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江戸時代の終焉は1868年。<br />1853年の黒船の来航から僅か15年で、武士により支配されていた世界が消滅しました。<br /><br />文明開化を迎えた日本。<br />鎖国というぬるま湯の中に270年近く浸っていた日本。<br />海外からやってくる新しい情報、技術、言葉…。<br />何もかにもが目新しく知らないことばかりで、人々は全ての事に興味津々。<br /><br />でも、その立場が政府となると舶来の物事に目をまぁるくしてばかりは居られません。<br />政府のお役人さんたちは、外国勢と少しでも対等に渡り合う為には日本の国力を示すものが必要であると考え、1883年に現在の東京の日比谷に海外の建築方式を取り入れた豪華絢爛な社交場【鹿鳴館】を建築しました。<br /><br />鹿鳴館の建築費用は現在の通貨に換算すると5億円以上。<br />白亜の洋館である鹿鳴館は日本の外交の場となりました。<br /><br />しかしながら、海外からのゲストの鹿鳴館に対する評価は散々たるものだったと云われています。<br />その理由は、全てが真似だから。<br />海外の文化を真似して作られた鹿鳴館。<br />当時のお役人さん達は、海外と同じように作ることで対等になろうと考えていた様ですが、海外の方から見ればそれは逆効果で、日本らしさが全くない鹿鳴館は最終的には見向きもされなくなり、建築から4年という短い年月で外交の場と云うその役目を終えました。<br /><br />そして時は移り、1909年。<br />日本政府の手により、その構想に10年という長い年月をかけ、和の要素を取り入れたネオバロック様式の白亜の宮殿が江戸紀州徳川家の屋敷跡に作られました。<br />白亜の宮殿の建築当初の目的は天皇の生活場所である離宮でしたが、後の時代にはオリンピックの事務局会場や国会図書館としても使われ、更に昭和の大改修において、国賓の宿泊施設としても利用できる迎賓館として生まれ変わりました。<br /><br />明治時代初期の鹿鳴館と後期の迎賓館。<br />そのどちらも白亜の邸宅ですが、決定的な違いは迎賓館には日本文化を随所に取り入れた部分。<br />海外の文化の良いところは真似て、さらに日本がもつ七宝文化、漆文化なども取り入れた和洋折衷の白亜の宮殿;迎賓館。<br />さらに、昭和後期には別棟として和風別館まで建築してしまうという力の入れようで、鹿鳴館の屈辱は建築当時の明治の建築家だけではなく100年後の昭和の建築家をも鼓舞したのでしょう。<br /><br />そんな歴史を刻んできた白亜の宮殿、迎賓館(赤坂離宮)へと足を運んできました。

白亜の宮殿【鹿鳴館】と【迎賓館】

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2017/01/21 - 2017/01/21

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ウェンディ

ウェンディさん

江戸時代の終焉は1868年。
1853年の黒船の来航から僅か15年で、武士により支配されていた世界が消滅しました。

文明開化を迎えた日本。
鎖国というぬるま湯の中に270年近く浸っていた日本。
海外からやってくる新しい情報、技術、言葉…。
何もかにもが目新しく知らないことばかりで、人々は全ての事に興味津々。

でも、その立場が政府となると舶来の物事に目をまぁるくしてばかりは居られません。
政府のお役人さんたちは、外国勢と少しでも対等に渡り合う為には日本の国力を示すものが必要であると考え、1883年に現在の東京の日比谷に海外の建築方式を取り入れた豪華絢爛な社交場【鹿鳴館】を建築しました。

鹿鳴館の建築費用は現在の通貨に換算すると5億円以上。
白亜の洋館である鹿鳴館は日本の外交の場となりました。

しかしながら、海外からのゲストの鹿鳴館に対する評価は散々たるものだったと云われています。
その理由は、全てが真似だから。
海外の文化を真似して作られた鹿鳴館。
当時のお役人さん達は、海外と同じように作ることで対等になろうと考えていた様ですが、海外の方から見ればそれは逆効果で、日本らしさが全くない鹿鳴館は最終的には見向きもされなくなり、建築から4年という短い年月で外交の場と云うその役目を終えました。

そして時は移り、1909年。
日本政府の手により、その構想に10年という長い年月をかけ、和の要素を取り入れたネオバロック様式の白亜の宮殿が江戸紀州徳川家の屋敷跡に作られました。
白亜の宮殿の建築当初の目的は天皇の生活場所である離宮でしたが、後の時代にはオリンピックの事務局会場や国会図書館としても使われ、更に昭和の大改修において、国賓の宿泊施設としても利用できる迎賓館として生まれ変わりました。

明治時代初期の鹿鳴館と後期の迎賓館。
そのどちらも白亜の邸宅ですが、決定的な違いは迎賓館には日本文化を随所に取り入れた部分。
海外の文化の良いところは真似て、さらに日本がもつ七宝文化、漆文化なども取り入れた和洋折衷の白亜の宮殿;迎賓館。
さらに、昭和後期には別棟として和風別館まで建築してしまうという力の入れようで、鹿鳴館の屈辱は建築当時の明治の建築家だけではなく100年後の昭和の建築家をも鼓舞したのでしょう。

そんな歴史を刻んできた白亜の宮殿、迎賓館(赤坂離宮)へと足を運んできました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 私鉄 徒歩

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  • 迎賓館赤坂離宮の1年を通しての一般公開が始まったのは2016年。<br />それ以前は1年に10日間の日程で一般公開はあったが、人数制限があり一般庶民には殆ど縁の無かった場所だ。<br /><br />しかし、昨年の通年公開以降は、その門戸が大衆に向かって放たれた。<br /><br />とはいうものの迎賓館の建物内の見学は今でも人数制限のある予約制。<br />更に地方からのバスツアーまで組まれてしまう大人気の迎賓館。<br />通年の一般公開になったからと言って、そんなに簡単に予約が取れる筈はない…と思っていた。<br />

    迎賓館赤坂離宮の1年を通しての一般公開が始まったのは2016年。
    それ以前は1年に10日間の日程で一般公開はあったが、人数制限があり一般庶民には殆ど縁の無かった場所だ。

    しかし、昨年の通年公開以降は、その門戸が大衆に向かって放たれた。

    とはいうものの迎賓館の建物内の見学は今でも人数制限のある予約制。
    更に地方からのバスツアーまで組まれてしまう大人気の迎賓館。
    通年の一般公開になったからと言って、そんなに簡単に予約が取れる筈はない…と思っていた。

    迎賓館赤坂離宮 名所・史跡

    2月ならば、当日でいきなり入場可能☆迎賓館赤坂離宮★夜間特別公開も始まるよ♪ by ウェンディさん
  • それでも、挑戦しなければ幸運は舞い降りては来ないので、狭き門の予約にチャレンジ。<br />予約できるのは内閣府のホームページからで、見学希望日の2か月ほど前になると募集日程が表示される。<br />各日程に対し、募集期間は7日間。<br />参加希望者が募集人数を超えた場合には抽選となる。<br /><br />1月に見学したかった私が申し込みをしたのは11月。<br />申し込みの時点では、当選の結果は分からない。<br />当選した場合は、約1か月後に内閣府からメールで参加証が送られてくる。<br />(落選の場合は、連絡はない)<br /><br />迎賓館赤坂離宮の一般公開 申し込み先↓<br />http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html<br /><br />皆が見に行きたいと思っている人気の募集なだけに、1回目の挑戦では当選は無理なのではないかな…と思いながらも、半分、期待しつつ待った1か月間。<br />12月半ばに手元に届いたメールには、【平成28年度迎賓館赤坂離宮一般公開本館および主庭参観】参加証の送付…のタイトル。<br /><br />どうやら、狭き門を通り抜けたようだ。

    それでも、挑戦しなければ幸運は舞い降りては来ないので、狭き門の予約にチャレンジ。
    予約できるのは内閣府のホームページからで、見学希望日の2か月ほど前になると募集日程が表示される。
    各日程に対し、募集期間は7日間。
    参加希望者が募集人数を超えた場合には抽選となる。

    1月に見学したかった私が申し込みをしたのは11月。
    申し込みの時点では、当選の結果は分からない。
    当選した場合は、約1か月後に内閣府からメールで参加証が送られてくる。
    (落選の場合は、連絡はない)

    迎賓館赤坂離宮の一般公開 申し込み先↓
    http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html

    皆が見に行きたいと思っている人気の募集なだけに、1回目の挑戦では当選は無理なのではないかな…と思いながらも、半分、期待しつつ待った1か月間。
    12月半ばに手元に届いたメールには、【平成28年度迎賓館赤坂離宮一般公開本館および主庭参観】参加証の送付…のタイトル。

    どうやら、狭き門を通り抜けたようだ。

  • そして、当日。<br />ワクワクしながら四谷駅で降り、迎賓館へと向かう。<br />道は途中から、ココは英国の宮殿か・・・と思わせる様な雰囲気に。<br /><br />そして、迎賓館の庭を巻く形で入場希望者が作る列が出来ていた。<br />

    そして、当日。
    ワクワクしながら四谷駅で降り、迎賓館へと向かう。
    道は途中から、ココは英国の宮殿か・・・と思わせる様な雰囲気に。

    そして、迎賓館の庭を巻く形で入場希望者が作る列が出来ていた。

  • 門の前では警備会社のおじ様たちが不審者に対する警備や交通整理をしていたのだが、ここで私が耳にしたのは、えぇ~~と思うような言葉。<br /><br />「本日は、予約券を持たない方も見学できます。<br />予約券をお持ちでない方で見学ご希望の方は、こちらの列にお並び下さい!」<br /><br />土曜日なのに、当日にいきなり入れてしまうの!<br />頑張って予約した私の立場、ないじゃない!<br />

    門の前では警備会社のおじ様たちが不審者に対する警備や交通整理をしていたのだが、ここで私が耳にしたのは、えぇ~~と思うような言葉。

    「本日は、予約券を持たない方も見学できます。
    予約券をお持ちでない方で見学ご希望の方は、こちらの列にお並び下さい!」

    土曜日なのに、当日にいきなり入れてしまうの!
    頑張って予約した私の立場、ないじゃない!

  • 1月は寒いので予約する人も少ないのだろうとは思ってはいた。<br />でも、当日申し込み可の状況とは想像していなかった。 <br /><br />まさか11月の時点で応募数が定員に達しなかったわけではないとは思うのだが、よほど大きな団体のキャンセルが出たのかもしれない。

    1月は寒いので予約する人も少ないのだろうとは思ってはいた。
    でも、当日申し込み可の状況とは想像していなかった。

    まさか11月の時点で応募数が定員に達しなかったわけではないとは思うのだが、よほど大きな団体のキャンセルが出たのかもしれない。

  • セキュリティ・チェックを抜け、参加費の1000円を払って本館の入口へ。<br />私の参加証に書いてあった見学時間は12時から13時。<br />そして、この時の時間は11時半。<br />予定時刻よりも30分も早いのではまだ入れないのかな…と思ったのだが、入り口で入場券のチェックをしているセキュリティの方に確認をすると「どうぞお入りください」の返事。<br /><br />この日は当日入場が可能なほど予約者が少なかった為なのかもしれないが、建物警備の厳しさの割には、なんだか緩い時間管理だ。<br />そして、実を云うと、この日の参加者のセキュリティ・チェックもかなりユルユルだった。<br />インターネットでの抽選申し込みの時点でそこそこ個人情報を書かせる割には、当日のチェックは荷物確認のみで、身分証等による本人確認は行われてはいなかった。<br /><br />さて、この門から先の迎賓館本館の館内は写真撮影は一切禁止。<br />スマホなどの電子機器をカバンから取り出すことさえも禁止されている。<br />だから、この先5枚の写真は入場券引き替え時に頂いたパンフレットからの写真。<br />写真枠にグレーの縁を掛けたモノがパンフレットからの引用写真となる。

    セキュリティ・チェックを抜け、参加費の1000円を払って本館の入口へ。
    私の参加証に書いてあった見学時間は12時から13時。
    そして、この時の時間は11時半。
    予定時刻よりも30分も早いのではまだ入れないのかな…と思ったのだが、入り口で入場券のチェックをしているセキュリティの方に確認をすると「どうぞお入りください」の返事。

    この日は当日入場が可能なほど予約者が少なかった為なのかもしれないが、建物警備の厳しさの割には、なんだか緩い時間管理だ。
    そして、実を云うと、この日の参加者のセキュリティ・チェックもかなりユルユルだった。
    インターネットでの抽選申し込みの時点でそこそこ個人情報を書かせる割には、当日のチェックは荷物確認のみで、身分証等による本人確認は行われてはいなかった。

    さて、この門から先の迎賓館本館の館内は写真撮影は一切禁止。
    スマホなどの電子機器をカバンから取り出すことさえも禁止されている。
    だから、この先5枚の写真は入場券引き替え時に頂いたパンフレットからの写真。
    写真枠にグレーの縁を掛けたモノがパンフレットからの引用写真となる。

  • 迎賓館の中へと突入すると、まず係員さんから注意を言い渡される。<br />「此処より先は一切の展示物、壁、手すり、カーテン等のすべてに手を触れてはいけません。手を触れても良い場所には表示がしてあります」と。<br /><br />という訳で、迎賓館の館内全てがお触り禁止状態。<br />触ってOKなところなんてあるのだろうか…と思っていたら見学最後の階段の手すりだけは、安全の為、掴まっても構わないと表示があった。<br />この触って良い手すりは職員用階段の手すりなので、もとからかなり年季が入っている状態で、完全に裏方仕様の通路だった。<br /><br />迎賓館に入って最初に入った部屋が彩鸞(さいらん)の間。<br />広間の長辺側の両壁には大きな鏡が掛けられていて、2枚の鏡の効果で天井から吊り下げられたシャンデリアが幾重にも反射して重なり、広間の大きさが何倍にも広くなったかのような錯覚を起こす部屋だ。<br /><br />石膏の白いレリーフの上に金箔をはった豪華絢爛な雰囲気の部屋で、広間の名前の由来となった鸞という想像上の鳥(鳳凰みたいな姿)も鏡の上に金箔で施されていた。<br /><br />この広間でのポイントは、シャンデリアや鏡だけではない。<br />金箔をはられた様々なモチーフが面白い。<br />基本は、ナポレオンのエジプト遠征の様子をベースに装飾が作られていて、テント、武器、スフィンクス等が描かれている。<br />更に、想像上の動物であるペガサスやグリフォンの姿もあった。<br /><br />以上の装飾だけだと、「なんだ・・・鹿鳴館みたいな西洋かぶれのコピペ」というコトになりそうなのだが、そんな西洋装飾の中に日本の鎧兜(よろいかぶと)や鸞のモチーフがそっと隠されている。<br /><br />こんな装飾に関する小話はパンフレットには書いては無く、ボランティアの説明員のおばさんから教えてもらった話。<br />ボランティアの方は、さすがに好きでやっているだけあって、知識が豊富でその話し方も上手だ。

    迎賓館の中へと突入すると、まず係員さんから注意を言い渡される。
    「此処より先は一切の展示物、壁、手すり、カーテン等のすべてに手を触れてはいけません。手を触れても良い場所には表示がしてあります」と。

    という訳で、迎賓館の館内全てがお触り禁止状態。
    触ってOKなところなんてあるのだろうか…と思っていたら見学最後の階段の手すりだけは、安全の為、掴まっても構わないと表示があった。
    この触って良い手すりは職員用階段の手すりなので、もとからかなり年季が入っている状態で、完全に裏方仕様の通路だった。

    迎賓館に入って最初に入った部屋が彩鸞(さいらん)の間。
    広間の長辺側の両壁には大きな鏡が掛けられていて、2枚の鏡の効果で天井から吊り下げられたシャンデリアが幾重にも反射して重なり、広間の大きさが何倍にも広くなったかのような錯覚を起こす部屋だ。

    石膏の白いレリーフの上に金箔をはった豪華絢爛な雰囲気の部屋で、広間の名前の由来となった鸞という想像上の鳥(鳳凰みたいな姿)も鏡の上に金箔で施されていた。

    この広間でのポイントは、シャンデリアや鏡だけではない。
    金箔をはられた様々なモチーフが面白い。
    基本は、ナポレオンのエジプト遠征の様子をベースに装飾が作られていて、テント、武器、スフィンクス等が描かれている。
    更に、想像上の動物であるペガサスやグリフォンの姿もあった。

    以上の装飾だけだと、「なんだ・・・鹿鳴館みたいな西洋かぶれのコピペ」というコトになりそうなのだが、そんな西洋装飾の中に日本の鎧兜(よろいかぶと)や鸞のモチーフがそっと隠されている。

    こんな装飾に関する小話はパンフレットには書いては無く、ボランティアの説明員のおばさんから教えてもらった話。
    ボランティアの方は、さすがに好きでやっているだけあって、知識が豊富でその話し方も上手だ。

  • 続いての部屋は、花鳥の間。<br />分かりやすく言うと、外交時の食堂;晩餐会場になる。<br /><br />部屋全体が木目調の重厚な雰囲気で作られていて、木曽産のシオジ材という高級な木材が使われている。<br />天井画や壁絵に描かれているのは全て食材となる動植物で、壁に掛けられた30枚の楕円形の額の中には日本が誇る伝統の焼き物である七宝焼きの絵が嵌め込まれている。<br /><br />メチャクチャ豪華絢爛に見えるこの部屋だが、実は東京オリンピックの時はこの部屋がその事務局として使われていたというコト。<br />部屋の中には事務机が持ち込まれ、電話線が床を蛇のように這う頭上に1トンものシャンデリアが瞬くというかなり奇妙な景色が見られたらしい。<br />

    続いての部屋は、花鳥の間。
    分かりやすく言うと、外交時の食堂;晩餐会場になる。

    部屋全体が木目調の重厚な雰囲気で作られていて、木曽産のシオジ材という高級な木材が使われている。
    天井画や壁絵に描かれているのは全て食材となる動植物で、壁に掛けられた30枚の楕円形の額の中には日本が誇る伝統の焼き物である七宝焼きの絵が嵌め込まれている。

    メチャクチャ豪華絢爛に見えるこの部屋だが、実は東京オリンピックの時はこの部屋がその事務局として使われていたというコト。
    部屋の中には事務机が持ち込まれ、電話線が床を蛇のように這う頭上に1トンものシャンデリアが瞬くというかなり奇妙な景色が見られたらしい。

  • こちらは羽衣の間。<br />迎賓館内で一番大きな部屋で、見どころはシャンデリア。<br />羽衣の間のシャンデリアは館内で一番豪華なシャンデリアで、7000個のパーツでつくられていて、その1つの重さは800kgとこれもまた天井が抜けそうな程の重さだ。<br /><br />天井絵画には吹き抜けのテラスと青空が描かれて、雨天時のレセプション等の行事に使われることもあるそうだ。<br />

    こちらは羽衣の間。
    迎賓館内で一番大きな部屋で、見どころはシャンデリア。
    羽衣の間のシャンデリアは館内で一番豪華なシャンデリアで、7000個のパーツでつくられていて、その1つの重さは800kgとこれもまた天井が抜けそうな程の重さだ。

    天井絵画には吹き抜けのテラスと青空が描かれて、雨天時のレセプション等の行事に使われることもあるそうだ。

  • キンキラキンの広間は朝日の間。<br />ギリシア神殿を思わせる様な大理石の円柱が装飾柱として建てられていた。<br /><br />首脳会談にも使われるこの部屋のモチーフは和な桜で、西陣織の織物もふんだんに使われている。<br />ただ、部屋の模様は落ち着いた和とは程遠い戦いの様子を表しており、この部屋にも鎧兜の隠しアイテムを見つけてしまった。<br /><br />金泊を施された装飾は綺麗なのだが、天井近くの装飾の金色と部屋の下部の装飾の金色の輝きが若干異なっていた。<br />これは、修復を施した時期が異なるため。<br />金箔と一口にいっても含有する銅などの金属の割合が微妙に異なり、時間の経過と共に含有物の差が色合いとして現れてくるそうだ。<br />

    キンキラキンの広間は朝日の間。
    ギリシア神殿を思わせる様な大理石の円柱が装飾柱として建てられていた。

    首脳会談にも使われるこの部屋のモチーフは和な桜で、西陣織の織物もふんだんに使われている。
    ただ、部屋の模様は落ち着いた和とは程遠い戦いの様子を表しており、この部屋にも鎧兜の隠しアイテムを見つけてしまった。

    金泊を施された装飾は綺麗なのだが、天井近くの装飾の金色と部屋の下部の装飾の金色の輝きが若干異なっていた。
    これは、修復を施した時期が異なるため。
    金箔と一口にいっても含有する銅などの金属の割合が微妙に異なり、時間の経過と共に含有物の差が色合いとして現れてくるそうだ。

  • 迎賓館赤坂離宮の最後の見学場所は、二階の大ホールと中央階段。<br /><br />大ホールは豪華な大理石が並ぶ柱が圧巻で、この部屋だけで何億という価値があるのだろう。<br />そして、中央階段は国賓として迎え入れられたゲストが登ってくる場所だ。<br />天皇も迎賓館で国賓と会う時にはゲストとして、この階段を登るそうだ。<br /><br />迎賓館の本館の見学時間は、各ヶ所でボランティアさんのお話に耳を傾けても1時間半もかからなかった。<br />たった1時間半で1000円の見学料は高い!?と思われる方もいるかもしれないが、これだけの施設を1000円でしかも日本語解説付きで見ることができるのならば安いのではないかな。<br />

    迎賓館赤坂離宮の最後の見学場所は、二階の大ホールと中央階段。

    大ホールは豪華な大理石が並ぶ柱が圧巻で、この部屋だけで何億という価値があるのだろう。
    そして、中央階段は国賓として迎え入れられたゲストが登ってくる場所だ。
    天皇も迎賓館で国賓と会う時にはゲストとして、この階段を登るそうだ。

    迎賓館の本館の見学時間は、各ヶ所でボランティアさんのお話に耳を傾けても1時間半もかからなかった。
    たった1時間半で1000円の見学料は高い!?と思われる方もいるかもしれないが、これだけの施設を1000円でしかも日本語解説付きで見ることができるのならば安いのではないかな。

  • 迎賓館の本館の見学が終わった後は、お庭の散策へ。<br />実は今回の抽選では和風別館(見学料1500円)も同時に申し込んだが、そちらは抽選で外れている。<br /><br />迎賓館の建物はぐるっと1周はできないが、外観の大まかなところは見ることができる。<br />そして、前庭の見学に関しては基本的には無料で予約は必要ない。<br />(前庭も、三脚などの持ち込みは禁止みたいだ)

    迎賓館の本館の見学が終わった後は、お庭の散策へ。
    実は今回の抽選では和風別館(見学料1500円)も同時に申し込んだが、そちらは抽選で外れている。

    迎賓館の建物はぐるっと1周はできないが、外観の大まかなところは見ることができる。
    そして、前庭の見学に関しては基本的には無料で予約は必要ない。
    (前庭も、三脚などの持ち込みは禁止みたいだ)

  • 先ほどまで中を見ていた建物を外から観察する。<br />建物の修復等は必要に応じて行っているのだろうが、明治時代に建築されたとは思えない状態の良さで保存されている気がする。<br /><br />関東大震災や第二次世界大戦での東京空襲等危機的な時代もあったであろうに、此処まで明治の意匠が残されているのは驚きすら感じてしまう。<br /><br /><br />本館建物の緑色のドーム型の屋根が可愛らしかったのだ、私には小さな丸窓がカエルの目に見えてしまい、上を見上げる度に笑いが込み上げてきた。

    先ほどまで中を見ていた建物を外から観察する。
    建物の修復等は必要に応じて行っているのだろうが、明治時代に建築されたとは思えない状態の良さで保存されている気がする。

    関東大震災や第二次世界大戦での東京空襲等危機的な時代もあったであろうに、此処まで明治の意匠が残されているのは驚きすら感じてしまう。


    本館建物の緑色のドーム型の屋根が可愛らしかったのだ、私には小さな丸窓がカエルの目に見えてしまい、上を見上げる度に笑いが込み上げてきた。

  • 建物の裏へでると、ここはホントにウラなのか?と思われる空間。<br />(建物の裏側の庭だが一応、主庭と名前はついている)<br /><br />庭の中央には大きな噴水があり、噴水越しに見る迎賓館の光景もなかなかのもの。 <br />

    イチオシ

    建物の裏へでると、ここはホントにウラなのか?と思われる空間。
    (建物の裏側の庭だが一応、主庭と名前はついている)

    庭の中央には大きな噴水があり、噴水越しに見る迎賓館の光景もなかなかのもの。

  • 噴水の装飾には、さきほど本館の彩鸞の間で見たグリフォンの姿もあった。

    噴水の装飾には、さきほど本館の彩鸞の間で見たグリフォンの姿もあった。

  • 噴水の上の飾りには西洋建築でよく目にするイルカが跳ねる様子が彫り込まれていた。 <br />

    噴水の上の飾りには西洋建築でよく目にするイルカが跳ねる様子が彫り込まれていた。

  • でも、噴水の一番上をよーく眺めると洋風建築にはあり得ない文様:菊の御紋が彫り込まれていた。<br /><br />菊の御紋と言えば連想するのは皇室で、かつて皇室の離宮でもあった館の噴水に菊の紋がデザインされているのは当然なのだが…。<br />その菊のデザインは、皇室の紋とは異なる菊の紋だった。<br /><br />噴水に彫られていた菊は、一重の菊。<br /><br />一方、日本の皇室の紋は16枚の菊の花ビラがデザイン化された菊花十六弁で、更に後ろ側に複弁がある十六八重表菊とされている。<br /><br />(参考までにだが、パスポートに使われている菊の花の絵は複弁のない一重菊だ。)<br /><br />この噴水に使われていた菊の紋は、その花びらの枚数は皇室の紋と同じ16枚だが、複弁のない一重菊。<br />離宮であった建物なのに、使われているのは二重菊ではなくって一重菊のデザイン・・・。<br /><br />なんとなく腑に落ちなかったが、明治時代にこの噴水をデザインした方は、日本を象徴する和のデザインとして和のイメージの強い【菊花】を用いたのかもしれない。

    でも、噴水の一番上をよーく眺めると洋風建築にはあり得ない文様:菊の御紋が彫り込まれていた。

    菊の御紋と言えば連想するのは皇室で、かつて皇室の離宮でもあった館の噴水に菊の紋がデザインされているのは当然なのだが…。
    その菊のデザインは、皇室の紋とは異なる菊の紋だった。

    噴水に彫られていた菊は、一重の菊。

    一方、日本の皇室の紋は16枚の菊の花ビラがデザイン化された菊花十六弁で、更に後ろ側に複弁がある十六八重表菊とされている。

    (参考までにだが、パスポートに使われている菊の花の絵は複弁のない一重菊だ。)

    この噴水に使われていた菊の紋は、その花びらの枚数は皇室の紋と同じ16枚だが、複弁のない一重菊。
    離宮であった建物なのに、使われているのは二重菊ではなくって一重菊のデザイン・・・。

    なんとなく腑に落ちなかったが、明治時代にこの噴水をデザインした方は、日本を象徴する和のデザインとして和のイメージの強い【菊花】を用いたのかもしれない。

  • 洋風な噴水の脇には日本を代表する松の木がその枝を優美に伸ばしていた。<br /><br />こんなところも和様折衷なのかもしれない。<br /><br />

    洋風な噴水の脇には日本を代表する松の木がその枝を優美に伸ばしていた。

    こんなところも和様折衷なのかもしれない。

  • 今度は、建物本館の方へと向かう。

    今度は、建物本館の方へと向かう。

  • 本館の裏側といえどもその建築に手抜きはなく、優美な曲線を描くその建物。

    イチオシ

    本館の裏側といえどもその建築に手抜きはなく、優美な曲線を描くその建物。

  • こちら側が正面玄関だと云われても信じてしまいそうだ。

    こちら側が正面玄関だと云われても信じてしまいそうだ。

  • 破風部分の漆喰彫刻も手が込んでいる。<br /><br />あ! 菊のデザインをまたひとつ発見♪<br />

    破風部分の漆喰彫刻も手が込んでいる。

    あ! 菊のデザインをまたひとつ発見♪

  • 噴水のある庭を堪能した後は建物の正面である正門側へと向かう。<br />表へと出た私は思わず絶句。<br /><br />見事なほどの逆光だった。<br /><br />負け惜しみ風に言えば、順光の場合は建物正面が光の反射で白く光り、装飾の凹凸が分かり難くなり、建物全体がのっぺりとした印象になってしまう。<br />だから、逆光の方が建物を観察するには向いている・・・。

    イチオシ

    噴水のある庭を堪能した後は建物の正面である正門側へと向かう。
    表へと出た私は思わず絶句。

    見事なほどの逆光だった。

    負け惜しみ風に言えば、順光の場合は建物正面が光の反射で白く光り、装飾の凹凸が分かり難くなり、建物全体がのっぺりとした印象になってしまう。
    だから、逆光の方が建物を観察するには向いている・・・。

  • 光の当たる方向・・・コレは全く考えていなかった。<br />(次の機会があるならば、まず午前中に正門側を見ることにしよう)<br /><br />迎賓館の正面入り口。<br />ココにはちょっとしたトリビア的なものがある。<br /><br />それは、正面の建物の真上に鎮座する緑色がかった二つの物体。<br />コレが何かといえば、建物を魔から守る守護神のようなもので、神社で云えば狛犬に当たる装飾だ。<br /><br />その装飾をよく見ると、他ではまず見ることの出来ないデザインをしている。

    光の当たる方向・・・コレは全く考えていなかった。
    (次の機会があるならば、まず午前中に正門側を見ることにしよう)

    迎賓館の正面入り口。
    ココにはちょっとしたトリビア的なものがある。

    それは、正面の建物の真上に鎮座する緑色がかった二つの物体。
    コレが何かといえば、建物を魔から守る守護神のようなもので、神社で云えば狛犬に当たる装飾だ。

    その装飾をよく見ると、他ではまず見ることの出来ないデザインをしている。

  • この写真がその拡大写真。<br />何と狛犬の役割を果たしていたのは、日本の戦国時代の鎧兜。<br />鎧兜が狛犬の代用に使われた理由は、その当時の日本の状態がそんな感じだったから。<br />つまり富国強兵など軍事面での強化を目指していた時期だったからだそうだ。<br /><br />その兜の口元をよく見ると阿吽の形に開かれていて、阿形の兜がこの写真だ。<br /><br />

    この写真がその拡大写真。
    何と狛犬の役割を果たしていたのは、日本の戦国時代の鎧兜。
    鎧兜が狛犬の代用に使われた理由は、その当時の日本の状態がそんな感じだったから。
    つまり富国強兵など軍事面での強化を目指していた時期だったからだそうだ。

    その兜の口元をよく見ると阿吽の形に開かれていて、阿形の兜がこの写真だ。

  • コチラは対になる吽形の兜。<br /><br />この建物上の鎧兜のトリビアは彩鸞の間でボランティア解説をしていたおばさんから教えていただいたこと。<br /><br />建物ばかりに気をとられ、こんな面白いトリビアに気が付いていない観光客も多いのではないかな。

    コチラは対になる吽形の兜。

    この建物上の鎧兜のトリビアは彩鸞の間でボランティア解説をしていたおばさんから教えていただいたこと。

    建物ばかりに気をとられ、こんな面白いトリビアに気が付いていない観光客も多いのではないかな。

  • 屋根の上に居る装飾は鎧兜だけではなく想像上の鳥である鸞の姿もあった。<br />そして、鸞の脇の紋は桐の紋章。<br /><br />さて、桐の紋章が示すもの…<br />それは内閣。<br />つまり、この建物の所有者である内閣府を表している様だ。

    屋根の上に居る装飾は鎧兜だけではなく想像上の鳥である鸞の姿もあった。
    そして、鸞の脇の紋は桐の紋章。

    さて、桐の紋章が示すもの…
    それは内閣。
    つまり、この建物の所有者である内閣府を表している様だ。

  • 視線を下へと落として、正面玄関の入口へ。<br />金細工で飾られたこの入口は国賓専用のゲートで、一般人は決して通ることはない。<br /><br />先程、本館内の2階ホールから眺めた階段下に見えた扉が、このキラキラ扉だろう。<br />

    視線を下へと落として、正面玄関の入口へ。
    金細工で飾られたこの入口は国賓専用のゲートで、一般人は決して通ることはない。

    先程、本館内の2階ホールから眺めた階段下に見えた扉が、このキラキラ扉だろう。

  • 時刻は1時半。<br /><br />写真を撮っている脇で、相棒がお腹すいた~という顔をしてこっちをじっと見るので、そろそろ見学会は終了。<br /><br />こうやって遠景で見ると、西洋の国の宮殿と云われたら通用してしまいそうな感じだ。<br />

    時刻は1時半。

    写真を撮っている脇で、相棒がお腹すいた~という顔をしてこっちをじっと見るので、そろそろ見学会は終了。

    こうやって遠景で見ると、西洋の国の宮殿と云われたら通用してしまいそうな感じだ。

  • 出口へ向かう途中の門の装飾。<br /><br />ココの花の形は今まで見なかったデザインで、アカンサス文様とは異なるマリクレールみたいなデザイン。<br />

    出口へ向かう途中の門の装飾。

    ココの花の形は今まで見なかったデザインで、アカンサス文様とは異なるマリクレールみたいなデザイン。

  • 帰り際にもう一度振り返って・・・迎賓館を眺める。

    帰り際にもう一度振り返って・・・迎賓館を眺める。

  • 正面ゲートの内側から白亜の門を見る。<br /><br />今日の始めに建物の外側から門を眺めた時は、装飾の色も禿げ、かなり傷んだ印象のあった門だったが、その内側の塗装はしっかり補修されていて表裏の様子はかなり異なる。<br /><br />内側からこのゲートだけ見ていたら、バッキンガム宮殿の門と言われても信じてしまうかも。

    正面ゲートの内側から白亜の門を見る。

    今日の始めに建物の外側から門を眺めた時は、装飾の色も禿げ、かなり傷んだ印象のあった門だったが、その内側の塗装はしっかり補修されていて表裏の様子はかなり異なる。

    内側からこのゲートだけ見ていたら、バッキンガム宮殿の門と言われても信じてしまうかも。

  • でも門のその文様にはバッキンガムとは確実に違う部分があり、迎賓館の門にはアカンサス文様の内側に菊花の紋。<br /><br />本館内の見学寺には菊紋にはそれほど注意を払っていなかったので、その花びらの枚数や一重か二重かまでを気にしていなかった。<br />庭の装飾だけでもあちこちでこれだけ菊紋が多用されているならば、迎賓館の本館内にも多く使われていたのだろう。<br /><br />本館内の菊紋が皇室専用紋なのかどうかは気になるところだ。<br />本館内の菊花の観察は次回のお楽しみとしておこう。<br /><br />予想以上に楽しめた迎賓館の見学会はこれで終了なのだが、この日の私たちの行動は迎賓館だけが目的ではなかった。<br />実は、迎賓館へと来る前に立ち寄って来た場所が一つあった。

    イチオシ

    でも門のその文様にはバッキンガムとは確実に違う部分があり、迎賓館の門にはアカンサス文様の内側に菊花の紋。

    本館内の見学寺には菊紋にはそれほど注意を払っていなかったので、その花びらの枚数や一重か二重かまでを気にしていなかった。
    庭の装飾だけでもあちこちでこれだけ菊紋が多用されているならば、迎賓館の本館内にも多く使われていたのだろう。

    本館内の菊紋が皇室専用紋なのかどうかは気になるところだ。
    本館内の菊花の観察は次回のお楽しみとしておこう。

    予想以上に楽しめた迎賓館の見学会はこれで終了なのだが、この日の私たちの行動は迎賓館だけが目的ではなかった。
    実は、迎賓館へと来る前に立ち寄って来た場所が一つあった。

  • それは、上野の近くにある湯島天神(湯島天満宮)。<br />湯島天神と言えば菅原道真公を祀っている場所で、学問の神様として受験シーズンは大人気の場所だ。<br /><br />女坂を上り、天神様へと向かう。<br /><br />

    それは、上野の近くにある湯島天神(湯島天満宮)。
    湯島天神と言えば菅原道真公を祀っている場所で、学問の神様として受験シーズンは大人気の場所だ。

    女坂を上り、天神様へと向かう。

    湯島天満宮 寺・神社・教会

    牛さんを撫でて、合格祈願なるか? by ウェンディさん
  • 天神様では梅の花がほころび始め、ふわりと甘い香りが漂っていた。

    イチオシ

    天神様では梅の花がほころび始め、ふわりと甘い香りが漂っていた。

  • 私と相棒が此処へと来た理由は、合格祈願。<br />我が家には受験生がいて、今は一緒に学んできた友人たちと共に高校生活の集大成である最後の追い込みへと入っている。<br /><br />基本、運は自分で掴み取るモノと考える私だが、こんな時は神様の力を少しだけ頼りにしてみる。<br />

    私と相棒が此処へと来た理由は、合格祈願。
    我が家には受験生がいて、今は一緒に学んできた友人たちと共に高校生活の集大成である最後の追い込みへと入っている。

    基本、運は自分で掴み取るモノと考える私だが、こんな時は神様の力を少しだけ頼りにしてみる。

  • 境内は、受験生本人と思われる学生やその親御さんたちで朝の10時から大賑わい。<br /><br />合格祈願の祝詞をあげてもらっている方も多かった。<br /><br />

    境内は、受験生本人と思われる学生やその親御さんたちで朝の10時から大賑わい。

    合格祈願の祝詞をあげてもらっている方も多かった。

  • 手水舎の横には撫で牛と言われる牛の姿。<br />撫で牛は調子の悪いところを撫でると、その部分が健康になると云われている。<br /><br />やっぱり、今回のケースでは撫でるべきは頭かな…。<br />とりあえず頭を撫でてきたが、本人ではないので御利益があるのかどうかは未知数だ。<br />

    手水舎の横には撫で牛と言われる牛の姿。
    撫で牛は調子の悪いところを撫でると、その部分が健康になると云われている。

    やっぱり、今回のケースでは撫でるべきは頭かな…。
    とりあえず頭を撫でてきたが、本人ではないので御利益があるのかどうかは未知数だ。

  • 湯島天神の有名な梅園では咲き始めの木々も有り、枝垂れ梅などは3分咲位まで花開いていた。

    湯島天神の有名な梅園では咲き始めの木々も有り、枝垂れ梅などは3分咲位まで花開いていた。

    湯島天満宮 寺・神社・教会

    牛さんを撫でて、合格祈願なるか? by ウェンディさん
  • 娘だけではなく、今、頑張っている受験生みんなにとって、努力をしたその結果が蕾となり春には花を咲かせ、そして大学で大きな実となり、その後の人生に役立つことを・・・切に祈っている。<br /><br />

    娘だけではなく、今、頑張っている受験生みんなにとって、努力をしたその結果が蕾となり春には花を咲かせ、そして大学で大きな実となり、その後の人生に役立つことを・・・切に祈っている。

  • 旅行記の最後に迎賓館赤坂御所の一般公開に関する情報を載せておく。<br /><br />予約受付日程:約2か月前に公開<br />予約方法:内閣府のホームページのみから<br />     迎賓館赤坂離宮の一般公開 申し込み先↓<br />     http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html<br />本館の見学代金:1000円(当日に現金支払)<br />見学時の注意事項:館内では写真撮影、スマホ等の電子機器は一切使用禁止。鞄の中から電話を取り出すことも禁止。<br />お勧めの見学時間:正面側は、午前中がお勧め。午後は逆光となる。<br />         庭側は午後がお勧め。噴水越に見える迎賓館の建物が美しい。<br />最新ネタ:2017/2/28までは予約なしでも見学可能。<br />     2017/2/13及び2017/2/14、2017/4/28から2017/5/7は夜間公開を実施。<br />     ↑これはライトアップとかも期待できるので、面白そう♪<br />     2017/2/2から2017/2/14まで、朝日の間の改修に伴う特別公開実施。<br />     朝日の間は、特別公開後は改修のため2年間閉鎖。

    旅行記の最後に迎賓館赤坂御所の一般公開に関する情報を載せておく。

    予約受付日程:約2か月前に公開
    予約方法:内閣府のホームページのみから
         迎賓館赤坂離宮の一般公開 申し込み先↓
         http://www8.cao.go.jp/geihinkan/koukai.html
    本館の見学代金:1000円(当日に現金支払)
    見学時の注意事項:館内では写真撮影、スマホ等の電子機器は一切使用禁止。鞄の中から電話を取り出すことも禁止。
    お勧めの見学時間:正面側は、午前中がお勧め。午後は逆光となる。
             庭側は午後がお勧め。噴水越に見える迎賓館の建物が美しい。
    最新ネタ:2017/2/28までは予約なしでも見学可能。
         2017/2/13及び2017/2/14、2017/4/28から2017/5/7は夜間公開を実施。
         ↑これはライトアップとかも期待できるので、面白そう♪
         2017/2/2から2017/2/14まで、朝日の間の改修に伴う特別公開実施。
         朝日の間は、特別公開後は改修のため2年間閉鎖。

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この旅行記へのコメント (7)

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  • のんき茂野さん 2017/02/23 17:36:28
    こんにちは〜
    赤坂迎賓館・・・内部を観ることができるとは
    全く知りませんでした。

    現役の迎賓館と言うことは
    外国からの貴賓が御利用になるのでしょう?
    日本ほど治安が守られている国も珍しいでしょうね〜

    恐ろしいほどの絢爛豪華・・・日光東照宮も
    かなわない豪華さ!
    のんき茂野なんぞ、かえって落ち着かず気疲れして
    食事も喉を通らないと思います。

    隣の敷地にでも官営のレストランをつくって、
    毎月か3ケ月ごとにでも、
    実際のお客様に提供したメニューの一部でも
    提供したら人気が倍増するでしょうに・・・

    国賓の宮中晩餐会のメニューも食べてみたい!

    食中毒の危険性もあるから・・・しないでしょうね〜
    メニューを下げ渡し、ミシュランではありませんが
    宮内庁3つ星以上獲得すると、最高5品目が提供できるとか・・・?

    以前、当地では有名な議員で大臣経験もある方の
    奥様と親しく接する機会があり、
    晩餐会の食事についてお尋ねすると
    殆どの方が召しあがらないとか・・・?もったいない・・・

    外国の方は食べられるとおもいますが、
    大臣は接待があるのでしょうかねぇ〜?

    菊のご紋章いりの盃はお持ち帰りになるとか・・・
    現役の頃に恩賜の煙草を頂いたことがありますが、
    好みの味ではありませでした〜

    まぁ〜菊のご紋章が印刷されているだけで・・・・
    現在は喫煙には厳しい時代、宮内庁は未だ煙草なのでしょうか?

    貴重な情報ありがとうございました。
    ささやかなお礼画像です

    http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/47/60/00/src_47600079.jpg?1487838637

          雨天で春を思わせる気温で幕開けした播州より  のんき茂野



    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2017/02/26 01:06:54
    RE: こんにちは〜
    のんき茂野さん こんばんは。

    素敵にアレンジされた迎賓館の写真をありがとうございます。
    正門の門扉の背景には、まるでベルサイユか英国の王室離宮を思わせる白亜の邸宅。
    その前には高級そうな黒い車(リムジンかしら)と執事姿ののんき茂野さん。
    誰をお迎えにいらしたのでしょうか。

    宮中晩さん会の時のお食事って、皆さん召し上がらないのですか!?
    一般庶民のご家庭ではまず出てこない最高級品の食材を用いて作られたお料理を食べずに終わってしまうなんて、もったいない!
    出された物は残さず食べるというコトを幼少の頃に教えられているはずなのですが、宮中とはその教えさえ守ることも許されない怖い場所なのですね。

    今回の迎賓館の見学では限られた部屋しか見ていませんが、その途中の廊下で天皇しか乗ることのできない金箔の扉のつけられたエレベーターとか、明らかに賓客が宿泊するであろう部屋の脇を通りました。
    晩餐会場や謁見の場だけではなく客室なども見せてくれたら、もっと面白いと思いますが、夏場だけの数日間公開から1年を通しての通年公開となっただけでも、大きな進歩かもしれません。
    英国でもウィンザー城などは女王が不在時には見学ルートのみ見学可能ですので、日本も今まで入れなかった施設が、そんな風に見られるようになると良いですね。

    ウェンディ

    のんき茂野

    のんき茂野さん からの返信 2017/02/26 10:14:53
    RE: RE: こんにちは〜
    おはようございます〜

    今朝の播磨地方は晴天の冷え込みが厳しさをとりもどした
    幕開けでした。
    寒さ嫌いの、おねこさまサービスで5時にファンヒータの
    スイッチをポチします。

    ・・・?タイマ〜をセットしておけば・・・?と
       お想いでしょうが、本来は夜行性のお方たちですので
       毎晩晩餐に引き続き、狩の本能を忘れまいと日夜訓練に
       明け暮れており、

       しかも好奇心旺盛なお方たち、ヒータの前に何を運んできているやら
       わかりません、  ・・・で、

       タイマーONと同時に火災訓練も容易に想像できます。

       おねこさまに、ご奉仕して宮殿が丸焼け・・・あとには?では
       航海先に行けず・・・になってしまいますから、ポチなのでございます!

    > 今回の迎賓館の見学では限られた部屋しか見ていませんが、その途中の廊下で天皇しか乗ることのできない金箔の扉のつけられたエレベーターとか、明らかに賓客が宿泊するであろう部屋の脇を通りました。
    > 晩餐会場や謁見の場だけではなく客室なども見せてくれたら、もっと面白いと思いますが、夏場だけの数日間公開から1年を通しての通年公開となっただけでも、大きな進歩かもしれません。
    > 英国でもウィンザー城などは女王が不在時には見学ルートのみ見学可能ですので、日本も今まで入れなかった施設が、そんな風に見られるようになると良いですね。

    ・・・本当ですよね〜 迎賓館のみならず皇居お茶の間サービスに

       治外法権の各国持ち回りの観光誘致ミッション&アンインポッシブル
       大使館・領事館ランチ&ディナーサービス・・・

       『これで貴女も貴氏も国賓待遇・・・』も希望します。

    ・・・次回アップを楽しみに致しております!
       くさり大好きお嬢様アガッシ〜にも宜しくお伝えください!

               遠き西の空のした播磨の国から  のんき茂野
    >
    > ウェンディ さんへ
    >
  • ひろさん 2017/02/09 21:34:26
    迎賓館に訪れてみたのですね!
    ウェンディさん こんばんは!
    行かれたのですね、迎賓館に。

    迎賓館、私のイメージでは結構事前予約しなくても入れる確率が高いかと・・・
    といいながら、私は見事に前庭しか入れませんでしたが・・。

    迎賓館の中はどうでしたか?
    イメージでは、ヴェルサイユ宮殿に近いかなと思っているのですが
    実際どうだったでしょう?
    ここは、日本に居ながらもヨーロッパの風を感じることができる筈?
    なので、もう一度いつかチャレンジしてみたいところです。

    それにしてもお昼からはあの逆光!
    私もその時間帯に訪れましたが、素晴らしすぎるくらいの逆光ですよね〜
    その中でもきちんとお写真撮られていて、感心しました。

    つい最近行ったばかりなので、色々な視点で旅行記を楽しませてもらいました。

    ひろ

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2017/02/10 00:43:57
    RE: 迎賓館に訪れてみたのですね!
    ひろさん こんばんは。

    迎賓館へと予約をして行ってきました。
    なかなか抽選が当たりにくい、当日入場も会場にかなり早めにいかないと当日枠には入れない等というブログの書き込みを目にしていたので、迎賓館本館の見学チケットは当たりにくいものなのかと思っていましたが、蓋を開けてみれば当日での申し込みでも見学可能という状況で、なぁんだ…という感じでした。
    寒い時期はオフシーズンなので訪れる人も少なめなのかもしれませんね。

    迎賓館の本館内装のイメージは確かにベルサイユっぽいのかもしれませんね。
    本物のベルサイユ宮殿は未踏なので想像上の話となってしまいますが、金と白をベースとした装飾の鸞(さいらん)の間などは確かにフランスチックでした。

    私的には、和を意識し過ぎた装飾に微妙〜かな…と思う部分もありましたが、日本国内であれだけ豪勢にお金をかけた洋風建築は他にはないでしょう。
    そんな中でも、ホールに林立するマーブル模様のコリント様式の柱は圧巻の一言。

    天皇の離宮というだけで明治時代はあれだけのお金が掛けることが出来た(税金が使われた)と思うとまた別の意味でも考えさせられましたが…。

    色んな意味で迎賓館の本館は見る価値があると思います。
    今月と5月には夜間拝観も有るということで、ライトアップされた迎賓館の様子も気になってしまいます。

    迎賓館内のエレベーターはその扉にも金箔が施してあったりと、パンフレットに紹介が無い部分でも興味を引かれる部分が多くありました。
    国賓が宿泊する部屋も見てみたかったのですが、残念ながらそういう部分は見学ルートには入ってはいないみたいです。

    見学ルートが変わった時にでも、また訪れてみたいと思います。

    ウェンディ
  • オカンカンさん 2017/02/08 16:57:40
    迎賓館に行ってきました。
      こんにちは ウェンディさま

    ウェンディさんの旅行記に誘発されて、昨日赤坂迎賓館に行ってきました。
    どうやらメディアにも取り上げられていたのか、平日なのに物凄い人でした。
    金曜まではガラガラでした・・・などと職員の方が拡声器まで使って嫌味たらしく
    教えてくれました(苦笑)

    人だらけでしたが内装は素晴らしい物でした。もう少し人が少なければ細部までよく見られたのですが、朝日の間も見られて良かったです。
    次回は予約して行ってきます。ありがとうございました。
                                  オカンカン

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2017/02/08 22:58:34
    RE: 迎賓館に行ってきました。
    オカンカンさん こんばんは。

    迎賓館、行ってこられたのですね。
    2月は予約なしで見学可能なこと・・・メディアでも取り上げられてしまいましたか。
    梅の花、桜の花、花火、展覧会・・・など、TVニュースで報道されるとあっという間に大混雑になってしまいます。
    私が半月前に行った秩父・宝登山のロウバイ園も前日のニュースで取り上げられたということで、まだ満開を迎えていないのに結構な人出で驚いてしまいました。

    でも、迎賓館に関しては混雑していても行く価値はある場所。
    あの装飾は日本ではかなり珍しいですし、特に朝日の間などは改修で2年間閉鎖となるので、現状の姿を見るならば今しかないですね。(昨日は特別公開中だったので、レアな光景もご覧に成れたのではないでしょうか)

    朝日の間が改修工事中は、朝日の間の代わりに2階ホールの一部分だけではなく1階のホールエントランス部分を見学コースに入れる・・・なんていう噂も。
    外から見ると金色と白のゴージャスな扉の内側、あの空間を建物内から見ることができるのならば、それはそれでもう一回行ってみても良いですよね。

    和風別館もどんななのか気になりますし、私も季節を変えてまた訪れてみたいと思っています。

    ウェンディ

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