9万５千円で２週間、タイの遺跡やラオスを巡り、東南アジア初心者のシニア婦人たちをエスコートする旅（7/22）コンケーンへバス移動

2019/08/21 - 2019/08/21

　コンケーンに向かう。
　目的地はムクダハンだが、途中のコンケーンで１泊する。
　バスは10:30発と16:30発の２つとなっている。
　８時台初のバスもあったはずなのに・・ない。
　10年も前の情報だから、なくてもおかしくないかな？
　料金も310バーツ（1100円）と、情報よりもかなり高く、そして座席指定だ。
　ローカルバスではなく、高速バスらしい。
　タイはバス会社によって窓口が違う。
　窓口を間違えたのかもしれない。　

エリア コーンケン(タイ)

• 交通手段: 高速・路線バス

　10:30のバスにした。
　朝はゆっくりしようと言っていたのに、早起きしてしまい、ゲストハウスの鯉と遊び、

　「カオトム（おかゆ）でも食べに行こう」と外出。
　動画でご覧ください。
　https://youtu.be/ZoFbH8zH__M

　おかゆだけでは物足りないと、市場で買ってきた焼き肉と寿司（もどき）も食べ、

　朝のヨガ体操。

　準備を整えて、ターミナルまで歩く。
　大きな荷物はあるが、タクシーなんか使わない。
　今日はバスに乗っているだけだから、こうした運動が、シニアの健康寿命につながります。

　バスは20分遅れでやって来た。
　バッグは荷物室に積んでくれた。
　ほとんどの座席は埋まっている。
　このバスの出発地点は400kmも離れたチェンライで、まだ暗いうちに乗り込んだ人たちなんだろう。

　エアコン付きの高速バスだ。
　ローカルバスだと、大きな荷物や抱えたお喋りのお婆さんや、生きたに鶏を持ち込むおばさんなどが乗り込んできて、面白いのだが、このバスはそんなことは起きないだろう。

　まあ、乗り心地がほどほどで、速くて涼しいバスも悪くはない。
　走り出すと、早くもお菓子が出現した。
　ヤーコたちのバッグには、こんなお菓子がたっぷり入っていて嬉しいが、
　空腹を我慢して、困難に耐えていく旅も、また良いのです。

　長距離バスは、当然どこかで食事休憩があるのに、それがたった１回のトイレ休憩があっただけ。
　「お昼ご飯は、どこ？」
　「いつ、休憩になるの？」
　私たちは朝のおかゆを食べただけだ。
　バス内に菓子類や飲み物売りのおばさんが入ってきたが、食べたいものがなくて、ついついそのままにしてしまった。

　コンケーンまでは380km。
　高速バスなのだから、水やおやつが出て、食事休憩もあるはずと考えていたのに、どちらもない。
　近くの中年女性が、買ってきたお菓子を１袋丸ごと、
「どうぞ」と渡してくれた。
　バスに乗ると時たま、こんな親切な人に出会う。

　私たちは胸が熱くなり、代わりに何かあげようと、バッグの中を探すが見つからず、
　お礼を言うだけで、写真を撮らせてもらってお別れしてしまった。
　ありがとう。
　タイ人がますます好きになりました。

　手荷物の中に昨日買ったケーキパンを見つけた。
　みんなで分け合う。
　苦難を共にすると絆は深まるもので、この旅はそんな旅となっている。
　下はコンケーンまでの動画てす。
　https://youtu.be/JCss-957stM

　コンケーンのターミナルに着いたのは６時半。
　７時間半の、長い長い乗車だった。

コーンケンバスターミナル3 バス系

　すっかり暗くなってしまっている。
　タクシーを探す。
　巡回バスやソンテオもあるが、この際はタクシーだ。

　市街に入ると渋滞していた。
　ナイトマーケットでにぎわう通りもあった。

　ホテルは、ネット情報で評判の良い『ROMA HOTEL』

　４人分の荷物を無理やり積んでくれた運転手さんに、お礼を含めて100バーツ払って、

　館内に入ると、レセプションは静まり返り、身だしなみを整えたスタッフが立っていた。
　ゲストハウスの雑多な雰囲気とは違っている。

　部屋もいつもとは違う高級感があり、
　「本当にこれで、600バーツ（2100円）なの？」
　と疑う。
　600バーツと言っても１部屋の料金で、何人で泊っても600バーツだ。
　こんな部屋に、1人あたり1050円で泊れるのだ。

　華やかなバカンス旅行をされている方は、
　「何だ、つまらん部屋だ」と思われるだろうが、
　私たちには有り余るぜいたく部屋。
　お湯やエアコンが一括管理されている施設を見ると、これがホテルなんだと思う。

　野外レストランでは、ライブ演奏まで行われている。

　空腹を満たすために外出する。
　10年も前のことになるが、一人でコンケーンに来たことがあって、
　印象に残っているは、ブンケンナコンの池のある公園だ。
　　

　土曜日だったので、アトラクション遊具のある遊園地となっていて、
　（その時の画像）

　イベント広場も用意される途中で、

　親子が遊び回り、

　巨大なドラム缶も造られ、

　暗くなると、たくさんの人が集まってきて、

　木製のドラム缶の中では、

　垂直にそそり立ったその縁を、バイクや車が爆音を立てて走り回り、
　ライダーには子供までいた。

　怪獣のようなエンジン音と、排気ガスの臭いが噴き出して、
　筒全体が壊れてしまうほどの振動が起こると、
　思わず身を縮めたことを思い出す。

　しかし今回は水曜日で、公園まで出かける余裕はなく、
　ナイトマーケットだけで我慢する。
　下はその様子の動画です。
　https://youtu.be/gkctOd8rO7I

　ホテルに帰って来ると、ライブ演奏が始まっていた。
　昭和生まれの私には、心地よいリズムとメロディーの曲だった。
　エレキギターの音色が、旅の旅愁と相まって心に染み渡リ、
　滞在時間は短いが、コンケーンでの良い思い出となりそうだ。
　動画もあります。
　https://youtu.be/JEDnaV_5Y_U

この旅行記へのコメント （2）

• イチローさん 2020/11/24 17:00:42

  ようこそコンケンへ。

  motogen さん、初めまして。
  ようこそコンケンへいらっしゃいました。
  
  私はコンケンに住んでかれこれ15年になります。
  初めて来た頃は本当に何もなく、地方都市の中では栄えている方だとはいえ、まだまだ田舎町の部類でした。
  
  数年前、セントラルデパートコンケン店がオープンしてからずいぶんと街の様子も変わって来ました。
  
  motogen さんは「コンケーン」と表現しておられます。私は駐在が決まった時から「コンケン」でした。しかしネットや印刷物では「コーンケン」が多く見られます。
  
  私としては、カタカナの並びが一緒であれば伸ばす音も伸ばさない音でも構わないと思っております。
  
  コンケンには旅の途中でお寄り頂いた様子ですが「ローマホテル」は比較的お安い宿泊施設のひとつです。快適に過ごされたのであれば何よりです。
  
  たいした観光スポットも無い所ですが、また旅の途中にでもお寄り頂きたいと思います。私も最近はサボり気味でしたが少しずつコンケン情報をアップして行きたいと思っております。
  
  今後ともよろしくお願い致します。

  motogenさん からの返信 2020/11/26 11:03:52

  Re: ようこそコンケンへ。

  タイやラオスっていいですね。特にバンコクから離れた田舎町は最高です。
  何が良いかというと、きちんとしていなくて、いい加減なこと、時間にしてもサービスにしても、そのあいまいさに癒されます。
  多分多くの日本人は、東南アジアの人々のルーズさに、異議をとなえるかと思います。
  資本主義的な労働や仕組みには困るかと思いますが、しかし自給自足的な昔の生活には、これで良いのかと。
  最近の息苦しい日本にいると、タイやラオスの人々が幸せに見えてしまいます。
  しかしタイも20年前とはずいぶん変わり、日本に近づいていますね。バンコクなどはもう「微笑みの国」ではありません。
  
  ホテルやゲストハウスですが、貧乏育ちの自分は、至れり尽くせりのサービスのある宿泊所は、どうにも落ち着きません。
  金にものを言わせて現地の人々を召使いのようにあつかい、現地の人々の暮らしから隔絶されたリゾート遊びや、グルメを楽しんでいる映画などを見ると、嫌気がさしてきます。
  タイの田舎町に来たんだから、ローマホテルで充分、いやもったない気分でした。
  おばさんたちにも、これぞタイだ！という旅を提供したいと思っていましたが、それは予想以上に遂げられたかと思っています。
  コロナ騒ぎで海外に行けない現在ですが、またよろしくお願いします。