スペイン・ポルトガル・フランス38日間　21日目　セザンヌの故郷エクサンプロヴァンス

2018/05/23 - 2018/05/23

セザンヌに特別な思い入れがある訳じゃないけれど、
今日はアヴィニョンから
セザンヌの生まれ故郷エクサンプロヴァンスに移動。

到着したバスターミナルには
タクシー乗り場が無くて、
またもやタクシー探し＾＾；

エリア エクス=アン=プロヴァンス(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9:00 Avignon Gare routiereから
isi Lineバス/euroLinesに乗車。

このisi Lineバスは超格安でびっくり！
2時間近く乗車してもたったの5ユーロ！
普通の観光バスだし、乗り心地もいたって普通。
座席指定は出来ないけれど。

10:55　エクサンプロヴァンス到着したものの
タクシー乗り場が見当たらない＾＾；

で、このバス案内所にいた小父さんにチップを渡し、
タクシー会社に電話をしてもらうことに。

なかなか来ないタクシーにイライラウロウロし、
小父さんに再度、再々度連絡を頼み、
必ず来るから安心して
みたいなことを言われて待つ事35分、
ようやくタクシーが来てホテルまで。
18ユーロ

到着したホテルに荷物を預け、
「リシュルム広場」のマルシェで苺と桃を買いました。
5,3ユーロ

手作りのお菓子「パット・ド・フリュイ」
試食させて頂くと
すっぱくて＾＾；
食感は“虎屋の生ういろう”って感じかな。

エクスは海に面していないのに、
こんなに新鮮なお魚があってちょっとびっくり。

ランチをどこでする？と、探していたところ、
地元の人達で満席のこのお店から
とってもいい匂いがしてきたので即決。

お隣の人のお肉が食欲をそそったので聞いてみると、
ステーキ！と。
当然同じものをオーダーしました。

旅も中盤過ぎ、しっかり栄養摂らなくては
と、がっつりお肉をほおばっていると、
お隣のお兄さんたちが
うまいっしょ！みたいなことを言ってにこにこ顔＾＾

ホント美味しくて、ペロリ！
デザートも全て頂いて、ご馳走様でした。
地元の人でごった返すお店って当たり！が多い^ ^
36,4ユーロ

一旦ホテルへ戻りチェックインを済ませ、
明日のバスターミナルまでのタクシーを予約すると‥
このような予約表が。
今までは口約束だけで、こういうのは初めてだなぁ。
なんだか安心＾＾

ホテルから歩いて30分ほど、
旧市街の北に位置するレ・ローブLes Lauvesの丘までの上り坂、
周りに何もない道をただひたすら上るだけなので
結構疲れる^^;
この横断歩道の左にあるのは…

セザンヌが晩年の4年間を過ごし、
死の直前まで制作を続けたアトリエ。

10年ほど前にはシャープアクオスのCMで
吉永小百合がここでロケしたとか。

セザンヌもここに座って、
緑の美しいこの森を眺めたのかな。

入口を入って2階の制作室へと続く階段。
チケットは13ユーロ(2人)

2階のアトリエの広さは50㎡、
北側の壁一面を覆うガラス窓からは
光がいっぱい注いでいます。

セザンヌが静物画の対象にしていた品々。

セザンヌが着ていたコートと帽子。

大キャンバスを持ち出すための
北側の壁の端に空けた縦長の“通し穴”は
裏庭の土手に通じています。

アトリエを後にして
「サン・ソヴール大聖堂」
5世紀から18世紀にかけて徐々に建造された教会。
鐘楼は1323年から1425年にかけて建造。

教会内部はひっそりとしています。

メロヴィング朝(5～8世紀)時代の洗礼堂。
かつてローマのフォーラムがあった場所に造られ、
ローマ時代の円柱がそのまま建っています。

観光客が見上げる先には…

天井近くの壁にフレスコ画。

足元にはモザイク画も残っています。

中庭を囲む12世紀の列柱回廊。

祭壇の天井の青が美しい！

18世紀のパイプオルガン
色合いが美しくて見入ってしまいます。

細かなステンドグラス

ニコラ・フロマン(1435～1486)作の三連祭壇画
「燃ゆる茨」(もゆるいばら)
いばらの中で幼子イエスを抱くマリア。
イスラエルの人々をエジプトから導き出すよう、
モーゼが啓示を受ける場面。
(旧約聖書・出エジプト記)

いばらの冠は
キリストの受難の象徴。

外に出ると、
足元に「セザンヌの足跡」
辿っていくとセザンヌゆかりの場所に到達できます。

市庁舎

市庁舎の門に中世プロヴァンスの領主の紋章。

下方部分の模様は、
黄色地に赤い縦4本線の「アラゴン王ウルヘル家」

上方中央の模様は、
青地に黄百合と上に赤いランベルの
「プロヴァンス伯ベー・アンジュー家」

エクスは泉の町と言われているほど噴水が多く、
全部で100以上もあるそうです。
ジェネラル・ド・ゴール広場にそびえる
有名な「ロトンド大噴水」は残念ながら工事中でした。

エクス伝統のお菓子「カリソン・デクス」
15世紀にルネ王がジャンヌ王妃と結婚した際に、
王妃に対する愛と尊敬を表わして、
王妃の目のように美しく、かつ繊細な味のお菓子をと、
宮廷の菓子職人に作らせたもの。

アーモンドを細かく砕いたものと
メロンやオレンジピールなどの砂糖漬けを混ぜたもので、
お砂糖と卵白を混ぜ合わせたものでコーティングされています。

この時は甘いものが欲しくなくて買わずじまいで、
でも今思うと、食べておけば良かったかなと後悔＾＾；

ヌガー
これはトルコで食べたし、
歯にくっつくからこれも買わなかった＾＾；

17世紀頃に建てられたという市庁舎の鐘楼。
時を告げる際に人形が出てくる
からくり時計が付いています。

市庁舎前の広場の噴水も工事中＾＾；

こんな感じの自転車を使って子育てしたら
楽しそうね＾＾

エクサンプロヴァンス・ミラボー通りは、
「パリに次ぐ麗しき都」と称賛されていて、
「世界で最も美しい通り」と呼ばれているけれど、
噴水は工事中ばかりだったし、
この大都市過ぎる街の雰囲気と、
足の疲れもあって、
この日は早めにホテルへ戻りました。
足が弱ったねぇ・・と言いながら。

この旅行記へのコメント （6）

• sanaboさん 2019/02/07 01:08:30

  おぉ、懐かしのエクス♪

  にこにこさん、こんばんは～
  
  私も早くエクスまで（旅行記が）辿り着かないかしら～(≧▽≦)
  
  セザンヌのアトリエ、私たちも行きましたよ。
  でも「大キャンバス」と「通し穴」のこと、知りませんでした。
  オーディオガイドを借りたのに、ちゃんと聞いてなかった
  からかしら～？＠＠；
  
  「サン・ソヴール大聖堂」の中に入らなかった私たち^^;
  どうして入らなかったのかも覚えてなーい！
  暑さで終始ボーッとしてたんだと思います^^;
  列柱回廊や祭壇の青い天井やパイプオルガンも素敵ですね。
  入れば良かったー！
  
  『いばらの冠は　キリストの受難の象徴。』なのですね～。
  流石、カトリックの学校ご出身のにこにこさん☆彡
  
  ロトンド大噴水は私たちの頃も修理中で、がっかりでした。
  かなり大掛かりな修復でしたものね。
  でもマルシェが楽しそうでしたね。　
  私たちは旅行最終日の１泊だったので、マルシェの時間帯に
  うまく合わず行けませんでした(>_<)
  
  それでは、また～
  
  sanabo
  
  
  
  

  ニコニコさん からの返信 2019/02/07 14:25:53

  RE: おぉ、懐かしのエクス♪

  sanaboさん　
  
  こんにちは！
  コメント有難うございます。
  
  
  > セザンヌのアトリエ、私たちも行きましたよ。
  > でも「大キャンバス」と「通し穴」のこと、知りませんでした。
  > オーディオガイドを借りたのに、ちゃんと聞いてなかった
  > からかしら?？＠＠；
  >
  
  セザンヌのアトリエの通し穴の詳細は、
  引き出しの上に置いてあった日本語の資料に説明がありましたよ。
  
  
  
  > 「サン・ソヴール大聖堂」の中に入らなかった私たち^^;
  > どうして入らなかったのかも覚えてなーい！
  > 暑さで終始ボーッとしてたんだと思います^^;
  > 列柱回廊や祭壇の青い天井やパイプオルガンも素敵ですね。
  > 入れば良かったー！
  >
  
  そうでしたか・・。
  地球の歩き方に二コラ・フラマンの絵のことが書いてあったので
  行ってみました。
  回廊は見ていただきたかったですね。
  
  
  
  > 『いばらの冠は　キリストの受難の象徴。』なのですね?。
  > 流石、カトリックの学校ご出身のにこにこさん☆彡
  >
  
  いやいや・・、
  ゴルゴダの丘へ行くキリストの頭に茨のトゲが刺さって、
  血だらけのお顔をよく見ますものね＾＾；
  
  
  
  > ロトンド大噴水は私たちの頃も修理中で、がっかりでした。
  > かなり大掛かりな修復でしたものね。
  > でもマルシェが楽しそうでしたね。　
  > 私たちは旅行最終日の１泊だったので、マルシェの時間帯に
  > うまく合わず行けませんでした(>_<)
  >
  
  そうなんです。
  期待していた噴水にカバーが掛かっていて、ガッカリでした。
  マルシェは楽しいのにちょこっと残念でしたね。
  
  ニコニコ

• ドロミティさん 2019/02/06 18:50:27

  カリソン デクス☆彡

  ニコニコさん、こんばんは^^
  
  「カリソン・デクス」、エクサンプロヴァンスの伝統菓子だったのですね～。
  知りませんでした。以前お土産にいただいて美味しかったのでパリに行くと
  ギャラリーラファイエットのグルメ館で必ず買っています^^
  召し上がらなかったのは残念でしたね。
  
  プラタナスの下のマルシェ、とてもお洒落な雰囲気でステキ☆
  パテ ド フリュイもとても美味しそう～。
  酸味が強かったのは甘味料が入っていないからではないですか？
  食べてみたいです！
  セザンヌのアトリエの中庭もそのまま絵になりますね！
  泉の街なのに噴水の工事中のところが多かったそうで、ちょっぴり残念
  でしたが、長～い旅程ですもの、そんなことにぶつかることもありますよね。
  翌日は時間通りにタクシーが来て、また元気いっぱいで周られてると良いな～(^^♪
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  
  
  
  

  ニコニコさん からの返信 2019/02/06 19:39:02

  Re: カリソン デクス☆彡

  ドロミティーさん　こんばんは～！
  
  早速コメント下さり、ありがとうございます。
  
  カリソン・デクス♪そんなに美味しいんですね！
  やっぱり食べておくべきですよね、名物は。
  ランチに付いてきたデザートで、お腹が満たされちゃっていて、
  買わずじまいでした＾＾；
  
  マルシェは新鮮な果物がたくさんあって美味しかったわ＾＾
  酸っぱかった外郎みたいなのは、
  そうですよね、
  お砂糖が入っていなくて、
  自然のフルーツそのままの味だったのかも。
  
  きれいな泉があまり見られなかったのは残念でした。
  
  翌日はニースに向かったのですが、
  バスもタクシーも
  相変わらずトラブル続きで＾＾；
  そろそろ写真整理を始めなくちゃ。
  
  ニコニコ

  ドロミティさん からの返信 2020/03/05 18:34:41

  Re: カリソン デクス☆彡

  ニコニコさん、こんばんは^^
  
  ご無沙汰しておりますが、お元気ですか～？
  こちらに再びお邪魔しました。
  行く前にきちんと拝見して行くべきでした！
  いますごく後悔しています。
  「パット・ド・フリュイ」すっかり忘れていました。
  絶対に食べたいと思っていたのに～～。あ～ｸﾞﾔｼﾞｲ！
  
  コロナやら花粉やら辛い季節です。
  くれぐれもご自愛くださいね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ
  

  ニコニコさん からの返信 2020/03/08 09:20:07

  Re: カリソン デクス☆彡

  ドロミテｲさん、おはようございます！
  
  コメントのお返事が遅くなりまして、申し訳ありません（ペコリ）
  
  「パット・ド・フリュイ」
  ドロミティーさんがいらしたマルシェで
  売っていなかったのかしら？
  気が付かなかったのですね。
  
  私が試食したのはちょっと酸っぱくて＾＾；
  でも食感がゼリーとも違って柔らかういろうって感じでしたよ。
  次回、お試しあれ＾＾
  
  5月のヨーロッパ行きも怪しくなってきました＾＾；
  コロナのバカーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！
  
  ニコニコ