2019/08/10 - 2019/08/10
38位(同エリア1691件中)
+mo2さん
エジプト考古学博物館の旅行記の続きです。エジプト中王国時代(紀元前2040年頃-紀元前18世紀頃)のコレクションを紹介します。
第6王朝末期、メンフィスを拠点とした古王国の権力が失われた後、第1中間期と呼ばれる長い混乱を経て、第11王朝の王メンチュヘテプ2世によって紀元前2040年頃、再びエジプトが統一されています。第11王朝は古くからの首都メンフィスではなく、上流のテーベに成立した政権であり、このためテーベのエジプトにおける重要性は高まっていきました。続く第12王朝の初代王はアメンエムハト1世。第12王朝時代には、古王国時代以来のピラミッド建設が復活しています。首都となったイチ・タウィの近郊エル・リシュトを中心にピラミッド建設が行われました。
※ 展示品解説は「カイロ博物館古代エジプトの秘宝」「黄金のファラオと大ピラミッド展・図録」などの書籍を参照しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
-
1階の古王国コレクションから中王国時代のコレクションへ
エジプト考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
「メンチュヘテプ2世座像」第11王朝メンチュヘテプ2世の時代(紀元前2061-前2010年)ルクソール西岸、デイール・アル=バハリのメンチュヘテプ2世の空墓より出土。胸の前で腕を組んだ王が、玉座に腰を下ろしている姿で、下エジプトを象徴する赤冠をかぶり、神聖の象徴である長いつけ髭をたらしセド祭用の白い衣装を着ています。
-
「メンチュヘテプ2世座像」(側面より)
エジプト古王国時代の終焉以来分裂していたエジプト(第一中間期)を再統一した王。彼によって再び統一されたエジプトは後継者たちによって受け継がれ、第13王朝の半ば頃までおよそ300年間に渡って平和と繁栄の時代が続くことになります。 -
「アンテフ将軍の像」第11王朝メンチュヘテプ2世の時代(紀元前2061-前2010年)ルクソール西岸、アサシーフのアンテフ将軍の墓より出土。
この像は2つの部分を組み合わせて修復されたもの。 -
中王国時代のステラが続きます(詳細不明)
-
こちらは食事シーンでしょうか。
-
女性が持っているのはロータス(蓮)の花でしょうが、男性が持っているものが何か気になります。
-
「アメンハムエトの葬祭ステラ」第11王朝(紀元前2134-前1991年)ルクソール西岸、アサシーフより出土。
長方形のステラに葬祭用の奉納の様子が、鮮やかな色彩で描かれています。 -
「将軍のステラ(部分)」第12王朝(紀元前20世紀末)
ナグ・アル=ディール出土。 -
調理シーンが描かれたステラ(詳細不明)
-
「エジプト人槍兵隊の模型」第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
アシュート、メセフティ王子の墓より出土
1つの台の上に4人ずつ10列に兵隊が並んでいます。古王国時代から召使いの彫像は副葬品としておさめられてきましたが、中王国時代になると軍全体の模型が製作されるようになっています。エジプト版の兵馬俑でしょうか、スケールは違いますが。 -
「エジプト人槍兵隊の模型」(前方から)
髪は黒く、中くらいの長さでヘルメット型に切りそろえられています。上半身は裸、足ははだしで全員が真ん中に細長い布をたらした短めの白い腰布を着用しています。 -
「エジプト人槍兵隊の模型」(拡大)
その動作や服装が規則的で均一であるにもかかわらず、あふれるような活気が伝わってきます。 -
「ヌビア人弓兵隊の模型」第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
上のものと同じアシュート、メセフティ王子の墓より出土したものですが、黒くn塗られた肌の色や服装から彼らがヌビア人であることがわかります。 -
「ヌビア人弓兵隊の模型」(前方から)
ひとりひとりの表情、体格、動きが微妙に異なり、全体に躍動感と生命力を与えています。 -
「家畜調べの模型」(部分拡大)第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
ルクソール西岸、ティール・アン=バハリのメケトラー墓より発見されたこの模型は、古代エジプトの農耕生活と結びついた労働の一場面をありありと伝えています。 -
「家畜調べの模型」(部分拡大)
古代エジプトでは、所有する牛の数は地位の高さの象徴であり、所有者は2年に1度、頭数調査を行っていました。 -
「家畜調べの模型」(部分拡大)
メケトラーは、メンチュヘテブ2世の重臣。使用人たちが、連れてきた家畜を数え、検査している様子を監督しています。 -
「家畜調べの模型」(部分拡大)
-
「帆のないボートの模型」第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
ルクソール西岸、ティール・アン=バハリのメケトラー墓より出土。 -
「漁をする人々の模型」第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
ルクソール西岸、ティール・アン=バハリのメケトラー墓より出土。
ナイル川での漁の様子を再現した模型。2隻の舟の間に広げた網には魚がかかり、船上にも上げられています。 -
「漁をする人々の模型」(部分拡大)
メケトラーの墓からは、多くの模型が発見されていますが、舟で漁を行っている様子をとらえたこの作品は、全体から感じられる色彩の豊かさ、写実性、躍動感において迫真にみちた傑作。 -
「帆のあるボートの模型」第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
ルクソール西岸、ティール・アン=バハリのメケトラー墓より出土。 -
「帆のないボートの模型」第11王朝(紀元前2134年-前1991年)
4,000年以上前の舟の様子が活き活きと描かれています。 -
「帆のないボートの模型」(正面から)
錨を持った男性。 -
こちらも船の模型
-
オールで漕いでいます。
-
様々なタイプの船があります
-
「葬祭用船の模型」詳細不明
船の中央からやや後方の天井の下にミイラが安置されています。 -
その他にも詳細不明ですが、多くの船の模型がありました。
-
大勢でオールを漕ぐタイプの船。
-
「女性像頭部」第12王朝アメンエムハト1世の時代(紀元前1991年-前1962年)
アメンエムハト1世のピラミッド周辺で出土。 -
「センウセレト1世のオシリス柱」第12王朝センウセレト1世の時代(紀元前1971-前1926年)
胸の前で手を組みアンクを持ったオシリスのポーズの石像。ルクソール東岸 カルナック神殿より出土。 -
「センウセレト2世像頭部」第12王朝センウセレト2世の時代(紀元前1897-前1878年)
-
「ネフェルト王妃座像」第12王朝センウセレト2世の時代(紀元前1897-前1878年)タニス出土
-
「ネフェルト王妃座像」第12王朝センウセレト2世の時代(紀元前1897-前1878年)
-
「神官の衣装をつけたアメンエムハト3世像」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)
この風変わりな像は上半身しか現存していませんが、この部分からだけでも等身大より大きな像だったことが、推測できます。 -
「アメンエムハト3世像」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)テーベ、カルナック神殿より出土。
アメンエムハト3世は、中王国時代の最盛期を築いたファラオで、エジプト各地に多くの足跡を残しています。この像は神に対して祈る姿を表現したもの。 -
「アメンエムハト3世の二重彫像」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)タニス出土
-
「アメンエムハト3世のスフィンクス像」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)
アメンエムハト3世のスフィンクスは、後の時代の支配者たちに非常に人気があり、ヒクソス時代のネヘシ王、ラメセス時代のラメセス2世、メルエンプタハ、第21王朝のプスセンネス王などにより強奪され、再利用されています。像を強奪した王たちにより称号があちこちに刻まれています。 -
「アメンエムハト3世のスフィンクス像」(頭部拡大)
頭を縁取っているのは、ネメス頭巾ではなく、長いたてがみとライオンの耳。 -
「アメンエムハト3世のスフィンクス像」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)
こちらは別のアメンエムハト3世のスフィンクス像。 -
「アメンエムハト3世のスフィンクス像」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)
3体のアメンエムハト3世のスフィンクス像の後ろに見えるのは、アメンエムハト3世像(頭部) -
「アメンエムハト3世像頭部」第12王朝アメンエムハト3世の時代(紀元前1844年-前1797年)
下エジプト第3ノモスの都イムアウがあったコム・アル=ヒスン遺跡から出土。 -
「襟飾りが描かれたミイラマスク」中王国時代(紀元前2040-前1640年)
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2019.8 エジプト8日間
-
前の旅行記
2019.8 エジプト8日間【19】エジプト考古学博物館(1)古王国コレクション
2019/08/10~
考古学博物館周辺
-
次の旅行記
2019.8 エジプト8日間【21】エジプト考古学博物館(3)新王国コレクション
2019/08/10~
考古学博物館周辺
-
2019.8 エジプト8日間【1】出発~カイロ
2019/08/04~
カイロ
-
2019.8 エジプト8日間【2】世界遺産・メンフィスとその墓地遺跡(1)ダハシュールのピラミッドとメンフィ...
2019/08/05~
ダフシュール
-
2019.8 エジプト8日間【3】世界遺産・メンフィスとその墓地遺跡(2)サッカラの階段ピラミッド
2019/08/05~
サッカーラ
-
2019.8 エジプト8日間【4】世界遺産・メンフィスとその墓地遺跡(3)ギザの三大ピラミッド
2019/08/05~
ギザ
-
2019.8 エジプト8日間【5】アスワン、切りかけのオベリスク
2019/08/06~
アスワン
-
2019.8 エジプト8日間【6】アブ・シンベル神殿(1)音と光のショー
2019/08/06~
アブ・シンベル
-
2019.8 エジプト8日間【7】アブ・シンベル神殿(2)大神殿
2019/08/07~
アブ・シンベル
-
2019.8 エジプト8日間【8】アブ・シンベル神殿(3)小神殿~アスワン
2019/08/07~
アブ・シンベル
-
2019.8 エジプト8日間【9】ナイル川クルーズ~コム・オンボ神殿
2019/08/07~
コム・オンボ
-
2019.8 エジプト8日間【10】エドフのホルス神殿
2019/08/08~
エドフ
-
2019.8 エジプト8日間【11】ナイル川クルーズ~エスナの水門
2019/08/08~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【12】カルナック神殿
2019/08/08~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【13】ルクソール神殿
2019/08/08~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【14】王家の谷(1)ラムセスⅣ世王墓
2019/08/09~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【15】王家の谷(2)ツタンカーメン王墓
2019/08/09~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【16】王家の谷(3)ラムセスⅢ世、ラムセスⅨ世王墓
2019/08/09~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【17】ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像
2019/08/09~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【18】ルクソール~カイロ
2019/08/09~
ルクソール
-
2019.8 エジプト8日間【19】エジプト考古学博物館(1)古王国コレクション
2019/08/10~
考古学博物館周辺
-
2019.8 エジプト8日間【20】エジプト考古学博物館(2)中王国コレクション
2019/08/10~
カイロ
-
2019.8 エジプト8日間【21】エジプト考古学博物館(3)新王国コレクション
2019/08/10~
考古学博物館周辺
-
2019.8 エジプト8日間【22】カイロ~帰国
2019/08/10~
カイロ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
カイロ(エジプト) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2019.8 エジプト8日間
0
45