マドリード旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2015年の夏旅は私にしては珍しい都市部を巡る旅。<br />スペイン南部?アンダルシア地方?を旅してきました。<br /><br />そして、今回の旅は一人旅ではなく大学の市民講座で肩を並べてスペイン語を学ぶ級友と一緒。<br />スペイン語の学習期間もほぼ等しい私たちの旅。<br />現地では沢山スペイン語の実地訓練が出来るね?♪とワクワクしながらスペインへと旅立ちました。<br /><br />旅立つ前の私たち。<br /><br />旅立つ前の友人と私には、いくつかの葛藤がありました。<br />葛藤…と云うには大げさすぎますが、実は一緒にスペインへと旅立つ友人は飛行機に乗るのも、長時間バスに乗るのも、海外に行くのも初めて…。<br />更に、乗り物…特にバスに酔いやすい体質である…どう見ても旅向きではない体質。<br />移動手段として鉄道網よりバスの便が良い国であるスペイン、特にバス網が発達しているアンダルシア地方は、友人向きとは言えない旅先でした。<br /><br />でも彼女と私には、どうしてもアンダルシアに行きたい、何としてもその地に立ってみたい理由がありました。<br />それは、オープンカレッジでPilar先生から学んだアルハンブラ宮殿の歴史。<br />先生が紹介する美しいアルハンブラの写真の数々とそこに隠された古の物語。<br />もし私たちがPilar先生の授業を受けていなければ、私たちのスペイン語圏への旅は南米になっていたかもしれません。<br />しかし、あの授業を受けてしまった以上、アルハンブラ?アンダルシア地方?以外の選択肢はあり得ませんでした。<br /><br />初海外・初飛行機・初長距離移動な上、バスが苦手な友人の負荷にならぬよう出来るだけ鉄道移動をメインにプランニングをして、どうしても無理な場合のみバスを使う…。<br />友人も酔い止めや様々な薬を病院で処方してもらい、不測の事態に備えての準備は万全。<br /><br />いつもの≪現地に行けば何とかなるさ♪≫という私流のいい加減さが通じない旅でしたが、事前にきっちりと下調べをしたお蔭で、大きなトラブルもなく旅を続けることができました。<br /><br />連日42℃の酷暑のアンダルシア地方を、暑さなんかものともせず、旅の裏ワザを目いっぱい駆使して、安く・安全に旅した【(自称)女子二人旅】の旅行記です♪<br /><br />☆★☆★☆旅程 2015/7/10?2015/7/19☆★☆★☆<br />■7/10 成田発 夜 - EK便-<br />■7/11 ドバイ着 - 乗換4時間(EK便) - マドリード着 昼,  コルドバ迄レンフェ移動, コルドバ観光<br />■7/12 コルドバ観光 グラナダ迄バス移動,  グラナダ観光<br />□7/13 グラナダ観光<br />□7/14 グラナダ観光,  ロンダ迄バス&amp;レンフェ移動,  ロンダ観光<br />□7/15 ロンダ観光,  白い村迄バス移動,  白い村(サアラ・デ・ラ・シエラ)観光<br />□7/16 白い村(サアラ・デ・ラ・シエラ)観光,  ロンダ迄バス移動, マドリード迄レンフェ移動<br />□7/17 マドリードからセゴビアへレンフェで日帰り旅<br />□7/18 マドリード街歩き,  マドリード発 午後 - EK便-<br />□7/19 ドバイ着 - 乗換2時間(EK便) - 成田着 夜<br /><br />☆★☆★☆初・初・初の女子二人旅 旅行記☆★☆★☆<br />【1】灼熱のフライパンを歩く/旅の始まりは42℃の洗礼:<br />http://4travel.jp/travelogue/11034201<br />【2】メスキータとアルカサル/コロンブスの発見は何をもたらしたのか?<br />http://4travel.jp/travelogue/11037016<br />【3】真夏が見せた蜃気楼/礼拝堂で見たものは…?:<br />http://4travel.jp/travelogue/11046902<br />【4】時に浮かぶ幻想宮殿 Alhambra :<br />http://4travel.jp/travelogue/11062297<br />【5】魔法の門が崩れる瞬/グラナダの熱い夜:<br />http://4travel.jp/travelogue/11069115<br />【6】チュロスとホットチョコで始まるグラナダの朝:<br />http://4travel.jp/travelogue/11076609<br />【7】≪特命指令≫ シロキ マチ ヲ コウリャク セヨ: <br />http://4travel.jp/travelogue/11079496<br />【8】行ってみたい白い村 Zahara de la Sierra<br />http://4travel.jp/travelogue/11102653<br />【9】孤高の砦へダンジョン探検<br />http://4travel.jp/travelogue/11203550<br />【10】ガイドブックにはないセゴビア<br />http://4travel.jp/travelogue/11253212<br />【11】怒りと抗議の魂≪ゲルニカ≫<br />http://4travel.jp/travelogue/11254478

灼熱のフライパン☆スペイン・アンダルシアへ♪ 此処はカイロかアスワンか !?初体験☆てんこ盛り【女子二人旅-1(コルドバ & マドリード)】

163いいね!

2015/07/10 - 2015/07/19

17位(同エリア2816件中)

旅行記グループ Active♡ 女子旅

16

51

ウェンディ

ウェンディさん

2015年の夏旅は私にしては珍しい都市部を巡る旅。
スペイン南部?アンダルシア地方?を旅してきました。

そして、今回の旅は一人旅ではなく大学の市民講座で肩を並べてスペイン語を学ぶ級友と一緒。
スペイン語の学習期間もほぼ等しい私たちの旅。
現地では沢山スペイン語の実地訓練が出来るね?♪とワクワクしながらスペインへと旅立ちました。

旅立つ前の私たち。

旅立つ前の友人と私には、いくつかの葛藤がありました。
葛藤…と云うには大げさすぎますが、実は一緒にスペインへと旅立つ友人は飛行機に乗るのも、長時間バスに乗るのも、海外に行くのも初めて…。
更に、乗り物…特にバスに酔いやすい体質である…どう見ても旅向きではない体質。
移動手段として鉄道網よりバスの便が良い国であるスペイン、特にバス網が発達しているアンダルシア地方は、友人向きとは言えない旅先でした。

でも彼女と私には、どうしてもアンダルシアに行きたい、何としてもその地に立ってみたい理由がありました。
それは、オープンカレッジでPilar先生から学んだアルハンブラ宮殿の歴史。
先生が紹介する美しいアルハンブラの写真の数々とそこに隠された古の物語。
もし私たちがPilar先生の授業を受けていなければ、私たちのスペイン語圏への旅は南米になっていたかもしれません。
しかし、あの授業を受けてしまった以上、アルハンブラ?アンダルシア地方?以外の選択肢はあり得ませんでした。

初海外・初飛行機・初長距離移動な上、バスが苦手な友人の負荷にならぬよう出来るだけ鉄道移動をメインにプランニングをして、どうしても無理な場合のみバスを使う…。
友人も酔い止めや様々な薬を病院で処方してもらい、不測の事態に備えての準備は万全。

いつもの≪現地に行けば何とかなるさ♪≫という私流のいい加減さが通じない旅でしたが、事前にきっちりと下調べをしたお蔭で、大きなトラブルもなく旅を続けることができました。

連日42℃の酷暑のアンダルシア地方を、暑さなんかものともせず、旅の裏ワザを目いっぱい駆使して、安く・安全に旅した【(自称)女子二人旅】の旅行記です♪

☆★☆★☆旅程 2015/7/10?2015/7/19☆★☆★☆
■7/10 成田発 夜 - EK便-
■7/11 ドバイ着 - 乗換4時間(EK便) - マドリード着 昼, コルドバ迄レンフェ移動, コルドバ観光
■7/12 コルドバ観光 グラナダ迄バス移動, グラナダ観光
□7/13 グラナダ観光
□7/14 グラナダ観光, ロンダ迄バス&レンフェ移動, ロンダ観光
□7/15 ロンダ観光, 白い村迄バス移動, 白い村(サアラ・デ・ラ・シエラ)観光
□7/16 白い村(サアラ・デ・ラ・シエラ)観光, ロンダ迄バス移動, マドリード迄レンフェ移動
□7/17 マドリードからセゴビアへレンフェで日帰り旅
□7/18 マドリード街歩き, マドリード発 午後 - EK便-
□7/19 ドバイ着 - 乗換2時間(EK便) - 成田着 夜

☆★☆★☆初・初・初の女子二人旅 旅行記☆★☆★☆
【1】灼熱のフライパンを歩く/旅の始まりは42℃の洗礼:
http://4travel.jp/travelogue/11034201
【2】メスキータとアルカサル/コロンブスの発見は何をもたらしたのか?
http://4travel.jp/travelogue/11037016
【3】真夏が見せた蜃気楼/礼拝堂で見たものは…?:
http://4travel.jp/travelogue/11046902
【4】時に浮かぶ幻想宮殿 Alhambra :
http://4travel.jp/travelogue/11062297
【5】魔法の門が崩れる瞬/グラナダの熱い夜:
http://4travel.jp/travelogue/11069115
【6】チュロスとホットチョコで始まるグラナダの朝:
http://4travel.jp/travelogue/11076609
【7】≪特命指令≫ シロキ マチ ヲ コウリャク セヨ: 
http://4travel.jp/travelogue/11079496
【8】行ってみたい白い村 Zahara de la Sierra
http://4travel.jp/travelogue/11102653
【9】孤高の砦へダンジョン探検
http://4travel.jp/travelogue/11203550
【10】ガイドブックにはないセゴビア
http://4travel.jp/travelogue/11253212
【11】怒りと抗議の魂≪ゲルニカ≫
http://4travel.jp/travelogue/11254478

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
交通
4.5
同行者
友人
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
航空会社
エミレーツ航空
旅行の手配内容
個別手配
  • スペイン旅の準備は、航空券の確保から。<br />スペインは欧州にしては珍しく、日本からの直行便がない国。<br />以前はイベリア航空がスペイン−日本線を持っていたのだが、今は無く、必ず第三国を経由しなければ辿り着けない国だ。<br /><br />日本から行く場合の選択肢は欧州経由便と中東経由便が主なルートで、夏休みシーズンに限ってだが、欧州経由便(除:アエロフロート)が圧倒的に高値となる。<br />【参考までに:売り出し時期の9月初旬時点で欧州線は¥15万〜、中東線は¥11万〜】<br /><br />(写真:今回の旅の一番の目的地;アルハンブラ宮殿を眺める高台のレストランにて)

    スペイン旅の準備は、航空券の確保から。
    スペインは欧州にしては珍しく、日本からの直行便がない国。
    以前はイベリア航空がスペイン−日本線を持っていたのだが、今は無く、必ず第三国を経由しなければ辿り着けない国だ。

    日本から行く場合の選択肢は欧州経由便と中東経由便が主なルートで、夏休みシーズンに限ってだが、欧州経由便(除:アエロフロート)が圧倒的に高値となる。
    【参考までに:売り出し時期の9月初旬時点で欧州線は¥15万〜、中東線は¥11万〜】

    (写真:今回の旅の一番の目的地;アルハンブラ宮殿を眺める高台のレストランにて)

    アルハンブラ宮殿 城・宮殿

  • 故に、私たちの選択肢は中東経由便のみ。<br />そして、スペインのアンダルシア地方のみが旅のターゲットの場合は、マラガへの便を持つトルコ航空が便利な路線だ。<br />ただ、トルコ航空利用の場合は、イスタンブールで10時間以上滞在するトランジットが必要となり(逆に言えば、イスタンブールを観光できるチャンスでもあるのだが…)、初海外の友人には厳しかろう…とのことで、トルコ航空案は却下となった。<br /><br />そこで、私たちが選んだ航空会社はエミレーツ航空。<br />以前は日本には就航していなかったエミレーツだが、この10年の間に、関空、成田…とその翼を広げ、今は中東経由・欧州便の主力路線となっている。

    故に、私たちの選択肢は中東経由便のみ。
    そして、スペインのアンダルシア地方のみが旅のターゲットの場合は、マラガへの便を持つトルコ航空が便利な路線だ。
    ただ、トルコ航空利用の場合は、イスタンブールで10時間以上滞在するトランジットが必要となり(逆に言えば、イスタンブールを観光できるチャンスでもあるのだが…)、初海外の友人には厳しかろう…とのことで、トルコ航空案は却下となった。

    そこで、私たちが選んだ航空会社はエミレーツ航空。
    以前は日本には就航していなかったエミレーツだが、この10年の間に、関空、成田…とその翼を広げ、今は中東経由・欧州便の主力路線となっている。

  • ドバイまで約10時間、ドバイからマドリードまで約8時間の空旅。<br />機内サービスも悪くなく、食事も北米線に比べたら圧倒的に美味しい味だ。<br />そしてCAの接客態度も悪くはない。<br />最近、中東路線を何回か利用しているが、南米に行くのに北米線ではなく中東経由で行く旅人が増えている理由も分かる気がする。<br /><br />ドバイでの4時間のトランジットを経て、スペインのマドリードのバラハス空港に到着したのは、日本を出発して22時間後の現地時間のお昼すぎ。<br />ヨーロッパへの旅としてはかなりのロングフライトとなった。<br /><br />(写真:ドバイ空港のトランジット・エリア内:<br />ドバイの空港内にはヤシの木が植えられていて、金を取り扱う店も多い。さすが、原油の産出国…。他の中東の国よりもその豪華さは一段と上を行く)

    ドバイまで約10時間、ドバイからマドリードまで約8時間の空旅。
    機内サービスも悪くなく、食事も北米線に比べたら圧倒的に美味しい味だ。
    そしてCAの接客態度も悪くはない。
    最近、中東路線を何回か利用しているが、南米に行くのに北米線ではなく中東経由で行く旅人が増えている理由も分かる気がする。

    ドバイでの4時間のトランジットを経て、スペインのマドリードのバラハス空港に到着したのは、日本を出発して22時間後の現地時間のお昼すぎ。
    ヨーロッパへの旅としてはかなりのロングフライトとなった。

    (写真:ドバイ空港のトランジット・エリア内:
    ドバイの空港内にはヤシの木が植えられていて、金を取り扱う店も多い。さすが、原油の産出国…。他の中東の国よりもその豪華さは一段と上を行く)

    ドバイ国際空港 (DXB) 空港

  • スペイン初日の私たちの最終目的地は、飛行機の到着地であるマドリードではなく、マドリードから更に南下したコルドバ。<br />スペインに足を踏み入れた早々に、コルドバまでの長距離移動が私たちを待ち受けていた。<br /><br />まずは到着空港であるバラハス空港からマドリードの中心駅であるアトーチャ駅へと移動する。<br />アトーチャ駅は大きな駅でスペイン各地への長距離列車のターミナル駅でもあり、ここからコルドバまでスペイン国鉄のAVEを使って向かう。<br /><br />バラハス空港からアトーチャ駅への移動には、空港バスと鉄道利用の二つの方法があるが、当日移動のレンフェの長距離切符を持っている場合のお勧めは、列車移動。<br />長距離列車の切符には裏ワザがあり、当日の移動に使う近郊線(セルカニアス)の運賃が無料となる特典がついてくる。<br />ただし、長距離列車の切符を持っているだけでは無料にはならず、セルカニアスの切符販売機で長距離列車のバーコードをスキャンさせて、無料切符を手に入れる必要があるので、それがひと手間とはなるが、利用しないという手はない。<br />

    スペイン初日の私たちの最終目的地は、飛行機の到着地であるマドリードではなく、マドリードから更に南下したコルドバ。
    スペインに足を踏み入れた早々に、コルドバまでの長距離移動が私たちを待ち受けていた。

    まずは到着空港であるバラハス空港からマドリードの中心駅であるアトーチャ駅へと移動する。
    アトーチャ駅は大きな駅でスペイン各地への長距離列車のターミナル駅でもあり、ここからコルドバまでスペイン国鉄のAVEを使って向かう。

    バラハス空港からアトーチャ駅への移動には、空港バスと鉄道利用の二つの方法があるが、当日移動のレンフェの長距離切符を持っている場合のお勧めは、列車移動。
    長距離列車の切符には裏ワザがあり、当日の移動に使う近郊線(セルカニアス)の運賃が無料となる特典がついてくる。
    ただし、長距離列車の切符を持っているだけでは無料にはならず、セルカニアスの切符販売機で長距離列車のバーコードをスキャンさせて、無料切符を手に入れる必要があるので、それがひと手間とはなるが、利用しないという手はない。

  • アトーチャ駅からコルドバ駅までのAVEは18時台の列車を事前にネット予約をしていた。<br /><br />スペインへの飛行機の到着は14時頃なので、普通で行けば2時間でマドリードのアトーチャ駅へと行く事が出来、16時台のAVEに乗ることも可能だ。<br />しかし、ドバイからの飛行機が1時間でも遅延すると16時台のAVEには間に合わなくなり、その切符は紙屑と化してしまう。<br />だから、時間的に十分な余裕をとり、到着後3時間以上先の18時のAVEの切符を購入した。<br /><br />でも、予想に反して、スペインの入国審査にかかった時間は30分程度と短く、空港からアトーチャ駅への移動時間も30分(空港〜アトーチャまでの近郊線は2本/1時間運行)だったので、結果から見れば16時台のAVEに乗ることも可能な状況だった。<br /><br />そして、マドリードの中心駅であるアトーチャ駅で、2時間近い列車の待ち時間が出来てしまった。<br /><br />(写真:日本から予約したレンフェのチケットのプリントアウト<br />レンフェのチケットの読み方↓<br />赤○:近郊線セルカニアスが無料となるコード番号<br />緑○:車両番号と座席番号<br />黄□:Salida→出発駅、Llegada→到着駅<br />青□:発車時刻)

    アトーチャ駅からコルドバ駅までのAVEは18時台の列車を事前にネット予約をしていた。

    スペインへの飛行機の到着は14時頃なので、普通で行けば2時間でマドリードのアトーチャ駅へと行く事が出来、16時台のAVEに乗ることも可能だ。
    しかし、ドバイからの飛行機が1時間でも遅延すると16時台のAVEには間に合わなくなり、その切符は紙屑と化してしまう。
    だから、時間的に十分な余裕をとり、到着後3時間以上先の18時のAVEの切符を購入した。

    でも、予想に反して、スペインの入国審査にかかった時間は30分程度と短く、空港からアトーチャ駅への移動時間も30分(空港〜アトーチャまでの近郊線は2本/1時間運行)だったので、結果から見れば16時台のAVEに乗ることも可能な状況だった。

    そして、マドリードの中心駅であるアトーチャ駅で、2時間近い列車の待ち時間が出来てしまった。

    (写真:日本から予約したレンフェのチケットのプリントアウト
    レンフェのチケットの読み方↓
    赤○:近郊線セルカニアスが無料となるコード番号
    緑○:車両番号と座席番号
    黄□:Salida→出発駅、Llegada→到着駅
    青□:発車時刻)

  • スリも多いというマドリードの街。<br />そんな街のターミナル駅に、大きなスーツケースを抱えて睡眠不足のボ〜とした頭の状態で突っ立っているのは、犯罪者にとっては正に葱を背中に背負った鴨のカモネギ状態で危険な状況であること、この上ない。<br /><br />そんなこともあろうかと、AVEの予約時にちょっとだけ工夫をしておいた。<br />その工夫とは一等車の利用。<br /><br />AVEの切符には一等と二等があり、それぞれがPreferenteとTuristaと呼ばれている。<br />一等の車両は乗り心地もよいシートで路線によっては食事サービスまである特等席で、さらに主要な駅ではAVEラウンジの無料利用が出来る。<br />AVEラウンジには一等以上の切符保持者しか入ることが出来なく、セキュリティーも万全。<br />疲れている体をソファーに預けて一眠りが出来る場所;つまり、疲れ切っている旅人の安全の確保された休憩場所としては最適の場所だ。<br /><br />(写真:マドリードのアトーチャ駅)

    スリも多いというマドリードの街。
    そんな街のターミナル駅に、大きなスーツケースを抱えて睡眠不足のボ〜とした頭の状態で突っ立っているのは、犯罪者にとっては正に葱を背中に背負った鴨のカモネギ状態で危険な状況であること、この上ない。

    そんなこともあろうかと、AVEの予約時にちょっとだけ工夫をしておいた。
    その工夫とは一等車の利用。

    AVEの切符には一等と二等があり、それぞれがPreferenteとTuristaと呼ばれている。
    一等の車両は乗り心地もよいシートで路線によっては食事サービスまである特等席で、さらに主要な駅ではAVEラウンジの無料利用が出来る。
    AVEラウンジには一等以上の切符保持者しか入ることが出来なく、セキュリティーも万全。
    疲れている体をソファーに預けて一眠りが出来る場所;つまり、疲れ切っている旅人の安全の確保された休憩場所としては最適の場所だ。

    (写真:マドリードのアトーチャ駅)

    アトーチャ駅 (地下鉄)

  • 私が日本からネット予約したAVEの座席は一等席で、アトーチャ駅でのラウンジを利用することが出来るクラスだ。<br /><br />飛行機の中から緊張しっぱなしの友人も、ここのラウンジで一休み。<br />ラウンジには無料のジュース・ビール・コーヒーがあり、ちょっとしたお菓子やおつまみも準備されている。<br />アトーチャ駅のAVEラウンジは海外から長時間のフライトを経てさらに移動を必要とする私達には、ほっと落ち着ける場所だった。<br /><br />でも、一等列車とは飛行機でいえばビジネスクラス。<br />座席の代金もさぞかし高いのではないのか…。<br />.<br />AVEの一等席の座席の代金は、はっきり言えば高い。<br />ただ、これにもトリックがあり、高いのは定価購入の場合のみでレンフェの早期予約システムを利用すれば、二等席の最安値+数ユーロ程度で一等席の予約が可能となる。<br /><br />(写真:アトーチャ駅のレンフェのラウンジ)<br />

    私が日本からネット予約したAVEの座席は一等席で、アトーチャ駅でのラウンジを利用することが出来るクラスだ。

    飛行機の中から緊張しっぱなしの友人も、ここのラウンジで一休み。
    ラウンジには無料のジュース・ビール・コーヒーがあり、ちょっとしたお菓子やおつまみも準備されている。
    アトーチャ駅のAVEラウンジは海外から長時間のフライトを経てさらに移動を必要とする私達には、ほっと落ち着ける場所だった。

    でも、一等列車とは飛行機でいえばビジネスクラス。
    座席の代金もさぞかし高いのではないのか…。
    .
    AVEの一等席の座席の代金は、はっきり言えば高い。
    ただ、これにもトリックがあり、高いのは定価購入の場合のみでレンフェの早期予約システムを利用すれば、二等席の最安値+数ユーロ程度で一等席の予約が可能となる。

    (写真:アトーチャ駅のレンフェのラウンジ)

    マドリード プエルタ デ アトーチャ駅 (AVE)

    スペイン到着日に、アトーチャ駅から中長距離線に乗るならば… by ウェンディさん
  • 格安旅行を目指す私達が利用したのは、もちろん、早期予約システム。<br /><br />旅の2か月前から毎日サイトをチェックして、チケットの売り出し日に購入した。<br />レンフェの公式情報では、切符は2か月前からの販売とあるが、さすがスペイン国鉄…公務員のお仕事なので、そのへんはかなりいい加減。<br />AVEの運行スケジュールが発表になったのは、旅の50日前。<br /><br />定価で購入すれば105ユーロ/一人が必要となるAVEの一等席のチケットだが、毎日レンフェのサイトと睨めっこしていたお蔭で、座席指定が可能なプロモーション価格チケットP+(早割チケット)を48ユーロ/一人で入手できた。<br />日本円に換算すると、 一等席の定価:約14700円で、一等席の早割:約6700円となるので、早割ならば定価の約半額以下で購入できることになる。<br />旅の50日前の時点での二等席の最安値(P)が38ユーロだったので、+10ユーロの追加で購入できるP+の一等席は、そのラウンジの利用価値という特典を考慮すれば、まず買いだろう。<br /><br />しかし、レンフェの早期予約システムは安価に旅をする裏技ではあるが、安いからにはそれなりの縛りがある。<br />早期予約システムで購入した座席の切符は基本的には、キャンセルはできない。<br />だから、レンフェの予約は旅の予定がある程度固まった時点で行わないと、痛い目にあう事になる。<br /><br />(レンフェには様々な車両があり、コルドバ線はカモノハシ形の顔をしていた)<br />

    格安旅行を目指す私達が利用したのは、もちろん、早期予約システム。

    旅の2か月前から毎日サイトをチェックして、チケットの売り出し日に購入した。
    レンフェの公式情報では、切符は2か月前からの販売とあるが、さすがスペイン国鉄…公務員のお仕事なので、そのへんはかなりいい加減。
    AVEの運行スケジュールが発表になったのは、旅の50日前。

    定価で購入すれば105ユーロ/一人が必要となるAVEの一等席のチケットだが、毎日レンフェのサイトと睨めっこしていたお蔭で、座席指定が可能なプロモーション価格チケットP+(早割チケット)を48ユーロ/一人で入手できた。
    日本円に換算すると、 一等席の定価:約14700円で、一等席の早割:約6700円となるので、早割ならば定価の約半額以下で購入できることになる。
    旅の50日前の時点での二等席の最安値(P)が38ユーロだったので、+10ユーロの追加で購入できるP+の一等席は、そのラウンジの利用価値という特典を考慮すれば、まず買いだろう。

    しかし、レンフェの早期予約システムは安価に旅をする裏技ではあるが、安いからにはそれなりの縛りがある。
    早期予約システムで購入した座席の切符は基本的には、キャンセルはできない。
    だから、レンフェの予約は旅の予定がある程度固まった時点で行わないと、痛い目にあう事になる。

    (レンフェには様々な車両があり、コルドバ線はカモノハシ形の顔をしていた)

    アトーチャレンフェ駅 (地下鉄)

  • そして、日本からレンフェの切符をネット購入する時には注意点が一つある。<br />それは、レンフェのサイトでは日本のプロバイダーや回線によっては繋がらないという不具合が発生するということ。<br /><br />私も家の契約プロバーダー経由ではレンフェのホームページの閲覧が出来なく、色々と試行錯誤を繰り返した。<br />その結果分かったのは、ケーブルテレビ経由で繋ぐ場合やスマホでテザリングする場合は問題なくレンフェのホームページの閲覧・購入手続きは出来るが、NTT光を経由する場合は刎ねられてしまう…らしい。<br />どうやらレンフェサイドでNTT光との接続をNGとしているようだ。<br /><br />日本語での欧州鉄道の切符購入サイト(Rail Europe Japan)は、どのインターネット回線経由でも接続可能ではあるが、手数料が必要なうえ一番安い切符の取り扱い数は少ないので、格安旅行には若干不向きだ。<br />安価にレンフェの切符を入手したい場合には、↓のレンフェのホームページからの直接購入がお勧めだ。(英語版は途中でフリーズする時もあるのでスペイン語版が安心して使える)<br />レンフェのホームページ:http://www.renfe.com  <br /><br />(途中ですれ違ったレンフェの顔は蚕形)

    そして、日本からレンフェの切符をネット購入する時には注意点が一つある。
    それは、レンフェのサイトでは日本のプロバイダーや回線によっては繋がらないという不具合が発生するということ。

    私も家の契約プロバーダー経由ではレンフェのホームページの閲覧が出来なく、色々と試行錯誤を繰り返した。
    その結果分かったのは、ケーブルテレビ経由で繋ぐ場合やスマホでテザリングする場合は問題なくレンフェのホームページの閲覧・購入手続きは出来るが、NTT光を経由する場合は刎ねられてしまう…らしい。
    どうやらレンフェサイドでNTT光との接続をNGとしているようだ。

    日本語での欧州鉄道の切符購入サイト(Rail Europe Japan)は、どのインターネット回線経由でも接続可能ではあるが、手数料が必要なうえ一番安い切符の取り扱い数は少ないので、格安旅行には若干不向きだ。
    安価にレンフェの切符を入手したい場合には、↓のレンフェのホームページからの直接購入がお勧めだ。(英語版は途中でフリーズする時もあるのでスペイン語版が安心して使える)
    レンフェのホームページ:http://www.renfe.com

    (途中ですれ違ったレンフェの顔は蚕形)

  • AVEラウンジでゆっくりと2時間の休養をとった私たちは、早速、予定時刻の高速鉄道AVEへと乗り込む。<br /><br />欧州の鉄道では10分遅れ、20分遅れなんて当たり前の世界なのだが、レンフェのAVEに限っては日本のJRに近いような時間厳守の運転であることが有名だ。<br /><br />レンフェの高速鉄道は、到着予定時刻より16分〜30分遅れた場合にはチケットの代金の半額を、30分以上遅れた場合には全額を返金するという日本のJRよりも太っ腹なシステムを持つ。<br />しかしこの遅延返金制度のせいで2013年のサンティアゴ・デ・コンポステラでの脱線事故が起きているので、この制度があることは、手放しでは喜べない。<br /><br />初めてのレンフェの高速鉄道で、一等という優雅な座席にくつろぎ、そのスピード感を体感しながらも、2年前の事故のことが頭をよぎり、緩やかなカーブに差し掛かると思わず体がこわばってしまった。

    AVEラウンジでゆっくりと2時間の休養をとった私たちは、早速、予定時刻の高速鉄道AVEへと乗り込む。

    欧州の鉄道では10分遅れ、20分遅れなんて当たり前の世界なのだが、レンフェのAVEに限っては日本のJRに近いような時間厳守の運転であることが有名だ。

    レンフェの高速鉄道は、到着予定時刻より16分〜30分遅れた場合にはチケットの代金の半額を、30分以上遅れた場合には全額を返金するという日本のJRよりも太っ腹なシステムを持つ。
    しかしこの遅延返金制度のせいで2013年のサンティアゴ・デ・コンポステラでの脱線事故が起きているので、この制度があることは、手放しでは喜べない。

    初めてのレンフェの高速鉄道で、一等という優雅な座席にくつろぎ、そのスピード感を体感しながらも、2年前の事故のことが頭をよぎり、緩やかなカーブに差し掛かると思わず体がこわばってしまった。

  • <br /><br />マドリードからコルドバまでは約400kmの道のり。<br />マドリードを出てしばらくは小さな町をいくつか通り過ぎたが、その後は広大なアンダルシアの大地が広がる光景が目の前に広がっていた。<br /><br />銀色がかったオリーブの木々が繁る畑の間に見えるオレンジの木々の森、そして時折見える低木の葡萄畑。<br /><br />想像していた通りの景色、そして、想像していた以上に乾いた大地の色が車窓の外にはあった。<br /><br />そして、18時にマドリードを出発したAVEは19:42の定刻にコルドバ駅へと到着した。



    マドリードからコルドバまでは約400kmの道のり。
    マドリードを出てしばらくは小さな町をいくつか通り過ぎたが、その後は広大なアンダルシアの大地が広がる光景が目の前に広がっていた。

    銀色がかったオリーブの木々が繁る畑の間に見えるオレンジの木々の森、そして時折見える低木の葡萄畑。

    想像していた通りの景色、そして、想像していた以上に乾いた大地の色が車窓の外にはあった。

    そして、18時にマドリードを出発したAVEは19:42の定刻にコルドバ駅へと到着した。

  • コルドバ駅からホテル街がある地区までは2km程度とそれほど遠くはないのだが、24時間以上殆ど寝ていない私たちは、その距離を重いスーツケースを引きずって歩くのはかなりしんどいので、ホテルまではタクシーを利用することにした。<br /><br />コルドバ駅の南面にはタクシー乗り場があり、そこからタクシーに乗車する。<br />勿論、乗車前には運賃の確認を怠らない。<br /><br />日本の感覚だとタクシーは結構高いイメージだが、スペインの場合は日本より若干安いかもしれない。<br />駅からホテルまで7ユーロの請求で、暑い中運転してくれたので+1ユーロを加えて精算する。<br /><br />コルドバで私たちが宿とするのは、ホテル・メスキータ(Hotel Mezquita)。<br />その名の通り、イスラムのモスクとキリスト教の教会が融合した宗教施設であるメスキータの真ん前に建つホテルだ。<br /><br />この日はメスキータの教会で結婚式があったらしく、ホテルの前には正装した人達が沢山いた。

    コルドバ駅からホテル街がある地区までは2km程度とそれほど遠くはないのだが、24時間以上殆ど寝ていない私たちは、その距離を重いスーツケースを引きずって歩くのはかなりしんどいので、ホテルまではタクシーを利用することにした。

    コルドバ駅の南面にはタクシー乗り場があり、そこからタクシーに乗車する。
    勿論、乗車前には運賃の確認を怠らない。

    日本の感覚だとタクシーは結構高いイメージだが、スペインの場合は日本より若干安いかもしれない。
    駅からホテルまで7ユーロの請求で、暑い中運転してくれたので+1ユーロを加えて精算する。

    コルドバで私たちが宿とするのは、ホテル・メスキータ(Hotel Mezquita)。
    その名の通り、イスラムのモスクとキリスト教の教会が融合した宗教施設であるメスキータの真ん前に建つホテルだ。

    この日はメスキータの教会で結婚式があったらしく、ホテルの前には正装した人達が沢山いた。

  • ホテルの前からはメスキータの鐘楼(実際はイスラムのミナレットだが)が良く見え、いやが上にも期待が高まるロケーションだ。<br /><br />早速、街歩きに出たい気持ちを抑えて、まずはホテルにチェックインをする。<br />

    イチオシ

    ホテルの前からはメスキータの鐘楼(実際はイスラムのミナレットだが)が良く見え、いやが上にも期待が高まるロケーションだ。

    早速、街歩きに出たい気持ちを抑えて、まずはホテルにチェックインをする。

  • 実は今回のスペイン旅では、マドリード以外は全て二つ星ホテルを予約していた。<br />海外が初めての友人には二つ星では厳しいかとも思っていたのだが、観光に便の良い立地のホテルで予算内…となると二つ星ホテルしか選択肢はなかった。<br /><br />二つ星の中でもレビューの数が多く、評判の良いところを何件かピックアップし、最終的に絞り込んでいった。<br />コルドバでの宿;ホテル・メスキータもそんな宿だ。<br /><br />二つ星だから…とホテルにはさして期待もしていなかったのだが、これはスペインの二つ星を舐めていた私の間違い。<br /><br />二つ星でも建屋も施設も、全く問題がない。<br />廊下にはアンティークの家具や絵画が飾られていて、女性好みの可愛らしい宿だ。<br /><br />(写真:ホテル・メスキータ内装)<br />

    実は今回のスペイン旅では、マドリード以外は全て二つ星ホテルを予約していた。
    海外が初めての友人には二つ星では厳しいかとも思っていたのだが、観光に便の良い立地のホテルで予算内…となると二つ星ホテルしか選択肢はなかった。

    二つ星の中でもレビューの数が多く、評判の良いところを何件かピックアップし、最終的に絞り込んでいった。
    コルドバでの宿;ホテル・メスキータもそんな宿だ。

    二つ星だから…とホテルにはさして期待もしていなかったのだが、これはスペインの二つ星を舐めていた私の間違い。

    二つ星でも建屋も施設も、全く問題がない。
    廊下にはアンティークの家具や絵画が飾られていて、女性好みの可愛らしい宿だ。

    (写真:ホテル・メスキータ内装)

    ホテルカサムセオデラメスキータ ホテル

    ☆評価のランクつけは、いい加減♪ by ウェンディさん
  • ホテル内には採光の良いパティオもあり、希望すれば朝食もパティオで食べることが出来る。<br /><br />案内された部屋には、大きめのシングルベッドが二つ、そしてバスルームには浴槽も付いていた。<br />二つ星ホテルという事で、水はけの悪い小さなシャワーブースを想像していた私には、予想外のグレードの良さ。<br />スペインの二つ星ホテルでは共同シャワーのような施設もあるが、上手く選べばそれなりに満足の出来るホテルも沢山あるようだ。<br /><br />ただ、このホテル・メスキータでの唯一の欠点は部屋の鍵のタイプが古く、開閉にかなりのコツが必要で、私たちも上手く鍵の開錠が出来ずに2回もフロントのお兄さんのお世話になったが、慣れてしまえば問題なく開錠できる様になった。<br /><br />(写真:ホテル・メスキータ内装)<br />(ホテルメスキータ宿泊:ツインルーム1泊 39ユーロ,  Booking.comより予約)

    ホテル内には採光の良いパティオもあり、希望すれば朝食もパティオで食べることが出来る。

    案内された部屋には、大きめのシングルベッドが二つ、そしてバスルームには浴槽も付いていた。
    二つ星ホテルという事で、水はけの悪い小さなシャワーブースを想像していた私には、予想外のグレードの良さ。
    スペインの二つ星ホテルでは共同シャワーのような施設もあるが、上手く選べばそれなりに満足の出来るホテルも沢山あるようだ。

    ただ、このホテル・メスキータでの唯一の欠点は部屋の鍵のタイプが古く、開閉にかなりのコツが必要で、私たちも上手く鍵の開錠が出来ずに2回もフロントのお兄さんのお世話になったが、慣れてしまえば問題なく開錠できる様になった。

    (写真:ホテル・メスキータ内装)
    (ホテルメスキータ宿泊:ツインルーム1泊 39ユーロ, Booking.comより予約)

  • 部屋に荷物を置いた私たちは早速、コルドバの街探検へと出発♪<br /><br />コルドバの駅に到着したのが19:42なので、街歩きを開始した時の時間はもう20時過ぎ。<br />それなのに、まだ夕方の兆しも見えないような明るさで、時間の感覚がおかしくなる。<br /><br />7月中旬は、コルドバでの日没は21時を過ぎてから。<br />だから、夜が来るまでもう少し時間がある。<br /><br />まずはメスキータの外周を廻ってみる。<br />メスキータ:Mequitaとは本来の意味では、イスラム教のモスクを示すスペイン語なのだが、此処スペインでメスキータと言えば、コルドバにあるイスラムとキリスト教の融合施設のことを指す。

    部屋に荷物を置いた私たちは早速、コルドバの街探検へと出発♪

    コルドバの駅に到着したのが19:42なので、街歩きを開始した時の時間はもう20時過ぎ。
    それなのに、まだ夕方の兆しも見えないような明るさで、時間の感覚がおかしくなる。

    7月中旬は、コルドバでの日没は21時を過ぎてから。
    だから、夜が来るまでもう少し時間がある。

    まずはメスキータの外周を廻ってみる。
    メスキータ:Mequitaとは本来の意味では、イスラム教のモスクを示すスペイン語なのだが、此処スペインでメスキータと言えば、コルドバにあるイスラムとキリスト教の融合施設のことを指す。

  • メスキータはスペインに現存する唯一のイスラム教のモスクで、その全盛期である8世紀頃には、ヨーロッパ中から古代ギリシアやローマの事を学ぼうという志のある学生が集まってきた学問の中心地区でもあり、寺院としてだけはなく学校としても機能していた場所だ。<br /><br />メスキータの外壁には、785年の建設当時からの門やその後に増設された門がいくつあり、現在でもその美しい彫刻や浮彫の模様を見ることができる。<br /><br />ひとつ前の写真とこの写真が、メスキータでも最古の門と云われるサン・エステバン門だ。	<br />イスラムの幾何学模様が規則的に美しく並ぶそのデザインは、少し前に訪れたトルコの建築物を彷彿させる。<br />

    メスキータはスペインに現存する唯一のイスラム教のモスクで、その全盛期である8世紀頃には、ヨーロッパ中から古代ギリシアやローマの事を学ぼうという志のある学生が集まってきた学問の中心地区でもあり、寺院としてだけはなく学校としても機能していた場所だ。

    メスキータの外壁には、785年の建設当時からの門やその後に増設された門がいくつあり、現在でもその美しい彫刻や浮彫の模様を見ることができる。

    ひとつ前の写真とこの写真が、メスキータでも最古の門と云われるサン・エステバン門だ。
    イスラムの幾何学模様が規則的に美しく並ぶそのデザインは、少し前に訪れたトルコの建築物を彷彿させる。

  • メスキータの外壁にはマリア様を祀る小さな廟もある。

    メスキータの外壁にはマリア様を祀る小さな廟もある。

  • メスキータの北側に来たところで、小さな看板を発見した。<br /><br />そこに書いてあった文字。<br /><br />Callera de los flores;花の小道だ。<br /><br />

    メスキータの北側に来たところで、小さな看板を発見した。

    そこに書いてあった文字。

    Callera de los flores;花の小道だ。

  • コルドバは、かつてはイスラム教の街であり、ユダヤ人の街でもあった場所だ。<br />イスラム教とユダヤ教…。<br /><br />相反するように見える二つの宗教が一緒に栄える…なんてことは歴史的には稀な事なのだが、スペインのコルドバではそれが共存していた。<br />

    コルドバは、かつてはイスラム教の街であり、ユダヤ人の街でもあった場所だ。
    イスラム教とユダヤ教…。

    相反するように見える二つの宗教が一緒に栄える…なんてことは歴史的には稀な事なのだが、スペインのコルドバではそれが共存していた。

  • 8世紀末のコルドバ。<br />そこは1000本もの柱が列柱を形作るメスキータを中心とするイスラムの街。<br />そして、そのメスキータの周りにはユダヤ人たちが作った白い壁の町並みがあった。<br /><br />当時のユダヤ人たちはユダヤ教という宗教色を表には出さず、商人や知識人としてコルドバの街へとやってきて、イスラムの人々に受け入れられた。<br /><br />当時のユダヤ人たちが作った白い街並みは、1000年以上を経た現在でも受け継がれ、Callera de los flores;花の小道と呼ばれる小さな路地を形作っている。

    8世紀末のコルドバ。
    そこは1000本もの柱が列柱を形作るメスキータを中心とするイスラムの街。
    そして、そのメスキータの周りにはユダヤ人たちが作った白い壁の町並みがあった。

    当時のユダヤ人たちはユダヤ教という宗教色を表には出さず、商人や知識人としてコルドバの街へとやってきて、イスラムの人々に受け入れられた。

    当時のユダヤ人たちが作った白い街並みは、1000年以上を経た現在でも受け継がれ、Callera de los flores;花の小道と呼ばれる小さな路地を形作っている。

  • 白い壁に架けられた青の植木鉢。<br />そこには暑さにも強い植物が植えられ、灼熱のアンダルシアの風景に涼を描き出している。<br /><br />以前にどなたかの旅行記でこの風景を見た時は、植木鉢の色が暖色系だったので、季節によって、ポットの色合いを変えているのかもしれない。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    白い壁に架けられた青の植木鉢。
    そこには暑さにも強い植物が植えられ、灼熱のアンダルシアの風景に涼を描き出している。

    以前にどなたかの旅行記でこの風景を見た時は、植木鉢の色が暖色系だったので、季節によって、ポットの色合いを変えているのかもしれない。

    花の小径 建造物

    60秒の散歩道 by ウェンディさん
  • 路地の幅は大人がすれ違うのも難しいような幅で、表通りから見たら、こんなところに花の小道があるなんて分からない場所。<br /><br />それでも、地図を片手に多くの観光客がこの花の小道にやってきていた。<br /><br />

    路地の幅は大人がすれ違うのも難しいような幅で、表通りから見たら、こんなところに花の小道があるなんて分からない場所。

    それでも、地図を片手に多くの観光客がこの花の小道にやってきていた。

  • さすがの暑さで、花の中には元気がないものもチラホラ…。<br />やはり植物にもアンダルシアの暑さは堪えるらしい。<br /><br />涼しそうな色合いに見える花の小道だが、実はこの時の気温は40℃以上。<br />空気が乾燥していてそよ風が吹くので、実際の気温程の暑さは感じないが、暑い事は否めない温度だ。<br />

    さすがの暑さで、花の中には元気がないものもチラホラ…。
    やはり植物にもアンダルシアの暑さは堪えるらしい。

    涼しそうな色合いに見える花の小道だが、実はこの時の気温は40℃以上。
    空気が乾燥していてそよ風が吹くので、実際の気温程の暑さは感じないが、暑い事は否めない温度だ。

  • その温度の証拠が、こちらの写真。<br /><br />スペインでは街角のあちこちに温度計が設置されていて、気温を知ることができる。<br />この写真を撮ったのはタクシーの中からなので30分ほど前の気温にはなるが、基本的に温度はさして変わってはいない。<br /><br />コルドバのあるアンダルシア地方。<br />此処は、夏に暑いスペインの中でもさらに酷暑の地として知られている場所で、スペインのフライパンとも呼ばれる場所だ。<br />そのフライパンという表現は誇張しすぎ…ではなく、日向の車のボンネットは本当に熱した鉄板のような熱さ。<br />どんな猫だってあの上では昼寝はしないだろう。<br /><br />車のボンネットで目玉焼きが焼けるか実験してみたくなるような熱さだった。<br /><br />以前に真夏のエジプトを旅しているが、アンダルシアの暑さはまさにあの時の感覚に近い。<br />エジプトからの熱い風が地中海を超えて、スペイン南部に吹き付けているのだろう。

    その温度の証拠が、こちらの写真。

    スペインでは街角のあちこちに温度計が設置されていて、気温を知ることができる。
    この写真を撮ったのはタクシーの中からなので30分ほど前の気温にはなるが、基本的に温度はさして変わってはいない。

    コルドバのあるアンダルシア地方。
    此処は、夏に暑いスペインの中でもさらに酷暑の地として知られている場所で、スペインのフライパンとも呼ばれる場所だ。
    そのフライパンという表現は誇張しすぎ…ではなく、日向の車のボンネットは本当に熱した鉄板のような熱さ。
    どんな猫だってあの上では昼寝はしないだろう。

    車のボンネットで目玉焼きが焼けるか実験してみたくなるような熱さだった。

    以前に真夏のエジプトを旅しているが、アンダルシアの暑さはまさにあの時の感覚に近い。
    エジプトからの熱い風が地中海を超えて、スペイン南部に吹き付けているのだろう。

  • そんな暑い気温の中をテクテクと散歩を続ける。<br /><br />ユダヤ人街の白い街並みに黄色い縁取りのアクセント。<br />そして、緑色のステンドグラスが嵌まった出窓。<br /><br />何処を振り向いても絵になる景色ばかりだ。

    そんな暑い気温の中をテクテクと散歩を続ける。

    ユダヤ人街の白い街並みに黄色い縁取りのアクセント。
    そして、緑色のステンドグラスが嵌まった出窓。

    何処を振り向いても絵になる景色ばかりだ。

    ユダヤ人街 散歩・街歩き

  • お土産屋さんの牡牛のモザイク像もアンダルシア色。<br /><br />この牡牛はとっても気に入ったのだが、繊細な細工で旅の初日に買うには不向き。<br />そして値段も私には不相応だったので買えなかったが、この色合いがとっても好きだ。<br /><br />

    お土産屋さんの牡牛のモザイク像もアンダルシア色。

    この牡牛はとっても気に入ったのだが、繊細な細工で旅の初日に買うには不向き。
    そして値段も私には不相応だったので買えなかったが、この色合いがとっても好きだ。

  • 白い壁に青の縁取りの家も多い。<br /><br />

    白い壁に青の縁取りの家も多い。

  • 街角には聖人の絵が飾られていて此処は欧州なのだと実感するが、ところどころに現れるアラベスク模様が面白い。<br /><br />

    街角には聖人の絵が飾られていて此処は欧州なのだと実感するが、ところどころに現れるアラベスク模様が面白い。

  • 白い街並みの一角はホテル街となっていて、ホテルの中庭が見える。<br /><br />ちょっとだけ足を踏み入れてみたかったのだが、どうやら宿泊者以外はお断りの様子で残念。<br />

    白い街並みの一角はホテル街となっていて、ホテルの中庭が見える。

    ちょっとだけ足を踏み入れてみたかったのだが、どうやら宿泊者以外はお断りの様子で残念。

  • ホテルの入口の扉の鋲模様も素敵だった。<br /><br />

    ホテルの入口の扉の鋲模様も素敵だった。

  • 今度はメスキータの壁沿いに南下して、川方面へと出る。<br /><br />大きな川の名前はギアダルキビル川。<br />そこにはローマ時代からあると云われる大きな橋;ローマ橋が架けられている。<br /><br />しかし、ローマ時代からある…というものの橋自体は暴動や戦争で何回も壊され、そのたびに架け替えられているので比較的新しい。<br />

    今度はメスキータの壁沿いに南下して、川方面へと出る。

    大きな川の名前はギアダルキビル川。
    そこにはローマ時代からあると云われる大きな橋;ローマ橋が架けられている。

    しかし、ローマ時代からある…というものの橋自体は暴動や戦争で何回も壊され、そのたびに架け替えられているので比較的新しい。

  • ローマ橋を渡っていたら、橋の向こう側からウェディングドレスの花嫁さんとタキシードの花婿さんの姿。<br /><br />先程、メスキータのチャペルで式を挙げ、ホテルの前で車が待機していたお二人かもしれない。<br /><br />一声かけて、写真を撮らせてもらう。<br />二人とも素敵な笑顔だ。<br />

    ローマ橋を渡っていたら、橋の向こう側からウェディングドレスの花嫁さんとタキシードの花婿さんの姿。

    先程、メスキータのチャペルで式を挙げ、ホテルの前で車が待機していたお二人かもしれない。

    一声かけて、写真を撮らせてもらう。
    二人とも素敵な笑顔だ。

  • ローマ橋の対岸側にはカラオーラの塔と呼ばれるローマ橋を守るために作られた要塞がある。<br /><br />この中へも入ってみたかったのだが、時間はもう21:30過ぎ。<br />営業時間はとっくに終了している。<br />

    ローマ橋の対岸側にはカラオーラの塔と呼ばれるローマ橋を守るために作られた要塞がある。

    この中へも入ってみたかったのだが、時間はもう21:30過ぎ。
    営業時間はとっくに終了している。

    カラオーラの塔 建造物

  • 長旅の疲れもあったが、お腹が空いてきた私たちは、メスキータの周りをウロウロ。<br />安くて美味しそうなバルを探す。<br /><br />そして、メスキータの壁面脇に探し求めていたバルを発見した。<br /><br />

    長旅の疲れもあったが、お腹が空いてきた私たちは、メスキータの周りをウロウロ。
    安くて美味しそうなバルを探す。

    そして、メスキータの壁面脇に探し求めていたバルを発見した。

    コルドバ歴史地区 旧市街・古い町並み

  • コルドバやグラナダのバル。<br />そこはお酒を1杯頼むと小皿のタパス料理が1品無料で着いてくるという夢のような場所だ。<br /><br />友人と私は、42℃という暑さで汗をタップリとかいたので、迷わず“Dos Cana, por favor<br />〜(生ビールを2杯、お願いね)”♪<br />スペインに来たらワイン!!!と思っていたのだが、この暑さではワインは甘すぎて嫌!<br />普通、日本ではビールはあまり飲まない私ですら、あっという間にグラスが空に。

    コルドバやグラナダのバル。
    そこはお酒を1杯頼むと小皿のタパス料理が1品無料で着いてくるという夢のような場所だ。

    友人と私は、42℃という暑さで汗をタップリとかいたので、迷わず“Dos Cana, por favor
    〜(生ビールを2杯、お願いね)”♪
    スペインに来たらワイン!!!と思っていたのだが、この暑さではワインは甘すぎて嫌!
    普通、日本ではビールはあまり飲まない私ですら、あっという間にグラスが空に。

  • そして、タパスはパエリアとサルモレッホというお料理がついてきた。<br />パエリアはスペイン料理として日本でも有名だが、サルモレッホは私には初耳のお料理。<br /><br />どんなものか…と恐る恐る口に運んでみたら…すっごく美味い!<br />トマトのすりおろしにニンニク、チーズ、生ハム…いろんなものが入っていて、これをフランスパンに付けて食べると、ワインでもビールでもなんにでも合うおつまみに大変身。<br /><br />私も友人もこのサルモレッホが気に入って、旅の間は、バルで見つける度に注文していた。

    そして、タパスはパエリアとサルモレッホというお料理がついてきた。
    パエリアはスペイン料理として日本でも有名だが、サルモレッホは私には初耳のお料理。

    どんなものか…と恐る恐る口に運んでみたら…すっごく美味い!
    トマトのすりおろしにニンニク、チーズ、生ハム…いろんなものが入っていて、これをフランスパンに付けて食べると、ワインでもビールでもなんにでも合うおつまみに大変身。

    私も友人もこのサルモレッホが気に入って、旅の間は、バルで見つける度に注文していた。

  • そして、驚くべきはお会計。<br />生ビール3杯+タパス2皿+水1.5Lで8ユーロ(1120円位)。<br /><br />タパスはおつまみとは云うもののそれなりに量もあり、私たちは大満足の夕食となった。<br /><br />このバルがあるのはメスキータの南面のPlaza Canonigoの中で、すぐ隣のHostalが経営主体の様だ。<br />

    そして、驚くべきはお会計。
    生ビール3杯+タパス2皿+水1.5Lで8ユーロ(1120円位)。

    タパスはおつまみとは云うもののそれなりに量もあり、私たちは大満足の夕食となった。

    このバルがあるのはメスキータの南面のPlaza Canonigoの中で、すぐ隣のHostalが経営主体の様だ。

  • 夜22:30過ぎ。<br /><br />ようやく夜の帳が下り、コルドバの街が藍色に包まれ始め、ローマ橋のライトアップも始まった。<br />

    夜22:30過ぎ。

    ようやく夜の帳が下り、コルドバの街が藍色に包まれ始め、ローマ橋のライトアップも始まった。

    ローマ橋 建造物

  • ローマ橋の袂には橋の門;Puerta de Puentaがあり、ライトアップされていた。<br /><br />この門もその建設年はローマ時代に遡る門で(かなり補修はされてはいるが)1000年前にはアラブの城壁の一部でもあった建築物だ。<br />

    ローマ橋の袂には橋の門;Puerta de Puentaがあり、ライトアップされていた。

    この門もその建設年はローマ時代に遡る門で(かなり補修はされてはいるが)1000年前にはアラブの城壁の一部でもあった建築物だ。

    プエンテ門 建造物

  • 聖ラファエルの勝利塔も闇の中に浮かび上がっている。<br /><br />コルドバに居る時は聖ラファエルとは…?という感じだったのだが、帰国してから調べてみたら、塔の先端にいるの聖人・ラファエルさんはコルドバの守護天使で、13世紀に欧州に蔓延していた黒死病(ペスト)からコルドバをすくった方…という事で祀られている…ということだ。

    聖ラファエルの勝利塔も闇の中に浮かび上がっている。

    コルドバに居る時は聖ラファエルとは…?という感じだったのだが、帰国してから調べてみたら、塔の先端にいるの聖人・ラファエルさんはコルドバの守護天使で、13世紀に欧州に蔓延していた黒死病(ペスト)からコルドバをすくった方…という事で祀られている…ということだ。

    サン ラファエル勝利の像 モニュメント・記念碑

  • そして、メスキータもライトアップ。

    そして、メスキータもライトアップ。

  • メスキータの城壁の門のいくつかもライトアップアップされ、昼間よりもその陰影が美しく見える。<br /><br />この写真の門は西壁のサンミゲル門で、門の上が交差型、門の両脇が多弁型のイスラム・アーチになっている。<br />

    メスキータの城壁の門のいくつかもライトアップアップされ、昼間よりもその陰影が美しく見える。

    この写真の門は西壁のサンミゲル門で、門の上が交差型、門の両脇が多弁型のイスラム・アーチになっている。

  • 遠くから見ていても美しいのだが、近づいてその装飾を見上げると、手の込んだ透かし彫りが彫刻されていることが良くわかる。

    遠くから見ていても美しいのだが、近づいてその装飾を見上げると、手の込んだ透かし彫りが彫刻されていることが良くわかる。

  • イスラミックな幾何学模様、アラベスク模様が織りなす門の装飾は夜のライトアップの時間帯!の方が昼間よりも断然お勧めだ。<br /><br />日中は太陽の光が強すぎて、細やかな装飾部分までは見づらいかもしれない。<br /><br />食後の散歩をしていたら、時間はあっという間に23時過ぎ。<br /><br />長起きしすぎて、もう何時間起きているのかも分からなくなっていた私達は、さすがに眠い。<br />宿に帰り、シャワーを浴びベッドに入ったら、もうその先の記憶はない。<br /><br />次に気がついたら朝だった。

    イスラミックな幾何学模様、アラベスク模様が織りなす門の装飾は夜のライトアップの時間帯!の方が昼間よりも断然お勧めだ。

    日中は太陽の光が強すぎて、細やかな装飾部分までは見づらいかもしれない。

    食後の散歩をしていたら、時間はあっという間に23時過ぎ。

    長起きしすぎて、もう何時間起きているのかも分からなくなっていた私達は、さすがに眠い。
    宿に帰り、シャワーを浴びベッドに入ったら、もうその先の記憶はない。

    次に気がついたら朝だった。

  • スペイン2日目の7/12。<br />この日の朝の最初のターゲットはメスキータの見学。<br />メスキータは月〜土の朝は無料で開放する時間帯があるのだが、日曜日にはその時間帯がない。<br />そして、残念なことにこの日は日曜日。<br />8:30の開館時間に合わせて、コルドバの街を散歩する。<br /><br />メスキータの周りには様々な建物があり、この写真の建物も窓の形や窓枠のタイルがイスラミックな模様だ。<br />

    スペイン2日目の7/12。
    この日の朝の最初のターゲットはメスキータの見学。
    メスキータは月〜土の朝は無料で開放する時間帯があるのだが、日曜日にはその時間帯がない。
    そして、残念なことにこの日は日曜日。
    8:30の開館時間に合わせて、コルドバの街を散歩する。

    メスキータの周りには様々な建物があり、この写真の建物も窓の形や窓枠のタイルがイスラミックな模様だ。

  • 観光案内所の建物の入口の模様も、見事にアラベスク模様。<br /><br />散歩しながらこんな模様を見つけると、ついつい嬉しくなってしまう。<br />

    イチオシ

    観光案内所の建物の入口の模様も、見事にアラベスク模様。

    散歩しながらこんな模様を見つけると、ついつい嬉しくなってしまう。

  • 街角には地蔵尊ならぬマリア像。<br /><br />街に住む方が、蝋燭に一つ一つ火を灯していた。<br /><br />

    街角には地蔵尊ならぬマリア像。

    街に住む方が、蝋燭に一つ一つ火を灯していた。

  • そして、8:30。<br />メスキータへの入場時間だ。<br /><br />入場券8ユーロを購入し、エントランスから中へと入る。<br /><br />最初は暗がりで目が慣れていなかったが、目が慣れてくると徐々に目の前に広がる馬蹄形のアーチとその柱が見えてくる。<br /><br />これが…あの…メスキータ…なんだ…。<br /><br />人間が作った人工物だとは分かっているが、その幾何学的な美しさに言葉が出ない…。<br /><br />その昔は1000本の柱が立ち並び、人々を瞑想の世界へと誘い込んだイスラムのモスク。<br />神殿と言っても良いような光景が目の前に広がっていた…。<br /><br />規則的に連なる模様。<br />宇宙の方程式を連想させるような、不思議な空間…。<br /><br />まるで複雑な多項式の天文学的な方程式を三次元で表したかの様な形をしているメスキータ…。

    イチオシ

    地図を見る

    そして、8:30。
    メスキータへの入場時間だ。

    入場券8ユーロを購入し、エントランスから中へと入る。

    最初は暗がりで目が慣れていなかったが、目が慣れてくると徐々に目の前に広がる馬蹄形のアーチとその柱が見えてくる。

    これが…あの…メスキータ…なんだ…。

    人間が作った人工物だとは分かっているが、その幾何学的な美しさに言葉が出ない…。

    その昔は1000本の柱が立ち並び、人々を瞑想の世界へと誘い込んだイスラムのモスク。
    神殿と言っても良いような光景が目の前に広がっていた…。

    規則的に連なる模様。
    宇宙の方程式を連想させるような、不思議な空間…。

    まるで複雑な多項式の天文学的な方程式を三次元で表したかの様な形をしているメスキータ…。

    メスキータ 寺院・教会

  • 宗教が生み出したキメラであるメスキータ。<br /><br />その運命の物語、そして、コロンブスも訪れたというアルカサル庭園の昔語りは、また次にお会いするときに…。<br /><br />続きの旅行記:【2】双面のメスキータ〜アルカサルが奏でる終焉への序曲〜<br />http://4travel.jp/travelogue/11037016

    イチオシ

    地図を見る

    宗教が生み出したキメラであるメスキータ。

    その運命の物語、そして、コロンブスも訪れたというアルカサル庭園の昔語りは、また次にお会いするときに…。

    続きの旅行記:【2】双面のメスキータ〜アルカサルが奏でる終焉への序曲〜
    http://4travel.jp/travelogue/11037016

    アルカサル (コルドバ) 城・宮殿

  • 【個人旅・お役立ち情報】<br />・レンフェの近郊線セルカニアスにただ乗りする裏ワザ<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/transport/10430168/tips/11823724/#contents_inner<br /><br />・レンフェの早割チケットの購入は、早ければ早いほどお得感が大!<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/tips/11823726/<br /><br />・インターネットでレンフェのホームページにアクセスできない時の対処方法<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/tips/11825613/<br /><br />・レンフェのグラナダ線、架線工事に伴う旅路への影響<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/granada/transport/10491737/tips/11827454/<br /><br />・アンダルシアを移動する長距離バス予約は Movelia が安い<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/cordoba/transport/10006643/tips/11827208/<br /><br />・42℃のアンダルシア…熱中症対策はしっかりと!<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/cordoba/tips/11825628/<br /><br />・7月のコルドバ 天気・気温・服装・持ち物 の情報<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/cordoba/tips/11827763/

    イチオシ

    【個人旅・お役立ち情報】
    ・レンフェの近郊線セルカニアスにただ乗りする裏ワザ
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/transport/10430168/tips/11823724/#contents_inner

    ・レンフェの早割チケットの購入は、早ければ早いほどお得感が大!
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/tips/11823726/

    ・インターネットでレンフェのホームページにアクセスできない時の対処方法
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/tips/11825613/

    ・レンフェのグラナダ線、架線工事に伴う旅路への影響
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/granada/transport/10491737/tips/11827454/

    ・アンダルシアを移動する長距離バス予約は Movelia が安い
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/cordoba/transport/10006643/tips/11827208/

    ・42℃のアンダルシア…熱中症対策はしっかりと!
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/cordoba/tips/11825628/

    ・7月のコルドバ 天気・気温・服装・持ち物 の情報
    http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/cordoba/tips/11827763/

163いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

Active♡ 女子旅

この旅行記へのコメント (16)

開く

閉じる

  • のんき茂野さん 2015/08/17 15:52:14
    こんにちは〜
    https://www.youtube.com/watch?v=BIvhokk6BpM

    アルハンブラ・・・と聞くと
    必ず1番にこの曲が浮かびます。

    弾けるようになりたい・・・と願っていた
    曲なのですが、悲しい我流の身の上・・・
    トレモロ?と言うのか?わかりませんが
    弾き方すら思い浮かびません。

    18時間ですか・・・?

    きっと、その疲れも吹っ飛んでしまうのでしょうね〜?

           のんき茂野

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/08/18 23:25:52
    RE: こんにちは〜
    のんき茂野さん こんばんは。

    スペインのギターの名曲と云えば、やはり、アランブラの思い出ですね。
    アランブラの思い出は物悲しいギターの旋律が哀愁のある曲で、この曲を聞くと何故か、いつも秋だなあ…なんて思っていました。

    今回の旅で、スペイン・グラナダでアランブラ宮殿を自分の目で見て、カトリック両王によるグラナダの包囲、レコンキスタの完成、そしてアランブラの最後のアラブ王であるボアブディル王の様子…等のグラナダに関する歴史を詳しく知ると、この曲の醸し出す明るさの中にも悲壮さを秘めた音階の響きが、何故生まれたのかを体感として知ることができました。


    また、フラメンコ・ギターの名手と云えば忘れてはいけないのが、Paco de Lucia。
    もう亡くなられてしまいましたが、この方の奏でる旋律には、日本人が表に出すことが苦手な感情【情熱】がこもっていたように感じます。

    ウェンディ

    のんき茂野

    のんき茂野さん からの返信 2015/08/19 10:09:16
    RE: RE: こんにちは〜
    https://www.youtube.com/watch?v=CTTf0vUBpGw

    同じ曲でもテンポや弾き手によって
    異なりますよね〜

    イエペスは余にも有名な方ですが
    セゴビアさんも魅力あります。

    http://members2.jcom.home.ne.jp/yukine/y/html/Albeniz2.htm

    このグラナダと言う曲・・・スペインのグラナダかと
    思いましたが、どうやらメキシコさんらしいです。

    のんき茂野が中学生の時にはまった曲
    https://www.youtube.com/watch?v=g81GO9qQlc4

    ダニューブウエーブ(ドナウ川のさざなみ)
    電気ギターでもスペインのギターリストが弾くと
    個性がありあす。もう少しテンポを落とせば
    もっと良かったおもいますが・・・・?

    これからも良き旅をお続けください。

                 のんき茂野


  • 鼻毛マンさん 2015/08/06 00:27:15
    セゴビア、ロンダ、白い村!!
    セゴビア、ロンダ、白い村かあ..
    いいな〜僕も白い村とセゴビアの水道橋見てみたかったなぁ。
    それと、旅行記みて、コルドバのバルもいい感じなのかと思い知りました。
    昔、コルドバで食べたランチは美味しかったから、セビリアなんかに泊まらないでコルドバに泊まればよかったのかなって思いました。
    昼訪れるだけの街と、宿泊する街。
    同じ街だとしても違った表情が見れるのでしょうね。

    それでは、セゴビアとロンダ、そして白い村を楽しみにしてます。

    よっぱらってへろへろの鼻毛でした。

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/08/07 06:51:18
    RE: セゴビア、ロンダ、白い村!!
    鼻毛マンさん こんにちは。 

    情熱の国へと旅立ってきました。
    初スペインでしたが、スペインも私たちの事を熱烈に歓迎してくれて、毎日40℃超えの暑さ。
    手荒な歓迎方法でしたが、そのおかげでアンダルシアの街づくりの意味(公園の木陰のありがたさ、水を多用した街角の休憩場所)を体で知ることが出来ました。

    いつもは旅行記を書いている期間は、同じ地方へと行かれた他の方の旅行記はあまり覘かないのですが(文章が影響をうけることがあるので)、誘惑に負けて、鼻毛マンさんの旅行記を再訪してしまいました。
    軽快な文章と巧みな構成で、まるで初めて読む旅行記であるかのように読み進みました。
    コルドバの項では、そうそう…と思わず合いの手をいれたりしながら…。

    セビーリャでのバルではタパス(無料のお通し)の小皿が無くて、ちょっぴり残念!だった様ですが、アンダルシア地方でのバルといえども、どこのバルでもタパスがついてくるとは限らないみたいです。
    親切なお店では店頭に“飲み物+1タパスで○ユーロ”とか書いてありますが、そんな丁寧なお店は少なく、あとは入ってみてのお楽しみ♪
    そんなちょっとギャンブルっぽい部分もバル巡りの醍醐味ですね。

    夜と昼の街の貌の違い。
    アンダルシアの街は、特にその違いが大きいように感じます。
    グラナダ・アルハンブラの夜の光景。
    黄金色に照らし出されたアルハンブラ宮殿は、私が訪れた日中のアルハンブラとはまた異なる雰囲気です。

    旅行記はこれから、グラナダ、ロンダ、白い街…へと続きます。
    友人と私のディープなスペイン旅、ゆっくりですが書いていきますので、また遊びにいらしてくださいね。

    そして、そろそろ北欧へと旅立たれる頃かと…。
    神話が未だに息づく北欧。
    田舎の小さな橋の下では、妖精のトロルが知恵比べをしようとお二人の到着を待ち受けているかもしれません。
    どんな旅をなさって来るのか。帰国後の旅行記を楽しみにしています。

    ウェンディ
  • みかりさん 2015/07/28 17:29:49
    スペインの旅〜
    ウェンディさん、こんにちは!

    もう夏旅に行かれたんですね。しかも今回はご家族とでは無く
    お友達との旅行だったんですね〜。

    初飛行機&初海外旅行&初長距離バスで、ツアーじゃ無くて個人で
    海外(しかも日本人だらけの場所じゃない所)を周ってしまうのって
    ものすご〜くハードルが高いと思うけれど、一緒に行くのがとっても
    旅慣れたウェンディさんと言うのは、ご友人はラッキーですよね。

    ・・・あまりに初体験すぎて緊張する事も多かったとは思いますが。(笑)

    スペインはここ数年憧れている地でもあります。イスラム文化や建築に
    興味があるので、メスキータとかアルハンブラ宮殿とかとても興味が
    あるし機会があれば是非行ってみたいんです。

    メスキータはなんとも言えない美しさがありますよね〜。
    でもホントに見所だらけのスペイン。食も魅力だし歴史も見るべき場所も
    沢山あって、今回も忙しい旅だったのでは無いでしょうか??

    私もこんな旅がしてみたいです〜。ただお友達が初海外でこんなに
    素敵な旅を体験してしまうと、次回以降が物足りなく感じないかな?(笑)

    続きも楽しみにしていますね!

                                  みかり

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/29 23:39:33
    RE: スペインの旅〜
    みかりさん こんばんは♪
    今年はひと足早く、7月に夏旅に出かけてきました。

    同行の友人は、海外も飛行機も初めてでしたが、酔い止め等の薬を上手に利用して、旅の不安な部分を乗り切っていました。
    アンダルシア地方は気温も高く、初旅には少しハードな部分もありましたが、旅の間に友人は何度も「ツアーだったら、こんなところでユックリなんて出来ないね〜」と呟いていたので、疲れはあったものの満足できる旅だったのではないかと思っています。
    でも、私自身で書くのも変ですが、私がプロデュースする旅は体力的にもきつめだったのではないかとも思います。

    今回、スペインを旅するに当たり、アンダルシアの歴史の本を紐解いてみました。
    コロンブスやレコンキスタ、カトリック両王…。
    その名前は聞いたことがあるものの、詳しい内容までは知らなかった歴史上の史実や人物。
    それらが今なお、現在のスペインの国の中に息づいていることを知りました。

    今まで単独の観光地として名前を知っていた場所が、時間という縦軸と人物という横軸で繋がり、複雑に絡み合い、ドクドクと脈動する感じ。
    スペインで初めての土地を訪れその光景を見るにつけ、そんな感覚を持ちました。

    今回の旅は10日間でメジャーな観光地を巡るアンダルシア王道旅でしたが、旅の前に仕入れていた情報〜スペインは治安が悪い、スリが多い…等の比較的ネガティブな部分〜を殆ど感じることはなく、順風満帆な旅だったと思います。

    次回の旅行記は、コルドバ2日目。
    柱の宮殿メスキータとレコンキスタの居城となったアルカサルの旅行記になる予定です。
  • aoitomoさん 2015/07/23 13:23:07
    旅計画にも感動〜
    ウェンディさん

    アルハンブラ宮殿の歴史を探る旅ですね〜
    私もイスラムの影響を色濃く残すアルハンブラ宮殿など興味津々です。

    スペイン語を話せるウェンディさんですからアンダルシア地方の旅と言っても全然違和感はありません〜

    いつもながら、旅計画の完璧さに驚かせられます。
    色々初めてのご友人も素晴らしい添乗員を見つけたものです。(爆)
    スペインを個人旅行するときは、クチコミと旅行記を熟読させていただきます。
    エミレーツ選択から長距離列車の切符の裏ワザ、ラウンジを考慮してのAVEの一等席の最安値での予約、そして立地のいいホテルと〜
    そのまま、まねしたら行けそうな気になります。(笑)

    ホテルの立地がいいので、街のランドマークのライトアップアップも楽しめますね。
    黄金に輝くライトアップにも感動です。
    さらに綺麗にくっきり写っているので驚きました。

    『メスキータ』
    毎度、旅行記でしか見たことのないメスキータです。
    実物を一度は見てみたいです。

    続きのウェンディさんの昔語りが楽しみです。

    aoitomo

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/24 19:15:30
    RE: 旅計画にも感動〜
    aoitomoさん こんにちは。

    毎日暑いですね。
    フライパンの上に居たスペインも暑かったですが、湿度のある日本の暑さの方が酷暑に感じてしまいます。(明日は37℃になるそうです〜)

    今回のスペイン旅は、友人が初物尽くし…というハンデがありましたが、二人ともスペイン語をある程度は読み書きできる…という強みもあった旅でした。
    国鉄のレンフェの予約やアルハンブラの予約など、早い者勝ち的に予約しなければならないものが多かったので、友人と二人でお互いに、ホームページを通勤の行き帰り等にチェックして、発売されたら即購入!(アルハンブラは世界中の旅行者に大人気なので、希望日の入場券は発売から1週間もしない内にSold Outでした)。

    二人三脚で頑張ってチケット手配を行った旅でもありました。

    現地でも、土地の方が話すスペイン語は結構早口なので私一人だったらすべては聞き取れなかったであろう部分も、二人いればお互いに話の内容を補強でき、必要な情報を短時間で入手できる…というメリットもありました。
    だから、現地では私も結構気楽でしたよ〜♪

    スペイン南部のアンダルシアは、宗教間で土地を奪い合いつつも、お互いの作る建物の美しさや芸術的価値は認め合ってきた複雑でありながらも包容力のある土地。
    イスラムとキリスト教のキメラ建造物であるメスキータでは、イスタンブールのアヤソフィアで感じた空気と似たようなものを感じました。

    今まで本の世界、映像の世界でしか知り得なかった世界に降り立ち、土地の空気も味もたくさん楽しんできました。

    実はまだトルコの旅行記が終わっていないので、スペインとトルコの旅行記を気が向く順に書いていきたいと思っています。

    のんびり書いていたら年末になりそうなので、頑張ってスピードアップしたいな〜と思っていますが、どうなることか…。
    個人旅行者に役立ちそうな情報を織り交ぜながら旅行記を書いて行くので、また遊びにいらしてくださいね。
  • hot chocolateさん 2015/07/23 08:02:32
    アンダルシアの旅♪
    ウェンディさま

    おはようございます。

    久しぶりにウェンディさんの旅行記にお邪魔してびっくり!
    大分先の話だけれど、私も、アンダルシア地方の旅を計画しているところだったのです。

    まだ何も決まっていないけれど、マラガまで飛び、マラガで5泊してリゾートも楽しみ、グラナダ、コルドバ、フリヒリアナ、(ミハス)、ロンダなどにも行って、スペインの歴史と街歩きも楽しみたい・・・と今アンダルシア地方の旅の計画を立て始めたところなのです。

    今までの旅とは違って、初海外・初飛行機・初長距離移動・バスが苦手なお友達との旅は、計画を立てるのも結構大変だったのでは?

    スペインには直行便がない上に、マラガ行きの便も少ないみたい。
    やはりまたトルコ航空かなぁ、などとまだ具体的には調べてないけれど、旅の計画は始まっています。
    トルコ航空は1日2便になり、私が調べた便は乗り換え時間が5時間、それでも結構長いなと思ったら、もう1つの便は10時間ですか・・・?
    10時間あれば、無料のイスタンブールの観光が出来るけれど、それも結構疲れるな。

    ドバイには4回行っているけれど、いつもなぜか7月で、日中の気温は50℃でした!
    さすがに50℃もあると昼間は歩けません。
    駅からホテルまで歩いて6,7分なのに、歩いて行けずタクシーに乗ったことも・・・

    7月のスペインも暑そうですね。
    灼熱のフライパンの上は歩きたくないので、行くのは4月か5月頃かな。
    1か月前に行ったバルセロナでは、パエリアとシーフードがとても美味しかったけれど、初耳の「サルモレッホ」もメモしなきゃ。

    >メスキータは月〜土の朝は無料で開放する時間帯がある
    とのこと、耳寄り情報だけど、朝はのんびりの私達、まだ寝ているかも・・・遅起きは三文の損!になるかも。

    次の旅行記も楽しみにしています。

    hot chocolate

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/23 22:07:15
    RE: アンダルシアの旅♪
    hot chocolateさん こんばんは♪

    来年の春のアンダルシアの旅、いいですね〜。
    アンダルシアの7月はエジプト並みに暑くて、日焼け止めを塗っていてもこんがりトーストみたいに日焼けしてしまいました。(でも50℃は無いのでドバイ程ではなさそうです)

    トルコ航空は、もしかして便数が増えたのかスケジュール変更があったのかも知れませんね。5時間のトランジットだったら、私もトルコ航空を使っていたかも…。
    トルコ航空、私も結構好きです。

    トルコ航空主催の無料のトランジットツアーも、私的には結構惹かれます。
    イスタンブールは2か月前に行ってきたばかりの地ですが、旅行記を書いていたら、見落としていたり、へえ〜と思うことが沢山出てきて、もう1回、ゆっくりと見るチャンスがあれば〜と思っています。

    アンダルシアを巡るのならば、マラガINで、マドリッドかバルセロナOUTの飛行機が便利ですね。
    マラガからは彼方此方に日帰りでエクスカーションできますし…。
    hot chocolateさんは、スペインの中距離路線バスの格安予約サイトをご存知ですか?
    販売開始時期には座席数限定のプロモ価格でシートを売り出しているので、3か月位前からチェックしだすと、安価な中・長距離路線バスが、更にお手頃価格で入手できます。
    ただし、キャンセルは不可の場合が多いです。

    格安バス予約サイト→ http://www.movelia.es/es/

    スペイン語のサイトですが、以下の言葉の意味さえ分かっていれば基本的にカード決済で購入可能です。

    Origen:出発地
    Destino:目的地
    Fecha Ida:往路の乗車日(片道だけの場合は此処のみ日にちを選択)
    Fecha Vuelta:復路の乗車日
    Viajeros:人数
    Ida:片道
    Ida y vuelta:往復

    コルドバのメスキータは、朝早くがお勧めです。
    開門から1時間もすると団体さんがやってくるので、あの静寂な空気の中に身を沈めることのできる時間はそんなに長くはありません。
    朝早く、または閉園前1時間が狙い目かもしれません。

    私たちが気に入ったバルのサルモレッホというスペイン料理、スペルはSalmorejoです。
    おふくろの味的な料理でバルによって酸味が強かったり、コクがあったり様々。
    是非、アンダルシアに行く時には試してみてくださいね♪

    ウェンディ
  • 飛行船さん 2015/07/22 11:28:59
    コルゴバ
    +
    経験の少ない友を連れて飛行場から 駅まで 上手に安全に到着しました

    おめでとう 


    メスキータの内部がよく撮れております、気に入りました

    タホ川の下流から コロンブスが 船出したとか ききます

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/23 06:57:09
    RE: コルゴバ
    飛行船さん こんにちは。

    海外旅行で友人との旅は、本当に久しぶりでした。
    家族で行く旅、母娘で行く旅とは異なる楽しさがあり、面白いですね。

    今回は同行する友人が初海外で、更に車酔いをしやすい体質という事もあり、行く前はハラハラしていましたが、何とか連れ帰ることが出来てホッとしています。

    コルドバのメスキータは旅行記や写真で何回も見ていましたが、実際に目の前に広がる無数の柱の森は圧巻でした。
    幾何学的な柱の羅列は数式の様で、その中に立っていると呑みこまれそうな感じでした。
    百聞は一見に如かず…ですね。

    コロンブスとスペインとの関係は、比較的多く目にする機会がありましたが、アルカサルもその場所の一つでした。
    遥か遠い最果ての東にあると云われる黄金の国。
    ジパングの噂だけを頼りに旅するコロンブス。
    乗組員と言えば、恩赦を与えられた死刑囚だけ…という過酷な環境での旅…。
    想像するしか出来ませんが、きっとものすごい旅だったのでしょね。

    ウェンディ
  • らびたんさん 2015/07/22 08:29:47
    ラ・アランブラ
    ウェンディさん、こんにちは(・∀・)ノ

    お友達とのスペイン、楽しみに読ませていただきます♪
    実は私、スペインは未達の国なのですが、
    世界史受験だったのでグラナダとコルドバにはいつか行きたいとあっためてるんです〜。
    見所が多く、広い国ですが、ラ・アランブラだけは絶対☆

    まだユーロやネットがない時代に、フランス語を一緒に学んでいた友達とフランスを旅行したことを思い出しました。
    言葉が通じる嬉しさ、きっとウェンディさんのお友達も体験されたのでしょう。

    続きも楽しみにしていますね(^ω^)


    らびたん

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2015/07/23 06:19:32
    RE: ラ・アランブラ
    らびたんさん こんにちは♪

    らびたんさんは高校で世界史を履修していたのですね〜。
    私は理系だったので、安易な考えから世界史は捨ててしまいましたが、今思えば少しでもやっておけば、もう少し世界の歴史に詳しくなれていたのに!!と、後悔しています。

    だから、私の旅は毎回、本を読むところから準備が始まります。
    その国の歴史のお話や人物伝、政治の話まで…。
    かなり幅広く読みますが、世界の歴史の流れを縦軸で把握できていない私には難しい部分が沢山あります。

    今回も様々な本を読みましたが、グラナダのアルハンブラ宮殿を見る時に参考になったのが、有名な【アルハンブラ物語/W.アービング著】。
    読んでいる最中から、彼が語る景色が頭に浮かんできて、最高の参考書でした。
    らびたんさんは、もう読まれましたか。

    仏蘭西語は1年間勉強して、私には無理かも…と今は挫折・中断している言語です。
    スペイン語がもう少し出来るようになったら、フランス語もまた再開したいと思ていますが、いつになることか…。
    語学が堪能ならびたんさんが羨ましいです。

    ウェンディ

    らびたん

    らびたんさん からの返信 2015/07/23 22:14:35
    RE: RE: ラ・アランブラ
    ウェンディさん、返信ありがとうございます^^

    ウェンディさんは理系なのですか〜。
    私、頭は完全に理系脳なので、どうして文系などに進んでしまったのか未だ後悔することもあるくらいです。
    世界史を履修していなかったからこそ、今ご自身でちゃんと勉強し、
    理解を深めてから実のある旅行ができるのはかえってうらやましいですよ☆

    アルハンブラ物語、まだ読んでいません。
    出産前まではよく本を読んでいたのですが(ミステリーばかりですが)、
    産後なかなか時間が取れていないのでそろそろ活字に飢えています。
    図書館で借りてこようかな!(^^)!

    きっと旅立ちたくなってしまいますね。


    らびたん

ウェンディさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スペインで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スペイン最安 393円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スペインの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP