2019.07 夏の青森！（16）森の中の温泉宿。薬研温泉民宿あすなろにて味噌貝焼き。

2019/07/13 - 2019/07/16

さあ、下北半島の、というか本州最果ての尻屋崎を回ったあとは、そのままもう一つの先端たる大間崎へ向かいましょう。……といきたい所ですが、まもなく日も暮れます。今日の宿は薬研温泉。とりあえず下北半島の北側を西に向かって走っていきましょう。

2019/11/11投稿

エリア 下北半島(青森)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー 徒歩

さて、前回の旅行記では寒立馬にお会いした後、

尻屋崎 寒立馬 自然・景勝地

下北半島の北東端である尻屋崎を出発し、

セメント工場に別れを告げられて……

青森県道6号線から、県道266号線へ。最初、そのまま県道6号線を走ってしまい、むつの方へ行きかけました。

こんな感じの道を走っていきますよ～

国道279号線に合流。この国道、野辺地から大湊線沿いに下北半島の西側を走り、さらにはむつ市から北側に抜けて、本州最北端の大間へ。そしてそこから海上国道となって津軽海峡を渡り函館市へと至る道なのです（起点が函館市側）。

さて、このまま大間崎、さらには函館まで突撃したいところなのですが、本日のお宿は薬研温泉。薬研温泉へはこの交差点を左折なんですよね。只今の時刻は17時50分。

プランニング段階では「とりあえず、八戸から下北半島北上していって、大間崎まで行ってから近くで宿泊かなあ。職場の宿泊補助使える宿は大体むつあたりか……お、ひとつ薬研温泉ってところにもあるな。ここならむつ市よりも大間に近そうだし、ロケーションも素晴らしい。ここだ！」ってなったんですけど。いざ来てみると、薬研から大間って1時間かかるんですよ（笑）。

調子に乗ってそのまま大間へ往復じゃー！って突撃しかけましたが、すぐに引き返しました。食事間に合わへん（笑）。

さあ、まわりがかなり森の中になってきまして、宿はもうすぐ。えっと、直進が恐山で、右折が薬研ね。

うん。このあたりが薬研温泉か～。

とーちゃく。
こちらが本日のお宿になる、薬研温泉・民宿あすなろです。

民宿あすなろ 宿・ホテル

時刻は18時過ぎ。おお、今日は200km走りましたね。

それではお宿にチェックイン。

玄関を入って右側が、食堂になっていました。おお、食事の準備が進んでるよ。美味しそう。

チェックインして、食事の時間は19時半からにしてもらいました。さあ、まずはお部屋へ。

民宿あすなろ 宿・ホテル

布団も敷いてありますね。荷物をおろして、ちょっと一服……。

民宿あすなろ 宿・ホテル

ちゃんとwifiもありますよー。

さて、一服したところでまだ食事には時間があります。風呂は……誰か入っているみたいなので、ちょっと近くを散歩でもしましょうか。

お、郵便ポスト。このへんはむつ郵便局なんですね。薬研の住所はむつ市大畑町薬研になるのか。

付近には数軒の宿がありますね。こちらは晃山楼。

付近は森の中、そしてすぐそばを大畑川が流れていますね。

温泉街っていう感じからは程遠い雰囲気。

森林浴、気持ちいいです。

薬研温泉郷 温泉

ただ、日が暮れかけてきていて気温が18度とかなので若干寒い。

建物にポスター貼ってありました。奥薬研温泉には野湯があるんですね。気持ちいいだろうなあ。

下北半島のポスターは尻屋崎の寒立馬。いやあ、絵になりますなあ。数時間前に会ったばかりですが、こういう海沿い、灯台あたりとの絵になる組み合わせの写真も撮りたかったなあ、って会えただけでも充分か。

薬研温泉の周辺は園地になっていて、森林浴にピッタリな感じでした。キャンプ場とかもあるのかな？

薬研温泉郷 温泉

散歩を終えて、18時50分頃に宿に戻ってきました。

このエリアは、デマンドタクシー運行となっているんですねえ。誰でも予約すれば乗れるそうですよ。

ちょっとお風呂に入っていきましょうか。

ふむ、泉質、効能はこんな感じですか。

それでは中へ。

やったね、貸し切り♪

いやあ、一人でまったり入る温泉は格別ですなあ。

民宿あすなろ 宿・ホテル

格別な風呂に入って、あとは食事までのんびりと部屋で休んで……。

と言いつつ、外に出てきてしまいました。いや、置いてあったガイドブックにあった薬研渓流への遊歩道に興味が出てきまして。
車を少し走らせると、散策道への入口を発見。

車を置いてちょっと行ってみましょう。

おお、渓流に出てきました。

薬研渓流 自然・景勝地

周りに人一人おらず、川のせせらぎの音だけ。

ああ、いいですねえ。

さて、暗くなってきましたし、なによりもうすぐ食事の時間です。そろそろ遊歩道を車まで戻りましょう。

奥薬研修景公園 公園・植物園

あとで知りましたがこの遊歩道、奥の方に行くと森林軌道の跡なんかも残っていたりするそうですね。そのへんもいつか行ってみたいものです。

車まで戻ってきましたが、せっかくなので奥薬研温泉の方まで車で行ってみましょう。

薬研温泉と奥薬研温泉の間って車で数分なんですよね。奥薬研って県道が変わるこの辺かな？

渓流を橋から眺めて。

このあたりに野湯かっぱの湯もあるはずなんですが。さっき温泉入ったばかりだしな。

そろそろ食事に戻りましょう。

疾走感あふれる一葉。

それでは宿に帰ってきたので、そのまま夕食を……おお！　これは期待大ですね！　この時は食べた後にむつ市の夜景を見に行こうかな？　とか考えていたので、とりあえずお酒は頼まず。

民宿あすなろ 宿・ホテル

これが貝の味噌焼きですか。おお、美味そう。火をつけていただきまして……。

他の料理も色々と美味しそうです。

それではいただきま～す！

味噌焼きも煮えてきていい感じ。いやあ、旨いなあ。

いやあ、うまい料理食べてると、このあと出かける気なんてなくなりますね！　むつ市まで山超えて結構時間かかるしな。よし、お酒じゃお酒。

さらに、向こうの方で呑んでいたおじいちゃんたちと話に花を咲かせたら、食べきれないからと海老とか貝とかくれました。やったね！
おじいちゃんたち、レール＆レンタカーでやってきたそうですね。明日は朝５時に出発して恐山に行くそうですよ。

そういえばこのとき、テレビで外国人の板前さんがお寿司を握って両親に出すような内容のバラエティ番組が流れていました。最初面白かったんだけど、だんだん引き伸ばし感が強くなってきて飽きちゃった。いや、そんな感動ストーリーぽく仕立てなくっていいから。流れ読めてしらけるから。

食事の後にもう一度風呂に行って……。

ああ、ちょっと早いけれども今日は寝ましょうかね。

では翌朝。いやあ、朝から朝風呂をささっと浴びて、そろそろ出発です。時刻？　４時半ですよ。ええ。

いやあ、我ながらよく起きれたなあ。寝坊助の私なのに、今回は３日間とも早朝から動いていてびっくりです。鍵はテーブルの上に置いておけばいいということですので。チェックアウトの時間まで５時間もありますが、出発しましょう。

こんなに早く出発するのは、やっぱり本州最北端の大間崎に行ってみたいから。ついでに仏ヶ浦あたりも興味あるし。帰りの飛行機がお昼だったので、大間に仏ヶ浦まで行こうとすると、この時間に出発するしかなかったのです。まあ、起きれなかったら恐山だけ行って帰ろうかと思っていたんですが。

それでは出発しましょうか。結構広い下北半島。まずは最北端大間崎へ。