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旅行記のタイトルの言葉は、2007年に家族で真夏のエジプトを旅した時に、ガイドをしてくれたエジプト人の青年が呟いた言葉です。この言葉には続きがあり、「いつかきっと変わると信じている…。今のこの国を支配しているのは、民主主義という名のもとの独裁者政権。平等という言葉はこの国には存在せず、権力が全てを支配している。でも、いつかきっと変わる…」<br /><br />彼とはエジプト滞在中の9日間、遺跡の事のみならずエジプトの人々の生活や習慣、そして人生観、政治の話等、色々なことを話しました。<br />彼と話をしたことで、観光以外のエジプトについて、当時の現状を知ることが出来ました。<br />でも、話を聞いたが故に、私は楽しい旅行記を書くことができずに、記憶を封印していました。<br /><br />あの時の彼の言葉が予言するように、2010年にアフリカのアラブ世界で始まったアラブの春と呼ばれる革命運動は2011年早春にエジプトへと広がり、長く続いた独裁者政権は崩壊しました。しかし、未だエジプトは動乱の渦中にあり、彼が望む世界の実現はもう少し先の様です。<br /><br />あの時のガイドの青年が今、無事にしているのかどうかは分かりませんが無事でいることを願い、彼が案内してくれたエジプトでの記憶を残すことに決めました。<br /><br />☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★<br /><br />子供の頃、ハワード・カーター著の「ツタンカーメン王の秘密」を読んで以来、いつかは自分の目で見てみたいと思っていたエジプト。<br />そして、娘が生まれ、彼女もまたハワード・カーターに魅せられ、虜となったエジプト。<br />そんなエジプトを訪れたのは、2007年の7月。<br /><br />旅行前から、私も娘もエジプトの本を沢山読み、歴史の下調べもばっちり。<br />王朝とピラミッド・遺跡の関係や、古代の神様の名前やその役割までしっかり覚え、現地ガイドの青年にも驚かれるほどの知識を娘と共に勉強し、エジプトへと旅立つ。<br /><br />7月といえばエジプトは真夏。<br />アスワン地域では日中の気温は軽く40℃超えで、大人でもなかなかツライ環境。<br /><br />今回のエジプトの旅は、9歳の子連れ旅行。<br />ゆったり目の旅程を組み、体感温度が高い日中はあまり出歩かず、遺跡の観光は朝・夕の涼しい時間帯に絞り込んだので、そんなにキツイ旅にはならない筈だった。<br />が、エジプトでの現実はそれほど甘くはなく、私達家族は受けたのは、手荒い歓迎。<br /><br />手荒い歓迎とは、娘の40℃超えの発熱事件と、ホテルでの現金盗難事件。<br />しかし、どちらとも私たちがもう少し慎重に注意を払っていれば、きっと防げたこと。<br /><br />エジプトのプールの水は、きれいそうに見えても菌がいる可能性がある。<br />ホテルのセーフティボックスだって、悪徳従業員ならば簡単に開錠することができる。<br /><br />少し考えれば、気づけることを、私は見落としていた。<br /><br />手厳しい勉強代だったけれど、起きてしまったことは後に悔やんでも、仕方がない。<br />くよくよ悩まず、次の旅の時に生かせばいいさ!<br /><br />そんな楽天母さんと小学生の娘と夫が旅したエジプトの記憶の断片を紡いだ旅日記。<br />

「いつか、きっと変わると信じている…」

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2007/07/21 - 2007/07/30

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旅行記グループ Active♡ 女子旅

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58

ウェンディ

ウェンディさん

旅行記のタイトルの言葉は、2007年に家族で真夏のエジプトを旅した時に、ガイドをしてくれたエジプト人の青年が呟いた言葉です。この言葉には続きがあり、「いつかきっと変わると信じている…。今のこの国を支配しているのは、民主主義という名のもとの独裁者政権。平等という言葉はこの国には存在せず、権力が全てを支配している。でも、いつかきっと変わる…」

彼とはエジプト滞在中の9日間、遺跡の事のみならずエジプトの人々の生活や習慣、そして人生観、政治の話等、色々なことを話しました。
彼と話をしたことで、観光以外のエジプトについて、当時の現状を知ることが出来ました。
でも、話を聞いたが故に、私は楽しい旅行記を書くことができずに、記憶を封印していました。

あの時の彼の言葉が予言するように、2010年にアフリカのアラブ世界で始まったアラブの春と呼ばれる革命運動は2011年早春にエジプトへと広がり、長く続いた独裁者政権は崩壊しました。しかし、未だエジプトは動乱の渦中にあり、彼が望む世界の実現はもう少し先の様です。

あの時のガイドの青年が今、無事にしているのかどうかは分かりませんが無事でいることを願い、彼が案内してくれたエジプトでの記憶を残すことに決めました。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

子供の頃、ハワード・カーター著の「ツタンカーメン王の秘密」を読んで以来、いつかは自分の目で見てみたいと思っていたエジプト。
そして、娘が生まれ、彼女もまたハワード・カーターに魅せられ、虜となったエジプト。
そんなエジプトを訪れたのは、2007年の7月。

旅行前から、私も娘もエジプトの本を沢山読み、歴史の下調べもばっちり。
王朝とピラミッド・遺跡の関係や、古代の神様の名前やその役割までしっかり覚え、現地ガイドの青年にも驚かれるほどの知識を娘と共に勉強し、エジプトへと旅立つ。

7月といえばエジプトは真夏。
アスワン地域では日中の気温は軽く40℃超えで、大人でもなかなかツライ環境。

今回のエジプトの旅は、9歳の子連れ旅行。
ゆったり目の旅程を組み、体感温度が高い日中はあまり出歩かず、遺跡の観光は朝・夕の涼しい時間帯に絞り込んだので、そんなにキツイ旅にはならない筈だった。
が、エジプトでの現実はそれほど甘くはなく、私達家族は受けたのは、手荒い歓迎。

手荒い歓迎とは、娘の40℃超えの発熱事件と、ホテルでの現金盗難事件。
しかし、どちらとも私たちがもう少し慎重に注意を払っていれば、きっと防げたこと。

エジプトのプールの水は、きれいそうに見えても菌がいる可能性がある。
ホテルのセーフティボックスだって、悪徳従業員ならば簡単に開錠することができる。

少し考えれば、気づけることを、私は見落としていた。

手厳しい勉強代だったけれど、起きてしまったことは後に悔やんでも、仕方がない。
くよくよ悩まず、次の旅の時に生かせばいいさ!

そんな楽天母さんと小学生の娘と夫が旅したエジプトの記憶の断片を紡いだ旅日記。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0

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  • エジプト1日目は、エジプト観光の定番のギザのピラミッドへ。<br />左から、クフ、カフラー、メンカウラー王のピラミッド、そして右端にあるのは調査中の墳墓。<br /><br />この写真がなんとなく霞んで見えるのは、風で舞い上がる砂塵の為。<br />でも霞の原因は砂塵だけではない。<br />実はカイロで発生する空気の汚れの影響もあるらしい。<br />将来、光化学スモッグの中にぼんやりと浮かび上がるピラミッドなんて見たくない。<br /><br />カイロ市街の排気ガスの匂いは、相当な物。<br /><br />エジプトは今、環境問題に気を配る余裕なんてないかもしれないが、少し政情が落ち着いたら、排ガス問題についてちょっとだけ考えてほしい。<br />

    エジプト1日目は、エジプト観光の定番のギザのピラミッドへ。
    左から、クフ、カフラー、メンカウラー王のピラミッド、そして右端にあるのは調査中の墳墓。

    この写真がなんとなく霞んで見えるのは、風で舞い上がる砂塵の為。
    でも霞の原因は砂塵だけではない。
    実はカイロで発生する空気の汚れの影響もあるらしい。
    将来、光化学スモッグの中にぼんやりと浮かび上がるピラミッドなんて見たくない。

    カイロ市街の排気ガスの匂いは、相当な物。

    エジプトは今、環境問題に気を配る余裕なんてないかもしれないが、少し政情が落ち着いたら、排ガス問題についてちょっとだけ考えてほしい。

    ギザのピラミッド 建造物

  • エジプトの朝は、観光地なのに結構早くからの行動を必要とする。<br />その理由は、入場制限のある遺跡があるため。<br /><br />この写真のクフ王のピラミッドも入場制限がある遺跡の一つ。<br />(写真は、裏にある墳墓方向から撮影したクフ王のピラミッド)<br /><br />私たちが訪れた時は、クフ王のピラミッドは午前150人、午後150人の人数制限制。<br />だから、ホテルで6:30に朝食、そして朝8:00にはチケット売り場に並んでいた。<br />そして、早くからの行動の甲斐があり、クフ王のピラミッドの入場チケットは無事に入手。<br />玄室・大回廊とピラミッドの中を堪能。<br /><br />実はこのギザのピラミッドへは、旅の初日と最終日に訪れている。<br />最終日はフリープランとしていたので、ホテルタクシーを4時間チャーターしてギザにやってきた。カイロの市内からはタクシーで片道約30分。<br />タクシーチャーター代は、エアコン・タクシー利用で、40米ドル。<br />

    エジプトの朝は、観光地なのに結構早くからの行動を必要とする。
    その理由は、入場制限のある遺跡があるため。

    この写真のクフ王のピラミッドも入場制限がある遺跡の一つ。
    (写真は、裏にある墳墓方向から撮影したクフ王のピラミッド)

    私たちが訪れた時は、クフ王のピラミッドは午前150人、午後150人の人数制限制。
    だから、ホテルで6:30に朝食、そして朝8:00にはチケット売り場に並んでいた。
    そして、早くからの行動の甲斐があり、クフ王のピラミッドの入場チケットは無事に入手。
    玄室・大回廊とピラミッドの中を堪能。

    実はこのギザのピラミッドへは、旅の初日と最終日に訪れている。
    最終日はフリープランとしていたので、ホテルタクシーを4時間チャーターしてギザにやってきた。カイロの市内からはタクシーで片道約30分。
    タクシーチャーター代は、エアコン・タクシー利用で、40米ドル。

    クフ王のピラミッド 建造物

  • クフ王のピラミッド内部を見学した後、ちょっとだけ、ピラミッドの周りの墳墓を見て回る。<br />ピラミッド周辺の墳墓はまだ調査中のところも多く、遺跡の中は迷路の様。<br />クフ王のピラミッドの中の大回廊も素敵だったけれど、本当のことを言うと、この墳墓探検の方がなんとなくアドベンチャーだった。<br /><br />他の観光客が見向きもしない墳墓の中を探検する。<br />時間が許すならば、墳墓探検をもっと楽しみたかった。<br />

    クフ王のピラミッド内部を見学した後、ちょっとだけ、ピラミッドの周りの墳墓を見て回る。
    ピラミッド周辺の墳墓はまだ調査中のところも多く、遺跡の中は迷路の様。
    クフ王のピラミッドの中の大回廊も素敵だったけれど、本当のことを言うと、この墳墓探検の方がなんとなくアドベンチャーだった。

    他の観光客が見向きもしない墳墓の中を探検する。
    時間が許すならば、墳墓探検をもっと楽しみたかった。

  • スフィンクスとの対面。<br />まだ、朝も早い時間の為、団体観光客はそんなに来ていない。<br />河岸神殿に上がり、スフィンクスをじっくりと眺める。<br /><br />このスフィンクス、世界的に有名になった1700年台でも、砂漠の砂の上に首だけの出し、体の大半は砂に埋もれていた。<br />そして、約150年後に砂漠から掘り出され、エジプト王国時代の全身像が明らかになったのだが、悲しいことに彼(彼女?)の体は風化に弱い石灰岩で造られていた。(逆に言えば、加工はそんなに難しくはなかったのだろうけれど)<br /><br />発掘により全身像が現れたスフィンクス。<br />今もなお、どんどん風化し崩壊が進んでいると云う。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    スフィンクスとの対面。
    まだ、朝も早い時間の為、団体観光客はそんなに来ていない。
    河岸神殿に上がり、スフィンクスをじっくりと眺める。

    このスフィンクス、世界的に有名になった1700年台でも、砂漠の砂の上に首だけの出し、体の大半は砂に埋もれていた。
    そして、約150年後に砂漠から掘り出され、エジプト王国時代の全身像が明らかになったのだが、悲しいことに彼(彼女?)の体は風化に弱い石灰岩で造られていた。(逆に言えば、加工はそんなに難しくはなかったのだろうけれど)

    発掘により全身像が現れたスフィンクス。
    今もなお、どんどん風化し崩壊が進んでいると云う。

    スフィンクス 建造物

  • 娘と二人、駱駝に乗りピラミッドの周りをお散歩。<br />エジプトの駱駝は、フタコブ駱駝が多く、結構背が高い。<br />駱駝が立ち上がる時と、座る時、転げ落ちそうになる。<br /><br />駱駝の代金は30分10米ドル。<br />勿論、降りてからのチップ(5米ドル)も要求され、全部で15米ドル。<br /><br />この時は初めての駱駝体験で面白かったけど、モロッコを体験した今は、駱駝に乗りたいならばモロッコの砂漠の方が雰囲気も良いのでお勧めかも。<br />

    娘と二人、駱駝に乗りピラミッドの周りをお散歩。
    エジプトの駱駝は、フタコブ駱駝が多く、結構背が高い。
    駱駝が立ち上がる時と、座る時、転げ落ちそうになる。

    駱駝の代金は30分10米ドル。
    勿論、降りてからのチップ(5米ドル)も要求され、全部で15米ドル。

    この時は初めての駱駝体験で面白かったけど、モロッコを体験した今は、駱駝に乗りたいならばモロッコの砂漠の方が雰囲気も良いのでお勧めかも。

  • 暑い日中は考古学博物館で、ユックリと出土品を見学。<br /><br />真夏だったせいか、考古学博物館はそんなに混んでいなく、ゆっくりと見学できた。<br />博物館2階の王家の谷のツタンカーメン王の墳墓から発掘された遺物のあたりで、1時間以上を過ごし、更に1階をゆっくり見て回る。<br /><br />ガイドさんは、娘にクイズ形式で出土品に関する問題をだし、娘が回答する。そして、ガイドさんはその出土品に対し、補足説明をする。<br />子供の知識の吸収量は上限がない。<br />娘はガイドさんから聞いた言葉と自分の知識をまとめて、さらなる疑問点を彼にぶつけていく。<br /><br />今回のガイドさんはまだ若い26歳のエジプト青年。<br />大学でエジプト古代史を学び、さらに独学で日本語を学び、かなり流暢に日本語を操る。<br />そんなガイドさんを娘は大好きになり、旅行中は、彼の隣が娘の指定席。<br /><br />そして、昼食後はパピルス屋さんへ。<br />パピルスの作り方を見学し、何枚かパピルスを購入。<br />何枚か購入したパピルスの中で、私のお気に入りは、ツタンカーメン王の玉座の絵。一足の履物をアンケセナーメン王妃と分かち合っている図柄。<br />

    暑い日中は考古学博物館で、ユックリと出土品を見学。

    真夏だったせいか、考古学博物館はそんなに混んでいなく、ゆっくりと見学できた。
    博物館2階の王家の谷のツタンカーメン王の墳墓から発掘された遺物のあたりで、1時間以上を過ごし、更に1階をゆっくり見て回る。

    ガイドさんは、娘にクイズ形式で出土品に関する問題をだし、娘が回答する。そして、ガイドさんはその出土品に対し、補足説明をする。
    子供の知識の吸収量は上限がない。
    娘はガイドさんから聞いた言葉と自分の知識をまとめて、さらなる疑問点を彼にぶつけていく。

    今回のガイドさんはまだ若い26歳のエジプト青年。
    大学でエジプト古代史を学び、さらに独学で日本語を学び、かなり流暢に日本語を操る。
    そんなガイドさんを娘は大好きになり、旅行中は、彼の隣が娘の指定席。

    そして、昼食後はパピルス屋さんへ。
    パピルスの作り方を見学し、何枚かパピルスを購入。
    何枚か購入したパピルスの中で、私のお気に入りは、ツタンカーメン王の玉座の絵。一足の履物をアンケセナーメン王妃と分かち合っている図柄。

    エジプト考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 夕方、涼しくなってから夕食を食べに出る。<br />スフィンクスの視線の先にあるお店としておなじみのKFCで、チキンとピザの夕食。<br /><br /><br />この日宿泊したホテルはギザのソフィテル・ル・スフィンクス。<br />部屋の中からでも、ピラミッドが見えてしまう最高のロケーション。<br />夜、部屋から見えるライトアップされたピラミッドは美しかった。<br />

    夕方、涼しくなってから夕食を食べに出る。
    スフィンクスの視線の先にあるお店としておなじみのKFCで、チキンとピザの夕食。


    この日宿泊したホテルはギザのソフィテル・ル・スフィンクス。
    部屋の中からでも、ピラミッドが見えてしまう最高のロケーション。
    夜、部屋から見えるライトアップされたピラミッドは美しかった。

    メルキュール カイロ ル スフィンクス ホテル ホテル

  • そしてこの日は、娘の誕生日。<br />夜9:00。<br />部屋でくつろいでいたら、誰かがノックする音。<br />扉を開けたら、そこには大きなケーキを手にした、ボーイさん。<br />なんと、ガイドさんから娘へのバースデー・ケーキのプレゼント。<br /><br />そのケーキ、直径が20cm位もある大きなもの。<br />さすがの大食いの私だって、全部は食べきれない。<br />ルームサービスでお紅茶を頼むときに、とりわけ皿も持ってきてもらい、ホテルのスタッフにも幸せのおすそわけ。<br />

    そしてこの日は、娘の誕生日。
    夜9:00。
    部屋でくつろいでいたら、誰かがノックする音。
    扉を開けたら、そこには大きなケーキを手にした、ボーイさん。
    なんと、ガイドさんから娘へのバースデー・ケーキのプレゼント。

    そのケーキ、直径が20cm位もある大きなもの。
    さすがの大食いの私だって、全部は食べきれない。
    ルームサービスでお紅茶を頼むときに、とりわけ皿も持ってきてもらい、ホテルのスタッフにも幸せのおすそわけ。

  • エジプト2日日の朝は、朝4:30に起床。<br />どうして、そんなに早く起きるのか。<br /><br />それは、朝早くのルクソール行の飛行機に乗るため。<br /><br />カイロでも昨日は35℃を超える暑さ。そして、ルクソールはカイロよりもさらに内陸にあり、夏場のルクソールの日中の気温は40℃近くなる。<br />子連れなので、できるだけ朝の涼しい内に遺跡に行き、午後は体を休めようという計画。<br /><br />朝ご飯は、ホテルにお願いしてランチボックスとしてもらい、朝の飛行機の中でモグモグ。<br />そして、8:30にはルクソールに到着。<br /><br />最初に訪れたのは、メムノンの巨像。<br />そして、次に行ったのが、この写真のハトシェプスト女王葬祭殿。<br /><br />ここは、数年前にテロリストに襲われ、多数の犠牲者が出た場所ということもあり、この時も観光警察官が目を光らせていた。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    エジプト2日日の朝は、朝4:30に起床。
    どうして、そんなに早く起きるのか。

    それは、朝早くのルクソール行の飛行機に乗るため。

    カイロでも昨日は35℃を超える暑さ。そして、ルクソールはカイロよりもさらに内陸にあり、夏場のルクソールの日中の気温は40℃近くなる。
    子連れなので、できるだけ朝の涼しい内に遺跡に行き、午後は体を休めようという計画。

    朝ご飯は、ホテルにお願いしてランチボックスとしてもらい、朝の飛行機の中でモグモグ。
    そして、8:30にはルクソールに到着。

    最初に訪れたのは、メムノンの巨像。
    そして、次に行ったのが、この写真のハトシェプスト女王葬祭殿。

    ここは、数年前にテロリストに襲われ、多数の犠牲者が出た場所ということもあり、この時も観光警察官が目を光らせていた。

    ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

  • ハトシェプスト女王葬祭殿には、まだ色の残る壁画も多く残っている。<br /><br />このハト女王は男勝りの女王で、現存する像には男性を象徴する付け髭を付け、まるで自身が男の王であるかのように彫刻されている。<br />このハト女王が権力を奮っていたのは紀元前1500年。<br />その頃に書かれた壁画の色が今なお残っている。<br />エジプトの乾燥気候だから、今まで保たれてきたのだと思う。<br /><br />このハト女王の葬祭殿の壁画には、ところどころ壁画が削られている部分がある。<br />それは、ハト女王の後の王トトメス?世が削ってしまったところ。<br /><br />実はトトメス君はハト女王の息子。でも実の息子ではない。<br />トトメス君のお父上(先王)の亡くなる時の遺言で、次の王はトトメス君に決まっていた。<br />でも先王の奥方であったハトシェプストさん、遺言なんて無視してトトメス君のことはないがしろにして、自分が女王として即位してしまった。ということだ。<br /><br />ハト女王が生きている間、トトメス君に陽が当たる日はなかった。<br />だからハト女王が崩御した時、トトメス君はそれまでの鬱憤を晴らすかのように、葬祭殿に残っているハト女王のカルトゥーシュ(名前)を全て削り落としてしました。<br /><br />そして、空いているスペースにはトトメス君が成しとげたソマリアとの交易についての絵を彫り込んだ。<br /><br />神殿一つ一つが歴史を物語っている。<br />

    ハトシェプスト女王葬祭殿には、まだ色の残る壁画も多く残っている。

    このハト女王は男勝りの女王で、現存する像には男性を象徴する付け髭を付け、まるで自身が男の王であるかのように彫刻されている。
    このハト女王が権力を奮っていたのは紀元前1500年。
    その頃に書かれた壁画の色が今なお残っている。
    エジプトの乾燥気候だから、今まで保たれてきたのだと思う。

    このハト女王の葬祭殿の壁画には、ところどころ壁画が削られている部分がある。
    それは、ハト女王の後の王トトメス?世が削ってしまったところ。

    実はトトメス君はハト女王の息子。でも実の息子ではない。
    トトメス君のお父上(先王)の亡くなる時の遺言で、次の王はトトメス君に決まっていた。
    でも先王の奥方であったハトシェプストさん、遺言なんて無視してトトメス君のことはないがしろにして、自分が女王として即位してしまった。ということだ。

    ハト女王が生きている間、トトメス君に陽が当たる日はなかった。
    だからハト女王が崩御した時、トトメス君はそれまでの鬱憤を晴らすかのように、葬祭殿に残っているハト女王のカルトゥーシュ(名前)を全て削り落としてしました。

    そして、空いているスペースにはトトメス君が成しとげたソマリアとの交易についての絵を彫り込んだ。

    神殿一つ一つが歴史を物語っている。

  • 次に向かったのは王家の谷。<br />時間は11:00。<br /><br />立っているだけで汗が滴り落ちる。<br />空気が乾燥しているので不快感は少ないが、首に巻いている保水保冷剤が1時間で水分を失ってしまう過酷な環境。<br />

    次に向かったのは王家の谷。
    時間は11:00。

    立っているだけで汗が滴り落ちる。
    空気が乾燥しているので不快感は少ないが、首に巻いている保水保冷剤が1時間で水分を失ってしまう過酷な環境。

    王家の谷 史跡・遺跡

  • 王家の谷では、写真の様なところを登り、墳墓に入る。<br /><br />墳墓の中は黴臭い倉庫の様な匂い。<br />そして、湿度がものすごい。<br />換気のために扇風機が設置してあるが、役に立っている様には見えない。<br /><br />体中の毛穴から汗が噴き出し、不快指数は100%に近いと云っても過言ではない。<br /><br />しかし、墳墓の中には、紀元前に描かれた壁画が広がる。<br />幼い頃憧れた、ハワード・カーターが発掘したツタンカーメンの墓。<br />そして、ラムセス6世とラムセス9世の墓に入る。<br /><br />汗が噴き出すような空間なのに、目は壁画にくぎ付け。<br />でも、主人は先にギブアップし、新鮮な外気を吸いに外へ。<br /><br />娘と私は、歴史との対話を楽しむために、全身汗まみれになりなりながらも、サウナのような環境の中、かなりの時間を過ごす。<br />

    王家の谷では、写真の様なところを登り、墳墓に入る。

    墳墓の中は黴臭い倉庫の様な匂い。
    そして、湿度がものすごい。
    換気のために扇風機が設置してあるが、役に立っている様には見えない。

    体中の毛穴から汗が噴き出し、不快指数は100%に近いと云っても過言ではない。

    しかし、墳墓の中には、紀元前に描かれた壁画が広がる。
    幼い頃憧れた、ハワード・カーターが発掘したツタンカーメンの墓。
    そして、ラムセス6世とラムセス9世の墓に入る。

    汗が噴き出すような空間なのに、目は壁画にくぎ付け。
    でも、主人は先にギブアップし、新鮮な外気を吸いに外へ。

    娘と私は、歴史との対話を楽しむために、全身汗まみれになりなりながらも、サウナのような環境の中、かなりの時間を過ごす。

  • そして、午後は汗だくの体にシャワーをするため、ホテルにチェックイン。<br /><br />夕方までお昼寝タイム。<br /><br />そして16:00。<br />馬車でルクソールの町を巡る。<br />ナイル川にはファルーカが浮かび、夕陽がユックリ沈んでいく。<br />

    イチオシ

    そして、午後は汗だくの体にシャワーをするため、ホテルにチェックイン。

    夕方までお昼寝タイム。

    そして16:00。
    馬車でルクソールの町を巡る。
    ナイル川にはファルーカが浮かび、夕陽がユックリ沈んでいく。

  • そして、夜。<br />ルクソール神殿を訪れる。<br /><br />ライトアップされたルクソール神殿は、幻想的な風景。<br />

    そして、夜。
    ルクソール神殿を訪れる。

    ライトアップされたルクソール神殿は、幻想的な風景。

    ルクソール神殿 城・宮殿

  • ルクソール神殿のライトアップされた回廊の中を進む。

    ルクソール神殿のライトアップされた回廊の中を進む。

  • 回廊を抜けるとラムセス2世の像が迎えてくれた。<br /><br />ファラオの時代、蝋燭の光に照らし出されたこれらの石像たち。<br />きっと、とても威厳高く見えたに違いない。<br />

    回廊を抜けるとラムセス2世の像が迎えてくれた。

    ファラオの時代、蝋燭の光に照らし出されたこれらの石像たち。
    きっと、とても威厳高く見えたに違いない。

  • そして、帰り道。<br />スフィンクスの回廊を歩く。<br /><br />闇の中にぼんやり浮かび上がるスフィンクス回廊。<br /><br />ラムセス王が生きている時代の物音が聞こえてきそうな錯覚に陥る。<br />

    そして、帰り道。
    スフィンクスの回廊を歩く。

    闇の中にぼんやり浮かび上がるスフィンクス回廊。

    ラムセス王が生きている時代の物音が聞こえてきそうな錯覚に陥る。

  • エジプト4日目の朝。<br />朝寝坊してもいい日。<br />この日1日は、プールで水遊びしたり、ルクソールの町をのんびりお散歩やお買い物をしたりして、ホテルライフをエンジョイする日と決めていた。<br /><br />だから、ユックリ朝寝坊する筈だったが、エジプトに来てアドレナリン全開の娘と私。<br />寝坊なんてできなかった。<br /><br />6時ころ起床し、まずはホテルの周りをお散歩。<br />この日のお宿はシェラトン。<br />ホテルライフを満喫するにはうってつけのホテル。<br />ホテルのお庭はナイル川に面していて、ナイル川の対岸が徐々に明るくなっていく。<br /><br />そんな景色を娘と共に、お庭のベンチでゆっくり眺める。<br /><br />そして、朝食後は、お楽しみのプールタイム。<br />水着に着替え、プールに飛び込む。<br />この時、娘にはプールには絶対顔はつけてはダメ!と言ってプールに入れたのだが、ここでプールに入ったことが、この後の旅程を狂わす大きな出来事へと繋がってしまった。<br />

    エジプト4日目の朝。
    朝寝坊してもいい日。
    この日1日は、プールで水遊びしたり、ルクソールの町をのんびりお散歩やお買い物をしたりして、ホテルライフをエンジョイする日と決めていた。

    だから、ユックリ朝寝坊する筈だったが、エジプトに来てアドレナリン全開の娘と私。
    寝坊なんてできなかった。

    6時ころ起床し、まずはホテルの周りをお散歩。
    この日のお宿はシェラトン。
    ホテルライフを満喫するにはうってつけのホテル。
    ホテルのお庭はナイル川に面していて、ナイル川の対岸が徐々に明るくなっていく。

    そんな景色を娘と共に、お庭のベンチでゆっくり眺める。

    そして、朝食後は、お楽しみのプールタイム。
    水着に着替え、プールに飛び込む。
    この時、娘にはプールには絶対顔はつけてはダメ!と言ってプールに入れたのだが、ここでプールに入ったことが、この後の旅程を狂わす大きな出来事へと繋がってしまった。

    シュタイゲンベルガー リゾート アクティ ホテル

  • プール遊びも終わり、お昼寝もし、さあ、夕方のお買いものとカルナック神殿に行こう!と準備をしだした午後3時。<br /><br />ベットで寝ている娘の様子がおかしい。<br />息が荒く、顔も紅い。<br />あわてて熱を図ると、デジタル体温計の表示はあっという間に40℃を超えた。<br /><br />すぐにガイドに連絡し、部屋に様子を見に来てもらう。<br />彼の判断は、即医者を呼ぶこと。<br /><br />もともと彼は、ルクソールの出身。ここの地域の人には顔が利く。<br />すぐに医者を手配してもらったのだが、イスラムの世界では、子供であっても患者が女の場合は女の医者でなければ診れないというルールがある。らしい。<br /><br />医者が往診してくれるまでにかかった時間は2時間。<br />娘の息は荒く、嘔吐も始まった。<br />この時は、本当に久しぶりに焦った。<br /><br />そして、女医さんが診察。<br />診断は熱中症と菌の感染症。<br /><br />まず、熱中症対策として、四肢にある動脈部分を氷で冷やすように指示され、ホテルの厨房に連絡。氷を山ほど持ってきてもらう。<br />その氷をビニル袋に入れ、四肢を冷やす。<br /><br />そして、お尻に太〜い注射。<br /><br />この診察代と薬代は米ドルで現金払い。確か100米ドル位。<br />帰国後、領収書と薬の外函を付けて海外旅行傷害保険を申請。<br />無事に保険金は帰ってきた。<br /><br />これがエジプトでうけた洗礼の第一号。<br />

    プール遊びも終わり、お昼寝もし、さあ、夕方のお買いものとカルナック神殿に行こう!と準備をしだした午後3時。

    ベットで寝ている娘の様子がおかしい。
    息が荒く、顔も紅い。
    あわてて熱を図ると、デジタル体温計の表示はあっという間に40℃を超えた。

    すぐにガイドに連絡し、部屋に様子を見に来てもらう。
    彼の判断は、即医者を呼ぶこと。

    もともと彼は、ルクソールの出身。ここの地域の人には顔が利く。
    すぐに医者を手配してもらったのだが、イスラムの世界では、子供であっても患者が女の場合は女の医者でなければ診れないというルールがある。らしい。

    医者が往診してくれるまでにかかった時間は2時間。
    娘の息は荒く、嘔吐も始まった。
    この時は、本当に久しぶりに焦った。

    そして、女医さんが診察。
    診断は熱中症と菌の感染症。

    まず、熱中症対策として、四肢にある動脈部分を氷で冷やすように指示され、ホテルの厨房に連絡。氷を山ほど持ってきてもらう。
    その氷をビニル袋に入れ、四肢を冷やす。

    そして、お尻に太〜い注射。

    この診察代と薬代は米ドルで現金払い。確か100米ドル位。
    帰国後、領収書と薬の外函を付けて海外旅行傷害保険を申請。
    無事に保険金は帰ってきた。

    これがエジプトでうけた洗礼の第一号。

  • エジプト5日目。<br /><br />娘の発熱で旅程の大幅な変更をガイドと相談。<br /><br />ともかく、今日は、観光はせずにアスワンに移動だけして、アスワンの小さな島のホテルで娘を休養させることにした。<br /><br />そして、アスワンへと飛行機で移動し、アスワンの石切り場(写真)を駆け足で見た後、ホテルで娘を休ませる。<br />

    エジプト5日目。

    娘の発熱で旅程の大幅な変更をガイドと相談。

    ともかく、今日は、観光はせずにアスワンに移動だけして、アスワンの小さな島のホテルで娘を休養させることにした。

    そして、アスワンへと飛行機で移動し、アスワンの石切り場(写真)を駆け足で見た後、ホテルで娘を休ませる。

    切りかけのオベリスク モニュメント・記念碑

  • アスワンで宿泊したのはナイル川に浮かぶ島にあるホテルIsis Island。<br />ホテルには小さな動物園がある。<br /><br />この日の夕方には娘の熱も下がったため、少し涼しくなったナイルの川辺を家族で散歩する。<br /><br />川向こうのアスワンの町に沈む太陽をゆっくり見ながら、娘は宣言。<br />「明日は、もう大丈夫。だから、アブシンベルに行こう!」<br />

    アスワンで宿泊したのはナイル川に浮かぶ島にあるホテルIsis Island。
    ホテルには小さな動物園がある。

    この日の夕方には娘の熱も下がったため、少し涼しくなったナイルの川辺を家族で散歩する。

    川向こうのアスワンの町に沈む太陽をゆっくり見ながら、娘は宣言。
    「明日は、もう大丈夫。だから、アブシンベルに行こう!」

    イシス アスワン ホテル ホテル

  • エジプト6日目。<br />娘の体調もかなり回復してきたので、またまた、早朝の飛行機でアブシンベルへ。<br />アブシンベルはヌビア地方にあり、日中の気温はアスワンよりも更に高くなる。<br />だから、今日も朝の内に観光しておこうという作戦。<br /><br />娘は病み上がりということもあり、日傘をさしてセレブに観光。<br /><br />遠くにアブシンベル大神殿が見えてきた。<br />

    エジプト6日目。
    娘の体調もかなり回復してきたので、またまた、早朝の飛行機でアブシンベルへ。
    アブシンベルはヌビア地方にあり、日中の気温はアスワンよりも更に高くなる。
    だから、今日も朝の内に観光しておこうという作戦。

    娘は病み上がりということもあり、日傘をさしてセレブに観光。

    遠くにアブシンベル大神殿が見えてきた。

  • 午前10時のアブシンベル大神殿。<br />ちょうどこの時間は、観光客が一番少なくなる。<br />私たちのガイドさん、そういうことまで熟知していて、最適の時間に連れて行ってくれる。<br /><br />ラムセス二世の像が、どどーんと私たちを迎えてくれた。<br />

    午前10時のアブシンベル大神殿。
    ちょうどこの時間は、観光客が一番少なくなる。
    私たちのガイドさん、そういうことまで熟知していて、最適の時間に連れて行ってくれる。

    ラムセス二世の像が、どどーんと私たちを迎えてくれた。

    アブ シンベル大神殿 城・宮殿

    アブ・シンベルでの過ごし方★夕方のアブシンベル神殿★エジプト by ウェンディさん
  • 此方は、アブシンベル小神殿。<br />ラムセス三世とその奥方と子供たちの像が彫り込まれてる。<br /><br />エジプトではファラオが自分の力を誇示するために、必要以上に大きく自分の像を彫らせたのは有名な話だが、アブシンベル大神殿を作ったラムセス二世は、他の王とは少し違ったらしい。<br /><br />彼は家庭的な王で、自分の家族のための神殿も作っている。<br /><br />まあ、その頃の平民から見たら、重労働に駆り出されるのだから、家庭的であろうとなかろうと、課せられる労働は迷惑な話だったに違いない。<br />

    此方は、アブシンベル小神殿。
    ラムセス三世とその奥方と子供たちの像が彫り込まれてる。

    エジプトではファラオが自分の力を誇示するために、必要以上に大きく自分の像を彫らせたのは有名な話だが、アブシンベル大神殿を作ったラムセス二世は、他の王とは少し違ったらしい。

    彼は家庭的な王で、自分の家族のための神殿も作っている。

    まあ、その頃の平民から見たら、重労働に駆り出されるのだから、家庭的であろうとなかろうと、課せられる労働は迷惑な話だったに違いない。

    アブ シンベル小神殿 建造物

  • 娘は、自分が一昨日あんなにひどい体調だったことも忘れて上機嫌でアンク(生命の鍵)をもち、記念撮影。<br /><br />まったく、現金な奴だ。<br /><br />

    娘は、自分が一昨日あんなにひどい体調だったことも忘れて上機嫌でアンク(生命の鍵)をもち、記念撮影。

    まったく、現金な奴だ。

  • このアブシンベル大神殿は彫刻壁画が面白い。<br />外壁をよく眺めると、今まで見たことのないような顔の人たちが彫り込まれている。<br /><br />そして、その首には紐が結ばれている。<br /><br />これは、隣国との領土争いの時に戦利品として得た奴隷を表している壁画。<br />ガイドさんによると、シリアや南部アフリカ地方の人が奴隷として連れてこられた時の壁画らしい。<br />

    このアブシンベル大神殿は彫刻壁画が面白い。
    外壁をよく眺めると、今まで見たことのないような顔の人たちが彫り込まれている。

    そして、その首には紐が結ばれている。

    これは、隣国との領土争いの時に戦利品として得た奴隷を表している壁画。
    ガイドさんによると、シリアや南部アフリカ地方の人が奴隷として連れてこられた時の壁画らしい。

  • そして、王のカルトゥーシュが大きく刻まれた壁画。<br /><br />やはり、ラムセス二世君も、自己顕示欲が強かったんだね。<br />

    そして、王のカルトゥーシュが大きく刻まれた壁画。

    やはり、ラムセス二世君も、自己顕示欲が強かったんだね。

  • 一通り、神殿を堪能したあと、ホテルにチェックイン。<br />娘と主人はホテルで休憩。<br /><br />私は、お昼を食べて一休みした午後3時、ひとり歩いてアブシンベル神殿へと向かう。<br /><br />今晩は、音と光のショーを見るので、家族とは現地集合。<br /><br />これからの2時間は私が遺跡と対話をするプライベートタイム。<br />

    一通り、神殿を堪能したあと、ホテルにチェックイン。
    娘と主人はホテルで休憩。

    私は、お昼を食べて一休みした午後3時、ひとり歩いてアブシンベル神殿へと向かう。

    今晩は、音と光のショーを見るので、家族とは現地集合。

    これからの2時間は私が遺跡と対話をするプライベートタイム。

  • 予想通り、遺跡には観光客の姿はほとんどない。<br />この時間、日帰りの観光客はほとんどアスワンやカイロに戻ってしまい、泊まりの観光客は夜の音と光のショーが始まるまでは、ホテルでユックリしている。<br /><br />アブシンベル大神殿の入り口に立つ。<br />本当は内部の撮影はいけない。<br />でも、門番のおじいちゃん、私のカメラを指さし、とっていいよ。でも内緒ね。というジェスチャー。<br />おじいちゃんに甘えて、写真を1枚だけ撮らせてもらう。<br /><br />神殿の中には、ラムセスが馬車にのり、勇ましく戦っているレリーフが残っている。<br />レリーフ向かいの列柱に寄りかかり、レリーフをじっと見つめる。<br /><br />誰も話をしない。<br />ここにいるのは、門番のおじいさんと私と、古代のファラオ。<br /><br />レリーフの前で、無言の2時間を過ごし、レリーフのすべてを眼に焼き付けた。<br />

    予想通り、遺跡には観光客の姿はほとんどない。
    この時間、日帰りの観光客はほとんどアスワンやカイロに戻ってしまい、泊まりの観光客は夜の音と光のショーが始まるまでは、ホテルでユックリしている。

    アブシンベル大神殿の入り口に立つ。
    本当は内部の撮影はいけない。
    でも、門番のおじいちゃん、私のカメラを指さし、とっていいよ。でも内緒ね。というジェスチャー。
    おじいちゃんに甘えて、写真を1枚だけ撮らせてもらう。

    神殿の中には、ラムセスが馬車にのり、勇ましく戦っているレリーフが残っている。
    レリーフ向かいの列柱に寄りかかり、レリーフをじっと見つめる。

    誰も話をしない。
    ここにいるのは、門番のおじいさんと私と、古代のファラオ。

    レリーフの前で、無言の2時間を過ごし、レリーフのすべてを眼に焼き付けた。

  • そして、音と光のショーの始まり。<br />アブシンベル大神殿がライトアップされる。<br />

    そして、音と光のショーの始まり。
    アブシンベル大神殿がライトアップされる。

  • そして、小神殿も闇の中に浮かび上がる。

    そして、小神殿も闇の中に浮かび上がる。

  • エジプト7日目。<br /><br />エジプトにいると、「朝は早起き」が当たり前になってくる。<br /><br />日の出前にホテルをチェックアウトし、アブシンベル神殿に当たる朝日を見に行く。<br /><br />ナイル河対岸から、ユックリ朝日が昇り、川面をオレンジ色に染め上げる。<br />

    エジプト7日目。

    エジプトにいると、「朝は早起き」が当たり前になってくる。

    日の出前にホテルをチェックアウトし、アブシンベル神殿に当たる朝日を見に行く。

    ナイル河対岸から、ユックリ朝日が昇り、川面をオレンジ色に染め上げる。

  • そして、朝日はアブシンベル大神殿をも照らす。<br /><br />大神殿に光が当たり、石像が生き生きと輝きだす。<br />

    そして、朝日はアブシンベル大神殿をも照らす。

    大神殿に光が当たり、石像が生き生きと輝きだす。

  • 神殿脇のホルスの像も陰影がカッコいい。

    神殿脇のホルスの像も陰影がカッコいい。

  • この日はそのまま飛行機でアスワンに戻り、船でイシス神殿へと向かう。<br /><br />短い時間だけれど、船でのナイル川遊覧。<br /><br />娘の発熱で、ファルーカには乗れなかったけれど、この船でも十分遊覧気分。<br />

    この日はそのまま飛行機でアスワンに戻り、船でイシス神殿へと向かう。

    短い時間だけれど、船でのナイル川遊覧。

    娘の発熱で、ファルーカには乗れなかったけれど、この船でも十分遊覧気分。

  • 河岸には、小さな遺跡が沢山。

    河岸には、小さな遺跡が沢山。

  • そしてお昼頃、イシス神殿に到着。<br /><br />この時間帯は暑い時間だが、イシス神殿は日陰の部分も多い為、娘の負担にはならないだろうというガイド君の判断。<br />

    そしてお昼頃、イシス神殿に到着。

    この時間帯は暑い時間だが、イシス神殿は日陰の部分も多い為、娘の負担にはならないだろうというガイド君の判断。

  • この神殿には、沢山の物語がレリーフとして彫り込まれている。

    イチオシ

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    この神殿には、沢山の物語がレリーフとして彫り込まれている。

    イシス神殿 城・宮殿

  • このレリーフは儀式を表したもの。

    このレリーフは儀式を表したもの。

  • そして、なんだか建築様式も、今まで見てきたファラオ時代のモノとは少し異なる。<br /><br />それもその筈。<br /><br />この神殿が作られたのはエジプト王朝末期〜ローマ人による支配時代(クレオパトラの頃)。<br /><br />だから、遺跡にローマ風の柱や文様が見て取れる。<br />

    そして、なんだか建築様式も、今まで見てきたファラオ時代のモノとは少し異なる。

    それもその筈。

    この神殿が作られたのはエジプト王朝末期〜ローマ人による支配時代(クレオパトラの頃)。

    だから、遺跡にローマ風の柱や文様が見て取れる。

  • 夕方、旅の出発地点のカイロに戻る。<br /><br />カイロのホテルは、ラムセス・ヒルトン。<br /><br /><br />

    夕方、旅の出発地点のカイロに戻る。

    カイロのホテルは、ラムセス・ヒルトン。


    Ramses Hilton Hotel ホテル

    現金盗難注意! by ウェンディさん
  • ウェルカム・フルーツも置いてある素敵なお部屋。<br /><br />高層階の部屋なので、カイロの景色のよく見える。<br /><br />でも、このホテルで私たちはエジプトの洗礼第2号を受けることに…。<br /><br />それはセーフティーボックスに入れた現金の盗難事件。<br />詳細は口コミ:http://4travel.jp/overseas/area/africa/egypt/cairo/hotel/10141924/tips/10105374/ を参照。<br /><br />夕食に行く時にセーフティボックスに入れた各種紙幣が入っていた茶封筒の中から、1万円札だけが抜き取られたことに気づき、ホテルの観光警察に行き状況を説明したけれど、適当に調べただけで、あとは、部署のたらいまわし。<br /><br />それ以上、嫌な思い出は残したくはなかったので、観光警察には見切りをつけ、ホテルには詳細が分かったら日本にメールしてくれるように頼んだけれど、6年経った今まで、全く梨の礫。<br /><br />一流のホテルだけれど、二度とは泊まりたくないホテルの一つかな。<br />

    ウェルカム・フルーツも置いてある素敵なお部屋。

    高層階の部屋なので、カイロの景色のよく見える。

    でも、このホテルで私たちはエジプトの洗礼第2号を受けることに…。

    それはセーフティーボックスに入れた現金の盗難事件。
    詳細は口コミ:http://4travel.jp/overseas/area/africa/egypt/cairo/hotel/10141924/tips/10105374/ を参照。

    夕食に行く時にセーフティボックスに入れた各種紙幣が入っていた茶封筒の中から、1万円札だけが抜き取られたことに気づき、ホテルの観光警察に行き状況を説明したけれど、適当に調べただけで、あとは、部署のたらいまわし。

    それ以上、嫌な思い出は残したくはなかったので、観光警察には見切りをつけ、ホテルには詳細が分かったら日本にメールしてくれるように頼んだけれど、6年経った今まで、全く梨の礫。

    一流のホテルだけれど、二度とは泊まりたくないホテルの一つかな。

  • エジプト8日目。<br />この日はカイロの郊外へ足を伸ばし、古い時代のピラミッドを見に行く。<br /><br />最初に現れたのは屈折ピラミッド。<br /><br />この屈折ピラミッド、建設途中で設計変更があり、角度が変わってしまった面白い形。<br /><br />この日は、道のコンディションが悪く、屈折ピラミッドの傍には近づけなかった。<br />

    エジプト8日目。
    この日はカイロの郊外へ足を伸ばし、古い時代のピラミッドを見に行く。

    最初に現れたのは屈折ピラミッド。

    この屈折ピラミッド、建設途中で設計変更があり、角度が変わってしまった面白い形。

    この日は、道のコンディションが悪く、屈折ピラミッドの傍には近づけなかった。

    屈折ピラミッド 建造物

  • 赤ピラミッド。<br /><br />このピラミッドは、断面が二等辺三角形となる真正ピラミッドとしては最古のモノ。<br />

    赤ピラミッド。

    このピラミッドは、断面が二等辺三角形となる真正ピラミッドとしては最古のモノ。

    赤のピラミッド 建造物

  • 赤ピラミッドは、中に入ることはできるが、奥に入り下に行けるだけで、特に壁画等はない。<br /><br />ピラミッド中腹の入り口から中に入る。<br /><br />

    赤ピラミッドは、中に入ることはできるが、奥に入り下に行けるだけで、特に壁画等はない。

    ピラミッド中腹の入り口から中に入る。

  • ローカルな道を車が走る。<br /><br />ロバが荷を運び、のんびりした風景。<br />

    ローカルな道を車が走る。

    ロバが荷を運び、のんびりした風景。

  • 道路も舗装されてはいない。<br /><br />砂埃を上げながら、ロバや自転車が走り抜ける。<br />

    道路も舗装されてはいない。

    砂埃を上げながら、ロバや自転車が走り抜ける。

  • 次に訪れたのは階段ピラミッド。<br />本当に階段状になっている。<br /><br />階段ピラミッドはエジプトのピラミッドの原点と以前はいわれていたが、近年研究が進み、原点ではないことが明らかになっている。<br /><br />でも、ギザの3ピラミッドよりは古いのは事実。<br />

    次に訪れたのは階段ピラミッド。
    本当に階段状になっている。

    階段ピラミッドはエジプトのピラミッドの原点と以前はいわれていたが、近年研究が進み、原点ではないことが明らかになっている。

    でも、ギザの3ピラミッドよりは古いのは事実。

    ジョセル王のピラミッドコンプレックス 建造物

  • この階段ピラミッドは風化が激しく、あちこちで補修が行われている。

    この階段ピラミッドは風化が激しく、あちこちで補修が行われている。

  • 昼食後、訪れたのは、絨毯工場。<br /><br />地元の子供たちが機織りをしている。<br />

    昼食後、訪れたのは、絨毯工場。

    地元の子供たちが機織りをしている。

  • お姉さんたちは、難しい文様を手掛ける。

    お姉さんたちは、難しい文様を手掛ける。

  • 小さな子供たちも、トレーニング。<br /><br />彼らは、観光客用の土産織物担当。<br />

    小さな子供たちも、トレーニング。

    彼らは、観光客用の土産織物担当。

  • 夕方、カイロに戻り、ガーマ・ムハンマド・アリ・モスクを訪れる。<br />この日は金曜日で、モスクには敬虔なイスラム教徒が沢山。<br /><br />彼らの邪魔にならないようにそうっと見学。<br /><br />床に座り、モスクの天井を見上げる。<br /><br />言葉を失うような色が目に飛び込んできた。<br /><br />天井の碧い天板、そして灯るランプとシャンデリア。<br /><br />アラビアンナイトの世界は行ったことがないけれど、そんな雰囲気。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    夕方、カイロに戻り、ガーマ・ムハンマド・アリ・モスクを訪れる。
    この日は金曜日で、モスクには敬虔なイスラム教徒が沢山。

    彼らの邪魔にならないようにそうっと見学。

    床に座り、モスクの天井を見上げる。

    言葉を失うような色が目に飛び込んできた。

    天井の碧い天板、そして灯るランプとシャンデリア。

    アラビアンナイトの世界は行ったことがないけれど、そんな雰囲気。

    ガーマ・ムハンマド・アリ 寺院・教会

  • 天井は光の饗宴。

    天井は光の饗宴。

  • エジプトでの楽しかった日々もあと半日で終わり。<br /><br />ホテルの部屋から、ナイル川の夜景を眺める。<br />

    エジプトでの楽しかった日々もあと半日で終わり。

    ホテルの部屋から、ナイル川の夜景を眺める。

  • そして、帰国日、午前中はやり残したことをする。<br /><br />もう、すっかり体調が回復した娘と、再びギザに向かう。<br /><br />エジプト最後のターゲットは、カフラー王のピラミッドと船の博物館。<br /><br />カフラー王のピラミッドの内部に入る。<br /><br />クフほどの大回廊は無いけれど、やっぱり偽扉をもつ回廊がある。<br /><br />ピラミッドって、作られた本当の目的はなんだったのだろう?<br /><br />色んな説があるけれど、解明されるのはまだまだ先かな。<br />

    そして、帰国日、午前中はやり残したことをする。

    もう、すっかり体調が回復した娘と、再びギザに向かう。

    エジプト最後のターゲットは、カフラー王のピラミッドと船の博物館。

    カフラー王のピラミッドの内部に入る。

    クフほどの大回廊は無いけれど、やっぱり偽扉をもつ回廊がある。

    ピラミッドって、作られた本当の目的はなんだったのだろう?

    色んな説があるけれど、解明されるのはまだまだ先かな。

    カフラー王のピラミッド 建造物

  • 太陽の船の博物館。<br /><br />儀式用の船、いえいえ、実際に水に浮かぶ実用的な船…と諸説ある太陽の船。<br />全長約40mとかなり巨大。<br /><br />クフ王の時代、この船がナイル川に浮かび、地中海へと交易の旅に出ていたのだろうか。<br />

    太陽の船の博物館。

    儀式用の船、いえいえ、実際に水に浮かぶ実用的な船…と諸説ある太陽の船。
    全長約40mとかなり巨大。

    クフ王の時代、この船がナイル川に浮かび、地中海へと交易の旅に出ていたのだろうか。

    太陽の船博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • そして、エジプトの景色もこれで見納め。<br /><br />最終日の朝のギザのピラミッドの写真。<br /><br />ガラベーヤを来たおじさんたち行き交うギザの大地。<br /><br />素敵なガイドさんと出会えたお蔭で、観光客として以上の話を彼から聞くことができた。<br />それ故に、旅行記が書けなくなってしまったエジプト。<br /><br />2011年、彼の予言通り、エジプトでもアラブの春が始まった。<br /><br />彼の国が、これからどんな方向に進むのか、それを決めるのは彼ら自身。<br /><br />私にできるのは、彼の言葉を旅行記に残し、皆に伝えるだけ。<br />

    イチオシ

    そして、エジプトの景色もこれで見納め。

    最終日の朝のギザのピラミッドの写真。

    ガラベーヤを来たおじさんたち行き交うギザの大地。

    素敵なガイドさんと出会えたお蔭で、観光客として以上の話を彼から聞くことができた。
    それ故に、旅行記が書けなくなってしまったエジプト。

    2011年、彼の予言通り、エジプトでもアラブの春が始まった。

    彼の国が、これからどんな方向に進むのか、それを決めるのは彼ら自身。

    私にできるのは、彼の言葉を旅行記に残し、皆に伝えるだけ。

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この旅行記へのコメント (24)

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  • リリーさん 2018/01/20 17:40:31
    ウェンディさん、こんにちは♪
    私の旅行記にご投票下さり、ありがとうございます^ ^。

    うちにハワードカーターの伝記マンガがあるので、ツタンカーメンにはずっと興味を持っていました。たしか6年前だったか、ツタンカーメン展が日本に来たとき、娘たちと3人で見に行ったことを覚えています。本物の数々を見て興奮し、3人でペラペラしゃべっていたら、「小さいのに随分くわしいねぇ」と驚かれました。マンガを読んでいましたからネ。
    玉座の絵、素敵ですよネ。二人は姉弟だったそうですが、子供も二人つくっていますし、仲が良かったのですねー。

    娘さん、心配でしたね。プールの水が危ないことがあるのですね。暑いと入りたくなってしまいますが。気候も違うし時差もあるし食べ物も違うし、長時間フライトの後でお体に負担だったのかもしれないですね。でも大事なくてよかったです。

    うちも長女がサイパンで、次女がケアンズで具合が悪くなり、病院に行きました。ゲンキンなもので「面白かった~」なんて言ってます(^_^)。

    「世界まる見え」で見たのですが、セーフティボックスは割と盗難が多いそうです。4ケタの暗証番号を押したあと、指紋を丁寧に拭き取り、すべてのボタンを押しておくと良いそうです。彼らは指紋のついたボタンを探して暗証番号を突き止め、開けてしまいます。
    私もそれを見て以来、国内海外を問わず、指紋には気をつけています。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2018/01/21 10:14:36
    RE: ウェンディさん、こんにちは♪
    リリーさん こんにちは。

    エジプト旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
    ハワードカーターの伝記はかれこれ40年以上前に私が読み、そして娘も読んだ本で、あの本を読みこむだけでツタンカーメンに関する知識はかなりつきますね。
    小学生だった娘も夢中で読み、そしてそれがエジプト旅行へと繋がり、彼女の古代史に対する興味を掻きたてました。
    エジプトに行く前には、アラビア語(エジプト方言)を母娘で勉強し(発音だけのアラビア語ですが)、基本会話をけっこう覚えて現地ガイドさんも娘のアラビア語に舌を巻いていました。

    セーフティ・ボックスからの現金盗難事件。
    泥棒さんは簡単に、パスワードを当ててしまうのですね。
    ヒルトンと言う名前と5☆という星の数に油断していた私にも隙があったのだと思います。
    これからセーフティ・ボックスを使う時は教えて頂いたやり方を試してみますね。

    リリーさんの旅行記を拝見して、私も7年前の娘の中学受験を思い出しました。
    3年間の勉強の成果が試された、たった1回のチャンス;中受。
    彼女は頑張り志望校へと受かり、楽しい6年間を過ごし今は大学1年生です。
    中学生になったらもっと娘と遊びに行きたいと受験中は思っていましたが、実際に彼女が成長していくと増えていくのは親との時間よりもお友達同士との時間の共有。
    なかなか母娘旅は難しかったのですが、それでも中2の時にモロッコを一緒に旅し中高一貫校のメリットを生かして過ごしてきました。

    子供は成長するにつれ、親と一緒に旅に出ることの出来る時間は激減してきます。
    今の時間を大切にして、お嬢さんたちと沢山の旅を共有してくださいね。

    ウェンディ
  • 備前屋ねこさん 2013/04/30 21:18:08
    これがあの・・・
    ウェンディさん、こんばんは

    これがあの5★ホテル現金盗難事件なのですね
    ほぼ内部の人の犯行だと思われるのにホテル側も警察もきちんと捜査しようとしないんですねぇ・・・
    ここはホテルの名前にかけても徹底的に調べて頂きたい所ですよね・・・

    娘さんが高熱を出してしまったり、色々と大変そうでしたね(汗
    体じゅうに乗っかった氷のうが痛々しい・・・
    熱が出てしまって大変そうだったけれどナイルのほとりのホテルのプールで泳いだり、夜のライトアップされた神秘的なルクソール神殿やピラミッドなど素敵なものもたくさん見られて娘さんにはよい思い出もたくさんできたかな?と思いました。


      備前屋ねこ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/30 22:16:23
    RE: これがあの・・・
    備前屋ねこさん こんばんは。

    ほんとにホテルは星数ではないですね。
    カイロのホテルでの盗難事件の時のセキュリティ部門と観光警察の対応はHi○○onの名にそぐわないものでした。
    フロントの人はきちんとしているし、日中は日本語のコンシェルジェが居て滞在中の要望について電話をくれたりと、盗難事件以外は問題なかったのですけど。

    セキュリティや観光警察では、内部犯と分かったとしても知らないふりをするのでしょうね。どうせ、相手は旅行者、いずれ居なくなる…と思って。
    でも、そんなことで泣き寝入りするウェンディではありません。
    帰国後すぐに、皆さんに声を大きくして、H○lt○nの名に恥じるこの対応をお知らしました。

    この事件以来、海外のホテルのセキュリティボックスを利用するときは、中身を抜かれないように色々と策を講じています。

    娘はエジプトでかなり手荒い歓迎を受けましたが、彼女はそんなことは全然気にしている様子もなく、「次はいつエジプト行ける? ルクソールは中途半端だったし、白砂漠・黒砂漠の方にも行きたいな♪」とほざいています。
    彼女も私と同じく、3歩あるくと嫌なことは忘れてしまうみたい。

    エジプトでは色々ありましたが素敵な思い出も沢山♪
    情勢が落ち着いたら、いずれまた行きたいと思っています。

    勿論、あのホテルは二度と使いませんけど。

    ウェンディ
  • yunさん 2013/04/28 20:41:08
    はじめまして
    ウェンデイさん こんばんは yunと申します。

    サラエヴォ旅行記へご訪問・投票ありがとうございました。

    エジプト旅行記、意を決してUPは素敵なこと。
    きっとガイドの彼は、変化し続ける祖国で頑張っている事でしょう。
    色々な意見の対立も接点を見つけて、若者達の努力が報われて欲しいものです。

    そして、お嬢さんにとって素晴らしい体験。
    これから、何度も何度も思い起こす旅ですね。

    私はエジプト未訪。
    行きたいと思いつつ、一人旅は難しい場所柄にて何度も機会を逃してしまいました。でも、いつの日か必ず・・・と思っています。

    階段ピラミッドに何故か惹かれます。見せていただき嬉しいです。

    yun

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/28 22:39:20
    RE: はじめまして
    yunさん こんばんは。

    此方こそ、エジプト旅行記への投票と、メッセージをありがとうございます。

    エジプトの旅行記は書くことはできないとずっと思っていましたが、4月のある日にそろそろ書けるのではないのかな。という思いがふと沸き立ち、書き出したらノンストップ。2日間で写真と文章がまとまりました。
    あの時のガイドの青年が愛していたエジプトという国。愛しながらもその体制に対し変わって欲しい・変えたいという思いを抱いていた彼。彼の様な若者の思いが集まり、エジプトの革命につながったのだと思います。
    まだまだ変化の途中のエジプトですが、民衆の思いが反映された体制になれるといいですね。

    yunさんのドライブ旅行記には素敵なものが沢山(京都のサイクリングも)。
    また、立ち寄らせてくださいね。

    ウェンディ
  • 讃岐おばさんさん 2013/04/22 23:04:43
    はじめまして。
    私は今年2月にエジプトへ行って来たばかりです。
    ツアーに一人で参加しました。
    アブ・シンベルの朝日、見事でしたよね。
    今でもありありと思い出されます。
    奥の至聖室の神像を朝日が照らし出すのを見たくて、私が行った日は2体だけでしたが、それでもこの目でしっかりと見てきました。

    エジプト、きっと変わりますよね、私も信じます。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/23 20:50:13
    RE: はじめまして。
    讃岐おばさんさん こんにちは そして、初めまして。

    メッセージをありがとうございます。

    讃岐おばさんが2月に旅行された時のエジプトの治安や印象はどのような感じられましたか。
    以前よりは、かなり落ち着いてきてはいるとは思うのですが、ネットの情報からは未だに市民によるデモも続いているとありますので、なかなか長年続いてきた体制からの脱却は難しいのかもしれません。

    でも、エジプトはきっと変わると私も信じています。


    アブシンベルの朝日、私も見てきました。
    ナイルの水面を赤銅色に染め上げ、アブシンベル大神殿を照らし出す朝日は、荘厳でした。
    3000年前の人々も同じような景色を眺め、ファラオに対する畏敬の念を抱いたのでしょうね。

    ウェンディ
  • 横浜臨海公園さん 2013/04/20 13:08:42
    エジプト
    デンディさま、こんにちは。


    エジプトの旅行記を拝見させて頂きました。

    エジプトはナセル元大統領といい、本当に第二次世界大戦後は、独裁者にはじまり、クーデターで先代が失脚後は次の独裁者に拠って支配される形態が続く国家ですね。
    昔むかしエジプトを訪れ、現地ガイドか達観の言葉を聞き、心に留めておりました。




    横浜臨海公園

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/20 13:48:08
    RE: エジプト
    横浜臨海公園さま

    メッセージと投票をありがとうございます。

    私がエジプトに行きガイドさんから当時のエジプトの実情を聞いた時からもう6年が経ち、そしてアラブの春により当時の政権は崩壊し、今はまだ彼らの住む世界は混沌の中にあります。

    あの時のガイドさんはまだ若い青年でしたが、彼の理想とする将来のエジプト像について切々と語ってくれました。

    これからあの国を造り上げていくのは、ガイドをしてくれた青年たちの世代です。
    私には言葉で応援するしかできませんが、旅行記を読んでくださった方がエジプトに興味を持ち、情勢が落ち着いたら行ってみたい。とか、エジプトの今後が気になる等の気持ちを感じてもらえたら、いいのかな。と思っています。

    ウェンディ
  • tadashiさん 2013/04/12 20:28:56
    こんばんは、楽しく読ませていただきました。
    なぜ、エジプト旅行記投稿を封印していたのか、理解できました。エジプトの旅、疑似体験しました。
    お子さんの熱発の件は、ひとごとではありません。我が家も1991年夏(日本の夏、現地は晩秋)のシドニー、ゴールドコーストの1週間の旅行の後半に娘(当時、9歳)が熱発、下痢、腹痛になりなにもできずの事態を経験しました。ホテルではなく、滞在型高層アパートに宿をとっていたので、街で米をさがして備え付けキッチンでお粥をつくり、食べさせたのを思いだしました。
    エジプトやその他アラブ地域も何とか政情安定し、国民の生活が向上にむかってほしいですね。取り急ぎ、ごあいさつまで。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/12 22:13:51
    RE: こんばんは、楽しく読ませていただきました。
    tadashiさん こんにちは。

    メッセージをありがとうございます。tadashiさんもお子さんが小さかった頃、似たような経験をなさっていらしたのですね。子供の突然の病気は自分のことではない分、余計にドキドキしてしまいます。

    子連れ旅行の旅でのトラブル、今までの旅の中でこのエジプトの発熱時が一番のヒヤっとした出来事でした。娘を幼いころから彼方此方と連れ歩いていたので、この位なら大丈夫だろうと高を括っていた母の驕りですね。
    私も彼女も旅の経験から様々なことを学習しています。

    エジプトで日射病と菌にやられた娘も、この前のモロッコ旅では逞しく成長していました。屋台の料理だってなんのその。初日は怖くて手を出さなかった生野菜も中盤の頃は全く気にも留めずに口に運んでいました。

    なかなか政情が安定しないエジプト、今後どちらの方向に舵を切るのか気になる処ではありますが、この前の旅のリベンジと更にディープなエジプトを味わいに、またいずれ訪れたいと思っています。

    ウェンディ
  • ぺこっちさん 2013/04/12 13:01:08
    間に合った
    ウェンディさん、こんにちは!
    実は私、今度のGWにエジプトに行くんです。
    行く前にウェンディさんの旅行記を読めてよかったです。
    複雑な思いを抱えつつも旅行記を作成して下さってありがとうございました。

    プールで菌に感染ってこわいですね。
    口に入れるものは当然気をつけますが、プールは考えもしませんでした。私は今回も一人旅なので、もともとプールに入るつもりはないですが、いい勉強になりました。

    そして、ホテルでの盗難!! しかも一流ホテルなのに…。私もちゃんとしたセーフティボーっクスがあると使用しますが、やっぱりダメなんですかねぇ。

    ぺこっち

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/12 21:18:23
    RE: 間に合った
    ぺこっちさん こんにちは。

    GWのエジプト!うらやましいです。
    私も、荷物の中に潜んでぺこっちさんについていきたいです。
    2007年のエジプトの旅では、次回のお楽しみとなった遺跡もあるし、シナイ山に白砂漠・黒砂漠…。訪れたい場所が沢山!

    私の旅行記では、娘の発熱事件やホテルでの盗難事件など、ちょっとマイナス面の思い出も書きましたが、それも全て経験です。どんな経験だって、人生の糧にしてしまうのがウェンディの楽天的な良いところ。

    ぺこっちさんも、エジプトを堪能してきて下さいね。
    エジプトは、旅行者を、両手を広げて迎えてくれます。
    ただ、今は、政情が不安定な部分もありますので、旅を楽しみつつも情報のアンテナは四方八方に張り巡らし、自分の身の一番の安全確保には十分注意を払ってください。

    そして、ぺこっちさんの帰国後の旅行記、楽しみにしています。

    ウェンディ
  • kuritchiさん 2013/04/12 08:30:40
    いつか… きっと。。
    ウエンディーさん、お久しぶりです!
    エジプト旅行記、一気に!拝見させていただきました。

    kuritchiの憧れの地でもあるナイル。。
    もう夢中で拝見しました♪
    kuritchiも一緒に ピラミッドにスフィンクス、ハトシェプスト女王葬祭殿にアブシンベル大神殿、イシス神殿、それにルクソール神殿やアブシンベル大神殿のライトアップを楽しませていただきました♪

    いいなぁ〜♪
    古代の時代にタイムスリップ。。

    > 誰も話をしない。
    > ここにいるのは、門番のおじいさんと私と、古代のファラオ。
    >
    > レリーフの前で、無言の2時間を過ごし、レリーフのすべてを眼に焼き付けた。

    この至福の2時間。。
    わかります〜♪
    やっぱり、“ユックリ”1泊は大正解♪

    高熱を出されたのは大変でしたが、お嬢さまにとって、ウエンディーさんの仰る通り“その記憶は宝物”でしたね。

    そして、とても素敵な現地ガイドさんとの出会い。。
    現地ガイドさんとの出会いに恵まれるってとても幸運?なこと。。
    現地ガイドさんによって、旅行が“忘れられない旅”に変わりますよね(^^

    ショックだったのが、5☆ホテルの盗難事件。。
    話しには聞いていましたが、まさかカイロのランドタワーといわれる5☆ホテルでも。。
    いつもホテルのセーフティボックス頼み
    街中をうろうろ派のkuritchiに取ってはショックな出来事です。。
    でも、やっぱりセーフティボックスに貴重品は入れちゃうだろうなぁ。。(^^;

    kuritchi


    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/12 20:46:06
    RE: いつか… きっと。。
    kuritchiさん こんにちは。

    このエジプト旅行記、6年間も温め続け、もう書くことはないのかな?と思っていた時期もありましたが、最近、他のトラベラーの方の旅行記も読める位に感情も整理され、忘れることができなかった現地ガイドの言葉を旅行記として残すことができるようになりました。

    kuritchiさんがおっしゃる通り、素敵なガイドとの出会いはその旅が忘れられない、そして心に刻みつけられる旅となります。
    思い入れが強かった地への旅。そして、素晴らしいガイドとの出会い。
    最高の旅でした。
    観光国としてのエジプトの光と影。
    現地ガイドから教えてもらうグレーな部分。
    聞くこと全てが新鮮で、だけれども、考えさせられるその話。
    思い入れがありすぎる旅は、かえって言葉にするのが難しい。ということを学びました。

    旅先での、子供の体調の急変は、本当に焦りますよね。
    今回は大事には至らなかったですが、40℃を超えた体温計のデジタル表示を見た時はかなりヤバイ!と真剣に思いました。
    娘は、旅に出る前はルクソールとアブシンベルでプールに入る!と張り切っていましたが、アブシンベルで冗談交じりに「プールは?行くの?」と訊いたら「絶対に行かない!」という返事。
    何事も、自分で体験して初めて身に付くのかもしれません。

    カイロのラムセス・ヒルトンでの盗難事件後も、私は海外のホテルのセーフティボックスを利用しています。
    ただ、念には念を入れて、対策はバッチリ。
    旅には2種類のサイズの茶封筒・両面テープ・油性マジックを持参し、貴重品を小さい封筒に入れテープ留めし、封の部分には漢字で「締」の文字。それを更にもう一つ大きな封筒に入れ封をした後は、好きな日本語を封の上から書き、誰かが封を開けたら、絶対にばれるトラップを仕掛けています。
    さすがにここまで手をかけておくと、泥棒さんも盗る気がしなくなるかも。
    まあ、全部持っていかれたら、オシマイですけれども。

    kuritchiさんには、私からお礼を申し上げたいことが一つあります。
    それは、kuritchiさんの旅行記のマチュピチュでのハチドリの写真。
    時を切り取ったかのような写真に鳥肌が立ちました。
    そして、一眼デジカメに興味を持つようになりました。
    それから、結構時間はかかりましたが、この春、意を決して一眼デビューです。
    旅は自分の目で見る。が、私のモットーですが、旅の一瞬を絵としても残しておきたい。そんな気持ちでいつも写真を撮っています。

    一眼カメラ、使いこなせるかどうか未知数ですが、kuritchiさんの様な素敵な写真を撮れるようになるのが夢です。

    ウェンディ
  • 空飛犬quillさん 2013/04/12 08:30:36
    はじめまして( ^)o(^ )
    ウィンディさん

    おはようございます。
    エジプト旅行記におじゃましました。
    エジプトには大変興味があり、特にルクソールは是非訪問したいと思っていた場所なので、一生懸命読んじゃいました。
    と言うのも、私自身は強烈なアレルギー性鼻炎で(最近は花粉症と言う方が一般的ですけど)ハウスダストや砂塵にもアレルギー反応しますのでエジプトには行けないとあきらめました。
    あとはイギリスへ行った時に盗掘品の大博物館へ行くしかないかと・・・。

    お嬢さんとても貴重な体験学習をされたと思います。
    発熱も含めてきっと彼女の成長に役立ったと思いますよ。

    イデオロギーについても書きたかったのですが、長くなるので又次回おじゃました時にします。

    空飛犬quill



    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/12 20:03:56
    RE: はじめまして( ^)o(^ )
    空飛犬quillさん こんにちは。

    エジプト旅行記を読んでくださってありがとうございます。

    ルクソールは、私も憧れの地でした。
    灼熱の真夏の王家の谷は、まるで、竈の中。
    王家の谷…言葉だけ見ると、風の通り道かな?と淡い期待を抱きますが、実際はその真逆で、風も動かない“死者の谷”。

    これだけ書くと、行きたくない!って思われてしまうかも。
    でも、これだけの負の部分があっても、私にとっては、夢がかなった場所でした。
    子供の頃より本を読み、イメージをふくらましてきた死者の谷。
    今まで経験した中で一番過酷な暑さでしたが、私にとっては、そんなことは気にならない位のWonder World!
    壁画のヒエログラフは読めないけれど、エジプト新王国時代の空気を肌で感じ、そこに眠っていたファラオの見えぬ姿を感じられる場所でした。

    空飛犬quillさんのアレルギー。もし薬で症状が抑えられるならば、お薬の力を頼ってでもお勧めしたいルクソールです。その時は、春先の砂嵐の時期は避けてくださいね。

    次回のイデオロギーのお話、楽しみにしています。

    ウェンディ
  • 天野川さん 2013/04/11 21:15:40
    興味深かったです
    とても興味深く読ませていただきました。

    治安と物価の高さはイコールだということが最近分かって来ましたが、いいホテルであっても、いかんともし難いのでしょうね。
    空港の手荷物のトラブルもグルだと聞きますから、安心できません。

    それはそうと、お嬢さんがうらやましいです。
    たくさんお勉強して、海外で実践できる環境が。
    いろんな考え方がありますが、そういう教育への投資は誰にでもできることではありません。またお嬢さんの吸収力もあっての意味のある旅行になっていることが素敵だなと思いました。

    過去との対話は、内なる自分の、もしかしたら過去の自分との対話であるかもしれませんね。
    何を信じるかはひとそれぞれですが、心が満たされる瞬間は疑いようのない経験です。私にとってのそういう経験がシヨン城でした。今後、どれだけそのような経験ができるのかはわかりませんが、素晴らしい旅行をしたいです。

    うん。頑張って働こうと思います。
    またウェンディさんの旅行記楽しみにしています。



    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/11 23:03:01
    RE: 興味深かったです
    Bcheeseさん 旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
    もう6年も前の旅の記録でしたが、書き出したら、想い出が堰を切ったように溢れ出てきて、ノンストップで書き上げてしまいました。

    6年前のエジプトの旅、アフリカのイスラム国家の明暗を自分の目で見て・聞いて・感じて、ただの観光旅行でありながらもとってもディープな旅でした。

    エジプトは、娘にとっても私にとっても、本で読み、想像を膨らませていた地。その地に降り立ち、何も語らぬ壁画やレリーフと無言でありながらも密な対話を交わす。

    Bcheeseさんが書かれた「過去との対話は、内なる自分の、もしかしたら過去の自分との対話であるかもしれません」というフレーズ。
    その通りですね。
    壁画の壁の向こうには過去の自分、そして未来の自分がいて、壁画の持つ太古の力で無意識下での対話をしていたのかもしれません。

    昨年の冬に訪れたボリビア・ウユニ塩湖でも、見渡す限り誰もいない鏡面の世界の中で、不思議な感覚を覚えました。
    誰もいないのに、誰かが自分を見ている感じ。(オカルト的ではないですよ!)
    私を見ていたのは、塩湖の塩水が作る鏡面に写し出された左右が反転した私自身。
    風が吹くと、鏡面が揺れその姿が消え、そしてまた現れ現実の私に微笑みかける。
    彼女は、私に何かを語りかけたそうな顔…。

    とても不思議で心が落ち着く経験でした。

    私も、まだまだ色々な旅(一人旅であれ、家族旅であれ)をして、心満たされる経験をしたいです。 

    そのためにも、お互いお仕事がんばりましょうね!
  • aoitomoさん 2013/04/11 09:07:25
    エジプト革命
    ウェンディさん おはようございます〜

    2010年末3月にエジプト旅行を予定していましたが2011年1月より始まったエジプト革命の治安悪化で行けなくなりました。
    その結果エジプト旅行が、九州旅行に変わりました。
    翌年2012年ピラミッドはあきらめて砂漠が見たいが治安のいいところということで、ドバイへ行きました。

    エジプトは結構食あたり・水あたり・感染性胃腸炎など頻発するので健康管理は大変ですよね。

    プールの水も飲み水も氷も生野菜も注意しないとダメですからね・・
    お子様大変でしたね。しかし薬も速く効いてよかったですね。
    日本では抗生物質の内服薬が簡単に購入できませんから感染性胃腸炎になると医者から投与を受けるしかないんですよね。

    高級ホテルのあてにならないセイフティーボックスもよく話を聞きますが、どんどんコメント書くのが正解だと思います。
    同じことは繰り返し起っていると思いますから。

    普通、ばれないように1枚だけ抜き取るとか目立たないようなレベルで抜いたりするのですが、5万以上とは暴挙に出ましたね。
    こういう盗難は従業員たちもグルだったりして絶対に検挙されませんから。

    ラクダの後からチップ請求もイラッとしちゃいました。

    しかし、すばらしいエジプトをのびのびと体験している様子が旅行記から伝わってきます。
    エジプトは観光が重要な国を潤す糧でもありますから、治安と衛生面をよくしていってほしいと思ってます。

    すばらしい旅行記と貴重なコメントありがとうございます。

    aoitomo

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/11 19:57:53
    Re:エジプト革命
    aoitomoさん こんばんは。

    エジプト旅行記見ていただいて、ありがとうございます。

    2007年に訪れたエジプト、色々トラブルはありましたが、転んでもただでは起きないウェンディですので、楽しめる範囲で十分楽しんできました。
    私的には、一人で再訪した夕方の誰もいないアブシンベル神殿で、壁画の前に座り込み、古代のファラオと無言の対話をした2時間が一番印象に残っています。

    エジプトから帰国後、ホテルのセキュリティボックスからの現金盗難については、早々に口コミとしてアップできましたが、旅行記は筆が進みませんでした。
    エジプトに行く前は、憧れの地。でも、現地で色々話を聞くと、憧れの地でも様々なダークな面があることを教えてもらいました。

    楽しい思い出だけを旅行記としてアップすることも可能だったのですが、なんだかそれも嘘をつくようで出来ず、気が付いたらあれから6年がたっていました。

    でも、最近、他の方の旅行記を読み、あのときの彼の言葉をそのまま伝えれば、旅行記を読んで下さる方にも私の思いが伝わるかも。と考え始め、書き出したらノンストップ。2日間で書き上げました。

    エジプトの庶民の想いが、彼らの政治に直結するのかどうかはまだ未知数ですが、彼らが以前の様に安心して旅行者を迎えられるよう、旅行記の形で応援したいです。

    ウェンディ

    aoitomo

    aoitomoさん からの返信 2013/04/11 20:32:54
    RE: Re:エジプト革命
    ウェンディさん

    > 私的には、一人で再訪した夕方の誰もいないアブシンベル神殿で、壁画の前に座り込み、古代のファラオと無言の対話をした2時間が一番印象に残っています。

    ツアーでは、集団だったりするので、こんな経験はなかなか出来ませんね。
    しかし、一人というのは危険では?

    ホテルの従業員による盗難は、カンボジアの高級ホテルでも例外ではないようです。ですから、赤外線感知作動カメラでも2箇所ぐらい設置しておこうとも思いましたよ。目覚まし時計型ビデオカメラなども販売されてますし。

    ツアーで頻繁に利用されるホテルの方がセキュリティ面だと安全かもしれないと聞いたことがあります。たしかに盗難が度々起るホテルでは旅行会社が使わなくなるでしょうから。

    色々アクシデントも旅行記に書いていただいたほうが、その地に旅行する人にとっては役に立つと思いますよ。
    そういう面では、ウェンディさんの旅行記は色々書いてくれてあるので助かりますし、勉強になります。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2013/04/11 20:55:48
    RE: RE: Re:エジプト革命
    aoitomoさん

    私も一応女性なので、夕方の一人歩きは危険かと思ったのですが、ガイドの青年によれば、アブシンベルの地帯は他の地から孤立しているので、よそ者は観光客位。ここでは、村人皆が顔見知りで皆が観光業で生計を立てている。だから、観光客に被害が及ぶような事件は起きない。カイロやルクソールよりもずっと安心だ。ということでした。
    その言葉を信じ、一人で誰もいないアブシンベルへと再訪しました。

    夕やみ迫るアブシンベル大神殿では、門番のおじいさんも優しかったですし、危険なことが起きるような雰囲気ではなかったです。
    でも、一応防犯ブザーはカバンに付けていました。(でも、鳴らしても、誰も防犯ブザーと認識してくれないかもしれませんね)

    ホテルの盗難事件は、知識としては知ってはいましたが、まさか自分の身に降りかかるとは思っていませんでした。自分は例外なんていうことは、あり得ないのですよね。

    ウェンディ

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