2018/06/28 - 2018/06/28
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miharashiさん
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2018年の初夏には、以前からペルーのワラスに行きたいと思い続けていたので、どうせ行くならついでにヨーロッパの山にも行きたいということで、欲張ってスターアライアンスの世界一周航空券(エコノミークラス)で旅行することにしました。直前に身内の不幸があり、実行が危ぶまれたが、出発2週間前に航空券を購入。山の天気予報を毎日チェックし、旅程をたてました。フランス編その2は、フランスアルプス(ローヌアルプ地方)のドライブ旅行記の後編で、プティ・サン・ベルナール峠のフランス側に戻り、ツール・ド・フランスの山岳定番コースとして有名なガリビエ峠を超えてプロヴァンス地方に向かうまでの旅行記です。(表紙写真は、ガリビエ峠の手前の風景)
今回の訪問国と日程は以下の通り。
6/8 - 6/13 メキシコ
6/14 - 6/16 コロンビア
6/17 - 6/24 ペルー
6/26 - 7/1 フランス
7/2 - 7/8 ジョージア
7/9 - 7/12 ギリシャ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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フランスアルプスドライブの後半は、ツール・ド・フランスの山岳コースとしてよく使われるイズラン峠とガリビエ峠を超えて、その南のプロヴァンス地方の手前まで走る予定だった。しかし、カーナビでイズラン峠を通るルートがクローズしていると知らされ、仕方なく、アルベールビルまで戻ってから迂回することにより、ガリビエ峠を通って南下することが出来た。ガリビエ峠越えの道は、思いのほかダイナミックですばらしく、イズラン峠は通れなかったものの、十分満足のいくドライブとなった。(写真は、ガリビエ峠の後で現れたロータレ峠の風景)
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6月28日、ラ・ツールの宿で朝食。部屋の窓には様々な置物。とにかく内装が凝っていた。
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ラ・ツールから昨日通ったプティ・サン・ベルナール峠へ向かう。峠の道路沿いに本物の犬の代わりに人形の犬が置かれていた。来るときは気が付かなかった。
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高台には教会も。これも来るとき見逃していた。
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再びフランス側へ、途中のラ・ルシエールの町でガソリンを補給して、昨日登った山道をどんどん下っていく。道路沿いにきれいなルピナスが咲いていた。
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ブール・サン・モーリスまで戻り、カーナビにイズラン峠の先にある町の名前を入れたら、途中にクローズの区間があると知らされた。行ってみて通れないでは困るので、仕方なく、アルベールビルまで戻って、そこから迂回してガリビエ峠に向かうことにした。
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アルベールビルを過ぎて高速へ。
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迂回コースは、アルベールビルの先でイタリア方面に行く高速(昨日走ったA43)に乗り、サン・ミッシェル・ド・モーリエンヌという町で高速を下りて、そこからガリビエ峠に登るコースだ。持って行った地図ではアルベールビルのだいぶ先で分岐するようになっていたが、実際にはアルベールビルのすぐ先で分岐していた。地図が古いので、実際の道路状況とかなり違っている。地図も買い替えが必要だ。
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サン・ミッシェル・ド・モーリエンヌで高速を降りる。ここの出口はテレパスと兼用だった。
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サン・ミッシェル・ド・モーリエンヌの町中を抜ける。前方に高い山が。
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ガリビエ峠目指してどんどん登っていく。
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途中、Valloireという町を通過。スキーリゾートらしく、スキーを履いた大きな人形が道端に現れた。
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かなり登ってから、見晴らしのいいところに出たので、ここがガリビエ峠かとも思ったが、実際には峠のまだまだ手前だった。
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山の中の小さな町を通過。教会は立派だ。
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その先にも教会。
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道はまだまだ登りが続く。峠目指して登る自転車もあいかわらず多い。
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今度はスポーツカーが猛烈なスピードで追い越していく。この道では何度も同じ光景が見られた。この道はツール・ド・フランスの定番コースとして知られているが、カーレースも行われるとは予想外だ。
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再び自転車が前を行く。
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広々とした草原に出てきた。花も満開だ。
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お花畑の中で。
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草原の中で気持ちよさそうに休んでいる人がいた。
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さらに登りが続く。
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急坂をあえぎあえぎ登る自転車の姿。そこまでして登りたいのだろうか?
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見晴らしのいいところに出たので、車を止めて撮影タイム。
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登ってきた道の方角を見下ろす。満開の黄色い花が鮮やかだ。
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その花を拡大して。
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写真だとわかりにくいが、実に広々として開放的な谷だ。
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花を代わりに同じ構図で。
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パノラマにして(画像をクリックしてください)。現地の開放感が少しは感じられるかも?
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峠はまだ先で、さらに登っていく。
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少し登ってまた小休止。なかなか上まで登れない。
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お得意の?花と高峰の写真その1。
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その2。
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その3。
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こちらは花と谷の遠景。
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近くで咲いていた花をアップで(その1)。
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アップその2。
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アップその3。
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アップその4。
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さらに上まで登っていくと、ここまで見えていた花とは違う種類の黄色の花が咲いていた。
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その花を拡大。この花は、スイスやイタリアでトレッキングをした時によく見た花だった。
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ここまでの登りでずっと見え続けていた山をバックにお花畑が広がっていた。地図によると、この山はPic de la Mouliniere(3073m)のようだ。
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前述の黄色の花と一緒に。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。ここも実に開放的なところだ。
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道はまだ登りになっていた。
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突然トンネルが現れた。狭いので信号で交互通行になっている。
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トンネルを抜けた反対側にも高峰群が連なっていた。
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トンネル出口そばにあった記念碑。何かわからず写真だけ撮ったが、後で調べるとアンリ・デグランジュという人の記念碑だった。この人はツール・ド・フランスの産みの親だという。
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高峰群を前に見ながら峠から下る。実は、ガリビエ峠はもっと高いところ(2642m)にあったのだが、トンネルを通ってしまったので、本当の峠は通らずに超えたことになる。トンネルを通らない道もあったようだが、結局どんな道なのかはわからずじまいだった。
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車の前を自転車が下って行った。
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下りはさぞかし快適だろう。
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再び開放的なところに出てきた。
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開放的な谷間が下の方まで続いている。
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合流点に到着。ここはロータレ峠という峠だった(2058m)。開放的なので、峠という感覚は薄いが、ブリアンソンとグルノーブルを結ぶN91の最高地点になっているところ。実は、2007年の6月にブリアンソンからN91を走ったとき、この峠も通過している。その時の天気は雪も降るような悪天候で、この峠の景観は全く記憶になく、まるで初めて来たような感覚だった。
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峠にはかわいい教会も。この教会も全く記憶がない。
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車を止めて一休みしていると、黄色の花がかたまって咲いているところが見えたので、そこまで行って周りの景色を撮影。
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同じ場所からパノラマで(画像をクリックしてください)。
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上記の右側。ガリビエ峠から下ってくる道が見える。
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さらに右側。
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再びパノラマで(画像をクリックしてください)。
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峠の駐車場に車を止めて、そばのカフェでコーヒータイム。
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アップルパイも。
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カフェで休憩後、峠からブリアンソンの方角へ下っていく。
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右手にはかなり高い山々。この中には4000m近い高峰もあるようだ。
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紫色の花がかたまって咲いていた。
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ブリアンソンが近づいてきた。町の背後には特徴的な高い山が。2007年の6月に来た時には,町の中で1泊している。今回は、さらに南のVallouiseの近くに宿をとったので、ブリアンソンは素通り。
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ブリアンソンからGapに向かうN94をさらに南に走ると、Vallouiseに分かれる道があり、そこを入る。しかし、この道はメインの道ではなく、ショートカットの道だったことが、しばらく走ってからわかることに。
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やや幅の狭い山道を走っていくと、前方が開けてきて、高い山々も見えてきた。結果的にはこの道でよかった。
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Vallouiseの手前でメインの道(D994)に合流。そのまま谷の奥に走っていくと、前方にかなり高い険しい山が見えてきた。標高3946mのMt. Pelvouxのようだ。
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今夜の宿はSt-Antoineという町の中で、D994沿いにあるはずだが、St-Antoineの町に入っても宿を見つけることが出来ず、そのまま素通りしてしまった。宿は後で探すことにして、とりあえず行けるところまで走ってみることにした。
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道は徐々に細くなり、少しずつ高度を上げていった。途中で見えていた高峰は、前山の陰に隠れて見えなくなってしまった。
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もう少しで終点というところまできた。終点には駐車場があるようだが、有料と書かれていたのと、これ以上奥に行っても景色はあまり変わり映えしないようなので、ここで引き返すことに。
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来た道を戻りながら、予約したホテル(Hotel le Glacier Blanc)を探すと、今度は簡単に見つけることが出来た。レセプションに出てきた若い外国人の男性が突然日本語を流暢に話したのでびっくり。母親が日本人で、父親がフランス人だそうで、8歳まで日本で育ったという。宿の女主人は英語が話せなかったので、大いに助かった。今日の走行距離は285キロ。総走行距離589キロ。明日は、プロヴァンスに向かい、ラベンダー街道を走る予定。(その3に続く)
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