2019/08/08 - 2019/08/08
35位(同エリア1006件中)
+mo2さん
エジプト旅行5日目、クルーズ船は、予定より早く午後ルクソールに到着。バスにてルクソール東岸の観光に出かけましたが、まずはカルナック神殿へ行きました。ルクソールに着くまでいくつかの神殿を見てきましたが、カルナック神殿は別格です。まず大きさ。アメン神殿(面積30ha)を中心とし
南のムトの神域や北のモンチュの神域を合わせて100ha以上の広大な敷地を誇る古代エジプトの神殿複合体です。そして歴史の長さ。建造は、中王国時代のセンウセルト1世(紀元前1965-1920年頃)の統治中には始まっています。当初は地方神のアメン神を祀る神殿でしたが、テーベが首都になるとアメン神は太陽神ラーと合体し国家最高神となっています。新王国時代にハトシェプスト女王、トトメス3世、セティ1世、ラムセス2世など有名なファラオが主な神殿や塔門などを建築、その後のプトレマイオス王朝の時代(紀元前332-32年)やローマ帝国時代の遺跡も残る2000年以上続く、複合建築となっています。伊勢神宮の歴史が約2000年、それと同じくらいの長い間、エジプトの信仰の中心となっていた地です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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まずビジターセンターに入場。中央には、大きなカルナック神殿の模型。 壁には修復工事の写真などが展示されていました。1895年からカルナック神殿の修復工事を開始しましたが、当時は、列柱の一部が崩れ、石塊や土砂の堆積で荒涼とした景色だったようです。
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広大なカルナック神殿の航空写真。
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カルナック神殿のチケット 150EGP
※チケット代はツアー料金に含まれています。 -
ビジターセンターから神殿へ入場しますが広大な敷地。神殿までけっこう歩きます。
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カルナック神殿の平面図です。
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高さ約40m 幅110.84mの第1塔門。この塔門の建設は第30王朝に始まりますが、すべては完成しなかったそうです。
古代エジプトの信仰の中心 by +mo2さんカルナック神殿 城・宮殿
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セティ2世(第19王朝 紀元前1200-前1194年)のオベリスク。
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第1塔門の前には、左右に40体並ぶ羊頭のスフィンクス参道があります。
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スフィンクスの頭は、最高神アメン神の聖獣である雄羊の形をしています。また足元にはラムセス2世がいます。
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未完成ということで表面も石を積み上げた状態で、レリーフなどはありません。
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高さ40mというとマンションでいうと10階以上、本当に巨大です!!
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第1塔門の内側ですが、こちらの壁面に接して泥レンガで作られた建設用傾斜路が今も残っています。この塔門は未完成に終わってしまっているのですが、その為、傾斜路も放置されてしまいました。しかしこれが残っているおかげで、古代エジプト人がどのように巨石建造物を建てたのかを知る事が出来ます。
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第1塔門入って右側の壁面と列柱廊です。こちらは、第22王朝シェションク1世が建設しています。シェションク1世は、史上初となるリビア系エジプト人による王で、ラムセス11世以降、南北に分断されていた国家を再統一しています。
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第2塔門が神殿入口だった時代には、第1塔門前にあるスフィンクス参道が第2塔門まで続いていましたが、神殿が第1塔門まで拡張された時に、スフィンクスは、中庭の西側に寄せられたそうです。
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広い中庭です。新王国時代には首都が置かれたテーベ(現ルクソール)3500年前、エジプトの中心であったことを考えると感慨深いです。
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中庭の南側にあるラムセス3世によって建造された小神殿。ラムセス3世は、エジプト新王国・第20王朝の2代目のファラオで、古代エジプトで大きな権威を持った最後のファラオと称されています。
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こちらは、ラムセス3世がメディネト・ハブに造営した葬祭殿の縮小版として設計されているそうです。
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中に入ると、オシリス神のポーズをとるラムセス3世の像がズラリと並んでいて圧巻です。左側は、破損が激しい。
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右側は、顔が残っている像がいくつかあります。
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第2塔門です。塔門の前左右にラムセス2世の像。その前には第25王朝のヌビア人のファラオ、タハルカの巨大なパピルス柱が立っています。
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オシリス神のポーズをとるラムセス2世の像。後の第21王朝初めにテーベの大司祭パネジェム1世が、自分の名前を刻んでいます。第21王朝時代はエジプトは南北に分裂しており、ファラオが北をアメン大司祭がテーベを支配していました。
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ラムセス2世の足の間にいるのはベント・アナト妃とされます。
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こちらは右側のラムセス2世像。その後ろに見えるのは第22王朝シェションク1世によるブバスティスの門です。
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第2塔門は、ホルエムヘブ(紀元前1323-前1295年頃)の統治末期に着工され、一部に装飾が施されましたが、その後、ラムセス1世(紀元前1295-前1294年頃)が、塔門にあるホルエムヘブのレリーフや碑文を侵害し、それらに彼自身のものを加えています。さらにその後ラムセス2世により奪われるのですが(笑)
像をパネジェム1世に奪われた(名前を書き換えられた)ラムセス2世ですが、自分もたくさん奪っています(笑) -
第18王朝のアメンホテプ3世(紀元前1388年 - 前1351年)が着工。第19王朝のラムセス2世紀元前1290年 - 前1224年)の時に完成した、大列柱室に入ります。
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幅102m 、奥ゆき53mの空間に直径3mにも及ぶ列柱が134本も並んでいます。
古代エジプトの信仰の中心 by +mo2さんカルナック神殿 城・宮殿
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柱の上の梁のヒエログリフには彩色が残っています。
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列柱の上部のパピルスの花は、開いたものと閉じたものがあります。
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かつては屋根で覆われていた大列柱室。中央廊下の上の一段高くなった明り取りから光が差し込んでいたものと思われます。
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壁面のレリーフはセティ1世によって手掛けられラムセス2世によって完成しています。
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大列柱室のレリーフ。
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セド祭聖船のレリーフ。
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ハトシェプスト女王の倒れたオベリスク。もともとは、現在第5塔門と第6塔門の間に立っている、 ハトシェプストのオベリスクの対となっていたものです。
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右側が上のオベリスクと対になったハトシェプスト女王のオベリスクで、左がトトメス1世のオベリスク。ちなみにトトメス1世とハトシェプスト女王は父娘です。
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聖なる池。120m×77mにおよぶ現在の聖池は、第25王朝(紀元前747-前656年)時代に造成されたものであり、神殿の儀式を行なう前に、神官たちが自身を清める場所だったそうです。
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アメンヘテプ3世のスカラベ彫刻。
大スカラベ像 建造物
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このまわりを半時計周りに7回回ると、幸せになれるらしいです。皆さん回っています。・・・私は21回回りました(笑)、健康で再びエジプトに来ることができますように・・・
大スカラベ像 建造物
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至聖所周辺だったと思います。倒壊した石材にもよく見るとレリーフやヒエログリフがあったりします。
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オシリスのポーズで両手にアンクを持っていますが、頭部がありません。誰でしょう?
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オシリス神のポーズをとる像がズラリと並んでいますが、これも不明。
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ハトシェプスト女王のオベリスク。周囲にはトトメス3世が囲った塀の残骸が残っています。また、このハトシェプストのオベリスクの高さは30mで、現在エジプトに建っているオベリスクの中では最大のものです。
古代エジプトの信仰の中心 by +mo2さんカルナック神殿 城・宮殿
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現在は、1本だけのトトメス1世のオベリスクですが、もともとは対で片方は倒壊してしまいました。写真はトトメス1世の倒れたオベリスクの断片。
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セティ2世の像です。
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荘厳な大列柱室を抜けて・・・
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中庭に戻ってきました。
ツタンカーメンの特徴を示す小さなスフィンクスがありました。 -
中庭の左側にはセティ2世の礼拝堂があります。
3つの部屋があり、それぞれに国家神アメン神(中央)、その妻のムート女神(左)、息子のコンス神(右)の儀式用の聖船が納められていたそうです。 -
アメン神の礼拝堂の中です。壁にはたくさんのレリーフがありますが、あまり保存状態はよくありません。一応、二礼二拍一礼で参拝しておきました。
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見どころの多いカルナック神殿、ゆっくり見て回れば、まだまだ色々な発見がありそうな遺跡でした。旅行記は、2019.8 エジプト8日間【13】ルクソール神殿に続きます。
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