2019/08/09 - 2019/08/09
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+mo2さん
この旅行記のスケジュール
2019/08/09
この旅行記スケジュールを元に
エジプト旅行6日目の午前中です。王家の谷を出た後、向かったのはハトシェプスト女王葬祭殿。
ここは、イスラム原理主義過激派による外国人観光客に対する無差別殺傷テロ事件があった現場として強く記憶しています。新婚旅行中の日本人10名を含む外国人観光客61名とエジプト人警察官2名の合わせて63名が死亡、85名が負傷したという凄惨な事件であり、以降エジプトの観光に大きな影響を与えています。つい何年か前の事件だと思っていましたが 、既に20年も経過していることに驚きました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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王家の谷からバスで5分程度でハトシェプスト女王葬祭殿に到着。バスの駐車場から葬祭殿まで少し距離がありますが、王家の谷と同じくカートで移動します。
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カートの写真を撮っていると運転手が、「俺の写真も撮れ」(言葉は全くわからないのでニュアンスです)と続いて「お前は、特別に俺の横に座っていけ」と・・・
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カート助手席からの写真ですが、この後、何とこの運転手「お前が運転しろ」とハンドルを持たせます。後ろに大勢の人が乗っているのに(笑)
案の定、チップが欲しかったようですが、ここでも10本100円のボールペンで大満足していたからいいか(笑) -
第一テラスの入口でカートを降り、断崖を背にするハトシェプスト女王葬祭殿に向かって歩いていきます。
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入り口には2頭のスフィンクス。顔は無残な状態です。
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傾斜路を上がり2階部分へ行くと広い中庭があります。
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紀元前1500年頃の建造物とは思えないくらいのモダンな建物。
ハトシェプスト女王のオシリス像の石柱 by +mo2さんハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷
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ハトシェプスト女王の在位は、B.C.1479年頃~B.C.1458年頃なので、3500年前の建物となります。女王の側近で建築家のセンムトが設計を行いました。
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まず、第2テラスの北側にあるアヌビス神の列柱ホールに入ります。
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12本の円柱と天体図天井のある美しい列柱ホール。正面のレリーフでは、トトメス3世が、メンフィスの葬祭の神ソカリストにワインの供物を捧げています。
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アヌビス神に供物を捧げる女王が描かれています。
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その供物です。牛や鳥など色々います。
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奥の部屋への入り口部分ですが、軒下のコブラや天井の夜空などはっきりと色彩が残っています。
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禿鷹の姿をした上下エジプトの後見の神、ネフベト女神が、保護のしるしに翼を差し伸べています。
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上部テラスへの傾斜路入り口には、ホルスの像。こちらは、しっかり顔が残っています。
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上部テラスに上がっていきます。
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上部テラスの柱廊は、ハトシェプスト女王のオシリス像の石柱で飾られています。ガイド本などの以前の写真を見ると石柱は、ほとんど破壊され残っていないので修復されているのだと思います。
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ハトシェプストは、古代エジプト第18王朝第5代のファラオで唯一の女性ファラオ。父はトトメス1世、夫はトトメス2世。夫であるトトメス2世は妾腹の息子トトメス3世を次の王にせよと遺言していますが、トトメス3世は幼かったため、以後22年間にわたり共治王を務めました。-Wikipediaより
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付け髭をつけた男装で描かれていますが、ふっくらとした表情は女性的です。なおハトシェプストのミイラは2007年に発見(特定)されています。1903年に「王家の谷」にある墓の1つから発見された女性の2体のミイラのうちの1体が、抜けた1本の歯が決め手となって特定されたそうです。
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何年か後には、ルクソール神殿のようにすべての石像が修復されるのでしょうか。
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上部テラスから下を見たところです。遠くにナイル川やそのほとりの緑が見えて美しい。
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3階部分のテラス(上部テラス)にあがりました。こちらにも建物があったと思われますが、短く折れた柱やレリーフが残るのみとなっています。
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振り返るとこんな感じ。立派な門だけが残って(復元されて)います。
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正面はアモンの聖域と呼ばれる最も神聖な場所。
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アモンの聖域入口柱のレリーフ。
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中にはトト神のレリーフがありました。
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中はこのような感じです。ラピスラズリで着色された藍色の天体図天井が美しい。
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内部の壁画のアップ。
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上部テラスの石像やレリーフもことごとく顔部分は、破壊、削り取られています。これは、ハトシェプスト女王の死後、トトメス3世によって徹底的にその存在を消すために削られたもので、ハトシェプスト以外のレリーフも顔の部分を中心に削られており、後にここを利用したコプト教徒(キリスト教の一種)によって削られてしまったようです。
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上部テラスに残るわずかなレリーフ
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こちらは比較的きれいに残っています。
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アモンの聖域以外にも礼拝堂があるようなので入ってみます。
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神々に祝福されるファラオの壁画ですが、これはハトシェプスト女王ではないと思われます。
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ここは太陽を礼拝するするための礼拝堂です。中央は太陽の祭壇。
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それにしても暑い!! 持ってきた水があっという間になくなりました。
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ハトシェプスト女王葬祭殿テラスの南側にあるハトホル礼拝堂の方に行ってみます。
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ハトホル礼拝堂の前柱廊です。柱にはホルス(ハヤブサ)やコブラ、スカラベなど様々なモチーフのレリーフが見られます。
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雌牛の耳を持つハトホル女神の肖像を刻んだハトホル柱が、前柱廊の中央に6本立っていました。
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雌牛の姿をしたハトホルが、女王の手をなめる姿のレリーフ。ハトホルは太陽円盤を囲む2本の大きな羽毛を頭につけています。
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修復前の石材がたくさん並んでいますが、なかには美しいレリーフが残っているものもあります。
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こちらにはハヤブサ(ホルス)と牛のレリーフがしっかり残っています。
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今は、ここでそんな惨劇が起きたことが信じられないようなハトシェプスト葬祭殿ですが、テロのない平和な状態が長く続くことを祈りながら後にしました。
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王家の谷の帰りに行きにバスから見えたメムノンの巨像に寄りました。ここはチケットは不要のようです。一枚岩できた巨像は高さは約18m、前の人の大きさと比べるとその巨大さがわかります。
元々はアメンヘテブ3世記念神殿の像 by +mo2さんメムノンの巨像 建造物
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この巨像は、本来テーベにあるすべての神殿の中で最も大きかったとみられているアメンヘテブ3世記念神殿の第1塔門の前に建てられたものだそうです。神殿は毎年起こる洪水によって徐々に崩壊していった上に、建築材料を採取されていかれ今日ではこの巨像を除き完全に消滅してしまいました。
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こちらの北側の像は、紀元27年の地震で像に亀裂が入り、温度差や湿気などで毎朝うめき声に似た音を発していたそうです。これが、ギリシャの英雄メムノンが母親の女神にあいさつをしているように聞こえたため、メムノンの巨像と呼ばれ、古代の観光名所になっていたそうです。しかしながら、ローマ時代に修復したため、音は聞こえなくなってしまったそうです。
これで本日の観光は終わり、クルーズ船に戻ります。
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