冬の東北（２６）【終】常磐線特急ひたちグリーン車の旅

2017/12/13 - 2017/12/13

５日間の東北の旅も終わりが近づいて来ました。常磐線特急ひたち号に乗って帰ります。
旅立ち前には東北新幹線の指定席を取っていましたが、仙台から常磐線の代行バスを挟んで帰ることを急遽決めたため、特急ひたち号グリーン車に変更して帰ることに。
車内では仙台駅で買った駅弁を頂き、静かに旅をふり返りながらの帰京になりました。

エリア いわき市(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

１２月１３日。お昼を回った常磐線いわき駅。
かつては平（たいら）駅と称していましたがいわき駅に改称されたのももうずいぶん昔のこと。

いわき駅 駅

富岡から乗って来た元スーパーひたち用６５１系の普通電車（右）と並ぶ見慣れた常磐線のＥ５３１系の普通電車（中）、さらに現特急ひたち、ときわ用のＥ６５７系電車（左）。

ちょっと鉄ちゃんしてみました(笑)

特急の車両側面には「福が満開　福のしま」の文字が。

特急ひたち号に乗って帰ります。

精悍な面構えですね。

特急 ひたち 乗り物

特急ひたち号は途中でビジネス客も多く乗るので混雑を避けるためにグリーン車にしました。
静かにゆったりと帰りたかったんです。

ゆったりとしたグリーン車内

仙台駅で買ってきた東北復興弁当を開けます。
最近は特急車内と手て車内販売が乗っていないことも多く、乗っていても駅弁が手に入らないとも多いく、”昼食難民”になりたくなかったので買えるところで買っておきました。
（この列車には車販も乗り込んでいて弁当もありましたが）

外箱の裏側には細かいお品書き。

おかずが豊富で華やかでにぎやか。
一品一品がとってもおいしかった。

弁当を食べているうちにいわき駅を出発していました。

泉駅
こまめに停まって乗客を増やしていきます。

常磐線経由で帰ると決めた時点で女川から東京都区内までの乗車券を通しで買っておきました。この方が少しお得だったので。

日立駅
多くのビジネスパースン風の人たちが待っていました。

日立駅 駅

常陸多賀駅
日立駅から水戸駅間の各停車駅では次々とビジネスパースンらしい乗客が乗り込んで来ます。

常陸多賀駅 駅

東京に入ってスカイツリーが見えてきました。

上野駅を過ぎて上野東京ラインに入って秋葉原付近を通過。
一昔前なら常磐線の特急が秋葉原を通るなんて信じられませんでした。
（もっと前の東海道新幹線開業前は東北上越常磐線の特急の一部が東京駅まで乗り入れていたそうですが）

東京駅。上野東京ラインをＰＲする広告。

終点品川に到着です。

品川駅 駅

横須賀線に乗り換えたい私にとっては品川駅の常磐線と横須賀線のホームの近さがたまらなく便利です。

【東北紀行】終わり。
長い連載にお付き合いいただき、たくさんのいいね！やコメントをありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• Akrさん 2020/11/20 08:07:09

  丁寧なレポートでした。

  HAPPINさま
  
  おはようございます。Akrでございます。
  
  冬の東北シリーズ、全編読み終わりました。
  沿岸部の被災地を細かくご紹介いただき、ありがとうございます。
  私事ですが、仙台市の沿岸部に住んでおり(若林区)、津波到達地点から直線で2kmあまりの場所に自宅があります。当時は仙台東部道路という有料道路が防波堤となり、津波は自宅まで来なかったのですがあの時、停電で駐車場の車の中に居てなかなか情報が入らなかったのでもしかしたら私も流されていたかと思うとぞっとしました。
  
  震災からはや10年が経とうとしております。
  風化させないためにもこういった発信は大事だと思いますし、まだ東北を見ていない人はHAPPINさまのように旅行で訪れていただいて全国へ発信して欲しいと思います。
  今回拝見した旅行記では、あまり全国に発信されていない地域の閖上や亘理なども訪れていただき、嬉しく思います。
  全国的に災害が多い昨今ですが、3.11で学んだことが未来へのなんらかの教訓となって行ければいいなと思っています。
  
  今年は常磐線も全線復旧しましたし、課題は山積ですが少しづつ前に進んでいます。
  「被災地」と呼ばれない日が来るまで頑張って復興する姿を私もお届けして行ければと思います。
  
  長文、失礼致しました。
  
  -Akr-

  HAPPINさん からの返信 2020/11/20 10:57:17

  RE: 丁寧なレポートでした。

  Akr様
  長い連載を読んで頂き、いいねもたくさん頂いてありがとうございます。
  そしてご丁寧なコメントに、重ねて御礼申し上げます。
  
  仙台東部道路のお陰で市内の津波被害はだいぶ免れた、と今月の仙台旅行で道すがらバスガイドさんから聞きました。確かに高速道路が長い防波堤になっていることがわかりました。
  宮城県ご出身だというその、若いバスガイドさんは
  「これからは被災地ではなく観光地と呼んで欲しい。」
  とおっしゃっていたことが印象に残っています。
  私も「被災地」という言葉を使わなくていい日が来ることを以前から待ち望んでいます。
  
  
  訪れたからと言ってなんにもできないもどかしさ。
  せめてトラベラーなりのやり方で旅行記で一人でも多くの方に（旅行者目線ですが）お伝えすることで一人でも多くの方が訪れてくれたらなぁ、と。
  そんな大それたことではなく。まぁ自分が旅をしたいだけなのですが。
  
  
  震災からもうすぐ１０年が経とうとしている今。今月の訪問でも少しづつ変わっていくその姿を目にして帰って来ました。
  
  多くの頑張っていらっしゃる方に元気を頂きながら。
  
  旅行記でこのあたりを伝えて行ければ、と思っています。
  
  ありがとうございました。
  
  Ｈａｐｐｉｎ