2019/12/08 - 2019/12/08
294位(同エリア747件中)
たれたびさん
12月のとある日曜日。
子どもたちとおくさんはクリスマスパーティとかで、1日フリーになりました。
あまり遠くには行けないけれど、どこかぶらぶらできるとこは無いかと検索したところ、佐倉市がヒット。神奈川から遠くはないが乗り換えが少し煩雑で、幼児連れでは少し行きづらいエリア。
ひとりの身軽さをいかしてブラブラ行ってきます。
お供としてちびカビちゃん(小さいカビゴンさん)がついていきます。
[行程]
新宿~(総武線)~元八幡~(徒歩5分)京成八幡~(京成線)~ユーカリが丘~(京成線)~京成佐倉
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
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今回の旅は京成線からスタート。都心スタートは日暮里乗り換えかと思ったら乗換アプリは本八幡乗り換えを推奨。
本八幡から京成八幡徒歩5分くらい。新宿から新宿三丁目くらいの距離でした。
本八幡はラーメン激戦区なので、乗り換えの途中にラーメン巡りも良いかも。
(「なりたけ」など背脂チャッチャ系濃い味のお店が多いです)京成八幡駅 駅
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本八幡から京成線で30分。最初の目的地、ユーカリが丘に到着です
ユーカリが丘駅 駅
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ユーカリが丘は山万(やままん)というディベロッパーが開発したニュータウン。ここは特色あるニュータウンとして有名です。
何が有名かと言うと、40年前の街開き以来ずっとディベロッパーが街作りを継続していること。なんちゃら公団や大手ディベロッパーでも、ニュータウンは分譲が終わったらすみやかに撤収して、あとの街づくりは住民に委ねられるのが常ですが、この街は山万さんがずーっと街の開発を続け、関わり続けている異色なニュータウンなのです。学生時代に社会学を学んだ身としては、一度行ってみたいと思っていました。
ちなみにユーカリが丘駅前はわりとよくあるショッピングセンターとかが並んでいます -
駅前から少し離れると住宅街に入ります。一軒ごとの敷地が広いのもユーカリが丘の特徴だそう。細かく分割されてごちゃごちゃにならないよう、宅地の最低面積も決められているそうです
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プラプラと歩いてくと住宅街のなかに農地も残っていて、のどかな風景が続きます
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霊園まである。駅前には山万さん経営の保育園もあるので、まさに揺りかごから墓場までが完備したまちづくりです(* ̄∇ ̄*)
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そしてユーカリが丘最大の特徴がこれ。山万ユーカリが丘線。
山万さん、街づくりの一環として新交通システムまで作ってしまいました。鉄道会社が住宅地を作るのはよくありますが、ディベロッパーが路線を作った例はここ位しかありません。ユーカリが丘駅を起点に、住宅地をテニスラケットのような形で住宅地を1周して帰ってくる、まさにユーカリが丘住民のための環状線です。
写真は車庫で休憩中の車両。あとで乗ってみることにします -
ちなみにユーカリが丘線の駅はこんな感じ。全長4kmほどの環状線に駅が6つほど。
どの分譲地からも徒歩10分以内に駅に着けるよう設計されているそうです公園駅 駅
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女子大駅。なんでも女子大を誘致する計画があって名付けたけど、結局こないまま駅名のみ残ったとか(^-^)
女子大駅 駅
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住宅街のなかにはところどころ空き地があります。これは売れ残りではなくて、わざと売ってないそうです。
いちどに全部売ってしまうと住民の年齢構成に偏りがでるので、あえて少しずつ売って住民の年代構成にも気を配っているとか(・Д・)
そのおかげで各地のニュータウンで進行している高齢化問題とはユーカリが丘は無縁とのこと。本来なら行政がやるべきようなことまでやってのける山万さんって凄い! -
途中の中学校駅からユーカリが丘線に乗ります。データイムは1時間に3本くらいの運転で、まずまず便利かな。
先ほどの女子大駅もそうですが、何とも素っ気ない駅名です中学校駅 駅
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こあら3号やってきた!
ユーカリが丘なだけに、車両名もそのまんま(^ ^) -
車内はこんな感じ。天井が低く少し狭いですが、一周15分もかからないので特に不便はなさそうです
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高いところを走る列車から見ると、住宅地の様子やところどころにある(計画的な)空き地がよく分かります。こういった土地があることで、後からこんな施設か欲しい、といったニーズがでたときにも対応しやすいんだとか。
(地区センターのようなコミュニティ施設だけでなく、住民から「美味しいパン屋さんが欲しい!」というニーズがあったら、人気のパン屋さんを5年越しで口説いて出店してもらう、といったことまでやってるそうです)
PCのゲームで、シムシティという都市開発シミュレーションがありますが、まさにそれがリアルで行われている街がユーカリが丘でした -
ユーカリが丘見学を終え、2つ先の佐倉駅へ移動します
京成佐倉駅 駅
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この後は佐倉をぶらぶら町歩きの予定
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まず最初に向かったのは武家屋敷。
駅前の観光協会には貸自転車もあると聞き立ち寄ったのですが、「佐倉は坂の町だから、市内巡りに自転車は大変よー」との説明を受け、徒歩に変更。
確かに駅前から少し進んだら坂でした。
(印旛沼の方に行くのなら自転車は便利らしい) -
駅から20分くらい歩くと、最初の目的地である武家屋敷が見えてきました
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武家屋敷は佐倉藩11万石に仕えた藩士の屋敷を保存しているもので、もともと有ったもの、別の土地から移築したものを含めて3棟が現在公開されています
武家屋敷(旧河原家住宅 旧但馬家住宅 旧武居家住宅) 名所・史跡
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展示されている3棟は、藩の中でも偉い人のお屋敷、中ぐらいの人の屋敷、下っぱの人の家、と立場で別れていて、広さやしつらえがわかりやすく違っています
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偉い人のお屋敷。部屋数も多く、畳が敷いてある部屋の数も多めでした
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竃からは煙も上がっています(日曜日だったせいか、実際に火のついた炭が入れられていました)。時代劇のワンシーンのような風景
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ご主人さまのおへやー
うむ、苦しゅうないぞよ(^^; -
ふろー。
巨大な桶だな。
むしろこんな大きな桶が水漏れもせずにお風呂になっていたことに先人の知恵と技を感じます -
広いお庭。
佐倉藩は老中や大老といった幕府の重役になると割り当てられることの多い、江戸東部の要地だったそうです -
中間管理職くらいの人のおうち。
中堅といってもけっこう広かった -
このおうちは中に上がることもできて、甲冑が置いてありました
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ちょうど紅葉の季節と重なり、縁側から見る庭が大変美しく
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日なが1日ここで過ごしても良いなあ、と思うくらいのんびりできそう
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庭に落ちた紅葉も、風情があります
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武家屋敷の先には素敵なこみちが
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サムライの道、ひよどり坂と呼ばれるこの坂は江戸時代の竹林がほぼそのままの形で残っているそうです。
インスタ映えするそうで、国内外から多くの人が訪ねるそうな -
300年ほど前、先ほどの武家屋敷から登城するお侍様と同じ景色をみていたと思うと、不思議な感じがします
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武家屋敷から歩いて15分くらいで、次の目的地佐倉城址につきました。
城館はなく、公園として整備されています日本百名城佐倉城(佐倉城址公園) 公園・植物園
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ぬこさん発見
城址公園は日当たりも良く、ぬこさんがたくさん日向ぼっこをしていました -
佐倉城址に隣接する、国立歴史民俗博物館に着きました。
大阪の国立民族学博物館とならぶ文化人類学系の大きな博物館で、一度行ってみたかった博物館です国立歴史民俗博物館 美術館・博物館
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お昼時の到着で、まずは腹ごしらえから。
一番早いメニューは何かと聞いたらカレーライスとのこと。
古代米のカレーライス820円。結構野菜がごろごろでおいしかったです。古代米はぼそぼそしてるかなーというくらいで、特に味はなしレストランさくら グルメ・レストラン
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お腹いっぱいになってから展示室を回ります。
歴史民俗博物館は、その名の通り原始時代から昭和時代までの日本の歴史と民俗を一堂に展示している巨大な博物館です -
特徴としては、とにかく展示物が豊富なこと。
今回は近世以降(第3展示室~)を中心に2時間半ほどかけて廻りましたが、かなりの駆け足で回ることになりました。全ての展示をじっくり見ようと思ったら丸1日かそれ以上かかるのでは?、というくらいの展示量です。
大型の展示も多く、たとえば江戸時代の日本橋のジオラマなどは10m四方くらいの巨大なもので、大通りから路地裏まで再現され、街行く人々はもちろん、お店も1軒1軒丁寧に作り込まれています。
こちらの写真は17世紀の御朱印船の模型 -
時代は移り変わって一気に大正時代の浅草へ。
ワンブロックほど街並みが再現されています。
左は床屋さん。右は少し見づらいですが映画館。実際に当時の無声映画が4本くらいかけられていました。これ見るだけで1時間くらいかかりそうです -
酒と喫茶。美人局がウリのカフェうるとら。
「喫茶の気軽さ」と「カフェーの濃艶」を兼ねた???
うーん、大正風キャバクラかしら? 興味津々。
とーちゃん、きっと最後は怖いお兄さんが出てくるから入っちゃだめだじぇ、とチビかびちゃん(^_^) -
さらに時代は進んで、戦後の高度成長時代へ。
大量に建設された団地の一部屋が再現されています -
ふたたびおふろー。
まだこの時代は木桶のお風呂で、先ほどの武家屋敷とくらべてそんなに変わりません(江戸時代でも完成度は高かったんだな) -
民俗ということで、ビリケンさんもいました。
ここのビリケンさんはおさわり禁止(^ ^) -
訪れた時はちょうど「石鹸」のテーマ展示が行われていました。
写真真ん中は昭和初期の資生堂の石鹸用ブリキ缶。
モダンなデザインを手がけたのは山名文夫氏と言われ、資生堂の花椿マークや紀ノ国屋スーパーの旧ロゴなどを手がけた戦前~戦後に活躍した広告デザイナーだそうです。すごく素敵でした -
東京五輪のポスター。
「いだてん」で最近見たな。躍動感ハンパねー。
この向かいには、昭和30年~50年代の懐かしいテレビCMがずーーーーっと流れているエリアがあって、これを見るだけでも佐倉まで来る価値があります -
そして国立歴史民俗博物館最後の展示は、なんとこのお方。
おぉぉ、ゴジラ大先輩だじぇー。
かっけーな。
でも、ゴジラ先輩がいるってことは、もうちょっとしたらオイラたちにもお声がかかるかな。ゴジラvsカビゴンとかいいじぇー -
というわけで、プチ旅佐倉編おしまいです。
佐倉、見どころがたくさんあってかなり満足。都心からも近くて、また行ってみたいところです。今度は印旛沼のほうにも足を伸ばしたいなー
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この旅行記へのコメント (1)
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- Antonioさん 2021/07/19 07:50:43
- 佐倉
- おはようございます。佐倉と言えば、長嶋名誉監督の出身地ですね。機会があれば、訪問したいです。
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