2018/12/27 - 2019/01/06
15位(同エリア583件中)
ウェンディさん
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この旅行記のスケジュール
2018/12/27
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ランチは、ブルーゲートを眺められるCafe Jawharat Fesの2階テラス席にてタジン鍋。
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午後は、ガイドブックにないフェズの街歩き。その第一弾は、グラウィ・パレス。
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午後3時過ぎ。フェズを見下ろせる高台にあるBorj Nordへ。
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夕食はルシーフ広場を見下ろせるテラスレストランPerle De Fes。美味しいが、観光客価格。
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この旅行記スケジュールを元に
娘の成人のお祝いは、母の特製アレンジのモロッコ女子旅。
2回目のモロッコなので、お茶の子さいさい♪の女の子心満喫の記念旅行となる筈でしたが、到着初日の入管で母がモロッコ人詐称疑惑で連行されるというかつてないトラブルから旅は始まりました。
私の如何にも日本人らしい顔のお蔭で、モロッコ人疑惑は晴らすことができましたが、まさか…まさかのハプニングでした。
そんな母娘旅のモロッコ2日目はフェズのラビリンス散歩。
フェズの街はモロッコの中でも歴史が古く、特にFez el Baliと呼ばれるメディナ(旧市街地)では数百年前の建物が今も現役で活躍しており、その迷路のような市街地の街歩きそのものが観光名所となっています。
最初にフェズについて調べた時、やはり目が行くのはガイドブックにあるフォトジェニックで煌びやかな場所。
イスラム・モスクやマドラサを訪れインスタ映えする写真を撮るなど、いかにも二十歳の女子大生が喜びそうだな…と。
でも、ガイドブックにはないフェズの魅力って沢山あるのですよね。
闇の帝王:黒豹と呼ばれた男の宮殿や、フェズを一望できる丘、そして、入り組んだスークの中で出会った齢を重ねた美しい建物たち。
今回の旅行記では女子旅チックなフェズ、そして、日本では未だ知られていないフェズの一面について綴ってみたいと思います。
☆★☆2018年末-2019年始 アダルト娘と旅するモロッコ☆★☆
【1】別室連行から始まるモロッコ旅:https://4travel.jp/travelogue/11441497
【2】知られざるフェズを探して:https://4travel.jp/travelogue/11445658/
【3】青の絶景に瘴気の谷を見た:https://4travel.jp/travelogue/11459763
【4】もふもふ ネコ歩き:https://4travel.jp/travelogue/11461954
【5】黄金の野獣と・・・:https://4travel.jp/travelogue/11548820
【6】砂漠の一夜はLuxury♪:https://4travel.jp/travelogue/11556861
【7】ディープに味わうモロッコ:https://4travel.jp/travelogue/11624159
【8】星降るサハラ:https://4travel.jp/travelogue/11626421
【9】ノマドのオンナ:https://4travel.jp/travelogue/11635130
【10】砂漠の料理教室:https://4travel.jp/travelogue/11670909
【11】真夜中のTea Time:https://4travel.jp/travelogue/11675222
☆★☆ 旅程 ☆★☆
□12/27 成田空港発22時のエミレーツ航空でモロッコへ
□12/28 カサブランカ空港着13時 モロッコ国鉄でフェズへ移動
■12/29 フェズ1日観光
□12/30 シェアチャーター車でシャウエンへ シャウエン観光
□12/31 シャウエン観光 シェアチャーター車でフェズへ
□1/1 モアイワン・アトラス山脈を越えてメルズーガ砂漠へ
□1/2 地元の暮らしを体験し、駱駝で砂漠の真ん中へ
□1/3 ノマドのお宅にホームステイ
□1/4 駱駝で砂漠を縦断し、Ziz谷へ
□1/5 エルラシディア空港9時のモロッコ国営航空でカサブランカへ
カサブランカ空港15時発のエミレーツ航空で日本へ
□1/6 成田空港着17時半
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
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モロッコ2日目の12月29日はフェズを1日観光。
リアドで美味しい朝食を頂いて、朝9時半に行動開始。
朝9時半とは早起きの私の行動開始としては遅めの時間だが、フェズではこれくらいがちょうどいい。
12月末のフェズの日の出は朝8時20分頃。
治安があまり良くは無いメディナ(旧市街)で宿泊の場合は、人通りが少ない薄暗い内からの観光は危険を伴う可能性が高い。リヤド イブン ハルドゥーン ホテル
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メディナの中は車が入り込めないほど細い路地が多いので、ロバさん達が荷物運びに大活躍。
このロバも朝の一仕事を終えて、ちょっとリラックスしているところ。 -
フェズのメディナ歩きの起点には2つの場所があり、1つが西にあるBlue Gateとも呼ばれるブージュルード門で、もう1つがPlaza el R’cif(ルシーフ広場)。
宿泊しているリアド:Riad Ibn Khaldounからはルシーフ広場が近い(徒歩5分)ので、私達はルシーフ広場からフェズの迷路の中へと突入する。 -
イチオシ
朝10時前のメディナのスーク(市場)では、歩いている観光客も少なく、開いているお店もまばら。
道行くのは地元の人達が多いのかな。
モロッコの民族服であるジェラバを着た初老の男性が静かに通り過ぎて行くのが何とも絵になる。
思わず立ち止まり、見惚れてしまいそうになるが…。
イヤイヤ・・・、まだスークの入口に来たばかり。
こんなところでトラップされていては、旅は先には進まない。フェズ旧市街 旧市街・古い町並み
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でも、ちょっとした光景に目が留まり、足を止めては写真をパチリ。
ランプ屋さんの店先が綺麗だったので写真を撮らせてもらったら、お兄さんが「見て行ってよ」と声をかけてくれた。 -
モロッコのランプには興味はあったのだが、お店に置いてあるのは如何にも高級ランプで、どんなに気に入ったとしても私達には手が出ない金額の商品であることは確か。
だから、お兄さんに写真だけ撮って良い?と言って、写真を撮らせてもらった。
モロッコランプは色硝子を使わず、繊細な光の陰影でその美しさを表現するランプ。
我が家にもあったら素敵だな…なんて思ったこともあったが、このランプは砂漠の国にあるからこそ、その優美さが引き立つのだよね、きっと。 -
フェズのメディナのスークの中は、迷路のように道がグチャグチャで曲がり角がやたらと多い。
その構造は、マラケシュのスークよりも更に複雑に入り組んだ構造で、ガイドブックの地図なんて全く役に立たない。
実は、娘と私もランプ屋さんを見つけた時には完全にGot Lostの状態。
自分たちが居る場所がスークのどの辺りに当たるのか、右も左も分からない困った状態だった。
「フェズの街歩きにはガイドが居る方が良いって言ったでしょ!」と言っていたリアドのおかみさんの顔が頭に浮かんだが、せっかく迷宮都市に来ているのにガイドを雇ったら絶対に安全な場所しか案内してもらえない。
フェズの町歩きの醍醐味は、自分の足で歩き、街の空気を感じとり、五感で危険を判断し回避しつつ旅をすることだと思う。
それに私達には、頭と目と口がある。
誰かに聞けば、道は必ず教えてもらえる。
だから、写真を撮らせてもらったついでにランプ屋さんの店番のお兄さんに「今、私が居るのはどこかしら」と間抜けな質問をしてみた。
お兄さんは呆れた顔をしながらも、地図を指しながら「ほら、この辺りだよ。その先に人が沢山いる建物が見えるだろ。アレがこの写真の建物…」とガイドブックを指さしながら教えてくれた。 -
ランプ屋のお兄さんが教えてくれたのは、ザウィア・ムーレイ・イドリス廟。
最初に建築されたのは今から1000年以上も前の9世紀の初頭という古い歴史を持つ修道院だ。 -
美しい中庭を中心とした回廊式の廟はかつては修道院として使われていて、その昔は重罪人でもここに逃げ込めば神の保護下に置かれるという駆け込み寺としての役割を果たしていた場所だ。
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イチオシ
廟にはフェズの守護聖人であるムーレイ・イドリスの墓があり、建物の内部はムスリム(イスラム教を信仰する人)以外は立ち入ることができなく、入口から中の様子を垣間見るだけ。
ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会
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扉の隅からそうっと廟の中の様子を拝見。
美しいアラブ・アーチの門に手の込んだ細かなタイルのモザイク装飾。
この廟がフェズの人々にどれだけ大切にされているのか、この装飾を見ただけで分かる気がした。 -
ランプ屋さんに立ち寄り、ムーレイ・イドリス廟に辿り着いたことでようやく自分たちの居場所が分かった私達が向かったのは、大工さんのギルドの集まりがあるネジャーリン広場。
この辺りは、大工さんエリアでもあるが、フェズの代名詞でもあるなめし革染色職人が集まる地域でもある。
広場にいた優しそうなお土産屋さんのご主人の話によると、この奥にタンジェリ(ガイドブックではタンネリと表記)と呼ばれる皮革の染色場があり、案内してくれるという話。
私がその話に興味を示したら、娘がお土産屋さんのご主人から見えない位置で私の服をチョンチョンと引っ張り、日本語で小さく囁いた。
「ねぇ、このオジサンについて行っても大丈夫なの?変なところに連れ込まれない?」
私は比較的どこへでも飛び込んでしまうタイプだが、娘は私に比べたら慎重派。
特にモロッコでは6年前のマラケシュで道案内に絡まれたり変な土産物屋に連れ込まれたりとレアな経験を積んでいるので、今回のモロッコ旅では話の裏を探り出そうと、いつも以上に慎重になっている様だった。
私も娘の言いたいことは分かっていてどうすべきか悩んでいたのだが、ちょうどその時、韓国系のお姉さんたちがタンネリがあるという方向から出てきたので、彼女達に話を聞いてみた。
彼女達曰く、フォトジェニックで楽しかった。安全には問題ないわよ…とのことだったので、お土産屋さんのご主人の話に乗ってみることに。ネジャーリンの泉 建造物
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お土産屋さんのご主人について路地を進んでいくと、小さな扉のある建物に連れていかれ、その入口の前にはお爺さんが椅子に座っていた。
お土産屋さんのご主人はお爺さんに私達を引き渡すと、来た道を戻って行ってしまった。
お爺さんは手招きで私達に階段を上るように言い、自分が先頭に立って歩き出した。
螺旋階段は薄暗く、足元は暗くてほとんど見えない。
裸電球があるエリアだけはぼんやり明るく、裸電球を目指して登っていく感じだった。
娘はまたもや私の服を引っ張り、ホラ、見たことか…と言う視線を私に送る。
私も多少不安だったが、ここはもう、お土産屋さんのご主人と目の前を先導するお爺さんを信じるしかなかった。 -
でも、信じて正解。
階段を登り切った先で私達を待っていたのは、フェズで有名なタンジェリ(タンネリ)と呼ばれる皮革の染色工場のテラス。
そのテラスから下を覗き込むと、足元に広がっていたのは100以上は軽くある染色の甕たち。
四角い白い液体の入った槽と六角形の様々な色素が入った甕があった。 -
建物の屋上で天日干しをしているのは皮を剥いで毛を落とした毛皮たちの成れの果て。
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建物の地面の部分では、まだ剥がして洗っただけの皮革をおじさん達が仕分けをしていた。
半分湿っているように見える皮革はとても重そうで、それを体が見えなくなるくらい載せて運搬するロバはかなりの重労働だろう。 -
大きなエプロンをつけたオジサンたちは液体の入った甕の縁を器用に歩いて、あっちへ行ったり、こっちへ来たりと忙しく動いている。
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染色の甕の数は無数にあるが、それぞれの甕には役割がある。
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白い液体が入っている槽は、犠牲になった動物から得た皮革から毛を剥がしやすくするための槽で、この日も作業をしている職人さんの姿があった。
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タンネリの各作業場のテラスには、鳩が飼育されていた。
携帯電話やスマホが無かった大昔は、各作業場間の連絡を伝書鳩でやっていたのかと思ったが、鳩が居る理由はそうではないようだ。
下に見える白い液体が入っている槽の中身は鳩の糞を溶かしたもので、糞の持つアルカリ性で浸した皮革が柔らかくなり、毛が外しやすくなるとのこと。 -
イチオシ
最近は化学色素を使うまがい物も増えたが、フェズのタンネリで使われているのは全て天然色素で、サフランやミントといった植物が使われている。
サフランなんて高級品なのに、一体どの位を消費するのだろう。
色素が入った甕に太陽光が当たると甕の中の色は更に鮮やかに見え、なんだかあの中でお仕事をするのは楽しそうに思えたが、実際の染色の作業は、重い・臭い・辛いの三重苦の労働で、テラスまでは匂いは上がってこないが地上付近は鳩の糞が発生源となるアンモニア臭が充満し、慣れないと気分が悪くなってしまうとか。
きっと大変な仕事なのだね。皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史
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テラスに居たのは15分位。
お爺さんがそろそろ降りるぞと言うので、ついて階段を下りる。
そして、お爺さんが案内してくれたのは階下にある革製品屋さん(たぶん、ご自宅)。
民族靴のバブーシュや鞄、クッションカバーが沢山置いてあったが、欲しいデザインの商品が無かったので、要らないと意思表示。
物を買わない場合はチップを要求される筈…と思い、手の中に20DH(約240円)を握り締めていたのだが、お爺さんはチップを要求することなく私達を出口まで案内してくれた。
ほらね、人を疑うばかりでは楽しめないヨ…。
(写真はタアラ・セギーラ通りの革製品スーク。タンネリの周囲には革製品屋さんが軒を連ねている)タラア セギーラ通り 散歩・街歩き
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タンネリのあった建物からネジャーリン広場へと戻ると、先ほどのお土産物屋のご主人が、どうだった?と声をかけてきた。
素敵な景色だったと答えると、もう1つ見せたいものがあるからついてこないかい?と新たな誘いをかけてきた。
娘の方をチラリと見ると、もう好きにすれば…と言う顔をしていたので、ご主人のもう一つの話にも乗ってみることにしたのだが…。
今度のお誘いは、どうやら彼の商売関係。
彼の息子が営むモロッコ手刺繍のお店に私達を連れていってくれた(連れ込まれた。が正確な表現だろう)。
店内では二人の女性(多分、息子さんの奥さんとお母さんかな)が長座布団に座りお喋りしていたのだが、私達が入ってきたのを目にすると、にわかに針と布を手に如何にも刺繍をしています体勢へ。
そのいかにも感が、あまりにも凄くて思わず娘と二人で顔を見合わせてしまった。 -
モロッコの手刺繍はクロスステッチが基本で、民族の伝統模様をコースターやテーブルクロスにして販売しているとのこと。
ランチョンマットサイズで1枚50DHから200DH(約600円から2400円)で、いっぱい買ってくれたらディスカウントするよと言う話だったが、素敵だけれど私達には必要がないので、見るだけだよ…というと、それでも良いから見ていってねと、商品を広げモロッコの伝統模様の説明をしてくれた。
ゆっくりお茶でも飲んでいけばと誘ってもくれたのだが、私達もフェズを観光出来るのはこの日だけだったので、刺繍を見せて頂いたあとはお礼を言ってお店を出た。 -
モロッコでは、道案内をしてもらうとお金をせびられるのが常識。
だから、娘も私も道を聞く時には、通行人ではなく店先に居るお店の店員さんなどの身元のはっきりしそうな人に道を聞きながらフェズのラビリンス探検を愉しんでいたのだが、1回だけ、道を聞く人を間違えた。
それが旅行記-1で紹介したYouTube動画。
アッタリーン・マドラサへの道を探していた私たちは土産屋のお兄さんに「アッタリーン・マドラサへはこの方向であっている?」と聞いたのだ。
するとそのお兄さんは「そっちは行き止まり。今、時間があるから案内するよ。ついてきな」と私達の同意も得ぬままに歩き出してしまった。
案内すると言われたからにはついて行くしかない。
お兄さんの歩くスピードは速く、フェズのスークの中を右へ左へと角を曲がりながら進んでいく。
私も娘もついて行くのがやっと。
そして、辿り着いたのがお土産屋さんの屋上。
そのお兄さんは私達に向かい笑顔でこう言った。
「ほら、そこに見えるのがアッタリーン・マドラサの屋根で、こっちに見えるのがカラウィンモスクの塔。両方ともよくみえるだろ。自慢のテラスなんだ」カラウィン モスク 寺院・教会
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娘も私も目が点。
だって、道を聞いたのはテラスからの景色が見たかったわけではなく、マドラサそのものを見たかったから。
それがどうして、こうなってしまったのだろう。
案内をしてくれたお兄さんには申し訳なかったが、私が見たかったのはコレではなく地上から見る建物だと伝え、階段を下りお土産屋さんを素通りしようとすると、せっかくだから買い物していけと言う。
娘からは、またもや冷たい視線が・・・。
買い物をする気は無かったのでそのままお店を出ようとしたら再び呼び止められ、何かお菓子を持っていないかと聞かれたので、おやつ用のスナックならあると言うと、それでよいから欲しいという顔。
なので、チップ代わりにリッツを差し上げた。
(肝心の行きたかったアッタリーン・マドラサだが、現在改築中とのことで内部の見学は出来ないとのことを後で別のお店の店番さんから教えてもらった)アッタリーン マドラサ 史跡・遺跡
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メディナの土産屋が絡む話は、まだまだ続く。
スークの中で通路一面にフェズ・ブルーの食器をディスプレイしたお店があり、思わず見とれていたら、店番のお兄さん(まだ少年の面影が残る若いお兄さん)が「中を見ていってよ。建物も凄いからさ」と声をかけてきた。 -
中を見ていきなよ!の呼び込み文句はアチコチで聞くので半分聞き流したのだが、建物も凄いからさ…と言うのはこのお店が初めて。
その言葉につられて小さなお店の中に入ると、そこは4面の壁全てがフェズ・ブルーの陶器で覆われていて、なかなか見応えのあるお土産屋さん。 -
そして、店番のお兄さんは上を指さし、上も見て!の動作。
ディスプレイの更に上を見上げて、この建物がどういう建物かが分かった。
この陶器屋さんはその昔はアラブ貴族の邸宅だった家で、フェズ陶器のお店に使われているのはその中庭部分。 -
イチオシ
店番のお兄さんは、曽祖父の代から伝わる古い家を護りながら商売をしているとのこと。
木で組まれた古い家の中庭の上部の壁はよく見ると細かな木彫で覆われ、その昔はかなり裕福なご家庭だったことが想像できた。
もう上階は危なくて人は住めないけれど、まだまだ1階部分は大丈夫なんだ♪という店番のお兄さんの顔は誇らしげ。
確かに、緻密なアラビア彫刻の壁などは一見の価値があり、なかなかのモノ。
商売抜きにしても自慢したくなる気持ち、分かるよ。
フェズのメディナ歩きは、いろんなヒトやモノに出会えてワクワク♪ -
フェズのメディナの中は2時間もウロウロしていると、なんとなくその歩き方が分かってくる。
その一つが、方向の確認方法。
フェズの迷路の中をグルグルと歩いて方向が分からなくなった時は、店番の人に道を聞くのも一つの手だが、一番確実なのは、写真の看板を探すこと。
迷路の中の道は複雑なようで実は1本書きで歩ける道で、その起点と終点がBab Bou Jeloud(ブージュルード門)とPlaza el R’cif(ルシーフ広場)。
メディナの通路の天井にはところどころに写真のような看板があり、Bab Bou JeloudとPlaza el R’cifのどちらかの名前が書かれている。
だから、西方向に向かいたい時はBab Bou Jeloud方向、東方向に行きたい時はPlaza el R’cif方向へと歩いて行けば、どこかで分かりやすい道へと辿り着くことが出来る。スーク (フェズ) 市場
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方向さえ把握すれば、あとは、なんとなくの感覚のみで歩いても、たいした問題は無い。
タアラ・ケビーラ通りを通過し、次なる目的地方向へと向かう。
庶民の道であるタアラ・ケビーラ通りは、フェズ市民の台所。タラア ケビーラ通り 散歩・街歩き
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八百屋さんや魚屋さん、何でもある。
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お肉屋さんにぶら下がるのは羊肉で、店先に並んでいるのは鶏肉。
そして、お店のカウンターの下には、生きたニワトリさん達。
これからの運命を察知しているのか、彼らは静かに瞑想していた。 -
娘と私が向かっていたのは、フェズにあるもう一つのマドラサのブー・イナニア・マドラサ(入場料:20DH)。
マドラサとは神学校で、イスラムの教義を学びぶ場所だ。
現在は14世紀の神学校跡という位置づけで、モスクとして利用されている。 -
マドラサの作りは、他の国の神学校と同じで四角い中庭の周囲を取り囲むように学生の寄宿舎がある建築方式。
ブー イナニア マドラサ 史跡・遺跡
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建物の二階部分に見える小さな窓がある部屋が当時の寄宿舎だ。
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柱のモザイクタイル装飾も美しい。
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建物全体のイスラム装飾も手が込んでいて豪華なのだが、如何せん、入場している観光客が多すぎる。
何処の国に行ってもマドラサは私の好きな場所なのだが、フェズのこの場所はヒト酔いしそうな程の混雑で、さすがの私もギブアップ。
もっとゆっくりと落ち着いて見学したかったが、年末の繁忙期では無理な願いだったのかもしれない。 -
人の多さで疲れてしまった私と娘は、人ごみから逃れるためにBab Bou Jeloud(ブージュルード門)へ。
ブージュルード門は別名ブルー・ゲートと呼ばれるフェズのメディナの観光名所なのだが、門の色は青色ではなく緑色!?ブー ジュルード門 建造物
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この門がブルー・ゲートと呼ばれる所以は、メディナの外からメディナを見る時の門の色から。
ほら、外部から見ると、ちゃんと門の色は青色でしょ。。 -
時刻が13時過ぎ。
お腹が空いた私たちはランチの時間にすることに。
オープンテラスのカフェやレストランはメディナのスーク沿いに沢山あるのだが、私達が探しているのは、2階のテラス席がある場所。
1階席だと埃っぽいし、落ち着いた食事ができない。
そんな私達が見つけたのはブージュルード門のすぐ脇にあるCafe Jawharat Fes。
二階のテラス席は4テーブルほどと狭いのだが、運よく1つが空いていた。
テラスのすぐ真横は、ブージュルード門。
ロケーション的には申し分のない場所だった。カフェ ジョワラート カフェ
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オーダーしたのはミントティと鶏肉と野菜のタジン。
料理のお代は、ミントティ2個とタジン料理1皿で74DH(約890円)と高くは無い。
娘も私もタジン料理は大好物。
日本の我が家でも食卓に登場することの多いタジン料理だが、今回は久しぶりに本場のタジンが食べられるとあり、どれだけの種類のタジン料理を今回の旅で制覇できるのか、それも旅の楽しみだった。
さて、出てきたタジンは味はなかなか美味しかったのだが…、多分だが、お料理自身はタジン鍋ではなく圧力鍋で加圧・加熱料理をしたものを、容器としてもタジン鍋に移してきたものだろう。
私が圧力鍋調理と判断したポイントは、鶏肉の骨の柔らかさ。
圧力鍋独特の骨まで軟らかくなった鶏肉だった。 -
この日の午前は、ガイドブックにある観光ポイントを歩くフェズ巡り。
そして午後は、母のこだわりフェズ探検で、その一つ目がPalais El Glaoui(英語:Glaoui Palace)。
Glaoui Palaceは、モロッコの黒豹とも呼ばれたベルベルの王;漆黒の漢,Pasha Glaoui(パシャ・グラウィ)の別荘であった屋敷(残念ながら日本のガイドブックには紹介は無い)だ。
Glaoui Palaceがあるのは、フェズのメディナのど真ん中。
そこは夜は絶対に近づくべきではないとされているエリアで、昼間でも変な場所へと迷い込むとちょっと厄介な場所なのだが、こんな時に頼りになるのがスマホ・アプリのMapsMe。
MapsMe にはGlaoui Palace の登録があり、さらにSIMの無いオフライン状態でもスマホのGPS機能だけで現在位置を補足し、私達を案内してくれるという優れた機能がある。
(メディナのスークの中ではさすがのMapsMeもオフライン状態では現在位置の捕捉は難しかった)
フェズの下町の住宅地部分のかなり入り組んだ道を歩くので絶対に道に迷うと思ったのだが、さすが天下の地図アプリ。
私達を一発でGlaoui Palaceまで案内してくれた。
(ブージュルード門からGlaoui Palace:徒歩15分) -
パシャ・グラウィとは150年前のマラケシュ総督だった漢。
日本風に言えば地方の豪族の長にあたるのかな。
しかし、豪族の長と一言でいうにはその力は強大で、ベルベル民族出身のパシャ・グラウィはマラケシュ地方を中心に南部モロッコを支配していた。
個人的にはイギリスのチェーチル首相やチャーリー・チャップリンとも親交があり、世界的にも大きな影響力があったそうだ。
スルタン(王)以上の財力を隠し持っていたとの噂もあり、モロッコの闇の帝王とも呼ばれていたとか。
その闇の帝王が、フェズにおける館がGlaoui Palace。
モザイクタイルの美しい中庭を持つ大きな邸宅だ。 -
イチオシ
私がパシャ・グラウィという人物を知ったのは6年前のモロッコ旅でのこと。
旅のプランナーであったハミドに「モロッコで一番美しいカスバがあるから見に行かないかい?」と提案され、見にいったのがマラケシュ郊外にあるパシャ・グラウィのKasbah Telouet(カスバ テェルウェット)。
そこは、カスバが全盛期を迎えていた頃にはパシャ・グラウィ以外にも81人もの女官や召使たちが暮らしていたという、贅を尽くした美しいカスバだった。
(旅行記:Telouetで時間旅行: http://4travel.jp/travelogue/10740795)
そのパシャ・グラウィの邸宅がフェズにもあるならば、やはり行ってみたい。
私の予想通り、Glaoui Palaceにはパシャ・グラウィがこの館に住んでいた当時の部屋がそのまま残され、モザイクタイルもフェズで見るどこの場所よりも繊細で美しかった。 -
台所も公開されていて、竈(かまど)の数だけで7つ。
大勢の料理人がパシャ・グラウィのために手の込んだ素晴らしい料理を作っていたのだろう。
竈の上には、不思議と現代チックな換気扇のようなフード。
こんな処だけ現代と共通する形なのも面白い。 -
ダイニングルームには、実際に使われた食器なども展示してあった。
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イチオシ
ステンドグラスの美しい部屋は、多分執務室かな。
Glaoui Palace 観光名所
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執務室の床は、その上を歩いてしまう事をためらうほどの美しいモザイク細工だった。
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中庭にはパシャ・グラウィが客人との謁見に使ったと言われるテラスも有り、パシャ・グラウィの全盛期の栄華が偲ばれたのだが…
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残念ながら、Glaoui Palaceの中で当時の姿が残されている部分はほんの少しだけで、豪華絢爛さを誇った建物の大部分は時の経過と共に朽ち始めていた。
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現在、Glaoui Palaceを管理しているのはこの場所を買い取った画家で、1人25DH(約300円)の入場料と彼の作品を売った収益でなんとかこの半壊状態を維持しているという話だ。(現地の方から聞いた内容なので、話の真偽は私にも分からない)
Glaoui Palaceは王族の宮殿にも匹敵する美しい装飾を残した邸宅だが、このままではあと何年持つのか分からない。
もしかしたら10年後にはもう修復不可能なほど壊れているかもしれない。
形あるものは壊れるのが宿命だが、何とも悲しい気がする。 -
Glaoui Palaceのあとは、太陽の下へ。
客待ちのカフェで昼寝をするネコと遊んだり、 -
水の代わりに大量のミカンを買い込んで向かった先は・・・。
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フェズのメディナから徒歩20分離れた場所にあるBorj Nordと呼ばれる高台。
Borj Nordも日本のガイドブックには紹介されていない場所だ。
ネコと何とかは高いところが好きだと言われることが多いが、私は高いところが好きだ。 -
Borj Nordは16世紀に建築された星形をした要塞で、現在は要塞の中は武器博物館として世界各国の銃、剣などを展示している(入場料は20DH:約240円)
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博物館部分はチラリと通りすがりに見て、建物の屋上へと登る。
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イチオシ
Borj Nordへと来た理由。
それは、高い場所からフェズの町を見てみたかったから。
フェズの近郊では、Borj Nordの砦の上が一番の高台。
だから、そこから見えるフェズの町並みを愉しんだ。
ところでこのBorj Nordだが、私はフェズにやってきて実物の要塞を見るまでは、フェズの街を守るために作られた要塞だと思い込んでいたのだが、真実はその反対らしい。
私がその事実に気が付いたのはBorj Nord要塞の壁に穿たれた銃の砲台の向きで、どの砲台もフェズの町の方向に向けて穴があけられていたから。
帰国後に改めて調べて見ると、意外なことが分かった。
フェズはモロッコの中で一番歴史が古い町で、住民自治も盛んに行われていたのだが、フェズが首都として機能していたのは1000年位むかしの話で、10世紀以降はマラケシュが首都として君臨していた時代が長い。
マラケシュ地方を納めるスルタン(王)にとっては、首都はマラケシュなのに地方自治を唱える生意気なフェズの民が目の上のタンコブ。
その彼らを脅す目的でポルトガルの軍事基地を真似たこの要塞を作ったとのことだった。ボルジノール 博物館・美術館・ギャラリー
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Borj Nordを後にしたのは16時半。
日没まで2時間を切っている。
宿までの帰路は、Borj Nordから徒歩1時間。
メディナのスークの道を通らなければならないし、更に一歩間違えたらラビリンスに迷い込んでしまう心配もある。
そんな時に頼りになるのは、スーク天井のこの看板。
宿があるのはルシーフ広場方向(Place R’cif)なので、この看板を頼りに歩けば間違いない。 -
看板に従って歩いていたら、午前中の町散策で見つけ損ねたカラウィン・モスクへと辿り着いた。
カラウィン・モスクはモザイクタイル装飾が美しいが、ここも異教徒は入場不可。
入口からそうっと覗き込むしかできない。カラウィン モスク 寺院・教会
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大きな広場はサファリーン広場で、ここは金物屋さんのギルドが集まる場所。
鍛冶屋の広場 (サファリーン広場) 広場・公園
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広場のあちこちの工房から金属を加工する音が聞こえてきた。
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夕方18時。
本日の出発点であるルシーフ広場に無事到着。
なんとか日没前に安全地帯へと帰ってくることが出来た。
宿の周りの治安が心配ならばリアドでの夕食も考えていたのだが、夕方のルシーフ広場は観光客や地元の人でいっぱい。
だから、夕食はルシーフ広場にあるテラス・カフェで食べることに。
夜景がきれいに見えそうなLa Perle De Fesへ入って、テラス席の奥に座り、ベルベル・ウィスキーのミント・ティを飲みながら本日の反省会。
慎重型の娘にたしなめられつつも、まぁ、難なく歩き切ったフェズのラビリンス。
面白そうな事をなんでも試してみようとする母にとっては、娘はある意味、程よいストッパーかな。 -
二十歳になった娘との二人旅。
慎重派と猛進型:凹凸な二人の旅は、なかなか今までの私の旅にはないスタイル。
(母と私の旅だと、二人ともイケイケ~~なので、ストッパー役がいない)
6年ぶりの娘との旅だが、こんな旅も楽しい♪
夕食はまたタジン鍋で、セレクトは牛肉とプラムと野菜の煮込み。
ゆっくりと陽が暮れ、モスクのミナレットが闇夜に浮かび上がるなか、フェズの夜の空気をタップリとふたりで愉しんだ。ルシーフ広場 史跡・遺跡
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旅行記の最後に、この日に夕食を食べたルシーフ広場のレストランLa Perle De Fesについて、一言コメントを残しておく。
レストランLa Perle De Fesは、ルシーフ広場を見下ろす場所にあり、ロケーションも良く夜にはお勧めだが、サービスチャージがバカ高い。
私達がオーダーしたお料理を全て足しても90DHは行かない筈だが、お会計は130DH。
サービスチャージの要因は、日本での居酒屋での突き出しに当たるボトルウォーター。
席に着くと強制的に350m程度のペットボトルの水が配給され、多分ソレが1本20DH(約240円:日本の経済感覚だと600円位に相当)
トリップアドバイザーにはお店の掲載は無いが、GoogleMapの口コミとして出てくるのは酷評ばかり。
タジンはしっかりと鍋で料理してあり味付けも美味しかったのだが、ペットボトルの水でサービスチャージを儲けようという根性は気に入らないかな。
と言う訳で、私のLa Perle De Fesに対する評価は☆1個。
前の旅行記:【1】別室連行から始まるモロッコ旅
https://4travel.jp/travelogue/11441497
続きの旅行記:【3】青の絶景に瘴気の谷を見た
https://4travel.jp/travelogue/11459763
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この旅行記へのコメント (2)
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- こあひるさん 2019/01/16 10:56:05
- やはりかなりのラビリンス
- ウェンディさん、こんにちは。
娘さんと2度目のモロッコ。2度目で漏れなく方向感覚を失い迷うラビリンス、フェスのメディナ・・・さすがです。
実はわが家も、GWにモロッコ旅が決まっておりまして・・・。日数が少ない上、初めてのモロッコ(というかアフリカも中東も行ったことなく初体験)。最近はSNSで見かけ過ぎてあまり新鮮味もなくなったシャウエンですが・・・そもそもシャウエンに行きたいという思いがずっとあったので・・・やはりこの目で見てみたい・・・という思いが強くて決めました。
フェスには丸一日時間をとっていますが、色々な方の旅行記を見てもガイドブックを見ても、うざい声がけや誘惑、そして方向音痴な私にはどうしようもないほどの迷路・・・楽しみでもあり不安でもあり・・・。どこかのスポットを目指すとか見に行くということを放棄して(たまたま巡り合えばラッキー)、ただただ彷徨って歩いて、メディナの雰囲気を味わえればいいかな・・・とさえ思っています。迷わずに歩こうって方がムリですものね~。
半日くらいはガイドを雇って歩こうかしら?なんてことも考えていたのですが、ウェンディさんの旅行記を拝見しているうちに、いまひとつ乗り気にならなかった私は(方向音痴のくせに・・・)、やはり要らないかな・・・自分のペースで、好きな時に好きなように写真を撮りながら歩きたいから・・・と思いました。目の悪い連れ合いもいますし・・・。
ガイドブックにのっていないGlaoui Palaceはステキですね。あまり混雑もしてなさそうだし。このスポットは、グーグルでもmaps.meでも、El Glaoui Palaceとなっているところですよね?わたしも(たどり着ければ・・・の話ですが)訪れてみたいと思いました。
方向を示す、頭の上の看板を探すようにして歩いてみようと少し勇気づけられました。
こあひる
- ウェンディさん からの返信 2019/01/16 21:17:22
- RE: やはりかなりのラビリンス
- こあひるさん こんばんは。
GWの頃のモロッコは、もう初夏のような陽気なので過ごしやすいでしょうね。
フェズの街歩きですが1日たっぷりと迷子になる時間があるならば、ガイドは要らないと思います。
メディナの中でもスークの一番ごちゃごちゃしているエリアはそれほど広くはありません。
私達も最初の2時間は右往左往でしたが、ぐるぐる迷って同じ風景に何回も出会うようになると、自然になんとなくの方向感覚が身についてきます。
観光ポイントは探すのではなく、出会い。
歩いて行った先に素敵な光景があればラッキー♪くらい軽く考えておく方が気が楽ですよね。
見なくちゃ…ではなく、見れたら良いね♪位の感覚かな。
旅行記の中のGlaoui Palaceは、mapsmeやgooglemapのEl Glaoui Palaceと同じ場所です。Elは定冠詞(英語のTheと同じ)なので旅行記紹介では省いています。
Glaoui Palacはグラナダのアルハンブラ宮殿を思い起こす美しいモザイクタイルの邸宅ですが、残念ながら朽ちている部分も多いです。
でも、それが自然の姿。
美しく残る煌びやかなモザイクと、崩れ落ちていく邸宅。
そのギャップに心惹かれた部分も有りました。
日中に行くには危険はない地域だと聞いていますので、是非足を運んでみてくださいね。
ウェンディ
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