の温泉宿があるだけ・・・。でも有名なヒバ千人風呂(混浴)があるし(湯あみ着OKだし)・・・昔ながらの湯治宿の風情を味わいにいってみるのも悪くないな・・・。青森駅との送迎もあるみたいから、行かない理由はない・・・と、2020年の雪景色を求めての冬旅は、酸ヶ湯温泉に決めた。
酸ヶ湯温泉
https://www.sukayu.jp
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
仙台から青森まで高速バスで・・・。お正月頃は、まだ新型コロナに関してほぼ認知されていなかった幸せな時期でした。
けれども、この頃だったかもう少し前だったか・・・中国・武漢で、原因不明の肺炎が流行ってきているらしい・・・という小さな記事を新聞で見かけた記憶があります。日本にも、静かに確実に危機が迫ってきていたのですねぇ・・・。 -
青森まで約5時間かかるので・・・わが家にしては頑張って早起き・・・7:50発の高速バスに乗りました。
2019~2020年冬シーズンは、どこも記録的に雪が少なくて・・・毎年、積雪量NO.1でニュースに取り上げられる酸ヶ湯においてすら、しょぼい雪景色しか見られないのか・・・!?(しかも、積雪が最大になる2月ではなく、早めの1月だし・・・)と心配しましたが、12月の後半頃になると、ついに雪が・・・よしよし!!その調子!!と喜ぶ私・・・。 -
青森県に入るとリンゴ畑が多くなります。やっぱり雪は少ないようですね~。
-
12時半過ぎ、予定通り青森駅前に到着。新幹線だと新青森駅になっちゃうけれど、高速バスだと、繁華街中心の青森駅前に着くから良いですね。
-
酸ヶ湯温泉の無料送迎バスが14時なので、その待ち合わせ場所に近い「アウガ 新鮮市場」の中にある「りんご箱」という居酒屋さんでランチすることにしました。
新鮮市場 市場・商店街
-
知らずして入ったのですが、ランチタイム(12:45)と居酒屋タイム(19時)に、津軽三味線演奏をしています(現在は、新型コロナのため夜のみ)。いきなり青森に来たな~ってしみじみ。
-
私は海鮮丼。連れ合いは十和田バラ焼き。ものすごいボリュームでビックリ!
アウガ
http://www.auga.aomori.jp/index.html -
アウガ裏手のニコニコ通りのセブンイレブンのあたりが乗降場所・・・あ!このバスかな~!
-
街を抜けて・・・山奥に入って行くと・・・道路沿いは感動的な雪景色・・・最前列に座ったわけじゃないから、なかなかうまく撮れないけれど・・・。
-
雪が止んで時間が経っても、こうして枝々に着雪しっぱなしというのは、街なかではなかなか見られない。気温がかなり低い山々の中だから・・・。木々まで真っ白いのが、雪景色の絵としてのイメージ。
-
ポールみたいな棒は、道路はここまでというマーク。もちろん、一般の車のためもあるけれど、除雪車のためというのがあるようです。
-
除雪はしっかりしている豪雪地帯の道路ですが、真っ白・・・。
スノータイヤに履き替えたこともなく・・・従って雪が積もれば車を一切運転しない私・・・雪道を当たり前のように運転できるって尊敬~。 -
景色も時も凍りついて止まってしまったような・・・真っ白な世界・・・美しすぎる・・・ホントはちょこっとでも降りて歩いてみたい。
-
除雪された雪をキレイに積み上げた路肩の雪壁・・・徐々に高さが増してきました。前を走る赤い車(郵便配達?)がモノクロ世界の差し色となっています。
-
1時間弱で酸ヶ湯温泉に到着しました。
酸ヶ湯は約300年前から開かれていた山の温泉宿です。十和田湖八幡平国立公園の北部、八甲田連峰の主峰「大岳」の西麓に位置する標高925mの清涼な高地にあります。
毎年3~5mほどの積雪になる酸ヶ湯。しかしながら今シーズンは、さすがの酸ヶ湯ですら非常に雪が少ない年となりました。この時点の積雪は1m半くらいだったと思います。そんな雪不足のシーズンでしたが、2月半ば頃には積雪3m近くまで
いったようで、さすが酸ヶ湯です。酸ヶ湯温泉 温泉
-
ロビーはわりと広いです。一気にお客さんが来ても大丈夫。
-
15時少し前ですが、けっこうお客さんが多く、次々にお部屋に案内されます。
-
青森だもん、やっぱりねぶたですよね~、まさか8月にねぶたが中止になるとは思いもよりませんでした(今年は行く予定だったのに)。
およそ300年前の貞享元年(1684)、横内(現青森市内)に住む狩人・小山内佐ヱ門四郎が鹿をしとめ損ない、その手負いの鹿を追って山へ入りました。それから3日後に鹿を発見しますが、傷を負っていたはずの鹿があっという間に岩山を駆け上がり逃げ去ってしまいました。その俊敏さをみて不思議に思い、付近を探索したところ、温泉が湧いているのを見つけました。その後、その温泉に薬効があることを知り「鹿の湯」と名づけ利用するようになった・・・という由来があります。
え~!?鹿が温泉に浸かったかどうかまったく根拠ないじゃん・・・。 -
酸ヶ湯温泉の建物は、増改築を繰り返した(温泉旅館にありがち)複雑な造りで、旅館棟と湯治棟に分かれています。基本的に、こういう古いスタイルの旅館では、トイレや洗面所は共同というパターンが多いのですが、この旅館はそれに留まらず、リニューアルして色々なパターンのお部屋で対応しているのが素晴らしいです。メールの返信もきちんと速かったですし。
旅館棟は玄関に近いあたり。旅館棟には、1号館(2019年リニューアル、トイレ・洗面所・冷蔵庫付き)、イ棟、7号館があります。湯治棟には2号館、3号館(トイレ・洗面所付き)、5号館、6号館があります。
昔ながらの湯治宿っぽい古びた風情のみでなく、意外にも、新しくキレイで明るいお部屋もあるのです。 -
このあたりはかなり新しくてキレイ。
-
わが家が泊まる3号館・・・廊下もリニューアルされていて清潔。それにしても・・・迷っちゃう構造だな。
-
わが家が泊まる湯治棟3号館は、トイレ・洗面所付きの和室(2016年6月にリニューアル)になります。ふたりで26000円だったかな。お布団の上げ下ろしはセルフです。
あと1万円ほど(ふたり分で)上乗せすれば、旅館棟1号館のトイレ・洗面所付きの洋室(ベッド)がお薦めです。そちらのお部屋ならば、酸ヶ湯温泉という湯治宿らしからぬ・・・モダンでキレイな(新しい)お部屋です。 -
洗面台と温水洗浄トイレ・・・リニューアルしてあるので、汚くて気持ち悪い点もなく安心。
-
-
お部屋の窓からの眺め。次々にお客さんがやって来ます~。けっこうな人数を収容できそうですものね。
-
建物の周りの池のようなものは・・・温度の低い温泉水で、屋根から落ちた雪や、建物のまわりに降り積もった雪を溶かすためらしいです。でないと、1階は雪に埋まってしまいますから・・・。
-
温泉宿前の駐車場。みんな雪の中でも運転して来るのよねぇ~。降りは激しくないけれど、普通に降っているので視界は悪いです。
-
送迎バスを降りてから、次々に案内されちゃってゆっくり撮影できなかったので・・・早速、連れ合いをお部屋に置いて外へ出てみます。
雪、だんだん降りが激しくなってきました。いいね!雪景色! -
雪景色を求めての冬旅・・・酸ヶ湯温泉は、ここ一軒宿の棟々だけなので・・・周りをお散歩ってこともない。雪深くない季節なら、もっと周りを歩いてみることもできるのだけれど・・・。
-
玄関に向かって右側はお土産売店。
-
わが家の部屋がある3号館と本館の間・・・先ほどお部屋から見えた温泉溜まり。ストリートビューで見ると・・・お濠のようになっているみたい。
-
3号館。
-
ほとんど足跡のない積雪の中、ズブズブと・・・3号館の裏手へ周ってみると・・・
-
なんかとってもレトロな風情の建物・・・これは6号館かしら?
-
3号館と6号館の間にも、川みたいな温泉が・・・。
-
酸ヶ湯温泉を取り囲む山々はもはや白くけぶり、輪郭を失っています。
-
カフェぶな林や1号館のあたり。
-
旅館棟にある、新しくて広い心地良さげなサロン。多くの人が寛いでいたので、全体の写真を撮ることは控えましたが・・・ソファや木工のイスが置かれ、いい雰囲気のスペースでした。
-
雪景色いっぱいの大きな窓もあります。
-
昭和レトロ感いっぱいです。
-
湯治棟をちょっと探検・・・2号館。
-
迷路のよう。
-
6号館・・・湯治棟は、3号館以外は、いかにも昭和の湯治宿といった趣きがあります。
-
階段の風情も色々。
-
湯治棟の自炊場。
-
階段や曲がり角があちこちにあって・・・方向感覚がなくなりました。わからなくなって、通りがかりのスタッフに、3号館はどっちでしたっけ?と尋ねてしまいました。
-
まもなく16時半。だいぶ日が暮れてきました。
江戸時代から、現在のヒバ千人風呂の「熱の湯」の周辺に、数ヶ所お湯が湧き出しており、地元の者がそこに小屋を建て、山菜取り人や狩人らに温泉を開放していたそうです。
そういった小屋主(湯主)らが協力して組合を設立したのが「酸ヶ湯」の原形となりました。最初は湯治棟しかありませんでしたが、その後、旅館部等を増改築し、現在に至っているそうです。 -
お部屋からの眺めくらいしか撮る場所がないので・・・定点撮影みたいになっちゃった・・・。
-
灯りが映えるようになってきました。
-
16時半をまわりました。夕暮れの時間帯に外に出ないではいられません。しつこくまた外へ・・・。
-
3号館。
-
6号館。川ではないけれど・・・水面にほんのり映る灯りが温かい。
-
さすがに外でのんきに写真撮ってる人なんていないわ・・・みんなお部屋や温泉でぬくぬくしているよね~。
-
ちょっと小降りになっていたので、先ほどより周辺がややクリアに見えます。
マジックアワーらしい青みを帯びた空になるのはもうちょっと・・・かなり寒いですが(苦笑)待ちます。 -
16:45頃・・・魅惑的な色味になってきました。また雪の降りが激しくなってきました。
-
同じところばっかり繰り返し撮っていますが、しつこく戻って・・・。
-
3号館と6号館。
-
フォトジェニックな6号館。裏手エリアは積雪が深いので、自分が通った足跡を辿るだけになり・・・同じようなショットしか撮れない・・・。
-
3号館。わが家のお部屋はどこかしら?
-
雪がいっそう降りしきってきました。吹雪いちゃうと色々困りますが・・・このくらいはお望みだったところ。
-
もうすぐ17時・・・あっという間に、ブルーアワーは終わってしまいました。
-
(この写真は酸ヶ湯温泉HPよりコピーしました)
夕食まで時間があるので、連れ合いと一緒に、名物「ヒバ千人風呂」に入りにいくことにしました。
千人風呂は、基本的に混浴ですが(午前8時~9時、午後8時~9時は女性専用時間)、女性は湯あみ着をつけて入ることができます(湯あみ着は売店にて販売)。
この千人風呂では、身体を洗うことはできず浸かるだけなので、連れ合いと一緒に入ろうと思い、売店で湯あみ着を買いました。脱衣所は男女別なので、そこの案内だけスタッフにお願いしました。
160畳ほどの巨大な総ヒバ造りの大浴場・・・柱が1本もない大浴場で、昔ながらの混浴になっています。 -
(この写真は酸ヶ湯温泉HPよりコピーしました)
パンフレットやHPの写真では、圧巻の大浴場がクリアに見渡せますが、実際には(たまたまかもしれませんが)、湯気がもうもうで、少し先までしか見えませんでした・・・(苦笑)。
脱衣所から出ると・・・大きな湯船・・・「熱の湯(ねつのゆ)」があります。熱の湯は、浴槽の底から源泉が湧き出ています。名前に反してぬるめで、身体の芯まで温まることからこう呼ばれています。一応立て札があって、何となく男と女のエリアを分けているんですね~。 -
(この写真は酸ヶ湯温泉HPよりコピーしました)
女性は湯あみ着OKなので、変に緊張や気遣いする必要がなく、堂々と動き周れて有り難いです(もし湯あみ着が無かったら、混浴時間には入らなかったと思います)。
しかし、女性はもちろんですが、男性の中にも何となく居心地悪そうな人もいる感じがしたので、男性用の湯あみ着のようなものがあったらいいのに・・・と思いましたが・・・男性の方、どうなのでしょう。 -
(この写真は酸ヶ湯温泉HPよりコピーしました)
熱の湯の奥には、四分六分(しぶろくぶ)の湯があります。四分六分の湯は、入ると熱の湯よりも熱く感じますが、温もりの持続が熱の湯よりも短く、四分から六分ぐらいの温まり具合になると言われてその名が付けられました。 -
(この写真は酸ヶ湯温泉HPよりコピーしました)
熱の湯、四不六分の湯のほかに、湯滝、冷の湯と、源泉が異なる4つの浴槽があります。写真は、源泉打たせ湯のある湯滝。
冷え性疾患の場合の入浴方法は・・・まず「熱の湯」に5分程入り、次に「四分六分の湯」に5分程入る・・・かぶり湯「冷の湯」を頭にかぶる・・・そして打たせ湯「湯滝」で3分程度打たせる・・・最後に再び「熱の湯」に3分程入ってから上がる・・・だそうです。 -
18時半・・・夕食タイムです。湯治棟のわが家は、大広間(食事処)での夕食です。
旅館棟の1号館は個室にて・・・イ棟はお部屋にて・・・7号館は食事処のテーブル席にて・・・夕食となっています。食事スタイルも様々なパターンで応じているのですね。 -
メニューは・・・
先付:茸昆布和え
前菜:若ももゆず味噌イカ和え 甘鯛塩焼き 若鶏とリンゴの松風
鍋:たら鍋
焼き:うなぎ白醤油焼き
小鉢:かぼちゃ水晶蒸し
洋皿:スモークサーモンサラダ
フルーツ:リンゴ 桜チーズ
でした。 -
19時半頃、お部屋に戻る途中・・・グーグルマップで見ると、旅館(イ)棟と7号館の間・・・奥は玉の湯(男女別のお湯)になるのかな?
-
暗くてあまりわからなかったけれど、フラッシュを焚くとけっこう降っています。
-
雪がない時期には、ここは中庭のような場所みたい。
-
22時半過ぎ・・・男女別の小浴場「玉の湯」に入ります。シャワーや洗い場はこちらにあるので、身体を洗うのはこちらで・・・になります。連れ合いもスタッフの方が案内してくださり、無事に入浴できました。
-
(この写真は酸ヶ湯温泉HPよりコピーしました)
玉の湯もヒバ造り。千人風呂と源泉は異なりますが、こちらも白濁した酸性の硫黄泉です。 -
翌4日・・・朝6時半頃です。まだ薄暗いですが、雪は降りしきっています。無料送迎バスが8:20発なので、わが家にしては早起き・・・。
青森までの送迎バスは通常8:50発で、途中、八甲田ロープウェイで停車してくれるそうですが、このシーズンは8:20に別便が出るそうなので、早めの便を予約しておきました。 -
まだ暗いうちから、除雪車が活動しています。
-
7時少し前、朝食を食べに・・・。
-
中庭(?)の所はやはりなかなかフォトジェニックです。
-
雪はずっと降り続いていますので、昨日よりも積雪量は増えたでしょうね。
-
ロープウェイが運行するかどうか、朝7時半頃にフロント前に掲示してくれることになっていました。もし悪天候で運休なら、送迎バスを途中下車せず、青森駅(アウガ)まで行ってしまおうと思います。
-
お部屋に戻りました。駐車場の車・・・一晩で雪に埋もれています~。
-
最後の定点撮影。
雪は降りしきっていますが、風は強くないので、ロープウェイは運行するだろう・・・でも、ロープウェイ山頂公園駅は視界がかなり悪いだろうな~・・・とわかっているけれど・・・どうしようかな~。 -
ロープウェイは運行しているとこのとですので、視界不良は予想されるものの・・・一応、行ってみるか(他に行くところないし)・・・と、8時少し前に送迎バスに乗り込みます。
酸ヶ湯温泉
https://www.sukayu.jp/ -
途中の雪景色は相変わらず美しい~。標識(写真左側)に雪がびっしり付いちゃって見えない。
-
昨日よりも、いっそう真っ白な世界・・・飽きません。
-
ロープウェイの営業時間は9時からなので、8:20発のバスだと早いんじゃないかと思いましたが、すでにスキーなどの客でかなりの行列ができていました。
そうか・・・ここもスキー場だから、蔵王ロープウェイと同じように、単に景色を見に行く客よりスキーなどをする人を乗せるのがメインなんですね。
ロープウェイは運行するようですが、天候はSnow&Mist、視界約20mで気温は-11.6℃ですって・・・。しかも風速17m/sって・・・完全に吹雪だわ。八甲田ロープウェ- 乗り物
-
荷物は預かってくれます(有料)。
9時より前に運行は始まっていたようですが、スキー客がかなり多く、30分くらいは待ったかもしれません。 -
ロープウェイの途中は、中の人いきれと外の冷気で、ガラスが真っ白く曇ってしまい、景色がまともに見えないので写真はありません。蔵王ロープウェイでも同様の状況を体験しているので(初めての時には、雲って雪景色が見えずビックリ・ガッカリしましたが)驚きませんでしたが・・・。
山頂は風速17mとなっていた通り・・・吹雪いており、外に出ると思わず笑っちゃうほどの酷さです。 -
あまりの吹雪のため、連れ合いは駅構内に残し・・・ひとりで外に出てみましたが・・・顔に吹き付ける雪が痛いわ~、強風に飛ばされそうだわ~で・・・。
1月の初めなので、スノーモンスターは、まだ枝々の形状がわかるほどにしか成長していません。2月頃になれば、もっと太ってモンスターっぽくなっているんでしょう。 -
蔵王にも樹氷を何度か見に行ったことがありますが・・・1月より2月の方が天候が落ち着くらしいです。それでも山の天気は変わりやすく不安定なので、青空の下で樹氷を見ることができるタイミングは・・・なかなか稀なのです。
-
視界が悪く・・・林立している樹氷の雪原は見渡せません(涙)。
-
蔵王の樹氷は、アオモリトドマツの枯死が止まらず、さらに温暖化のせいか、昔に比べると大きさも数も減り、形状も変化している・・・と聞きますが、八甲田の樹氷はどうなのでしょう。
-
いやはや・・・もうこれ以上、行動範囲を広げられないし、よく見えないし、外に留まっていることができません。
-
予想通りの荒れた天候のため、ゆっくり撮影していられないし、視界も悪すぎるので早々に引き上げます。わずか10分ほどの滞在でした。
プラスチックの定規みたいな物(ロープウェイ内に置いてある)で、ロープウェイの凍りついたガラス窓を、内側からガリガリと削ると、少しだけ景色が垣間見えました。
八甲田ロープウェイ
http://www.hakkoda-ropeway.jp -
ロープウェイ山麓駅のすぐ前に、バスの待合所があります。ちゃんと扉のついた小屋になっています。
しかし・・・予定よりもかなり早く降りてきちゃったので、バスの時刻まで1時間余りあります。 -
送迎バスで通ってきた国道の雪景色が美しかったので、車の中からでなく、直接ゆっくり見てみたいと思い、ここから100mほど進んだ国道まで出てみることに・・・。
-
続々とスキー客がやってきます。
-
国道に出ました。雪並木のトンネルにうっとり・・・。
-
人が歩くようなスペースもなく・・・ふらふら歩いていると危ないので・・・交差点から先へは進まずシャッターを切りまくりました。
-
バスの待ち時間、長かった~(笑)・・・時間がもったいなかったけれど、便数が限られているし、歩いて行けるところもないし~。待合い小屋には外国人も多かったです。
JRバス東北の路線バス(青森⇔十和田湖 冬は青森⇔酸ヶ湯温泉のみ)で、青森駅までは1時間半余り。 -
車窓からの雪景色は見飽きることはない。
-
冬場は、バスの窓も(電車もですが)人いきれで曇ってしまうんですよねぇ・・・。
-
13時過ぎに青森駅に到着しました。
高速バスの時刻14:40まで時間があるので、先ずはランチにしよ~。駅前で見かけた「あおもり帆立小屋」というお店に入ってみました。
釣ったホタテを食べることができ、コンロでセルフ焼きもできるようですが・・・わが家は面倒なので普通の食事です。連れ合いはホタテづくし定食。わたしはあまりお腹が空いていなかったので、ホタテ貝焼き味噌定食。
あおもり帆立小屋
http://aomori-den.jp/hotategoya/帆立小屋 グルメ・レストラン
-
時間があるので、港の方へお散歩・・・青森ベイブリッジ、なかなかカッコいいね。
-
酸ヶ湯あたりの山エリアとは、ずいぶん天気が違います。
-
1908年(明治41年)から1988年(昭和63年)まで80年間にわたり、青森港と函館港を結んだ青函連絡船。この八甲田丸は昭和39年に就航し、青函連絡船の最終運航を(青森から函館)担った連絡船です。内部を見学できるようです(有料)。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
https://aomori-hakkoudamaru.com/index.html青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館
-
ベイブリッジの下にあるA-FACTORY。ここもなかなかオシャレな雰囲気の建物です。
-
青森県のお土産がメインのショップだけれど、雑貨屋さんみたいな雰囲気。シードル工房やカフェもあります。
A-FACTORY
https://www.jre-abc.com/wp/afactory/index/ -
青森市文化観光交流施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」です。大型ねぶたが展示されているそうですが、残念ながら見学するほどの時間はないです。
建物のデザインが斬新でオシャレ~!
ねぶたの家 ワ・ラッセ
http://www.nebuta.jp/warasse/ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館
-
14:40発の高速バスで仙台へ帰ります。またね~!リンゴ畑~~!
-
20時半ころ自宅に戻りました。A-FACTORYで買ったアップルパイで一息・・・。
酸ヶ湯温泉・・・昔ながらの湯治宿そのままの風情がありながらも、現代的なニーズにも合わせた、思った以上に過ごしやすいお宿でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
東北の雪景色
-
前の旅行記
日本NO.2の豪雪地帯へGo!! **肘折(ひじおり)温泉*肘折幻想雪回廊**
2019/02/09~
新庄
-
次の旅行記
**雪が無いなんて~!!冬の銀山温泉と最上川舟下り**
2020/01/24~
銀山温泉
-
*** 雪の中の・・・幻想的なページェント ***
2013/12/14~
仙台
-
突然の思いつきで、樹氷ライトアップへ・・・しかし超!悪!天!候だったぁ~~>゜))))彡!
2014/01/11~
蔵王温泉
-
雪に閉ざされて・・・ひっそりと・・・冬の山寺
2014/01/23~
山形市
-
憧れの・・・銀山温泉の雪景色 ① **到着まで・・・と、今夜のお宿「古山閣」**
2014/02/10~
銀山温泉
-
憧れの・・・銀山温泉の雪景色 ② **雪に包まれた大正ロマンの町並み 日中編**
2014/02/10~
銀山温泉
-
憧れの・・・銀山温泉の雪景色 ③ **雪に包まれた大正ロマンの町並み 夜景編**
2014/02/10~
銀山温泉
-
憧れの・・・銀山温泉の雪景色 ④ **朝の銀山温泉と、蔵の町・山形市十日町**
2014/02/10~
銀山温泉
-
雪旅籠(ゆきはたご)の灯り ★日中編★ ~~月山志津温泉~~
2014/03/02~
月山・朝日岳
-
雪旅籠(ゆきはたご)の灯り ★夜景編★ ~~月山志津温泉~~
2014/03/02~
月山・朝日岳
-
あ~ぁ!とうとう積もっちゃった・・・雪・・・。
2014/12/18~
仙台
-
雨男・・・いや雪男のせいで・・・今夜は、光のページェントにも雪が降る・・・
2014/12/26~
仙台
-
横手の雪まつり ☆★★かまくら★★☆今年初の3Dプロジェクションマッピングも!☆☆
2015/02/15~
横手
-
横手の雪まつりの、もうひとつの顔、梵天(ぼんでん)・・・コンクールをちょっとだけ・・・
2015/02/16~
横手
-
お家の中の奥に・・・豪華な蔵が隠れている町 ~横手市増田町~
2015/02/16~
横手
-
今冬、初めての積雪だ~~!!
2016/01/18~
仙台
-
聖武天皇の詔によって建立された歴史をもつ・・・陸奥国分寺
2016/01/25~
宮城野・若林・名取
-
思いっきり雪景色を見た~い!!と諦めきれずに・・・角館へ ★角館 雛めぐり1★
2016/02/27~
角館
-
思いっきり雪景色を見た~い!!と諦めきれずに・・・角館へ ★角館 雛めぐり2★
2016/02/27~
角館
-
思いっきり雪景色を見た~い!!と諦めきれずに・・・角館へ ★夜の雪桜★
2016/02/27~
角館
-
思いっきり雪景色を見た~い!!と諦めきれずに・・・角館へ ★ついに・・・雪の桜が満開!そしてモノクロームの雪...
2016/02/27~
角館
-
思いっきり雪景色を見た~い!!と諦めきれずに・・・角館へ ★安藤醸造のお雛さま★
2016/02/27~
角館
-
思いっきり雪景色を見た~い!!と諦めきれずに・・・角館へ ★秋田内陸縦貫鉄道に乗ってみよう!★
2016/02/27~
森吉・阿仁・鷹巣
-
今冬は、雪をたっぷり堪能~~!! ☆上桧木内の紙風船上げ☆
2017/02/10~
角館
-
今冬は、雪をたっぷり堪能~~!! ☆角館 武家屋敷通りの雪景色☆
2017/02/11~
角館
-
蔵王のスノーモンスター☆樹氷にリベンジ!!☆
2018/01/13~
蔵王温泉
-
八戸えんぶり 2018 1日目 ★一斉摺り、御前えんぶり、かがり火えんぶり・・・など★
2018/02/17~
八戸
-
八戸えんぶり 2018 2日目 ★横丁さんぽ、えんぶり公演、お庭えんぶり・・・など★
2018/02/17~
八戸
-
日本NO.2の豪雪地帯へGo!! **肘折(ひじおり)温泉*肘折幻想雪回廊**
2019/02/09~
新庄
-
日本NO.1の豪雪地帯へGo!! **酸ヶ湯(すかゆ)温泉**
2020/01/03~
八甲田・酸ヶ湯温泉
-
**雪が無いなんて~!!冬の銀山温泉と最上川舟下り**
2020/01/24~
銀山温泉
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (6)
-
- aoitomoさん 2020/10/01 20:46:44
- 憧れの温泉雪景色
- こあひるさん こんばんは~
温泉街の雪景色には憧れますよ。
こあひるさんの撮影する雪景色がまた雰囲気があっていいです。
酸ヶ湯温泉いいですね~
私も絶対行きたい温泉のひとつになりましたよ。
混浴では現代では女性の湯あみ着は必須な感じがします。
その方が混浴文化も続くでしょうし、カップルでも気軽に入れそうですしね。
男性としては他人の女性がいれば自分がスッポンポンでは気を使いますよ。
せめて腰に巻けるような簡単な湯あみがあってもいいのではって思います。
しかしamazonでも売ってません。( ´艸`)
私も昔は冬は東北でスキーをしていたので、
樹氷とかは普通に見れてましたが、
今では雪景色も滅多にお目にかかれなくなりました。
美しい風情ある雪景色私も直に眺めてみたいです~
10月の佐渡島に引き続き11月は東北旅1週間決定しました。
こあひるさんが色々訪れていた場所に滞在時間は短いですが訪れることができそうです~
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2020/10/05 11:51:48
- RE: 憧れの温泉雪景色
- aoitomoさん、こんにちは。
豪雪で名をはせる温泉地だと、自分の中では、どうしても雪景色のイメージが強すぎて、酸ヶ湯にしろ肘折にしろ、夏の深緑や秋の紅葉の季節もすごくキレイだろうな〜と気づかされることが多いです・・・。
今でも昔ながらの混浴の伝統を守っている秘湯のような温泉はありますよね。一応、女性専用時間なんかを設けて、現代の風潮に少し合わせてくれているところも多いですが・・・やっぱり湯あみ着OKがもっと広がってほしいと思います。海外なんて水着ですからねぇ。
GWに、海外旅行の代替として予約していた黄金崎不老ふ死温泉も(没になりましたが・・・)、有名な海辺の露天風呂は混浴ですが、湯あみ着OKで、酸ヶ湯で買った湯あみ着でもOK(現地のレンタル湯あみ着があります)なんて、おおらかでしたよ〜。女性専用の海辺の露天風呂も造られているようですが・・・カップルだとやっぱり一緒に入れれば楽しいですよね。わが家の場合は一緒に入れる方が有り難いです。
男性にも湯あみ着(パンツのようなもので十分)があったほうがやっぱり気楽ですよね〜?女性としても、目線のやり場に戸惑いがあります。見ていなくても、なんとなく視界には入ってきますから・・・気を使っちゃいます。
樹氷の斜面をスキーで滑り降りるって気持ちいいでしょうね〜。スキーをしたことがないから、一生に一度くらいはちょっとやってみたい気もしますが、連れ合いが(連れ合いは、まだ目が大丈夫な頃やったことがあるそうですが)今や、邪魔にしかならないからなかなか・・・。
それにしても・・・八甲田ロープウェイは今回2度目ですが(7年前の夏、奥入瀬渓谷のついでに行きました)、前回も霧が深くまったく周りが見えなかったのですが・・・今回も引き続き視界不良で吹雪で・・・なかなか八甲田ロープウェイには恵まれません。
今月の佐渡はいつ頃なのかな?紅葉とかおっしゃっていたから下旬なのかしら。楽しみですね〜。ちょうどいい季節ですから、まち歩きなんかもいっそうはかどりそう。
11月には東北旅ですか???1週間ということは、ツアーでなくaoitomoオリジナル旅かしら?どこらへんを巡るのでしょう〜。11月だと、ちょうど紅葉狙いでいけますね。すごくステキな旅になりそう。是非にも、これだけは旅行記をお願いします!!!!強力に要望します(笑)。
こあひる
-
- fujickeyさん 2020/09/30 20:42:31
- さすがの酸ヶ湯
- こあひるさん、こんばんは。
暖冬と言われていてもさすがの酸ヶ湯。
積雪量がすごいですね。
例年はもっともっと積もるんでしょうけど。
こあひるさんが撮る雪景色の写真が大好きです。
真似して雪が降っているときにフラッシュをたいてみたけれど、
こんなに幻想的に撮れないですよ。
何度も外にでてシャッターを押した行動力も尊敬しちゃう。
16:45頃から撮られた写真はどれも素敵!
3号館と6号館の写真が好みです。
今年は夏祭りも秋祭りもほとんど中止になりましたね。
冬はどうなるんだろうか。
積雪量も気になるところです。
fujickey
- こあひるさん からの返信 2020/10/01 22:23:54
- Re: さすがの酸ヶ湯
- fujickeyさん~!こんばんは~!
2019~2020シーズンは、ホントに雪が少なくて・・・酸ヶ湯だけは何とか満足できる雪景色を楽しめたけれど、2月の雪旅は、ほとんど雪がなかったり、雪どころか雨だったり・・・ホントにガッカリすぎる年でした。仙台にいる最後の冬だったのに・・・。
フラッシュを焚いて、降っている雪を玉のように写すのって・・・けっこう雪以外の景色が暗く写ったり、雪との距離やシャッター速度などによって、うまく写らなかったり・・・と、案外、工夫が必要なのかもねぇ。色々なシャッター速度や距離で撮りまくるうちに、なんとなく上手く写る条件がわかるようになるのかも・・・。
わたしも3号館と6号館の間のあたりが好きだったです。あそこ、駐車場の脇から入るのですが、ちょっと高くなっていて、雪かきしてない場所なので、上り下りするのも大変でした。中庭みたいになっているところも好きだったかな。
今年は仙台最後の年だと思うので(今のところの予定では・・・)、締めに行っておこう!と計画していたところが多かったのに・・・春の桜から始まり・・・夏まつりは全滅(ねぶたやねぷた、立佞武多に行くプランでした)・・・津軽半島から五能線の旅も無になり(ホテルやチケットも予約したのに)・・・仙台の七夕も中止だし・・・まさかこんなふうに、な~んにもない年になるとは・・・酷い・・・。
旅行再開は、わたしは色々細かいところが気になっちゃって、今まで行かなかったけれど(日帰りでお花を見に行くくらい)・・・ついに10月の紅葉シーズンには、近場から(車で2時間ほどの範囲で)ちょこっと始めてみる気になっています。
冬場は・・・わたしは雪の中を運転したことがないので(スノータイヤを履いたことがない)、さすがに車で旅行なんてできないので・・・来シーズンの雪景色の旅をどうしよう~・・・と悩んでいるところです。公共交通機関も色々気になる点もあるから・・・。でも、来シーズンこそはまともに雪、積もってほしい~!
こあひる
-
- ねもさん 2020/09/30 12:28:37
- お久しぶりです
- こあひるさん
ご夫妻の7ヶ月後に同じようなスポットを訪ねました。
やはり酸ヶ湯などひなびた温泉は、雪がある冬のほうが風情がありそうと感じました。といって実際に行くか?と問われたら微妙ですが(笑、かなり寒そうにみえます)
こあひるさんたちがスルーされたメモリアルシップもねぶたの家もなかなか良かったです。ほぼ初青森でしたが、次回は酸ヶ湯と青森市以外も歩いてみたいと思いました。
- こあひるさん からの返信 2020/10/01 21:55:51
- Re: お久しぶりです
- ねもさん、こんばんは~!
春の新緑も夏の深緑も秋の紅葉も・・・どの時期にも違う顔があるので、雪のシーズンでない時にも再訪してみたいところはいっぱいあるんですが・・・。青森って、仙台からでもちょっと遠い・・・と感じるので、近場の旅行・・・という気軽な気分ではなかなか行けません。
青森市内のメモリアルシップやねぶたの家、時間があれば見てみたかったな~ぁ。青森市内は、ツアーでねぶたに行ったことくらいしかないので、実は
青森・・・下北半島には行きましたが、津軽半島にも行ってみたいなぁ~と思っています(今年の夏に少し齧る予定でしたが、新型コロナのせいで計画がおじゃんになりました)。
登山好きのねもさんは、山に紅葉狩りに行かれるのでしょうか?旅行記が楽しみです。
こあひる
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
八甲田・酸ヶ湯温泉(青森) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 東北の雪景色
6
110