春のチェコとウィーンを巡る（チェコ編）　１７　７～８日目①　チェスケー・ブディェヨヴィツェ

2018/05/16 - 2018/05/16

８日目　２０１８年５月１６日（水）　曇り　時々雨
　チェスケー・ブディェヨヴィツェは１３世紀にブシェミスル・オタカル２世により建設され、以降交通の要所として発展し現在は南ボヘミア最大の街です。街の南４０ｋｍにあるチェスキークルムロフや近郊のホラショヴィッツェやフルボカー城への中継点として見過ごされがちですが、なかなか美しい街でした。特に２日目の夜は中世ムード満点のチェコ料理レストランで地元のアイリッシュ音楽愛好グループの演奏が聞けてラッキーでした。
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【旅程】
　　１日目（５/０９）関空→プラハ（泊）
　　２日目（５/１０）プラハ（泊）
　　３日目（５/１１）クトナーホラ→コウジム→プラハ（泊）
　　４日目（５/１２）プラハ（泊）
　　５日目（５/１３）ロケト→カルロヴィ・ヴァリ（泊）
　　６日目（５/１４）プルゼニュ→チェスキークルムロフ（泊）
　　７日目（５/１５）チェスキークルムロフ→フルボカー城→チェスケー・ブディェヨヴィツェ（泊）
　★８日目（５/１６）チェスケー・ブディェヨヴィツェ→ホラショヴィッツェ→ターボル→チェスケー・ブディェヨヴィツェ（泊）
　　９日目（５/１７）テルチ→トゥシェヴィーチ→ブルノ（泊）
　１０日目（５/１８）ブルノ→シュテルンベルク→オロモウツ（泊）
　１１日目（５/１９）オロモウツ→クロムニェジーシュ→リトミシュル（泊）
　１２日目（５/２０）リトミシュル→キヨフ（泊）
　１３日目（５/２１）モラヴィアの大草原→キヨフ（泊）
　１４日目（５/２２）ストラージェニツェ→レドニツェ城→ブジェツラフ（泊）
　１５日目（５/２３）ミクロフ→ウィーン（泊）
　１６日目（５/２４）ウィーン→ワッハウ渓谷→ウィーン（泊）
　１７日目（５/２５）ウィーン→ザーンセスカンス（オランダ）→機中（泊）
　１８日目（５/２６）→関空

エリア チェスケー・ブディェヨヴィツェ(チェコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　バスターミナルのフードコートで中華料理を２皿食べ満腹です。ラノヴァ通りを西へ旧市街に向かって歩いています。広い通りで道路の半分は歩行者天国になっていました。

　キャリアウーマンが部下の男性社員を率いて颯爽と歩いています。

　１０分ほどで聖ミクラーシュ大聖堂と黒塔に出ました。

聖ミクラーシュ大聖堂 寺院・教会

　その先が旧市街の中心ブシェミスル・オタカル２世広場です。

プシェミスル オタカル2世広場 広場・公園

　今夜のホテルは広場に面したグランドホテル・ズヴォンです。１５３３年からの歴史ある３つの建物を使っています。

グランドホテル ズボン ホテル

　フロント

　３つの建物は内部で繋がっていました。

　部屋は最上階、ロフト風で雰囲気があります。２連泊します。

グランドホテル ズボン ホテル

　ところがせっかく広場に面しているのに眺望がゼロです。

室内

　水回り

　夕食も済ませているので直ぐにプシェミスル・オタカル2世広場に出ました。

プシェミスル オタカル2世広場 広場・公園

　中央の黄土色の建物の屋根飾りの横が泊った部屋です。もう少し下の階なら居ながらこの風景を眺められたのに…。

　美しい時計塔を持つ建物は市庁舎

　淡いブルーの外壁に紋章が描かれた可愛らしい建物です。

市庁舎 建造物

　聖ミクラーシュ大聖堂の黒塔が見えます。

　１ヘクタールの広さをもつヨーロッパで最も大きな広場の一つです。ただ広いだけでなく美しい。

　広場の中心に１８世紀に建てられたサムソンの噴水

サムソンの噴水 モニュメント・記念碑

　チェスケー・ブディェヨヴィツェの街歩きは明日にして今夜は早めに休みました。

　７日目朝、今日は朝のうちにチェスケー・ブディェヨヴィツェの街歩きを済ませ、ホラショヴィッツェとターボルを回って夜に戻ります。

グランドホテル ズボン ホテル

　たっぷりエネルギーをチャージしました。

　広場に出て街歩きスタートです。ｉはまだ開いていないのでガイドブックを片手に歩きます。

プシェミスル オタカル2世広場 広場・公園

　聖ミクラーシュ大聖堂と黒塔

聖ミクラーシュ大聖堂 寺院・教会

　後で時間があれば登ろう…。

黒塔 建造物

　大聖堂前から北に延びる石畳の道

　大聖堂前から建物の柱廊越しに見た広場

　最初に広場から南に向かって歩きます。

　朝早いためか通りは静か

　ヴルタヴァ川の支流マーシェ川にかかる橋を渡ると

　右手に緑の公園が広がっていました。

　さらに進むとレンガ色の大きな建物

　鉛筆メーカーの建物のようです。

　ガイドブックにはこの先にヨーロッパで最初に敷設された鉄道馬車の駅跡があるらしいのですが見つかりません。諦めて橋まで戻ってきました。

　マーシェ川沿いに旧市街の西側を歩きます。城壁を兼ねた建物が並び落ち着いた雰囲気です。

　この辺りに「塩の門」があるはずだが？

　いい感じ

　旧城壁の北側から旧市街に戻ってきました。

　この辺りが街で最も古い地区です。

　ドミニコ会修道院

　ドミニコ会修道院

　聖母の祈り教会

　いい雰囲気の一画でした。

　ブシェミスル・オタカル２世広場に戻ります。

　広場を囲むルネッサンス様式の建物はレストラン、カフェ、商店になってました。１階部分は柱廊になっています。

　そろそろｉが開く時刻です。

市庁舎 建造物

　ｉでマップを貰いました。チェスケー・ブディェヨヴィツェは人口９．５万人で南ボヘミア最大の街で市街エリアも広いですが、見どころは狭い旧市街に集中しています。

　見落としたスポットを拾って歩きます。この建物は「塩の家」で現在はモーターサイクル博物館になっていますが工事中でした。

モーターサイクル博物館（塩の家） 博物館・美術館・ギャラリー

　広場の北側を歩きます。通りの両側に柱廊が続く家並はイタリアのようです。

　城壁の北門に当たるロベンシュタイン塔

　この一角もいい雰囲気の路地がありました。

　この先は？

　気が向くままに路地を行き来するのは楽しい。

ロベンシュタイン塔

　色使いがいい

　メルヘンチック

　ちょっとのぞく

　立派な建物

　城壁が当た場所？

　聖ミクラーシュ大聖堂と黒塔に戻ってきました。

　聖ミクラーシュ大聖堂の内部

聖ミクラーシュ大聖堂 寺院・教会

　聖ミクラーシュ大聖堂の内部

　黒塔に上ります。

黒塔 建造物

　鐘楼

　塔のてっぺんから見たブシェミスル・オタカル２世広場。美しい。

　ホラショヴィッツェ行きのバス時刻が気になります。急いで下りて駅に向かいました。これからホラショヴィッツェとターボルを回って１９時過ぎに戻ってくる予定です。

　１９：０６　ターボルからチェスケー・ブディェヨヴィツェ駅に戻ってきました。横のホームにチェコ国鉄のハンブルク行きの国際列車が停車していました。

チェスキー ブジョヴィツェ駅 駅

　夕食はガイドブックにある「パンスキー・シェンク」です。小さな通りに面した目立たない入口で見つけるのに苦労しました。

パンスキー シェンク 地元の料理

　店内は地下室のようです。

　壁に剣が飾ってあり中世ムード満点です。

パンスキー シェンク 地元の料理

　中央に大きな火床があります。ガイドブックには「ルネッサンス風のコスチュームに身を包んだスタッフが、かまどでローストしたばかりの大きな肉の塊を運んでくる。」とありますが、今日はお客が殆どいなく期待した光景は見れませんでした。

　先ずは地元のブディェヨヴィツキー・ブドヴァル。バドワイザーの元祖です。

　そして溢れるほどのスープ

　メインはポークのロースト

　奥の部屋から中世風の音楽が聞こえてきます。店の雰囲気にぴったりでワインを飲みながらしばらく聞いていました。

　思い切って奥の部屋に行き「素晴らしい演奏なので一緒に聞かせてほしい」と頼みました。

　彼らはアイリッシュ音楽を愛好する地元の若者グループで、ここに集まっては練習しているそうです。アイルランド音楽のほかに中世の音楽も好みだそうです。

　珍しい楽器

　髪の長い女性の歌声は透き通るように綺麗でした。「サリーガーデン」をリクエストしたら喜んで演奏してくれました。

　演奏はまだ続くようでしたが明日は早立ちです。お礼にワインのボトルを置いて店を出ました。ラッキーな夕食になりました。

　ブシェミスル・オタカル２世広場に戻ると綺麗にライトアップされていました。

プシェミスル オタカル2世広場 広場・公園

　市庁舎

　明日は５：４５発の列車でテルチ、トシェヴィーチを経由してブルノに行きます。