エジプトの旅も後半戦に入りますが、ここからはのんびり船の旅、ナイル川クルーズです。この日（旅行４日目午後）はアスワンを出て途中、コム・オンボに立ち寄り神殿とワニのミイラ博物館を見学。夜はクルーズ船でカクテルパーティーとデイナー。深夜には船は、次の目的地のエドフに到着しました。

2019.8 エジプト８日間【9】ナイル川クルーズ～コム・オンボ神殿

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2019/08/07 - 2019/08/07

5位(同エリア85件中)

エリア

コム・オンボ(エジプト)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.5

グルメ: 4.0

交通: 4.5

同行者: 一人旅

交通手段: 船

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

利用旅行会社: クラブツーリズム

ツアー利用の海外旅行のジレンマですが、素晴らしいロケーションのホテルに泊まってもゆっくりすることなく移動。せっかく来たのだから（また来れるかわからない）色々見てまわりたいのでしょうがない・・・・.
毎度のことですが、今回はこれが解決！！ホテルが動きます、次の目的地まで素晴らしい景色を見ながら快適に移動。2兎追って2兎ともとれちゃう状態。ナイル川クルーズ最高です。
部屋でシャワーを浴びた後、次の目的地のコムオンボまでは、2時間以上時間があるのでデッキに上がってみました。
プールがありましたが、泳げる場所(深い場所)は少なく、足湯的に浸かる感じ(笑)
デッキチェアーに座りナイル川の光景をのんびり眺めます。
16：30からデッキでティータイム。優雅ですね。
コムオンボの神殿が近づいてきました。

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船の到着場所は、コム・オンボ神殿入口の目の前でした。
このコム・オンボ神殿の珍しいところは、神殿が二重構造になっていること。神殿の右側半分は、ワニの神セベクに、左側は、大ホルスの別名で知られるハヤブサの神ハロエリスに捧げられています。

コムオンボ神殿城・宮殿

 クレオパトラのレリーフもあります by +mo2さん
コム・オンボ神殿は、古代エジプト最後の王朝プトレマイオス朝の時代（紀元前332-32年）に建設されています。プトレマイオス朝といえば、最後のファラオ（女王）クレオパトラ（７世）が有名ですよね。
すごくｶﾜ(・∀・)ｲｲ!!　手のある鳥たち・・・
入口横には、トト神とホルス神が、聖水をプトレマイオス13世にかけている美しい大きなレリーフがありますが、神殿は、その後コプト教徒により教会として使用されており右側は、大きく破損（窓）されています。
ワニの頭をもつセベク神のレリーフが彫られた柱が並んでいます。
崩れた天井から日差しが差し込み、レリーフを照らします。
プトレマイオス13世が、セベク神とハトホル女神に捧げものをしています。
コム・オンボでは、セベクとハトホルは夫婦とされています。
この神殿は、旅行中にこの後いくつか回る神殿の中で保存状態が良い方ではないですが（ナイル川や地震で、そして後に他の事業にその石を使用したことによって破壊されています）レリーフは、ここでしか見られない特徴的なものが多く、興味深い神殿でした。
プトレマイオス13世が、神々から浄めの儀式を受けているシーンです。
左から、トキの頭のトト神、ハトホル女神、プトレマイオス13世を挟んで、ライオンの頭のセクメト女神、ハヤブサの頭をもつハロエリス神とホルス神です。
ナイスバディのハトホル女神。なぜ、片方のおっぱいだけ出しているのかは不明（？）

ホルス神から何かを手渡されているプトレマイオス13世ですが、注目すべきは左の女性２人。左からクレオパトラ7世、クレオパトラ6世です。ちなみに世界三大美女の１人とされる有名なクレオパトラは７世で6世は姉、プトレマイオス13世は弟ですが兄弟婚しています。
こちらもクレオパトラ7世、クレオパトラ6世、プトレマイオス13世の３姉弟のレリーフ。クレオパトラ姉妹は両手に花をもっています。こちらもなぜか、片方のおっぱいだけ出しています。
右下はトト神とホルス神が、聖水をプトレマイオス13世にかけているシーン。
こちらも神々への捧げものですが、捧げているのがプトレマイオス13世とクレオパトラ７世。神がホルス、ハトホル、イヒでしょうか。
バド・パウエルの「クレオパトラの夢」(Cleopatra’s Dream)、船に戻ったら聞きましょう(笑)
天井には、ハゲワシの姿をした上エジプトの守護神ネクベト女神とコブラの頭を持ち翼のある下エジプトの守護神ワジェト女神が交互に描かれています。
これはスフィンクス。
最古のカレンダーだそうです。
1か月を30日とする12の月と、年末に加えられることになる5日の余日で1年を365日としていました。
左は授乳のシーン、真ん中には巨大な虫のようなものがいて、左が女性から逆さに人が出てきていますので出産のシーンとされる有名なレリーフです。
夕陽に照らされ輝く神殿。
真ん中の座っている女性二人が妊婦で、こちらもやはり出産シーンのレリーフと言われています。その横が医療器具のレリーフです。
遺跡の上にのぼる月
よくわかりませんが、すごく苦しそうな格好。
エジプトの遺跡にいる係員は、チップをもらおうと「写真を撮ってやる」とか「こっちに面白いものがあるから見ろ」とか、けっこう鬱陶しかったりするのですがここの人たちはまったり休息中。単に夕方で疲れただけかもしれませんが・・・
後手に縛られた捕虜がライオンに食べられているように見えますが・・・
この柱のレリーフは、かなりきれいに色彩が残っています。
ハロエリスのレリーフが刻まれた柱。
神秘的な光景です・・・
こちらはナイルメーター。ナイル川と繋がっており、水の深さによって税金を決めていたそうです。皆さん近くまで行きましたが、私はこの日はまだ、初日のピラミッドの筋肉痛が残っており、遠くで見ただけ。
コム・オンボ神殿を出ます。
コムオンボ神殿の出口にワニのミイラ博物館があります。ゆっくり見ても15分くらいの小さな博物館です。
入ると目の前にワニのミイラがたくさん並んでいます。
「わに、わに、水辺の兄弟。わに、わに、O.K.? ・・・」つい口ずさんでしまうKUWATA BAND(笑)
「うでたてうでたて無理だワニのうでたて伏せ♪・・・」爆風スランプも歌っときますか。どちらも昭和の曲(笑)
この状態でミイラ保存されていたのでしょう。恐ろしいワニも小さなフンコロガシも神格化する古代エジプト（現在のエジプトはイスラムの一神教義）八百万の神を信じる日本人と通じるものがあります。
セベク神の超合金・・・ではありません(笑)ブロンズ像。カッコいい‼
ワニの棺ですが、この中にワニのミイラが入っていたのでしょうか・・・
解説がないのでよくわかりませんでした。
ワニが乗っている石碑
後ろから見たワニです。
コム・オンボ神殿とワニのミイラ博物館のチケット　100EGP
カメラチケットは50EGPだったような気がします（チケット失くしてしまいました）
※チケット代はツアー料金に含まれています。
船に戻ると丁度、日が沈んでいくところでした。
船内に戻ると、19：30からラウンジでカクテルパーティー。
20：00からデイナー。この日のディナーは、コース料理でした。
1ヶ月経つと記憶が曖昧になってきます・・・
ツアー同行で誕生生日の方がいらっしゃったのでサプライズでケーキとクルーズ船のスタッフからのお祝いが！！
佐賀県から参加で、このツアーでは唯一私より年上の男性、見ためは私より断然お若いですが。ケーキにはhappy birthday kumikoとありますが、多分お名前はクミコさんではありません(笑)
このあと、21：30～ラウンジで映画の上映があったようですが、一旦部屋に戻った時に記憶のないまま爆睡・・・