2019/08/10 - 2019/08/10
2位(同エリア13件中)
+mo2さん
エジプト旅行最終日(7日目)は、カイロに戻りエジプト考古学博物館の見学です。
ヨーロッパの主要都市にある美術館(博物館)にも大英博物館、ルーブル美術館を筆頭に、豊富なエジプト・コレクションを所蔵していますが、やはり本場のエジプト、収蔵品の総数は20万点超と圧倒的です。本気で見るなら半日ぐらいは欲しいところですが、限られたツアーの時間の中でも十分楽しめました。旅行前に目玉となる展示品を頭に入れていったおかげで、あまり見落としなく見ることができましたが、それでも雑多に並んでいる展示品の中に(考古学的な)お宝が現れると興奮状態でした。カメラチケットにより展示品の大部分(除くミイラ室とツタンカーメンの黄金のマスク他の秘宝展示室)が、撮影可能でしたので、帰国後、書籍(※)で確認しながら由来や目的など調べるのも楽しめました。
現時点でもスペースの都合で展示していない物の方が多いそうで、黄金のマスクを含む主立った収蔵品は、初日に泊まったホテルの目の前で目下建設中の「大エジプト博物館に移管される予定になっています。こちらも完成が楽しみです。展示は、1Fの古王国コレクションからほぼ年代を追っていく形となっていましたが、旅行記の方もこれに近い形となっていますが、年代順とした為、一部展示順と異なっています。まずは、先王朝時代を含む古王国コレクションから紹介します。
※ 解説は「カイロ博物館古代エジプトの秘宝」「黄金のファラオと大ピラミッド展・図録」などの書籍を参照しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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毎日が憧れの地で感動のエジプト旅行でしたが、最後のイベントがエジプト考古学博物館です。ここにはツタンカーメンの黄金のマスクをはじめとする、紀元前3000年頃に始まった第1王朝時代からのお宝が展示されています。
エジプト考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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エジプト考古学博物館のチケット 160EGP
ミイラ館のチケット 180EGP
カメラチケット 50EGP -
いよいよ中に入ります。ところ狭しと(考古学的な)お宝が並んでいます。テンション上がります。
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丸いドームは、吹き抜けになっており、館内に自然光を取り入れています。
エジプト考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらは2Fの先王朝時代の土器。先王朝時代、エジプトではさまざまな形の土器が大量に制作されてきました。右下にあるのは、縁の周りの黒い帯が特徴的な、南方のヌビア地方で発見された黒頂土器。ナカダ1期(紀元前4000-前3500年頃)のもの。
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「彩文土器」先王朝時代ナカダ2期(紀元前3500-3100年頃)
ナカダ2期になると土器の制作に大きな進歩が見られ、多くの新しい形、装飾、技術が誕生しています。 -
「彩文土器」先王朝時代ナカダ2期(紀元前3500-3100年頃)
現在のエジプト地域では50万年前には人類の痕跡が残されており、先王朝時代の始まりがいつであるとするのか明確ではないとのこと。 -
「ナルメル王のパレット」初期王朝時代(紀元前3000年頃)
1Fの展示ですが、いきなり、凄いお宝が無造作に展示されています。初期王朝時代の史料の中でも最も重要な1つ。ヒエラコンポリスのホルス神殿発掘中に発見されたもの。パレットとは古代エジプト人がアイシャドーをすり潰すのに使用した板ですが、ナルメルのパレットは長さが64cm、幅42cmもあることから、実用ではなく儀式用のものであると推定されます。写真は裏面ですが、ホルス神の図像と考えられる隼の絵や、敵と戦うナルメル王の姿などが描かれており、この図像の解釈は古代エジプトの王権や歴史を考慮する上で極めて重要なもの。 -
「ジェセル王座像」第3王朝時代(紀元前2630-前2611年)
サッカラのジェセル王の階段ピラミッドより出土。台座の正面にはネチェルケト王の名前と称号が刻まれています。ネチェルケト王はジェセル王と同一人物でジェセル王は後世の呼び名。史上初のピラミッドとも言われる階段ピラミッドをサッカラに建立させたことで有名なファラオです。 -
「ジェセル王座像」(正面・拡大)
等身大としてはエジプト最古の像。セド祭用の衣服が王の体をすっぽり包み、三つの部分からなる黒いかつらは首の両脇に2本の帯状に垂れ下がり、その一部を古い形のメネスが覆っています。 -
「ライオンの姿を象った浄め台」第3王朝時代(紀元前2686-前2613年頃)
サッカラのジェセル王の階段ピラミッド・コンプレックスより出土。なお、こちらは、2015年に地元静岡でも開催された「黄金のファラオと大ピラミッド展」に出展されていました。 -
「ライオンの姿を象った浄め台」(後ろから)
後ろに向かって緩い傾斜がつけられ、一番後ろに受けの容器があることより動物の解体やミイラづくりを行った台を石製で模したものと想定されています。 -
石棺もいくつかありました(詳細不明)
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大理石の石棺(詳細不明)
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展示室の中に入っていきます。何があるか楽しみです。
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「メイドゥムのガン」第4王朝スネフェル王の時代(紀元前2575-前2551年)
メイドゥム、スネフェル王の息子ネフェルマアトとその妻アテトのマスタバ墳より出土。マスタバ墳の壁面装飾の一部で6羽のガンが3話ずつ2つのグループに分けられ描かれています。 -
「メイドゥムのガン」(部分拡大)
多様な細部描写が見事。 -
「ラーヘテプとネフェルトの座像」第4王朝スネフェル王の時代(紀元前2575-前2551年)
スネフェル王のピラミッドから北に行ったところにあるラーヘテプのマスタバ墳より出土。ラーヘテプはスネフェル王の息子でネフェルトはその妻。目には水晶と黒石が象嵌され、そのリアルさは発見した作業員たちが生きた人間と誤解し逃げ出した逸話が残っているほど。 -
「ラーヘテプとネフェルトの座像」(側面から)
2体の肌の色の違いは、男女の描写におけるエジプトの一般的なしきたりからくるもので、男性は褐色、女性は薄い黄色で描かれています。 -
「ヘテプレス王妃の輿」第4王朝スネフェル王の時代(紀元前2575-前2551年)
ヘテプヘレスは、エジプト第4王朝時代の王スネフェルの王妃。ギザの大ピラミッドを建造したクフ王の母親であると考えられています。ギザで発見された彼女の墓からは、多数の副葬品が発見されており、当時の王族の生活の様子を現代に伝えています。 -
「クフ王座像」第4王朝クフ王時代(紀元前2551-前2528年)
ギザの大ピラミッドで有名なクフの姿を確認することができる、完全な状態で残った肖像は、3インチの大きさのこの象牙製の像が唯一の物。アビュドスにある後世の神殿遺跡から出土。 -
「クフ王とぺピ1世像を伴うライオン女神像」第4王朝クフ王時代(紀元前2551-前2528年)
2001年に早稲田大学古代エジプト調査隊によってアブシール南丘陵遺跡から発見されたもの。女神の右側には子供の姿をしたクフ王像、左側に第6王朝のぺピ1世像があります。台座を削ってのぺピ1世像をはめ込んであることより第4王朝時代に作られたライオン女神とクフ王像に、第6王朝にのぺピ1世像を付け加えたものと思われます。 -
「クフ王とぺピ1世像を伴うライオン女神像」(女神頭部拡大)
ライオン女神の名前は記されていませんが、パステト女神と推定されます。
こちらの像も「黄金のファラオと大ピラミッド展」に出展されていました。 -
「メンカフラー王の三柱神像」第4王朝メンカフラー王の時代(紀元前2490-前2472年)
このメンカフラー王の三柱神像は、王のピラミッド・コンプレックスに属する河岸神殿の1部屋に飾られていた8体のうちの1体とおもわれています(5体が現存、残り2体はボストン美術館所蔵)メンカフラーは白冠(上エジプトの王冠)をかぶり、左側には王の手をにぎるハトホル女神、右側には上エジプト第7モノモスの州都ディオスポリス・パルヴァのシンボルを頭上にのせた女性が立っています。 -
「クフ王銘入り雌ライオンのスフィンクス像」第4王朝クフ王時代(紀元前2551-前2528年)
2体のライオン女神と同じ場所から発見された像。この写真では見えませんが、ライオンの前脚の間に「上下エジプト王クフ」と刻まれています。 -
「ジェドエフラー王の頭部」第4王朝ジェドエフラー王時代(紀元前2566年-前2558年頃)
ジェドエフラーは、ギザの大ピラミッドの建造者クフの息子であり、直接の後継者。 -
「身がわりの首」第4王朝カフラー王の時代(紀元前2520-前2494年)
ギザの三大ピラミッドの西にあるマスタバ墳より出土。これまでに約30個が出土したこの副葬品は、棺の近くに置かれており、おそらく死者の頭部を表現したものとおもわれます。 -
「ぺルニアンクの座像」第4王朝(紀元前2613-前2494年頃)
クフ王の大ピラミッドの西側の墓地の彫像安置場から発見されたもの。ぺルニアンクは小人症ですが、王に寵愛を受け信頼が厚かったことが足元に記されています。 -
「カフラー王座像」第4王朝カフラー王の時代(紀元前2520-前2494年)
ギザ、スフィンクスのかたわらに建つ、カフラー王の河岸神殿から出土した王の像。厳粛な佇まいは王権の絶頂期にあたる第4王朝の彫像の白眉とされています。鉄器がなかった為、閃緑岩を石で削り、砂で磨いて仕上げたもの。 -
「カフラー王座像」(側面から)
カフラー王の玉座の側面には、上下エジプト統一の象徴であるセマタウイが彫られています。これは上下エジプトの象徴であるロータスとパピルスで構成され、それぞれの茎が気管や肺を意味するヒエログリフの間でからみあい統一をあらわしています。 -
「カフラー王座像」(背面から)
背もたれ部分の上にいるハヤブサは王の頭を守るかのように両翼を広げています。 -
「メンカフラー王の三柱神像」第4王朝メンカフラー王の時代(紀元前2490-前2472年)
この三柱神像では、メンカフラーの左側にハトホル女神、右側には頭上にテーベのノモスの象徴をつけた極端に背の低い男性が片足を踏み出した姿で立っています。 -
「メンカフラー王の三柱神像」第4王朝メンカフラー王の時代(紀元前2490-前2472年)
中央には一歩前に踏み出した姿勢であらわされたメンカフラー、王の左側にハトホル女神、右側に上エジプト第17ノモスを神格化した女性が立っています。 -
「ウセルカフ王像頭部」第5王朝ウセルカフ王の時代(紀元前2465-前2458年)
ウセルカフは、エジプト第5王朝の創設者であり、アブシールに太陽の神殿を建設する伝統を開始した最初のファラオ。このウセルカフ王の頭部は、第5王朝の王たちがラー神にささげたアブ・シールの5つの太陽神殿のうちの第1神殿から発見されています。 -
展示室内の様子、薄暗く展示物は雑多に並んでいます。
-
「カーアベルの像」第5王朝ウセルカフ王の時代(紀元前2465-前2458年)
サッカラ、ウセルカフ王のピラミッド周辺CBより出土。
エジプト最古の等身大の木像で、モデルはカーアベルという名の神官。きわめて写実的な彫像です。 -
「カーアベルの像」(頭部拡大)
発見当時、エジプト人作業員が「自分の村の村長に似ている」と叫んだため「村長像」とも呼ばれています。 -
「ネフェルエフラー王座像」第5王朝ネフェルエフラー王の時代(紀元前2419-前2416年)
1984年から85年にかけてチェコの調査団がアブ・シールで発掘作業をしているとき、ネフェルエフラー王のピラミッド・コンプレックスの葬祭殿で発見されたもの。体は一部しか残っていませんが頭部に用いられた高い技術から彫像の質の高さがうかがえます。 -
「ラーヘテプの書記座像」第5王朝時代(紀元前2494-前2345年頃)
サッカラのジュセル王の階段ピラミッドの北側のラーヘテプのマスタバ墳から出土。古代エジプトでは書記になることは出世の第1歩でした。 -
「書記座像」第5王朝初期(紀元前25世紀中頃)サッカラ出土
パピルスに何かをしたためる書記の姿。第5王朝時代以降は官僚機構が発達し、役人の墓にはその象徴である書記座像が納められたそうです。 -
「書記座像」(正面から)
中分けの髪型(かつら)が特徴的。 -
(中央右)「イイカウの座像」第5王朝時代(紀元前2465-前2323年)サッカラ出土
職人集団の書記の監督官の称号を持つイイカウの座像は、サッカラのジュセル王の階段ピラミッドの北側のマスタバ墳より出土しています。 -
「イイカウの座像」他
こちらも「黄金のファラオと大ピラミッド展」に出展されていました。 -
「男性座像」第5王朝初期(紀元前25世紀中頃)サッカラ出土
立法形の玉座に座り、前に突き出た段に足をのせた男性をかたどった彫像。 -
「男性座像」第4~5王朝時代(紀元前2613-前2345年頃)ギザ出土
銘文がないため詳細が不明ですが、第4~5王朝時代ものと推測される像。 -
「かつらをつけたラーネフェルの像」第5王朝初期(紀元前25世紀中頃)
この彫像は、高官ラーネフェルをかたどったもので、サッカラにある彼の墓より出土したもの。 -
「書記座像」第5王朝時代(紀元前2465-前2323年)サッカラ出土
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「ニマアトセドの二重彫像」第5王朝時代後半(紀元前24世紀初頭)
この彫像は、神官と裁判官というニマアトセドの2つの姿を表現したもの。 -
「カエムへセトの立像」第5王朝時代(紀元前2494-前2345年頃)
サッカラのテティ王のピラミッドの西側のカエムへセトのマスタバ墳から出土。 -
「メレスアンクの二重彫像」第5王朝時代末期(紀元前24世紀後半)
ギザ、メレスアンクのマスタバ墳より出土 -
立像の数々(詳細不明)
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「ティの像」第5王朝ニウセルラー王の時代(紀元前2416-前2392年)
サッカラ、ティのマスタバ墳より出土 -
「セネブと家族の像」第5王朝末期から第6王朝初期(紀元前24~前23世紀)
一家の長であるセネブは王の衣装係で、第5王朝のクフ王とジェドエフラー王に神官としても仕えています。セネブは小人症でそれが写実的にあらわされています。彼の足元には2人の子供が裸で指をくわえた姿で立っています。この像はギザにあるセネブの墓の中、石灰岩製の小さな祠堂で発見されています。 -
夫婦像(詳細不明)が続きますが、表情やスタイルも様々でその特徴を捉えたものだったと思われます。妻が夫の肩に手をかける仲睦まじい像。
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妻の衣装の柄までしっかり残る夫婦像(詳細不明)
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こちらは随分、夫婦の体格が違いますが、実際そうだったのでしょう。
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「女性像」第5王朝時代(紀元前2494-前2345年頃)
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偽扉(詳細不明)
古代エジプトの墓につけられた見せかけの扉。石製または木製で表面が家屋の正面あるいは入口に似せてあり,壁龕のようにマスタバの壁面にはめこまれていました。死者はこの扉を通じて供物を受取り,生者に会うことができると考えられていました。 -
偽扉(詳細不明)
偽扉は、一般に縦に長い長方形で,中央に入口を想定し,その左右に死者の像や名前,生前の職名,供物のリストなどが浮彫され -
偽扉(詳細不明)
こちらの偽扉の中央には人物像があります。 -
こちらはマスタバ墳の中を再現したものでしょうか。
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「粉をひく召使いの像」第5王朝時代(紀元前2465-前2323年頃)
召使いの彫像は、古王国時代に建てられたマスタバ墳より数多く出土しています。 -
「粉をひく女性の像」第5王朝時代(紀元前2465-前2323年頃)
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「ビールをつくる召使いの像」第5王朝時代(紀元前2465-前2323年頃)
エジプトにおけるビールの歴史は非常に古くエジプト先王朝時代にまでさかのぼります。紀元前30世紀以降に、大麦などの穀物と共にメソポタミアのシュメールよりエジプトにビールが伝わったと考えられています。 -
様々な召使いの像。召使いの像は第4~5王朝時代に石灰岩でつくられらたものです。
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「ガチョウの羽をとる召使いの小像」(手前)他
古代エジプトでは、ガチョウは牛の脚と並んで、神や死者にささげる大変貴重な供物でした。 -
「ミトリィの書記座像」第5王朝末期から第6王朝初期(紀元前24~前23世紀)
サッカラのジュセル王のピラミッド・コンプレックスの周辺のマスタバ墳から出土した木製の彫像。 -
「ネアンクラ座像」第6王朝(紀元前2300-前2200年頃)
独特な座り方(ポーズ)の像。ネアンクラは侍医頭だったようです。
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