春のチェコとウィーンを巡る（チェコ編）　９　４日目②　プラハ⑤　マラー・ストラナからプラハ城

2018/05/12 - 2018/05/12

４日目　２０１８年５月１２日（土）　晴れ
　プラハ城は城自体が一つの街のような規模で、その中に聖ヴィート大聖堂を始め旧王宮や黄金小路、更に宮殿を利用した多くの博物館があり、すべてを見るには丸１日は必要でしょう。ここを３時間半で見学しました。
　印象的だったのは聖ヴィート大聖堂内の美しいステンドグラスの数々でした。ミュシャステンドグラスが有名ですが他のステンドグラスも素晴らしいものばかりでした。
　ちょうど無料開放日で衛兵交代のタイミングが重なり、どこに入るにも長蛇の列で疲れました。
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【旅程】
　　１日目（５/０９）関空→プラハ（泊）
　　２日目（５/１０）プラハ（泊）
　　３日目（５/１１）クトナーホラ→コウジム→プラハ（泊）
★　４日目（５/１２）プラハ（泊）
　　５日目（５/１３）ロケト→カルロヴィ・ヴァリ（泊）
　　６日目（５/１４）プルゼニュ→チェスキークルムロフ（泊）
　　７日目（５/１５）チェスキークルムロフ→フルボカー城→チェスケー・ブディェヨヴィツェ（泊）
　　８日目（５/１６）チェスケー・ブディェヨヴィツェ→ホラショヴィッツェ→ターボル→チェスケー・ブディェヨヴィツェ（泊）
　　９日目（５/１７）テルチ→トゥシェヴィーチ→ブルノ（泊）
　１０日目（５/１８）ブルノ→シュテルンベルク→オロモウツ（泊）
　１１日目（５/１９）オロモウツ→クロムニェジーシュ→リトミシュル（泊）
　１２日目（５/２０）リトミシュル→キヨフ（泊）
　１３日目（５/２１）モラヴィアの大草原→キヨフ（泊）
　１４日目（５/２２）ストラージェニツェ→レドニツェ城→ブジェツラフ（泊）
　１５日目（５/２３）ミクロフ→ウィーン（泊）
　１６日目（５/２４）ウィーン→ワッハウ渓谷→ウィーン（泊）
　１７日目（５/２５）ウィーン→ザーンセスカンス（オランダ）→機中（泊）
　１８日目（５/２６）→関空

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　カレル橋のマラー・ストラナ側の橋塔です。

小地区側の橋塔 建造物

　門をくぐりマラー・ストラナ（小地区）に入ります。

　ここは旧市街に次いで古い地区で、やはり美しい建物が並んでいます。

　前方の存在感のある教会は聖ミクラーシュ教会です。旧市街広場にも同名の教会がありました。

　聖ミクラーシュ教会の周りは賑やかなマラー・ストラナ広場です。

マラーストラナ広場 広場・公園

　トラムが行き交います。

　広場で存在感のある建物はリヒテンシュタイン宮殿。

リヒテンシュタイン宮殿 (マラーストラナ広場) 城・宮殿

　広場の真ん中にペスト終焉の記念塔。
　ヨーロッパの街の多くにこの塔があり、ペストがいかに広範囲に猛威を振るったかがわかります。

　聖ミクラーシュ教会は何かの儀式が行われていたので入口付近しか見れませんでした。とても豪華です。

聖ミクラーシュ教会 (マラーストラナ) 寺院・教会

　日差しが強く暑いので柱廊の中を歩きます。

　プラハ城に向かう途中は長い上り坂です。

　建物を見るとついカメラを向けてしまいます。

ザーメッケースホディ通り 散歩・街歩き

　入口を飾る凝った彫刻は何の意味？

　坂の上りは疲れます。立ち止まり来た道を振り返り深呼吸。

　プラハ城の正面のフラッチャニ広場の下まで来ました。スグラフィット装飾したシュヴァルツェンベルク宮殿が頭上に覆いかぶさるように見えます。

国立美術館(シュヴァルツェンベルク宮殿) 博物館・美術館・ギャラリー

　壁面を凹凸があるかのように描いただまし絵。

　ここから右に曲がり「新登城道」と呼ばれる急な坂道を上がります。

　新登城道からの街の眺め。足元に歩いてきたマラー・ストラナの建物赤い屋根が美しい。

　やっとプラハ城の正面に到着しました。

　１２：００。楽隊の演奏が聞こえます。衛兵交代式のようです。

プラハ城の衛兵交代式 祭り・イベント

　しかし黒山の人盛り、正面の門に近づけません。

　門を飾っている力強い一対の彫刻は「戦う巨人たち」

　諦めてし越し離れたフラッチャニ広場から軍楽隊の演奏を聞いていました。

フラッチャニ広場 広場・公園

　交代式を終えた衛兵が行進して出てきました。これだけで充分です。

　今日はすべてに施設が無料公開されていました。ラッキー！
　手荷物チェックのゲートを通り第２の中庭に入りました。

　中央に１７世紀に造られたバロック様式の噴水があります。建物の向こうに聖ヴィート大聖堂の２本の尖塔が見えます。

　噴水の横で子供たちが合唱していました。

コールの噴水 建造物

　第２の中庭から第３の中庭に入ると、目の前に聖ヴィート大聖堂が圧倒的な迫力で迫ってました。とてもカメラに収まりません。

聖ヴィート大聖堂 寺院・教会

　大聖堂はもともと１０世紀に建てられたロトンダが始まりで、１４世紀のカレル４世の時代に現在の形に改築する工事が始められました。

　戦争や資金不足で度々中断し、現在の形に完成したのは２０世紀に入ってからです。

　中に入るのに長い長い行列ができています。

　列の長さは２００ｍ近くあります。後回しにして先にイジー広場に行きます。

　聖イジー教会の前も行列ができていますが５０ｍ程度なので並びました。
　聖イジー教会は９２０年に完成した城内最古の教会です。バロック様式で再建された華やかなファザードと背後のロマネスク様式の白い対の尖塔が印象的です。

聖イジー教会 寺院・教会

　イジー広場から見える聖ヴィート大聖堂

　３０分程度並んでやっと教会に入場できました。

聖イジー教会 寺院・教会

　木製の天井はロマネスク様式以前と思われます。

　鉄柵から覗いた先。最も古い部分と思われます。

　聖イジー教会を出て聖ヴィート大聖堂の行列を見ましたがまだ長いです。先に黄金小路に行きます

　しかし、ここも長い列が出来ていました。

　暑い中、辛抱強く待ちます。

黄金小路 散歩・街歩き

　やっと入れました。中は武具等の博物館でした。

　中庭に下りてひと休みします。

　黄金小路は昔城に使える召使たちが住んでいましたが、一角に錬金術師が住むようになりこの名前が付けられたそうです。
　

黄金小路 散歩・街歩き

　おとぎの国のような小さな可愛い家が並んでいます。これから１軒づつ見て回ります。

　

　一軒の家はとても狭いです。ここで一家が暮らしたとしたら息が詰まります。

　No22は作家のフランツ・カフカが仕事場にした家です。

　

　小路はここまで。階段を下りました。

　出たところはブラックタワー。

ブラックタワー 建造物

　その先はダリボルガという塔でした。

　ここは中世には牢獄だった場所です。

ダリボルカ塔 建造物

　城内の道を聖ヴィート大聖堂に戻ります。
　左の建物はロブコヴィッツ宮殿で絵画のほかにベートーベンやモーツァルトの直筆の楽譜が展示されているそうですがパスしました。

ロブコヴィッツ宮殿 城・宮殿

　聖イジー広場。行列はまだ長い…

　第３の中庭

　第３の中庭から見た聖ヴィート大聖堂を側面。

聖ヴィート大聖堂の南塔 建造物

　第３の中庭にステージが設けられていました。

　休憩を兼ねてしばらく演奏を聞いていました。

　行列に２０分並んで聖ヴィート大聖堂の内部にいることが出来ました。

聖ヴィート大聖堂 寺院・教会

　大聖堂の奥行きは１２４ｍ、幅６０ｍ、塔の高さは９７ｍです。

　有名なミュシャのステンドグラス
　聖ヴァーツラフとその祖母 聖リュドミラを中心に置き､そのまわりにはスラヴ世界にキリスト教をもたらした聖ツィリルと聖メトディウス兄弟の生涯と業績を描いているそうです。

　少年ヴァーツラフと祖母リュドミラ

　この部分はいかにもミュシャらしい。

　ミュシャの他にも美しいステンドグラスがあります。ステンドグラス博物館の趣きです。

　身廊を進みます。

　主祭壇。ここには聖ヴァーツラフが祀られていました。

　主祭壇丈夫な複雑な構造。

　旧大司教礼拝堂の祭壇

　聖ネポムツキーの墓

　ここには２トンの銀が使われているそうです。

　出口近くの現代的なステンドグラスがありました。この大聖堂はとりわけステンドグラスの美しさが際立っていました。

　旧王宮に入ります。
　

旧王宮 城・宮殿

　ヴラディスラフホール。１６世紀当時はヨーロッパ最大のホールだったそうです。天井の肋骨状の梁が面白い。

ヴィラディスラフホール 城・宮殿

　王冠と勺。多分レプリカ？

万聖人礼拝堂 寺院・教会

　隣の建物にも入りました。

　アールヌーヴォー様式の手すり。

　床に大きな鏡が置かれて天井を写していました。

プラハ城についての展示 博物館・美術館・ギャラリー

　建物の外に出たテラスからプラハの街を一望することが出来ました。

　カレル橋に大勢の人がいます。

　プラハ城を出て隣接するカレル庭園に向かいました。

カレル庭園 広場・公園

　庭園から聖ヴィート大聖堂の北側面が見えます。

　聖ヴィート大聖堂に続く黄金小路の部分

クラーロヴスカー庭園 広場・公園

　プラハ城を正味３時間半見学しました。満足です。

　プラハ城を後に、これからストラホフ修道院の方向に向かいます。