2019.8 エジプト８日間【6】アブ・シンベル神殿（1）音と光のショー

2019/08/06 - 2019/08/06

ギザのピラミッドと並び称されるエジプトの至宝、アブシンベル神殿。毎日がハイライト、クライマックス続きの今回のエジプト旅行ですが、世界遺産創設のきっかけとなった遺跡でもあるアブシンベル神殿は、その中でも思い出深い訪問地となりました。
旅行３日目（エジプト到着後２日目）は、朝、カイロをでて空路アスワンへ。そこから３時間半、砂漠を走りエジプト最南端の地アブシンベルへ到着したのですが、アブシンベル神殿へは、（夕方）ボートでナセル湖からの見学。（夜）ライトアップした音と光のショー、（翌朝）日の出鑑賞と神殿内への入場と３回訪れることができました。まずは、夕方のボートでの見学と音と光のショーをご紹介します。

エリア アブ・シンベル(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ボートで、アブシンベル神殿を見に行くことになりました。17：00に出発です。

セティ アブ シンベル ホテル ホテル

モーターボートと聞いていたのですが、かなり大きなボートでびっくり。

船着き場の様子。ワニがでないかビクビクしながら乗り込みます（笑）

ボートからのセティ アブ シンベル ホテル 。

セティ アブ シンベル ホテル ホテル

2階の席に座って優雅にクルーズです。
このボートでのアブシンベル神殿見学は、当初のツアー予定表にはなく、うれしいサプライズ！

本当に広いナセル湖。その面積は、5,250 k㎡、毎日見ている駿河湾の面積が約2,300k㎡ですから２倍以上です！！ただ海との違いは、まったく波がないこと。さすがに確かめることはしませんでしたが、湖の水は、ガイドのラヴィさんいわく、少ししょっぱいそうです。

小さな岩の上に乗り漁（？）をしている人がいます。近くに舟もないし、あそこまでどうやって行ったのだろうなどと皆で話していると、ラヴィさんから「後ろの岩山を見て下さい」という説明が・・・

！！・・・岩山にラムセス２世の像が見えます・・・

憧れのアブシンベル神殿が目の前に。バッグに夕日が輝き神々しい姿！！本や映像で何度も見てきたアブシンベル神殿が目の前にあります（ナセル湖の上からなので距離はありますが）

アブ シンベル大神殿 城・宮殿

このアブシンベル神殿、もともと今の場所にあったわけではなく、現在の位置から110メートル東、64メートルも低い場所にありました。1960年代にアスワン・ハイ・ダムの建設がはじまったことで、アブシンベル神殿をはじめとするヌビア遺跡群は水没の危機に直面したのです。これに対して立ち上がったのがユネスコ（国際連合教育科学文化機関）でした。ユネスコが遺跡の救済を各国に呼びかけ、世界60か国の援助を得てヌビア遺跡群を安全な場所に移築する計画が始動しました。

その結果、アブジンベル神殿は1000個以上のブロックに切り分けられ、4年をかけて現在の場所に移築されたのです。・・・ということは、今いるボートの下の水面下にもとの遺跡があったということになります。
写真はハトホル神と王妃ネフェルタリに捧げられた小神殿。

夕陽で光り輝くアブシンベル神殿。

ナセル湖に沈んでいく夕陽を見ながらホテルに戻ります。

ホテルに到着しました。夕陽が今、まさに沈んでいくところです。

セティ アブ シンベル ホテル ホテル

この旅では、いろいろな場所で朝焼けや夕焼けを見ましたが、記憶に残る1枚です。

一旦部屋に戻った後、19：00にロビーに集合し、バスでアブシンベル神殿へ移動します・・・といっても5～６分ですが。バスから降り、ゲートから歩くこと約５分アブシンベル神殿に到着です。

１９：３０から、音と光のショーは始まります。観客は少なめ、エジプトのハイシーズンは、少し涼しくなる11月～3月頃で、真夏のこの時期は観光客は少なくなるそうです。暑い夏に慣れている我々日本人、添乗員さんも言っていましたが、観光客が少ない８月というのはある意味ベストシーズンかもしれません。

音と光のショー 劇場・ホール・ショー

この日は英語かどこか他の国の言葉（忘れてしまいました）で音と光のショーが行われるとのことで、日本語のイヤホンガイドを渡されましたが、ガイドの解説を聞いていると目の前の映像に集中できないので早々にはずしてしまいました。なのでショーの解説はできません(笑)

音と光のショー 劇場・ホール・ショー

今回、音と光のショーがあるということで、SLIKの一脚兼三脚を持っていきましたが、軽く小さな割に安定していて役立ちました。前回（GW）ブタペストの夜景の写真が、ほとんどブレてぼけてしまったことが教訓になりました(笑)

ライトアップされ光輝く大神殿。

こちらは小神殿。

音と光のショーは、神殿をライトアップさせるだけでなく、神殿の岩山でのプロジェクションマッピングが繰り広げられます♪

ラムセス２世と王妃ネフェルタリの夫婦愛、ラムセス２世の治世やヒッタイトとの抗争についてなど。次々に場面が切り替わっていきます。

真っ赤に染まる小神殿。

王妃ネフェルタリでしょうか。

終盤、アブシンベル大神殿がライトアップされて、後方から無数の光の柱が・・・

アブシンベル小神殿の完成当初を連想させるプロジェクションマッピング。

あっという間の40分でした。

最後にライトアップされた大神殿の近くまで行き写真撮影。バスに戻ります。

アブシンベル神殿、音と光のショーのチケット

ホテルに戻って遅め（21：00）のディナーです。エジプト料理のビュッフェでした。

前日までのカイロの食事では、エジプト料理少し口に合わないかなと感じていましたが、こちらのホテルの料理は、どれも（料理名などはわかりませんが）美味しく最高でした。今回の旅行中、少しお腹の調子が悪くなった方も何人かいらっしゃったようですが、私はそんなこともなく絶好調でした。ピラミッド内部への入場の影響で３日ほど筋肉痛にはなりましたが(笑)

バナナ、イチジク、ぶどうなどフルーツもたくさん。ナツメヤシの実（デーツ）も頂きました。

こちらはスイーツ類。お洒落にデコレーションされています。

パスタも美味しかった。お腹も満たされ、明日も朝早いので部屋に戻ります。

各自部屋（コテージ）に戻りますが、月や星空も美しいアブシンベルの夜空でした。

セティ アブ シンベル ホテル ホテル

部屋は、多少古さは感じるものの素敵な雰囲気。

セティ アブ シンベル ホテル ホテル

バルコニーからの眺めも幻想的ですが・・・
あっという間に爆睡してしまいました。

セティ アブ シンベル ホテル ホテル