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8日目 2018年5月16日(水) 小雨 後曇り<br /> マルティン・ルターの100年以上前にヤン・フスがボヘミアの地で宗教改革の声を上げ、1415年に異端として火刑に処せられました。フスにはフス派と呼ばれる熱狂的な支持者がいて、将軍ヤン・ジシカはフス派の民衆を南ボヘミアの山中に集め、軍事拠点になるターボルを築きました。1419年から1439年までフス戦争という宗教戦争が勃発し、将軍ヤン・ジシュカは次々と十字軍、皇帝軍を破っていきますが、1434年のリパニの戦いで破れ、軍事力は弱まりその後戦争は終結していきました。<br /> ターボルはこのような歴史を持つ要塞の街です。観光客をほとんど見かけませんでしたが中世の町並みや迷路のような細く曲がりくねった路地がしっかり残されていました。<br />***********************************************************<br />【旅程】<br />  1日目(5/09)関空→プラハ(泊)<br />  2日目(5/10)プラハ(泊)<br />  3日目(5/11)クトナーホラ→コウジム→プラハ(泊)<br />  4日目(5/12)プラハ(泊)<br />  5日目(5/13)ロケト→カルロヴィ・ヴァリ(泊)<br />  6日目(5/14)プルゼニュ→チェスキークルムロフ(泊)<br />  7日目(5/15)チェスキークルムロフ→フルボカー城→チェスケー・ブディェヨヴィツェ(泊)<br /> ★8日目(5/16)チェスケー・ブディェヨヴィツェ→ホラショヴィッツェ→ターボル→チェスケー・ブディェヨヴィツェ(泊)<br />  9日目(5/17)テルチ→トゥシェヴィーチ→ブルノ(泊)<br /> 10日目(5/18)ブルノ→シュテルンベルク→オロモウツ(泊)<br /> 11日目(5/19)オロモウツ→クロムニェジーシュ→リトミシュル(泊)<br /> 12日目(5/20)リトミシュル→キヨフ(泊)<br /> 13日目(5/21)モラヴィアの大草原→キヨフ(泊)<br /> 14日目(5/22)ストラージェニツェ→レドニツェ城→ブジェツラフ(泊)<br /> 15日目(5/23)ミクロフ→ウィーン(泊)<br /> 16日目(5/24)ウィーン→ワッハウ渓谷→ウィーン(泊)<br /> 17日目(5/25)ウィーン→ザーンセスカンス(オランダ)→機中(泊)<br /> 18日目(5/26)→関空<br />

春のチェコとウィーンを巡る(チェコ編) 19 8日目③ ターボル

15いいね!

2018/05/16 - 2018/05/16

9位(同エリア14件中)

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2018/05/16

この旅行記スケジュールを元に

8日目 2018年5月16日(水) 小雨 後曇り
 マルティン・ルターの100年以上前にヤン・フスがボヘミアの地で宗教改革の声を上げ、1415年に異端として火刑に処せられました。フスにはフス派と呼ばれる熱狂的な支持者がいて、将軍ヤン・ジシカはフス派の民衆を南ボヘミアの山中に集め、軍事拠点になるターボルを築きました。1419年から1439年までフス戦争という宗教戦争が勃発し、将軍ヤン・ジシュカは次々と十字軍、皇帝軍を破っていきますが、1434年のリパニの戦いで破れ、軍事力は弱まりその後戦争は終結していきました。
 ターボルはこのような歴史を持つ要塞の街です。観光客をほとんど見かけませんでしたが中世の町並みや迷路のような細く曲がりくねった路地がしっかり残されていました。
***********************************************************
【旅程】
  1日目(5/09)関空→プラハ(泊)
  2日目(5/10)プラハ(泊)
  3日目(5/11)クトナーホラ→コウジム→プラハ(泊)
  4日目(5/12)プラハ(泊)
  5日目(5/13)ロケト→カルロヴィ・ヴァリ(泊)
  6日目(5/14)プルゼニュ→チェスキークルムロフ(泊)
  7日目(5/15)チェスキークルムロフ→フルボカー城→チェスケー・ブディェヨヴィツェ(泊)
 ★8日目(5/16)チェスケー・ブディェヨヴィツェ→ホラショヴィッツェ→ターボル→チェスケー・ブディェヨヴィツェ(泊)
  9日目(5/17)テルチ→トゥシェヴィーチ→ブルノ(泊)
 10日目(5/18)ブルノ→シュテルンベルク→オロモウツ(泊)
 11日目(5/19)オロモウツ→クロムニェジーシュ→リトミシュル(泊)
 12日目(5/20)リトミシュル→キヨフ(泊)
 13日目(5/21)モラヴィアの大草原→キヨフ(泊)
 14日目(5/22)ストラージェニツェ→レドニツェ城→ブジェツラフ(泊)
 15日目(5/23)ミクロフ→ウィーン(泊)
 16日目(5/24)ウィーン→ワッハウ渓谷→ウィーン(泊)
 17日目(5/25)ウィーン→ザーンセスカンス(オランダ)→機中(泊)
 18日目(5/26)→関空

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  •  チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅。南ボヘミアの主要駅で国際列車も発着します。

     チェスケー・ブディェヨヴィツェ駅。南ボヘミアの主要駅で国際列車も発着します。

    チェスキー ブジョヴィツェ駅

  •  13:55発プラハ行列車に乗車。

     13:55発プラハ行列車に乗車。

  •  列車はオーストリアからの国際列車でしたがガラガラです。

     列車はオーストリアからの国際列車でしたがガラガラです。

  •  今日の昼食。本当は昨夜のバスターミナルにある中華ファーストフード店に行きたかったけど時間がなかったので。

     今日の昼食。本当は昨夜のバスターミナルにある中華ファーストフード店に行きたかったけど時間がなかったので。

  •  列車は森の中を北に向かって走ります。

     列車は森の中を北に向かって走ります。

  •  約45分でターボル駅に到着。

     約45分でターボル駅に到着。

  •  駅前のフス広場。ターボルは宗教改革の先駆けになったフス運動の拠点の街です。

     駅前のフス広場。ターボルは宗教改革の先駆けになったフス運動の拠点の街です。

  •  5月9日通りを西に歩き旧市街を目指します。

     5月9日通りを西に歩き旧市街を目指します。

  •  マサリク広場には美しい建物があります。ターボルの人口は3.5万人ですが街並みがとても立派です。どうしても同程度の日本の街と比較してしまい、その落差を感じます。

     マサリク広場には美しい建物があります。ターボルの人口は3.5万人ですが街並みがとても立派です。どうしても同程度の日本の街と比較してしまい、その落差を感じます。

  •  建物の壁には装飾

     建物の壁には装飾

  •  ここから先が旧市街

     ここから先が旧市街

  •  旧市街の入口に建つ Oskar Nedbal 劇場(左)

     旧市街の入口に建つ Oskar Nedbal 劇場(左)

  •  旧市街の通りを進みます。

     旧市街の通りを進みます。

  •  レースを掛けたような繊細な装飾。

     レースを掛けたような繊細な装飾。

  •  旧市街の中心ジシカ広場に出ました。

     旧市街の中心ジシカ広場に出ました。

    ジシカ広場 広場・公園

  •  広場をぐるりと眺めます。

     広場をぐるりと眺めます。

  •  キリストの変容教会

     キリストの変容教会

    キリストの変容教会 寺院・教会

  •  華美を抑えたゴシック、ルネサンス期の建物が広場を囲みます。

     華美を抑えたゴシック、ルネサンス期の建物が広場を囲みます。

  •  隻眼の英雄ヤン・ジシカ。彼はフス派の農民軍を指揮してカソリック教会が差し向けた十字軍を何度も撃退して勇名を馳せました。

    イチオシ

    地図を見る

     隻眼の英雄ヤン・ジシカ。彼はフス派の農民軍を指揮してカソリック教会が差し向けた十字軍を何度も撃退して勇名を馳せました。

    ジシカ広場 広場・公園

  •  市庁舎。現在はフス派博物館になっています。

    イチオシ

    地図を見る

     市庁舎。現在はフス派博物館になっています。

    市庁舎 建造物

  •  iは市庁舎の建物にありまた。ここでマップを貰い地下道ツアーを予約します。

     iは市庁舎の建物にありまた。ここでマップを貰い地下道ツアーを予約します。

    観光案内所 (ターボル) 散歩・街歩き

  •  先ず目の前のキリスト変容教会へ。

     先ず目の前のキリスト変容教会へ。

  •  1677年建設でルネッサンスとバロック様式が混合した巨大な教会です。

     1677年建設でルネッサンスとバロック様式が混合した巨大な教会です。

    キリストの変容教会 寺院・教会

  •  しかしドアが閉じられていました。この塔から赤い屋根の街並みを眺めたかったのに残念。

     しかしドアが閉じられていました。この塔から赤い屋根の街並みを眺めたかったのに残念。

  •  ジシカ広場

     ジシカ広場

  •  フス派博物館へ。

     フス派博物館へ。

    フス派博物館 (市庁舎内) 博物館・美術館・ギャラリー

    地下道ツアーが興味深い by 万歩計さん
  •  まずフス派とターボルの歴史を説明したビデオを見て

     まずフス派とターボルの歴史を説明したビデオを見て

  •  展示コーナーを回ります。

     展示コーナーを回ります。

  •  フス戦争の記録

     フス戦争の記録

  •  隻眼の英雄ヤン・ジシカ将軍

     隻眼の英雄ヤン・ジシカ将軍

  • ヤン・ジシカ将軍

    ヤン・ジシカ将軍

  •  ヤン・スフの宗教改革運動はマルティン・ルターの100年以上前に行われていました。

     ヤン・スフの宗教改革運動はマルティン・ルターの100年以上前に行われていました。

  •  建設当時の街のジオラマ。城壁に囲まれ通りは細く入り組んで、戦いのために造られた街であることがわかります。

     建設当時の街のジオラマ。城壁に囲まれ通りは細く入り組んで、戦いのために造られた街であることがわかります。

  •  展示を見終えこれからガイドの案内で地下道ツアーです。参加者は3人でした。

     展示を見終えこれからガイドの案内で地下道ツアーです。参加者は3人でした。

  •  ヘルメットをかぶって狭い地下道を進みます。ターボルの地下には地下道が網の目のように張り巡らされ、総延長は12kmに及ぶそうです。

     ヘルメットをかぶって狭い地下道を進みます。ターボルの地下には地下道が網の目のように張り巡らされ、総延長は12kmに及ぶそうです。

  •  食料やワインを貯蔵したり

     食料やワインを貯蔵したり

  •  地下道ツアー

     地下道ツアー

  •  戦いのときには女子供を避難させたのでしょう。

     戦いのときには女子供を避難させたのでしょう。

  •  地下道ツアー

     地下道ツアー

  •  地下道を20分ほど歩いて地上に出てきました。

     地下道を20分ほど歩いて地上に出てきました。

  •  マップを片手に街歩きスタート。後で写真の場所も確認できるように見どころに時刻をメモすることにしました。

     マップを片手に街歩きスタート。後で写真の場所も確認できるように見どころに時刻をメモすることにしました。

  •  Skoch&#39;s House。<br /> 何の建物かわからないが壁の消えかかった文字や絵を見るとかなり古そうです。

     Skoch's House。
     何の建物かわからないが壁の消えかかった文字や絵を見るとかなり古そうです。

  •  ジシカ広場の噴水

     ジシカ広場の噴水

  •  この歴史的建物は現在ハンバーガー店です。

     この歴史的建物は現在ハンバーガー店です。

  •  来た道を戻って街を囲む城壁へ行きます。

     来た道を戻って街を囲む城壁へ行きます。

  •   Oskar Nedbal 劇場。ここを左折旧市街の周囲を反時計回りに歩きます。

      Oskar Nedbal 劇場。ここを左折旧市街の周囲を反時計回りに歩きます。

  •  Jordanとある。運河?濠?

     Jordanとある。運河?濠?

  •  行く手の塔は給水塔。

     行く手の塔は給水塔。

  •  給水塔の横から階段を降りて城壁に沿って歩きます。誰も歩いていない。

     給水塔の横から階段を降りて城壁に沿って歩きます。誰も歩いていない。

  •  幾重にも城壁で囲まれています。

     幾重にも城壁で囲まれています。

  •  城壁はここまで。上って旧市街に戻ります。

     城壁はここまで。上って旧市街に戻ります。

  •  Hospital Chapel of the Saint Cross

     Hospital Chapel of the Saint Cross

  •  Ctibor&#39;s and Lichvicov&#39;s House. さて、どんな謂れの家?

     Ctibor's and Lichvicov's House. さて、どんな謂れの家?

  •  旧市街には真っ直ぐな道はありません。見通しの悪い、鍵状の石畳の道が続きます。戦闘を想定して造られたためでまるで迷路の中を彷徨うかのようです。

     旧市街には真っ直ぐな道はありません。見通しの悪い、鍵状の石畳の道が続きます。戦闘を想定して造られたためでまるで迷路の中を彷徨うかのようです。

  •  聖母マリア教会

     聖母マリア教会

    聖母マリア生誕教会 寺院・教会

  •  地図をチェックしながら歩かないとこんな突き当りに。

     地図をチェックしながら歩かないとこんな突き当りに。

  •  観光客どころか地元の人も殆ど見かけません。

     観光客どころか地元の人も殆ど見かけません。

  •  旧市街の南の外れにあるコトノフ城。内部はフス派博物館ですがこの時間は閉館していました。

     旧市街の南の外れにあるコトノフ城。内部はフス派博物館ですがこの時間は閉館していました。

    コトノフ城 城・宮殿

  •  歩き方に出ている赤い家並をこの塔の上から見たかった。

     歩き方に出ている赤い家並をこの塔の上から見たかった。

  •  コトノフ城を後に

     コトノフ城を後に

    フス派博物館 (コトノフ城内) 博物館・美術館・ギャラリー

  •  一通り見どころを歩きました。

     一通り見どころを歩きました。

  •  ジシカ広場に戻ってきました。

     ジシカ広場に戻ってきました。

    ジシカ広場 広場・公園

  •  ターボル駅のホームには誰もいません。18:28発の列車でチェスケー・ブディェヨヴィツェに戻りました。

     ターボル駅のホームには誰もいません。18:28発の列車でチェスケー・ブディェヨヴィツェに戻りました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • さんちゃんさん 2018/10/06 07:06:07
    懐かしいターボル
    万歩計様
    いつもわたくしの旅行記に「いいね」をありがとうございます。

    ターボル・・とても懐かしく旅行記拝見しました。今をさかのぼる20数年前、中欧を巡るツアーに参加、プラハでできた一日のフリータイムに、列車に乗って出かけたのでした。

    駅から旧市街までだらだら坂を上り、たどり着いた広場の美しかったこと、地下道ツアー、そして塔から見下ろした屋根・・・。

    あの頃は、個人旅行など夢のまた夢、なるべくフリータイムの取れるツアーを探しては自分なりの旅を模索していたように思います。インターネットの恩恵で、小さな町のバス時刻表まで調べることができるようになりました。ありがたいこと。

    また、行ってみたくなりました。

    さんちゃん

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2018/10/06 11:35:19
    Re: 懐かしいターボル
    さんちゃんさん

     書き込み、ありがとうございました。

     ターボルは20年以上前に、ハイビジョン化される前のNHKのBS番組で知りました。確かドヴォルザークのスラブ舞曲の背景にこの街が使われ、その美しさと静謐な雰囲気からチェコでぜひ訪れたい街の一つになっていました。

     おっしゃる通りインターネットとスマホのおかげで私のような人間も簡単に海外個人旅行ができるようになり、この面ではいい時代になりました。
     さんちゃんさん のポーランド、東スロバキアの続編も楽しみにしています。
          万歩計
     

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