2019/05/06 - 2019/05/06
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kojikojiさん
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リトアニアのヴィリニュスを出て、シャウレイの「十字架の丘」を経由して国境を越えてラトヴィアのリガまで移動します。この「十字架の丘」の訪問は今回の旅でも楽しみにしていた場所でもあります。旅行前にも撮り溜めたテレビの番組でも復習し、ガイドブックでも勉強していました。が旅も折り返しに差し掛かり、いろいろなものを見たり学ぶことにより、実際にその場所に立ってみるとまた違った思いを感じました。
ポーランド人とリトアニア人はロシアに対抗して蜂起します。この蜂起は十字架の丘の始まりに関係し、蜂起した反乱兵の家族が彼らの遺体のかわりに十字架を丘に建てました。 1918年にリトアニアは独立を回復してこの丘はリトアニア人が平和や独立戦争での死者たちのために祈る場所となります。
リトアニアがソ連の統治下にあった1944年から1990年の間は十字架の丘は特別な意味を持ちました。丘へ行き十字架を捧げることでリトアニア人たちは彼らの宗教や遺産への忠誠心を示し非暴力による抵抗を表しました。そのためにソヴィエトは3度にわたりブルドーザーでこの丘にある十字架を撤去しようとします。文字を読むより実際に旅をすると目に見えるもの以外の物を感じられて感慨深い滞在でした。
そして、買い求めた十字架を亡き父と義母に捧げることも出来ました。このことも今回の旅の1つのミッションでした。これで思い残すことなくリガへ向かう事が出来ます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ヴィリニュス最後の朝御飯です。ここのホテルは朝夕共に美味しいレストランでした。
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パティスリーもたくさん並んでいましたが、ここまでは手が出ませんでした。
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今日もガッツリいただきます。普段は朝食を食べないのですが、旅行に出ると朝ご飯が美味しいのはなぜでしょう。
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午前8時にホテルを出発です。絵葉書の投函をお願いして、親切だったフロントの女性たちともお別れです。葉書は1週間ほどで届きました。
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2泊だけのヴィリニュスでカウナスとトゥラカイと市内観光はちょっと無理がありますね。改めて来ることにしたいと思います。
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旅行前に妻が通販で買ったユーロコインケース。ちょっと厚みがあるのが難点です。私は15年ほど前にフィレンツェの1ユーロショップで買った安物のコインケースですが、便利なのでもっと買ってくればよかったと思います。
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この日は朝にヴィリニュスを出てリガに向かいますが、途中のシャウレイで「十字架の丘」に立ち寄ります。
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バスの車窓からの景色は相変わらず牧草地か畑です。この辺りで初めて羊の姿を見ました。
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シャウレイまでは3時間ほどかかるので、車内では添乗員さんが旧約聖書の話をしてくださいました。1時間にわたり何も見ないで主だった物語を語るのですが、非常に分かりやすくて聞き入ってしまいました。
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世界最古のベストセラーである新旧の聖書は何度も読みましたが、人に話してもらうとそれぞれの場面が、古典絵画のマスターピースとして頭に浮かんでくるので楽しかったです。
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1時間30分ほど走ると一昨日ヴィリニュスへ向かうときに立ち寄ったドライブインでトイレ休憩になりました。バスはストックホルムから付いたリガの初日からずっと一緒です。
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草地にコウノトリがいました。こんな近くで見るのは初めてです。思えばスペインのアビラなどいろいろなところでコウノトリの巣を見る機会はありましたが、鳥を見たのは初めてです。
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今回の旅ではルンダーレ宮殿の白の間の天井のコウノトリの巣を見て以来たくさんの巣や飛んでいる姿を見る事が出来ました。
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このドライブインでもリトアニアを代表するお菓子「シャコティス」が売っていましたがこれが見納めでした。パネトーネみたいに箱に入っていたら絶対に買ったと思います。
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日本でもなかなか見ることが出来なくなったサントリーの「山崎」が売っていましたが、160ユーロと非常に高い値段でした。隣には「天雀」も置いてありました。こちらは50ユーロ。
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休憩した後の1時間30分は相変わらずの菜の花畑が続きます。あまりに美しいので何枚も写真を撮ってしまいます。
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雰囲気の良い農家も。どこも防風林と自家用の果樹が何本も植えられています。
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ヨーロッパでは2年耕作して1年土地を休ませることが多いそうです。そんな情報も添乗員さんから教えていただきました。
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唯一見掛けた風車も何となくドイツ風な感じがしました。場所が場所だけにトーチカのようにも見えました。
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菜の花畑に囲まれた美しい農家。こんなところで1日過ごしてみたいですね。
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アンズの花の向こうにコウノトリの巣が見えました。
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畑の中の井戸と日陰を作る木が1本。昔はここでお昼を食べたりしたのでしょうか。
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そしてまた菜の花畑が続きます。
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国道のA9からタリンへ向かうA12にルートを変えます。
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綺麗な湖を越えて脇道に入ります。
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国道から外れた道をしばらく進むと右手に「十字架の丘」が見えてきました。駐車場の前には一面の菜の花畑が広がりとても美しかったです。バスの車窓ではいくらでも見た景色でしたが、畑の前に立てたのはここだけでした。
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バスを降りると添乗員さんについて皆さんどんどん進んでしまいます。来る前から十字架を奉納したいと思ったので一人残って気に入った十字架を探します。
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あまりデコラーティブな物は避けて護摩木ではないけれどシンプルなものを選びました。左下奥にある3ユーロの物を3本買うことにしました。亡くなった父と母方の祖父母と妻の母のためということです。
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妻はそんなことも知らずにツアーの奥様方と談笑しているようです。
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かつてリトアニアのカトリック信仰は脅威にさらされたこともありました。1795年の第3次ポーランド分割でリトアニアはロシア帝国の領土下に置かれることとなります。ポーランド人とリトアニア人はロシアに対抗して蜂起を起こしますがいずれも失敗に終わります。
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これら2つの蜂起はこの十字架の丘の始まりに関係して、反乱兵の家族が彼らの遺体のかわりに十字架を丘に建てました。 1918年にリトアニアは独立を回復し、この丘はリトアニア人が平和や独立戦争での死者たちのために祈る場所となります。
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リトアニアがソ連の統治下にあった1944年から1990年の間は十字架の丘は特別な意味を持っていました。丘へ行き十字架を捧げることでリトアニア人たちは彼らの宗教や遺産への忠誠心を示して非暴力による抵抗を表しました。そのためにソヴィエトは3度にわたりブルドーザーでこの丘にある十字架を撤去しようとします。
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1993年に当時の教皇であるヨハネ・パウロ2世がこの丘を訪れ、ここが希望と平和、愛、そして犠牲者のための場所であると述べたそうです。彼のプレートはヴィリニュスの「夜明けの門」でも見る事が出来ました。また、ここへ来るということは出身のポーランドが近かったこともあるのでしょう。
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バルト3国というと3つの国のことだけを考えてしまいますが、隣接するポーランドやドイツ、強大なロシア(ソヴィエト)に翻弄された小さな国だったことも今回の旅で感じる事が出来ました。
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2001年に「リトアニアの十字架の手工芸とその象徴」のひとつとしてユネスコの無形文化遺産に登録されています。この丘は未だいずれの管轄にも属していないため自由に出入りして十字架を建てることができます。
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ようやく妻に追いつきました。十字架を持って記念写真を撮ってもらいました。
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しばらく周囲の十字架を見て周りました。
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インパクトの強いのはこの両手を広げたイエスの姿です。クリスチャンではありませんが身をゆだねたい気持ちにさせます。
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富士山の麓で生まれ育った割には坂道とかに極端に弱いです。坂道なので自転車には乗らず、なるべく上下しない横方向の移動で生きて来たそうです。
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同じツアーの方が十字架を納めたいということで1本お譲りしました。妻が偶然油性のマジックを持っていたので父の菩提回向を書きました。
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妻は亡くなったお義母さんのための菩提回向です。
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私は父のための菩提回向です。母方の祖父母はこれまでにアンコールワットの祠堂の西側と、ボロブドゥールの西側のストゥーパと、バガン遺跡の寺院とスリランカの寺院や蘇州の寒山寺などに母の書いた般若心経を納めてきたので今回は良しとします。
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ひとえにキリスト教の聖地といっても宗派や国を越えた十字架が納められていました。その国々で造られた十字架をはるばるここまで運んできたのでしょう。
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ロザリオもたくさん納められていました。
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登った丘は降りなければなりません。
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少し妻と別れて独りもの思いに耽ります。普段の生活で亡くなった祖父母や父のことを思い出すことは少ないですから。こんな旅の空の下でもないと考えることも少ないです。
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旅先から亡父と存命の母へは毎日絵葉書を出しています。今回の旅で10日間で15枚も出していました。
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そろそろ戻る時間になりました。ここからリガまで長丁場なのでトイレにも行かなければなりませんし、絵葉書も買わなければなりません。
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最後にイエスの腕の中に抱かれるように、その陰の中に立ってみました。
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今までテレビやガイドブックでしか知らなかった「十字架の丘」でしたが、実際に旅する中でイメージも違って見えました。
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短い自由時間でしたが思い思いに見学できてよかったです。今まで数多くのキリスト教の聖地や使徒の足跡などを旅してきましたが、そのどことも違う場所でした。
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これはトラックでないと運べないでしょうね。とても美しい石碑でしたがどこの国で造られて奉納されたのか分かりません。
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後ろ髪を引かれる思いで集合場所に向かいます。絵葉書を買ってトイレを済ませてバスに乗りました。
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シャウレイからリガまでは2時間30分のバスの移動です。景色は相変わらず菜の花畑です。
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バルト3国を思い出すと菜の花畑が真っ先に頭に浮かびそうです。
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途中の町に入るロータリーには何かしらのオブジェが置かれてありました。この街は酪農が盛んなのだろうと分かりますが、牛の姿は全く見えませんでした。
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この辺りの菜の花畑が一番美しくて広大でした。
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ようやく電柱の上に巣をかけたコウノトリの姿を見る事が出来ました。
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しばらく走るとリトアニアの国境を越えてラトヴィアへ戻ってきました。EU圏内に編入され、さらにシェンゲン協定の加盟国でもあるのでパスポートコントロールも何もありません。旅はリガへ移ります。
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