江戸から明治時代の伝統的建造物群の街並み景観が保存されている「蔵の街」栃木市の市街地の下見ツアー

2020/07/25 - 2020/07/25

伝統的建造物群保存地区に指定された街並みがある「蔵の街」栃木市の市街をじっくり散策するための下見をした。
栃木市は栃木県の南部に位置し、かつて県庁がおかれていたが、現在刃宇都宮市に県庁は移っている。東北新幹線や国道4号線などの幹線は東に隣接する小山市を通り、交通利便性などから人口規模は三番目となっているが、かつて栄えた商都の面影が残るおもしろい土地柄だ。
市街地にはシティホテルがあるが、大規模なリゾートホテルや温泉街はない。
大通りは良く整備されていて、市街地に点在する観光スポットを徒歩で巡ることができる。
周辺の郊外にも中規模の観光スポットは多く、市街地と併せて旅するのは良さそうだ。

エリア 栃木・壬生・都賀(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

栃木市に行く前に道の駅グランテラス筑西に寄った。１周年を迎えたばかりでまだ新しく、芝生も緑が鮮やかだ。

道の駅 グランテラス筑西 お土産屋・直売所・特産品

休憩施設の他、直売所、レストラン等からなる複合施設で、つい長居してしまう。

アルチザン グランテラス筑西店 グルメ・レストラン

下館の観光名所の案内があり、見どころが多いことがわかる。別途の機会にゆっくり訪問してみたい。

道の駅 グランテラス筑西 お土産屋・直売所・特産品

目的の蔵の街に着いたのは夕刻になってしまった。下見と言えども暗くなるまで時間が少なく、残念ながら天候も良くない。メインスポットの塚田歴史伝説館には専用の駐車場が無く、大通りの観光駐車場などを利用して、歩いて移動することになりそうだ。暑い時期は避け、涼しい季節に来たい。

塚田歴史伝説館 美術館・博物館

かつて水運を利用した商都として栄えた栃木市のシンボル的スポットだ。

巴波川 自然・景勝地

遊覧船で説明を聞きながら巴波川の水面近くから白壁の蔵群を鑑賞することができる。蔵の反対岸は遊歩道になっていてじっくり眺めることもできる。

蔵の街遊覧船 乗り物

大通りに３連の土蔵を改装した美術館がある。

とちぎ蔵の街美術館 美術館・博物館

栃木市に現存する多数の蔵造りの建物の中でも最古だそうだ。

とちぎ蔵の街美術館 美術館・博物館

蔵の街観光館でパンフレットなどの資料を入手したかったのだが、コロナ禍のため短縮営業しているようで閉館していて資料を何も得られたかった。Webでもパンフレットを公開しているが、数種類の資料を広げて調査してみたかった。

とちぎ蔵の街観光館 名所・史跡

蔵の街観光館は間口の割りに奥行きが長い区画であり、大通りに面したみ蔵の奥に、物産館などが連なっている。

とちぎ蔵の街観光館 名所・史跡

とちぎ山車会館前が多目的のきれいな広場として整備されている。

とちぎ山車会館 美術館・博物館

館内に山車の展示がある。山車の出し入れのため天井が高い。

とちぎ山車会館 美術館・博物館

展示山車は3台であり、どちらの町内会の山車か案内されている。

とちぎ山車会館 美術館・博物館

大通りに面して大型のシティホテルがあり、宿泊して観光する際に便利な立地なので利用したい。

栃木グランドホテル 宿・ホテル

大通りには蔵を利用した貴重な旅館もある。和室しかないが、ランチのレストラン利用もできる。

かな半旅館 宿・ホテル

伝統的建造物群保存地区は北側にある。地理関係のみ把握し、散策は次回訪問時のお楽しみとした。

栃木市嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区 名所・史跡

残念ながら保存地区は広く、保存地区の通り全体が伝統的建造物になってはいないようで、期待しすぎてはならなさそうだ。保存地区以外にも歴史ある建造物が点在していて色々と楽しめる。

栃木市嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区 名所・史跡

大通りにも風格ある建物が多く、電線地中化済で美しい景観となっている。天候が良いのが一番だが、少し湿った感じも味わいがある。

五十畑荒物店 専門店

日光例幣使街道栃木宿の古い絵図を元にした案内板が目に留まった。このようなセンスの良い案内板が掲げられているのは街づくりや観光ムード醸成にとって非常に好ましい取組であり頭が下がる思いである。

栃木市観光総合案内所 名所・史跡

大通りに面して東武百貨店の店舗がある。おなじみのデザインの看板があり地場の貴重な物産品が販売されてそうで寄ってみたくなる。なんと、建物には市役所が同居していて、大きな立体駐車場もある。

東武 (栃木店) 百貨店・デパート

古い蔵を利用した個人が集めた古物の展示館もあり、好きな方にはたまらない観光スポットだ。

あだち好古館 美術館・博物館

栃木市からの帰りに館林に久しぶりに寄った。
印象の良い手作り感あふれる案内板があり紹介する。

館林駅 駅

館林市も歴史ある都市である。栃木市、筑西市(旧下館市)等とは違った歴史を刻んでいて趣がある。10年以上に縁があり訪問して以来、じっくり訪問してみたいと興味があるのだが、なかなか実現できていない。
例えば、駅前に日清製粉のミュージアムがあり、日清製粉や製粉業について知ることができるともに、館林の歴史も手短に学べて利用価値が高い。

製粉ミュージアム 美術館・博物館

正田醤油の記念館もあり、館林などの現代史を知るのに役に立つ。

正田記念館 美術館・博物館

館林中心街ではないが、国内に2箇所しかないカルピスの製造工場もあり、リニューアルされた見学施設で特異な長寿の製品に関する知識を得るのはもちろんのこと、製造プロセスや企業活動などそれぞれ興味あることを深く学ぶことができる。コロナ禍が治まったら是非予約、利用してみたい。

カルピスみらいのミュージアム 名所・史跡