2019/05/08 - 2019/05/08
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kojikojiさん
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午前中はツアーの予定に沿ってタリン旧市街の見学をしました。現地のガイドさんの説明を聞きながらの街歩きです。観光のポイントを訪ねながらも興味は通りに並ぶ魅力的なショップに行ってしまいます。旅行前にバルト3国の民芸品や伝統工芸についてはかなり調べてきていましたが、ヴィリニュスでもリガでもお店の営業時間内にほとんど自由時間がありませんでした。添乗員さんの裁量でヴィリニュスでは夜明けの門からホテルまで自由に帰らせてもらえたり、リガではホテルへチェックインする前に40分ほどでした。自由時間がもらえたので目をつけていた店で買い物は出来ましたが、満足いくものではありませんでした。なので最終地のタリンでは2都市でのフラストレーションが爆発して、買い物に歯止めがかからなくなりました。町中のすべてのショップを見る事が出来たわけではありませんが、いろいろなガイドブックや女性誌や書籍で紹介されているいくつかの店はなるほど素晴らしいものがたくさん売られていました。一概に比較はできませんがバルトの3都市の中ではタリンが一番買い物には向いていると感じました。街の大きさも程よいので、迷いながら歩くのも楽しいものです。たった半日だけでしたが2人で両手いっぱいの買い物をしてしまいました。ちょっとお高いハープサルのレースなんてものもありましたが良い買い物が出来たと思います。夕方になってホテルに戻って、家から持ってきた段ボール箱を組み立てて、エアーパッキンで梱包し直してトランクに入れたら満杯になってしまいました。最初のヘルシンキやフェリーの中の免税店で買ったものも含むと驚くほどの量でした。LINEで8歳の姪に「週末に自分が持っている一番大きなリュックサックを空っぽにして持ってきなさい。」と送ったけど、実際には入りきらないほどでしたから。ホテルの部屋で「買い物しすぎだよね。」と反省しながらオルデ・ハンザで買ったハニー・ビールを飲みました。夕食のためにエレベータを降りたところで、隣接するショッピングセンターを覗いてみたらこの日だけの30%オフセールを見てしまい…。また買い物が始まります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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タリン2日目の自由時間はほぼすべてが買い物に費やされました。バルト3国の民芸品や伝統工芸についてはかなり調べてきていましたが、ヴィリニュスでもリガでもお店の営業時間内にほとんど自由時間がありませんでした。
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添乗員さんの裁量でヴィリニュスでは夜明けの門からホテルまで自由に帰らせてもらえたので2時間くらいの時間がもらえました。リガではホテルへチェックインする前に40分ほどでしたが、自由時間がもらえたので目をつけていた店で買い物は出来ました。
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なのでタリンでは2都市でのフラストレーションが爆発して、買い物に歯止めがかからなくなりました。まず入ったのが「カスィート・マヤ(Eesti Kasitto Maja)」です。奥が博物館のようになっていてエストニアの各地方の民族衣装が飾られていました。この帽子は19世紀の既婚女性のもので、髪の毛の下と頭の後ろに延びる紐小さな刺繍の帽子を着用します。 美しい刺繍の幾何学模様でした。
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アリキ・オイデキヴィ(Alliki Oidekivi)
1967年生まれの女性でムフ島で活動されている作家です。タルトゥ大学ヴィルジャンディ文化アカデミーを卒業され、民族衣装を作るためにそれらを学び保存して伝えている方です。シンプルな麻の素材にパイピングと控えめなレースが良いです。 -
ヘルジュ・マード(Helju Murd)という方の作品です。これも同じムフ島の民族衣装のようです。
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刺繍の部分のパターンがアナトリアのキリムの模様に似ているような気がします。色遣いも共通するものを感じるのは、天然色素を使った染色のせいなのだろうかなどと考えてしまいます。
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シンプルなブラウスにも刺繍やレースが施されておしゃれなイメージです。この雰囲気も中欧のハンガリー辺りで見掛けそうな気がします。現在のファッションと同じで女性の好みみたいなものは宗教や民族などを超越するのかもしれません。
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こんな民族衣装を着た人形も衣装は本物の生地を使っています。
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ちょっと趣味に合わない人形ばかりでした。
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地下には2店舗ほど作家さんのコーナーがあり、あまりに美しいマフラーがあったので買ってしまいました。ウールの普通のマフラーではありますが、そのグラデーションの色の変化に惹かれました。
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義理の妹と姪が喜びそうな人形ですが…。
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1階に戻って店内を色々見せてもらいます。エストニア各地の民族衣装の生地が反物で積み上げてあります。
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数十とある反物の1つ1つが違うパターンなので惹かれてしまいます。
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ただ買って帰ってもどう使ってよいか見当もつきません。裁縫が出来る方だったら楽しいだろうなと思いました。母がもう少し若かったら何か作ってもらうのですが。
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美しい刺繍もありました。以前マレーシアのペナン島で人間国宝のような方の造られたクバヤを妻が着せてもらいましたが、その時の色の美しさを思い出しました。
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ウールの靴下も可愛らしいのですが買うには至りませんでした。後で写真は出てきますが、美しい木製のバターナイフを大人買いして母や義妹やおばのお土産にしました。そして妻は悩みに悩んでこの店で一番高いハープサルレース(Haapsalu-sall)を買いました。
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ピック通り23/25番地の1908年にローゼンバウムが設計した建物については旅行記の(18)で詳しく書きましたが、翌日の昼過ぎはきれいに太陽光線が当たり、さらに美しく見えました。アウグスト・ヴァウツ(August Volz)の眼鏡を持った人形も左に見えます。
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ハープサルレースを持ってドラゴンの下に1人立ち尽くす姿。でも買ってよかったと思いますよ。日本で買う半額以下で買えたのですから。ハープサルレースの始まりは19世紀初頭で当時のハープサルの女性は生活費を稼ぐために何か作れないかと考えてレース編みをはじめるようになりました。人気となったのは1825年ハープサルに泥治療の施設が建設されたことがきっかけでした。ロシアの皇族や貴族が保養に訪れるようになると小さな町はリゾート地として発展していきます。それに伴い滞在する女性を魅了していったのがハープサルレースのショールでした。
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ピック通り18番地の家も1910年に建築家のジャック・ローゼンバウム(Jacques Rosenbaum)の作品で、青空に美しい姿を現していました。昨日は何とも思わなかったペパーミントグリーンの窓枠がきれいに見えました。
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通りを挟んだ前の家もユーゲントシュティール様式なのが映り込みによってよく分かります。
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気のせいかドラゴンも生き生きとしています。しかしアウグスト・ヴァウツ(August Volz)という彫刻家の作品は素晴らしいです。
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この一角にだけユーゲントシュティール建築が建てられたのはなぜなのでしょう。
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「マイアスモック・カフェ」のウインドウも通りの建物を美しく写しています。
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天気が良いと前日に歩いた道もまた違って見えてきます。
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午前中に気になっていた店に入ることにします。団体で歩いていると店の前を通り過ぎるだけなのでじっくり見ることは無いけれど、自由時間になったとたんにお店が輝いて見えます。
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POODはエストニア語でお店で、LABORAはラボラトリーでしょうか?鳥は今までたくさん見てきたコウノトリのようです。
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手漉きの紙を使った絵葉書もかわいいです。エストニアの切手を買っていなかったのですが、ここには置いていそうな気がしました。実際にいろいろな種類の切手が売っていたのでラッキーでした。毎日1枚絵葉書を両親に書くので、同じ切手より違う切手の方が良いのです。
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いろいろな聖人を描いたカードも中世の雰囲気がしてよいです。1枚10ユーロはいい値段ですが、手漉きの紙で活版印刷なので仕方ないか。
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買うならやっぱりマリア様でしょうね。聖ニコラウスや聖フランチェスコなどの聖人もありましたが地味です。鳩は平和の象徴であり、聖霊の象徴でもあります。ウサギは多産で知られることからやはり生命の象徴と聖母マリアの象徴でもあります。魚はキリスト自身の象徴で、古代ギリシャ語のサカナという綴りが、「神の子、救世主イエス・キリスト」の頭文字と一致したため暗号として使われています。
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イースターエッグがまだおいてありました。エストニアのエッグは民族衣装を想像させるような色と柄でした。以前に中欧を旅した時にプラハとウィーンで20個くらい買ったので買いませんでしたが、写真を見ていたら買っておけばよかったかなと後悔しています。
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こんな手帳に旅の日記をつけても楽しいでしょうね。
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ということで額に入った聖母マリアの版画を買いました。額入りで20ユーロでしたが、日本で額を買ったら高いですからね。自分外して買ってから写真を撮ったので、肝心なマリア様が空白になっています。
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廃材を利用して造られたノアの箱舟も良く出来ていました。タリンでよく見る城壁の塔にも見えます。動物がもっと手作りっぽかったら欲しいところでした。
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花や野菜の絵が描かれたカードは魅力を感じなかったのですが、モニターを見ていてビックリ。このカードをちぎって鉢に入れ、水をかけると発芽するものでした。紙を漉く作業の中で植物の種子が漉き込まれています。
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次も同じ通りにある「ジジ(ZIZI)」というリネン製品のお店です。何度も店の前を通っていましたが、電気が消えていたので中の様子は分かりませんでした。
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この時はちゃんと開いていました。中に入ると色とりどりのリネン製品が並んでいます。カラーバリエーションの多さと洗練された雰囲気はタリンの街中でもここだけのような気がしました。店頭に並んでいるものもお手頃価格で、日本では考えられない値段です。さらに奥にはsale品が並んでいて、ちょっと地味な色遣いなだけで大判のナプキンが3ユーロでした。思わず5枚とか6枚とかまとめて買ってしまいました。
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さらに同じ通りの「カタリーナ・ギルド(Katariina Gild)」に入ってみます。1995年の夏に結成された団体で8つのスタジオと14人の女性アーティストが参加されています。
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エントランスの壁の上にはたくさんの額が飾られています。何かと思ったら中世のマスター・ピースをバックに着飾った女性の姿が…。このギルドでお店を出している方々の肖像写真でした。
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ハンス・メムリンクやピーテル・ブリューゲルなんて絵画をバックにしているのが面白いです。そして古い指ぬきや鋏やアイロンなどを持っている姿も面白いです。
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「Kaire Tali Studio」のフード付きのショールは可愛らしかったけど、シルクのショールは昔ヴェネツィアで妻に買った「Venetia Studium」の物にそっくりでした。
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お店も面白いのですが、この朽ち果てそうな建物も郷愁を誘います。多分100年くらいこのままだったのではないでしょうか。
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リノベートされた建物はいくらでも見てきましたが、そのまま手を加えていない美しさと歴史を感じます。ブダペストで放置されていた頃のパーリジ・ウドヴァルというパッサージュを思い出します。
https://4travel.jp/travelogue/10564605 -
ショップと工房は続いているので中へ進んでみます。
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エネさんとアニーさんのパッチワークスタジオに入ってみるとJUKIミシンで量産されている鍋掴みがありました。
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生地はエストニアの伝統的な民族衣装の生地を使っています。もうこれに魅了されてまとめ買いしてしまいました。1セット8ユーロとお手頃なお値段でした。
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このパッチワークスタジオは1995年に始まり、手芸を通して古いものを新しいものに作り変えることの良さを伝えます。アニー・クリーム( Anni Kreem)とエネ・パルス(Ene Pars)さんはエストニアのキルトメーカー協会の創始者でもあります。
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アニーさんはユニークな生地を集め、それらの価値を高めるようなパッチワーク作品を作り上げます。エネさんは民俗の伝統を再解釈することに集中しています。彼女の作品は各民族のテキスタイルパターンをユニークで巧妙な組み合わでアレンジしています。
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生地の組み合わせによっては日本的なものも感じました。昔のねんねこ袢纏みたいです。
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続いて13世紀中世の中庭を再現した職人たちの活動拠点「職人たちの中庭(Meistrite hoov)」に向かいました。目的は「ピエール・ショコラティエ(Pierre Chocolaterie)」で休憩です。
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エストニアに来ようと思ったきっかけはこの中庭のカフェの写真をフィガロ・ヴォヤージュで見てからでした。バルト3国に興味を持ったのは20年前に買った近畿日本ツーリストで発行していた「バルト3国」という雑誌でした。古いガイドブックですが民族衣装などについては非常に詳しく紹介されています。今回は阪急交通社のツアーで来てしまい申し訳ないです。
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季節外れなのか表のテラス席には誰もいませんでした。一番奥の席に座って中へ注文しに行きます。入った左側にレジとケーキの並んだガラスケースがあり、代金を先に支払います。
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暑くも寒くも無い天気だったのでテラス席が気持ちよかったです。カフェラテも美味しかったです。カフェ・ラテが4ユーロでコーヒーが2.5ユーロ、ケーキは5ユーロくらいとお手頃な値段です。
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お昼を食べてからずっと歩き通しなので休憩が必要です。
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お客さんがいないうちに写真を撮らせてもらいました。これはモナコから来たクマのぬいぐるみ。親近感が湧くのはなんででしょう。
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お店の中のインテリアも個性的なので写真を撮らせてもらいます。お店のホームページによるとボヘミアンなインテリアだそうです。
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窓にはいろいろなタペストリーが掛かっているのは寒さ対策なのかと思いましたが、「仏足」のタペストリーはアジア人から見るとミスマッチな感じがします。
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不思議なインテリアを見ていたらスリランカのキャンディ郊外の「ヘルガズ・フォーリー」という狂気のホテルを思い出しました。
興味のある方は:https://4travel.jp/travelogue/11247926 -
ちょっとポーズを取って写真を撮ってみました。
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夏場は蔦が伸びて木陰を作るのでしょうね。そんな季節にまた来てみたいです。この広場の周りにもたくさんのショップがあるので覗いてみましょう。
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やめなさい!
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「とても他人とは思えない。」と人形の手を取り。
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スウェーデンではトムテ(Tomtar)、ノルウェーとデンマークでは ニッセ(nisse)、フィンランドではトントゥ(tonttu)と呼ばれる北欧の民間伝承の妖精です。小さな子供くらいの大きさで赤い帽子をかぶり農家の守護神とされています。優しい性格で農家に繁栄をもたらしますが、一方で気難しくて大事に扱われなければその家や捨て去ってしまい、いたずらをされた場合には仕返しをするそうです。北欧圏では、クリスマス(ユール)にはトムテに粥(ポリッジ)を供える習慣があるそうですこの陶器製の人形は可愛かったです。
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三人姉妹の置物の前に立つ民族衣装を着た人形も可愛らしいです。縦縞の伝統的なスカートにリネンの刺しゅう入りの前掛けにジャケットと胸飾りなど完璧に再現されています。ジャケットの前止めはリガで妻に買ったマントのデザインと同じようです。
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1体だけ選ぶなんてできないのとお値段は可愛くないので買えませんでした。
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「オルデ・ハンザ」まで戻ってきました。いろいろなテレビ番組でも見ていたし昨晩はショップにも立ち寄っていたので、晩御飯はここにしたいと思っていました。妻はヴィル通りにある中華料理が良いと言っているので、どうやって説得しようか悩んでいます。
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店先の屋台はマクス・マンテル(Magus Mandel)というアーモンド菓子を作っていて、スパイスの良い香りについ誘われてしまいます。シナモンなど16種類のスパイスの絶妙なブレンドが京都の五色豆のようでもあります。
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炒ったアーモンドにスパイスとシュガーが絡められていくのを見ながらできたてのアツアツを試食させてもらいます。中世の衣装が良くお似合いです。
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Kuuslaugu Mandelはカーネーションという意味でSoolane Mandelは塩味で、Magus Mandelはスイート(甘い)という意味です。
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美味しいのはできたての熱々のマクス・マンテル(Magus Mandel)です。1パック4ユーロです。
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お店のこの女性は「美味しい!」と言ったら「日本人の方ですか?」「美味しいでしょう。」と流ちょうな日本語を話されました。日本語を勉強したきっかっけは日本のアニメでセーラームーンが好きだったそうです。「お店のオーナーからプレゼントです。」とレストランで食事するとシュナップスがサービスされるカードをくれました。
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それでもまだ中華料理かイタリアンが良いと思っています。
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帝国宝珠(オーブ)を持ち、指を2本立てている姿はイエスのアトリビュートですが、妙におっさん臭くて親しみがわきます。
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旧市庁舎広場に観光用の馬車が停まっていました。旧市街の街並みにマッチしています。
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中世の衣装を着ているのは何かの呼び込みか宣伝のようです。
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馬車の御者の女の子もウインドウの前に立っている女の子たちもみんな同じ顔に見えます。
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馬の前に立ったら顔を向けられて後ずさり。
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ようやく馬車らしい写真が撮れました。
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旧市庁舎の風見がきれいに見えました。風見には国章の3体の獅子の姿も見えます。
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さらなるショップを求めて旧市街をさまよい歩きます。
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午前中に歩いたトームペアから降りてきたリュヒケ・ラルグ通りに向かってみます。
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聖ニコラス教会からは少し上り坂になります。敷地にはエストニアの作家であるエドュアルド・ヴェルデ(Eduard Vilde)の記念碑がありました。彼はエストニア文学におけるリアリズムの先駆者的な作家で、1919年のエストニア共和国の設立とともに数年間ベルリンで大使を務めています。彼の著作はフランスの作家エミール・ゾラの影響を受けていると言われます。
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聖ニコラス教会の代名詞的な収蔵品がベルント・ノトケによって描かれた15世紀の絵画「死のダンス」です。法王や皇帝、皇女、枢機卿、国王らが嫌々ながら「死」とともにダンスを繰り広げる様子が描かれています。だれにでも平等に死が訪れるという寓意です。このタイミングで美術館に行きたいとは言えないので入り口の写真だけ撮っておきます。
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「カスィート・マヤ(Eesti Kasitto Maja)」の支店がトームペアの麓にもありました。
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品揃えはどちらも同じようですが微妙に違います。
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ヒンメリのキットが売っていました。京都に住む従妹がこれの製作に凝っているので
その名前や由来は知っていました。 -
ヒンメリの歴史は1150年頃から始まり、元々ロシアのウラル地方から移住してきた民族であったフィンランド人の伝統です。古くから自然を崇拝し精霊信仰に基づいた生活を送っていたフィンランドでは、寒冷な気候から太陽神の誕生祭や農耕神への収穫祭を12月下旬のヨウルの祭(冬至祭)として行っていました。 ヒンメリの語源はスウェーデン語の天を意味するミンメルからだそうです。
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何軒かショップを覗いて旧市庁舎広場に戻ってきました。先ほど買った切手を貼ってラトヴィアの分の絵葉書を投函しておきます。
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「オルデ・ハンザ」のマクス・マンテル売りは結構頻繁に売り子さんが入れ替わっています。今度は若い男の子が店番です。
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「市議会薬局(Raeapteek)」に戻ってきました。
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薬局の建物の壁面や扉には薬学のシンボルであるヘビが巻き付いた杯「ヒュギエイアの杯」のマークがあります。時間があるので中に入ってみます。
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リューベックとタリンで最初に造られた「マジパン(Marzipan)は(失恋の)痛みを軽減する」とされたそうです。当時薬としてここの薬局販売されていて、今現在も購入できます。心の病と健忘症に効果があるとされましたが、実際にアーモンドにはレシチンが多く含まれ、現在も認知症の薬にはレシチンが含まれています。
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1665年と記された王冠とグリフィンの紋章と、上の宝珠(オーブ)を持った双頭の鷲の右足の剣を持った足は破損されています。これはロシアの紋章だと分かります。ロシアの皇帝がこの店へ薬を注文したというのは本当のようです。
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窓からは旧市庁舎のラエコヤ広場(Raekoja Plats)が見えます。1422年に創業した薬局から見える風景はどれほど変わったのでしょうか。
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中世では薬剤師の仕事の神秘性を持たせ、強調するためにワニなどが吊るされていたそうです。カンボジアのシェムリアップのバーストリートでもこんな剥製がたくさん売られていましたっけ。日本には持ち帰れませんが、ワニ革の財布が3,000円くらいで売っていました。まとめて買うとかなりディスカウントしてくれます。
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今回の旅ではヘルシンキからストックホルム、ストックホルムからリガ、とそれぞれ1泊のフェリー旅が組み込まれていました。それが目的でツアーに参加したのですが、大小100以上の灯台を見たと思います。
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そのカラフルなデザインを見ているうちに脳に刷り込まれてしまい、エストニアで造られた陶器製の灯台の置物をいくつも買ってしまいました。1基40センチくらいあるので迫力があります。さらに上部が取り外し式になっていて、キャンドルを置くと幻想的に輝きます。
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タリンのアンティーク店のはソヴィエトの共産主義時代の置き土産みたいなものがたくさん売られていました。まだ若い手を振る毛沢東の後ろにレーニンの姿も見えます。何となく「グッバイ、レーニン!」という映画を思い出してしまいます。
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左側の教会の壁が崩れないように補強として設けられた8本のフライングバットレスは隣の土地と中庭の所有者との特定の合意によって建設されたそうです。時代が変わってもその取り決めは生き続けているのでしょうか?
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カタリーナの通路に面した「エストニアン・ドール・ハウス」にも入ってみました。
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旅先で面白い人形を見るとどうしても欲しくなってしまう事があります。ナポリではプレセビオの美しいエンジェルの人形が欲しくて、帰国前のローマからナポリに戻ってみたり、ブダペストのフィランティアという美しい花屋さんでキモカワのイースターバニーを買ったり…。ここでも心惹かれるものがあったのですが。
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2人とも両手いっぱいの買い物になってしまったので一度ホテルに戻ることにしました。
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ハープサルの美しいレースのスカーフ。糸の色によってもイメージが変わりますし、素人目に見ても値段の高いものは素晴らしいです。帰国後にネットで調べてみると半額から1/3の値段で買えたことが分かりました。
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4つのぼんぼりのついたマフラーは色が全てグラデーションになっていてとても気に入りました。そして聖母マリアの版画。
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ジジのリネンも元々お手ごろな値段ですが、セール品だとお土産用に大量に買える気分です。バターナイフも使い勝手が良くて喜ばれました。
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これまた大人買いした民族衣装の生地を使った鍋掴み。
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そして巨大な陶器製の灯台。
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シナモンビールを飲みながら持ってきた段ボール箱を組み立てて、エアパッキンで梱包します。
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結局お土産だけでキャリーバックが1つ満杯になってしまいました。思い返せばヘルシンキで買った大量のムーミングッズ、COSで買った洋服、市場で買ったジャムの瓶が6個、フェリーの免税店でまた荷物が増え、ヴィリニュスの陶器やリネンのショール、リガのブラック・バルサムやお菓子、マントにリネンにテーブルセンター…、そしてタリンでの爆買い。
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部屋で2人で反省しながら荷物にならないようにビールを飲み干します。少し休憩して晩御飯へ出かける前に、ホテルに併設されたショッピングセンターに入ったらこの日だけのセールがあって、アルマーニなども30%オフ!結果2人とも反省などしていませんでした。
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