雨降山に沈む夕日を眺めて

2023/01/07 - 2023/01/08

JR横浜線と小田急線が交差する商都「町田」駅近傍を散策した。大山に沈む美しい夕日は格別だったが、市街地の散策は思うようではなかった。

エリア 町田(東京)

関東平野の西端の大山丹沢山地の南側の主峰、大山阿夫利神社信奉で江戸時代から人気の高い大山への日没を鑑賞。

大山 自然・景勝地

大山山頂をズームアップ。日没の美しさは丹沢山地が誕生した太古から変わらないであろう。
良く目を凝らすと山頂に人影が見える、ことはなかろう。
ここは横浜市の東神奈川駅と八王子駅を結ぶJR横浜線と小田急線が交差する地点。
所要で観光無しの1日を終える。

JR横浜線 乗り物

翌朝の同じ地点からの眺め。
JRの駅舎が小田急線との乗換の利便性改善のために小田急線側に移動した経緯がある。昭和55年のことであり、当時を知らない住民や利用者の方が多いかもしれない。
JR町田駅南口側は相模原市であり、眺めている範囲の大半は相模原市域である。
町田駅は東京都が神奈川県に突き出た細長い地形の町田市の中核の駅である。
商業施設が充実しているのは南東側が圧倒的。小田急線からJR原町田駅への乗り換えルートだった経緯のある商店街、繁華街、旧官庁街、大丸や東急百貨店などの大型店の出店によると思われる。現在は両駅間にコリドーが繋がり地上に降りずに乗り換え可能だ。JR線沿いに丸井、ルミネや東急ハンズに続いていくつもの商業施設が追加されている。

JR横浜線 乗り物

当初はホテル ザ・エルシィ町田、ベストウェスタンレンブラントホテル東京町田へのリブランドを経て、現在はベストウェスタンの看板は無い。
レンブラントおよびオランダ黄金時代の絵画の代表作のミニチュアレプリカが飾られていた。アムステルダム国立美術館にある原画は3630✕4370mmと巨大な絵画、有名な「夜警」は通称で、 『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊』という題名とのこと。

レンブラントホテル東京町田 宿・ホテル

ロビーには金屏風を背に松竹梅の樽、和太鼓、生花が雑然と並び賑やか。

レンブラントホテル東京町田 宿・ホテル

町田駅近隣のバス路線はかなり複雑で、主に神奈川中央交通が担っている。小田急線町田駅のほぼ直下にある「町田バスセンター」と異なる離れた立地で長距離バス用のバスターミナル「町田ターミナルプラザ」がある。
シルバーに輝くアーチは黒川紀章氏1983制作「東京シティゲート」。人通りが多く全景を撮影できず失礼。

町田ターミナルプラザ 名所・史跡

正面が小田急線町田駅だ。500～600m先だろうか、遠くてはっきり写ってない。
左手がミーナ町田という比較的新しい施設。小田急線からは離れているがそう悪い立地でもないのに空きスペースがあり驚いた。コロナ禍の影響だろうか、恐ろしい。

ミーナ町田 ショッピングモール

左手がかつてのまちだ東急百貨店。東急田園都市線の町田駅延伸構想に向けて誘致したようであるが実現していない。現在は百貨店ではなく専門店ビルとなっている。
右手はまちだ東急スポーツ館だったが、一旦解体され敷地を拡大して新設され、東急ツインズと称している。5階の連絡通路「クリスタルブリッジ」が健在だが、かなりの変わり様だ。
小田急百貨店などにも行きたかったが、新宿店ですら閉店するご時世であり、かつてを偲びにくい状況と推測し訪問しなかった。

町田東急ツインズ ショッピングモール

「まちの案内所」へ観光案内リーフレットを入手できると期待して寄ったのだが、観光地の案内所ならどこにでもありそうな地図と観光スポットの紹介や情報をまとめた冊子は配布されてなく。他所から観光客が訪問しにくる観光スポットとしての対応はしていないことが判明。市のウェブサイトも同様だったような。
「町田市立国際版画美術館」など興味を引く施設はあるがまたの機会にすることとした。

町田ツーリストギャラリー 名所・史跡

朝の散歩を終えて車を受け取り出発。
隣に高層住宅が建ったが南西側の客室からの眺めはまだ確保されている。

レンブラントホテル東京町田 宿・ホテル

そう言えばシャワーとバスタブの温水混合栓が初めて見る変わった形式だったのでご紹介。

レンブラントホテル東京町田 宿・ホテル

そしてお馴染み愛川町田代の大矢孝酒造へ。

大矢孝酒造 グルメ・レストラン

先客が居たので外の欅の大木の所で少し待機

大矢孝酒造 グルメ・レストラン

リニューアルされたホームページに酒蔵見学の紹介があったが、試飲するために車以外の方法で行来するのはなかなか大変だ。主屋の玄関に番犬「トキちゃん」が居るはずだが今日も気配なし。

大矢孝酒造 グルメ・レストラン

近隣の酒屋では扱ってもらえなかった特純しぼりたてと残草蓬莱 特別純米 出羽燦々 槽場直詰 無濾過生原酒を入手。
この時は未だ始まって無かったが、トヨタモビリティ神奈川が主催する「かながわ13蔵めぐりスタンプラリー」の第3弾が始まった。まだ前回ほど意欲が湧かないので、労力と時間を掛けて巡るなら他県の環境や歴史の異なる酒蔵を良く知りたいと思ったりもする。

大矢孝酒造 グルメ・レストラン

正月に入手した津久井町 久保田酒造の相模灘無濾過生原酒たちと飲み比べ。

大矢孝酒造 グルメ・レストラン

あては野菜たっぷりの鮟鱇鍋

大矢孝酒造 グルメ・レストラン

千葉県神崎町の寺田本家が無農薬米90%精米酵母無添加で醸した「香取」も、新酒生酒に飽きたら飲み比べよう。同じ「日本酒」にこれだけの違いがある奥ゆかしさが飲み比べると面白い。じっくり対峙できる時間と体調そして心のゆとりが何より必須だ。

寺田本家 グルメ・レストラン

千葉県へも遠征したいがあいにく実現できていない。寺田本家の五人娘を定番として扱う自然食品店を比較的近所に見つけたので増々遠ざかるかもしれない。

寺田本家 グルメ・レストラン

夕照橋を外海側から、青空に白い橋が映える。
歩道の石板が剥がれてきたので補修されたが、なんとアスファルト舗装に遮熱塗料のようなものを塗って仕上げられてしまった。石板のように剥がれることは無く安全で安上がりなのだが。

夕照橋 名所・史跡

そして野島自動車駐車場、土・日曜・祝日の料金が値上がりしていた。それでも相場より安く、混雑を踏まえて２倍位の価格差に設定しても妥当だろう。
それにしても11月の改変に気付かないとは、問題はその頃から生じていたようだ。
12月から始まった事態に巻き込まれ、特に1月中盤からの第2波に翻弄され疲労が蓄積し、ひと区切りついたところでよくあるパターンでまさかの体調を崩す惨事に。
ここ数年間は風邪を惹かないでいたので油断したが、高ストレス状態の継続と負荷が下がって緊張が解けた際にはくれぐれもご用心を。一旦体調崩すと復調まで苦しむことになりますよ！休暇は有意義に使いたいものだが、ともかく休養も大切なので理不尽に巻き込まれて無理しないように。ご幸運を。

野島公園 公園・植物園