春のチェコとウィーンを巡る（チェコ編）　２２　９日目③～１０日目①　ブルノ

2018/05/17 - 2018/05/17

９日目　２０１８年５月１８日（金）　晴
　ブルノはモラヴィア地方の中心都市でチェコ第２の大都会です。大都会より田舎を好む万歩計としては当初はオロモウツ、クロムニェジーシュ、レドニツェといったモラヴィア地方の世界遺産やモラヴィアの大草原に行く中継点程度と考えていました。しかし実際に街を歩いてみると新旧色々な要素が交じりあった文化・歴史面でも面白い街であることに気づきました。
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【旅程】
　　１日目（５/０９）関空→プラハ（泊）
　　２日目（５/１０）プラハ（泊）
　　３日目（５/１１）クトナーホラ→コウジム→プラハ（泊）
　　４日目（５/１２）プラハ（泊）
　　５日目（５/１３）ロケト→カルロヴィ・ヴァリ（泊）
　　６日目（５/１４）プルゼニュ→チェスキークルムロフ（泊）
　　７日目（５/１５）チェスキークルムロフ→フルボカー城→チェスケー・ブディェヨヴィツェ（泊）
　　８日目（５/１６）チェスケー・ブディェヨヴィツェ→ホラショヴィッツェ→ターボル→チェスケー・ブディェヨヴィツェ（泊）
　９日目（５/１７）テルチ→トゥシェビーチ→ブルノ（泊）
★１０日目（５/１８）ブルノ→シュテルンベルク→オロモウツ（泊）
　１１日目（５/１９）オロモウツ→クロムニェジーシュ→リトミシュル（泊）
　１２日目（５/２０）リトミシュル→キヨフ（泊）
　１３日目（５/２１）モラヴィアの大草原→キヨフ（泊）
　１４日目（５/２２）ストラージェニツェ→レドニツェ城→ブジェツラフ（泊）
　１５日目（５/２３）ミクロフ→ウィーン（泊）
　１６日目（５/２４）ウィーン→ワッハウ渓谷→ウィーン（泊）
　１７日目（５/２５）ウィーン→ザーンセスカンス（オランダ）→機中（泊）
　１８日目（５/２６）→関空

エリア ブルノ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　トゥシェヴィーチからこの普通列車でブルノに向かいます。

　チェックしようとガイドブックを探しましたがありません。トゥシェヴィーチ駅で濡れた荷物を整理した時にベンチに置き忘れたようです。サァ、大変！これからの旅はガイドブックなしになりました。

　９０分かけてブルノに着きました。ブルノはチェコ第２の街ですがどうも駅の様子がおかしい。不安になって聞いてみるとローカル線の駅は本駅のホームから少し離れた場所にありました。

　ブルノ本駅の構内です。この時刻では街のｉは閉まっているのでここで簡単な市街地図を貰いました。

　ブルノ本駅です。ＴＶで見た重厚な駅舎に工事のため覆いが掛かっていました。この前で激安の中華テイクアウト店を見つけました。ここで夕食の弁当をゲット。小さな中華料理店は世界中の街にあります。中国人は逞しい。

ブルノ本駅 駅

　簡単なマップを頼りにマサリコヴァ通りを歩いて今夜のホテル Bed and Breakfast Placzak を探します。この時ポケットWiFiの必要性を痛感しました。

マサリコヴァ通り 散歩・街歩き

　最後はお巡りさんに聞いてやっと探し当てました。美しい建物の手前の目立たない白い建物の３階でした。

　１階がカフェでここでチェックインの受付をしました。

　簡単なＢ＆Ｂでバスとトイレは２室共用ですが隣の部屋に宿泊者はいないそうです。

　夕食は駅前で買った肉のたっぷり入った焼きそば弁当です。食べながら明日以降の計画を練りました。
　クロムニェジーシュはブルノからよりオロモウツからがアクセスがよさそう、ということは明日早めにオロモウツに行ったがいいな…。

　明日１１：３０発のRegio Jetでオロモウツに行くことにしたので、今日のうちに少しでも街歩きをしようと夜の街に出ました。

　自由広場。中世に造られたブルノの中心広場です。ブルノは人口３８万人でチェコ第２の大都会ですが夜は静かなものです。

自由広場 建造物

　ブルノの建物は他のチェコの街に比べ近代的です。

　旧市庁舎

旧市庁舎 建造物

　入口の独特の装飾。真ん中の１本が曲がっているのは報酬を出し渋った依頼者に対する製作者の皮肉と言われています。

　市庁舎の半円の通路の天井にブルノのシンボルであるドラゴンがいます。

　青果広場

緑の広場 (キャベツ市場) 広場・公園

　　青果広場から延びる通り

　坂道を上って聖ペテロ聖パウロ大聖堂に向かっています。

　聖ペテロ聖パウロ大聖堂。

聖ペテロ聖パウロ大聖堂 寺院・教会

　ライトアップで黄金色に輝いていました。

　天を突くような２本の尖塔は２０世紀初頭に加えられたそうです。

　今夜はこのくらいにしてホテルに戻りました。明日ゆっくり観光します。

　１０日目朝、洗面所に行くと浴室に干していた洗濯物が横に移動されていたました。深夜に隣室に客が来たようです。洗濯物を干したままで申し訳ないことをしました。

　昨日に朝食の菓子パンとオレンジがまだ残っていたのでこれで済ませました。旅行中は食べ過ぎがち、胃袋もたまには休ませないと。

　ホテルにスーツケースを預けてオロモウツに向かうバスの時刻まで街歩きです。街の中央を南北に延びるマサリコヴァ通りには古い重厚な建物も多く残っています。

マサリコヴァ通り 散歩・街歩き

　天使の腰掛け

　昨夜来た自由広場。奥の塔を持つ建物は１３世紀に創建された聖ヤコブ教会です。

自由広場 建造物

　広場の近くにあるStudent Agency 社のオフィスで１１：３０発オロモウツ行を予約しました（９５Kc）。設備の整った長距離バスで今回の旅で何度か利用しました。

　バスの予約が終わったのでｉに観光マップを貰いに行かねばなりません。ガイドブックは昨日紛失しました。

　旧市庁舎

旧市庁舎 建造物

　入口の独特の石細工は１５１１年にアントン・ピルグラムによって作られました。ｉは旧市庁舎にありました。

観光案内所 (ブルノ旧市庁舎) 散歩・街歩き

　トラムに乗り新市街の高級住宅街にあるトゥーゲンハット邸に向かっています。

　トゥーゲンハット邸に来ましたが何と開館は１時間後。ガイドブックでチェックできなかったので来る順番を間違えました。
　

トゥーゲントハット邸 現代・近代建築

　ユダヤ人のトゥーゲンハット氏の依頼で１９３０年に完成した個人の邸宅で、近代建築の名作として世界遺産になっています。しかし家族がこの邸宅に住んだ期間はほんのわずかで、ナチの迫害を逃れるため転々と住居を変え最終的にはブラジルに亡命しました。

　せめて写真でもと思いいろんな角度から撮ってみましたが上手くいきません。

　世界遺産ハンターとしては１か所稼いだということにして諦めました。

　旧市街の北にある広場前でトラムを降り、ここから街歩きです。騎馬像の向こうに見えるのはミーストドルジテルスキー宮殿です。

ミーストドルジテルスキー宮殿 城・宮殿

　聖トマーシュ教会

聖トマーシュ教会 寺院・教会

　旧市街の北西にあるコメンスキー教会。レンガ色が美しいゴシック様式です。

コメンスキー教会 寺院・教会

　旧市街の西の丘にあるシュピルベルク城の一帯は緑豊かな公園になっています。

シュピルベルク公園 広場・公園

　道しるべに従い坂道を上っていきます。

　木漏れ日が気持ちいい。

　シュピルベルク城の入口に着きました。

　１３世紀に建てられた城跡がその後監獄として使われ、第２次世界大戦中はナチスドイツの軍事施設になりました。

シュピルベルク城 城・宮殿

　現在は博物館として公開され、城の監獄や塔の見学もできますが時間がないので外観だけ見ました。

　　シュピルベルク城

　ここから眺めるブルノ市街はとても美しい。２本の尖塔を持つ建物は聖ペテロ聖パウロ大聖堂です。

　シュピルベルク城から旧市街に下りてきました。美しい建物が並ぶ通りを聖ペテロ聖パウロ大聖堂に向かいます。

　聖ペテロ聖パウロ大聖堂の場所には１１世紀にはすでに教会が建っていたとの記録があり、１４世紀にゴシック様式に改造され２０世紀初頭に２本の尖塔が完成しました。

聖ペテロ聖パウロ大聖堂 寺院・教会

　重厚で存在感十分。

　聖ペテロ聖パウロ大聖堂

　ゴシック様式特有の高い天井。

　聖ペテロ聖パウロ大聖堂

　祭壇正面のステンドグラスの美しさも特筆もの。この時後ろから係りのおばさんはの注意声が、撮影禁止だったのか？

　賑やかな青果広場にやってきました。市が開かれています。

緑の広場 (キャベツ市場) 広場・公園

　広場の中央に三位一体柱。周りは美しい建物が並んでいます。

　朝市

　複雑な形のモニュメントはパルナスの噴水

パルナスの噴水 モニュメント・記念碑

　モラビア博物館。外観のみ。

　ホテルに戻ってきました。ホテルの前は聖ジョーンズ教会です。

　パンフレットにも記載されていませんが中に入ってビックリ。溜息が出るように美しさでした。

聖ジョーンズ教会

　ブルノ駅の地下街のストリートミュージシャン

ブルノ本駅 駅

　昨日の駅前激安中華テイクアウト店で地元のオヤジたちに混じって立ち飲みでビールを１杯。あとチャーハンの持ち帰りを注文、バスの中でのお昼用です。

　ブルノのバスセンターは本駅のすぐ近くです。ここからRegio Jet でオロモウツに向かいました。