2018/06/26 - 2018/06/27
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miharashiさん
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2018年の初夏には、以前からペルーのワラスに行きたいと思い続けていたので、どうせ行くならついでにヨーロッパの山にも行きたいということで、欲張ってスターアライアンスの世界一周航空券(エコノミークラス)で旅行することにしました。直前に身内の不幸があり、実行が危ぶまれたが、出発2週間前に航空券を購入。山の天気予報を毎日チェックし、旅程をたてました。本編からは、後半のヨーロッパの旅行記に入ります。最初のフランス編その1は、フランスアルプス(ローヌアルプ地方)のドライブ旅行記の前編で、リヨンからプティ・サン・ベルナール峠を越えて、モンブランの麓のヴェニの谷まで走ったときの旅行記です。(表紙写真は、プティ・サン・ベルナール峠の聖人像)
今回の訪問国と日程は以下の通り。
6/8 - 6/13 メキシコ
6/14 - 6/16 コロンビア
6/17 - 6/24 ペルー
6/26 - 7/1 フランス
7/2 - 7/8 ジョージア
7/9 - 7/12 ギリシャ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今まで、スイス、イタリア、オーストリアのアルプス地方は車でもかなり走っていたが、フランスアルプスは、シャモニー以外はほとんど未経験だった。2007年の6月に1日だけブリアンソンからグルノーブル近くまで走ったが、雪も降る悪天候でほとんど何も見えず、今回はいわばそのリベンジも兼ねていた。ドライブコースは、初日がリヨン空港で車を借り出し、アルベールビルの奥のムティエまで。二日目はプティ・サン・ベルナール峠を越え、モンブラン山麓のヴェニの谷まで往復して、峠のイタリア側に宿泊。三日目はフランス側に戻り、イズラン峠、ガリビエ峠を経て、ブリアンソン周辺まで走るというものだった。実際には、イズラン峠を通るルートがクローズになっていて(ナビの情報による)、迂回ルートを走ったため、イズラン峠は通過できなかった。本編は、そのうちの前半2日のドライブ旅行記です。(写真は、花が咲き乱れるヴェニの谷)
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6月26日、ペルー・リマからトロント、フランクフルトを経由して、フランス・リヨン空港へ。時刻は午前10時。リマを25日の2時半過ぎに出たので、丸1日以上かかって、はるばるここまで来た。着陸直前に窓からヨーロッパアルプスの山並みがきれいに見えた。多分モンブランもあの中にあるはずだが、遠くなのではっきりしない。
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リヨン空港に着陸後、ハーツレンタカーの事務所で車を借り出す。事務所は空港からやや離れた場所にあり、空港との間を無料バスが行き来していた。事務所に着いたのは11時ごろだったが、マルセイユ空港での返却時間を12時にしたため、出発は12時まで待つことに。12時前だと1日余計にかかるためだ。日本だったら1時間ぐらいまけてくれそうだが、フランスではそうもいかないようだ。出発後さっそく高速A43に入る。写真は高速の入り口の様子。フランスはほとんどの高速道路が有料なので、ゲートを出入りする必要がある。料金はカードか現金払いなので、写真の緑色の矢印のゲートを入り、チケットを取るとゲートが開く。ちなみに、隣の黄色のtと書かれたゲートはテレパス(ETC)用だ。
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A43をシャンベリ方面へ走る。
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シャンベリの手前で休憩所があったので、一休み。夜行便の乗り継ぎの後なので、無理をしないためだ。休憩所からは変わった形の山が見えた。
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A43は、シャンベリでアヌシー方面への道と分かれ、その後グルノーブル方面への道と分かれてアルベールビルへと向かう。アルベールビルが近づくと、前方には高い三角形の山が見えてきた。
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アルベールビル手前で高速は終わっていた。出るときはやはり緑の矢印のゲートに入り、チケットを挿入すると、カードあるいは現金で支払うことが出来るようになっていた。慣れれば簡単だが、初めての場合はかなり緊張するものだ。今回はすべてカード払いだったが、ピンコードを打ち込む必要もなく、どのゲートもスムーズに通過することが出来た。
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高速を下りると、道はN90になり、さらに奥まで続く。道路は高速と変わらないが、他に道がないため、ここは無料区間になっている。
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面白い形に褶曲した山が見えたので拡大。
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今日のホテルは、アルベールビルの奥にあるムティエという町の近くにあった。ところが、ムティエからホテルに行くのとは別の道に入ってしまい、途中で引き返して、ムティエの町をうろうろすることに。カーナビで車の現在位置と地図を確かめて、ようやくホテルへの道に入ることができた。
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予約したホテル(Hotel Inn Design Moutiers)。もともとは別のホテルだったものを改装したホテルのようだった。ホテルに着いたのは午後4時過ぎだったが、ホテルのドアは空いていても、中には誰もいなかった。
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すでにチェックインした客に聞いたり、張り紙にあった電話番号に電話するが、一向にらちが明かない。そのうち5時になると、やっと人が現れ、チェックインすることができた。実はこのホテルのチェックインは5時からとなっていたので、事前にアーリーチェックインのリクエストを出しておいた。結局それが通じなかったということだった。写真はホテルのロビー。外観に比べて、中は新しく改装されていてきれいだ。
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ホテルの部屋。前のホテルはIbisだったらしいが、何となく雰囲気が似ている? 今日の走行距離は164キロ。
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6月27日、泊まったホテルは食事なしで予約したので、部屋で簡単な朝食を食べ、8時半過ぎに出発。さらに奥のブール・サン・モーリスまで走る。前に雪を抱いた山がようやく見えてきた。
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ブール・サン・モーリスで、イズラン峠ヘの道と分かれて、プティ・サン・ベルナール峠目指して登り始める。しばらく登ると、眼下にブール・サン・モーリスの町が広がっていた。
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峠への登り道の途中で一休み。自転車も一休み?。
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周囲の眺め。見ているのはブール・サン・モーリスの南側に広がる山塊で、3000m台後半の山が連なっている。
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パノラマで(画像をクリックしてください)。
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上記パノラマの左端の山並みを拡大。
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さらに登り、ラ・ルシエールの町を通り過ぎる。峠は間近かだ。
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峠目指して登って行く自転車その1。
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その2。ツール・ド・フランスの国だけあって、峠を登る自転車がとにかく多い。
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道路際の残雪。
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プティ・サン・ベルナール峠に着いた。
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駐車場所を探しているうちに峠のホスピスを通過しそうになった。あわててホスピス前のスペースに駐車。
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ホスピスの前には聖人像。その横を自転車が登って行く。聖人の名前はベルナール・ド・マントンといい、ホスピスを開設した人だという。セント・バーナード犬の由来にもなっているという。
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聖人像を拡大して。
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ホスピス前にセント・バーナード犬が現れた。
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そばに人がいると、犬の大きさがわかる。
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ホスピス横に咲いていたタンポポ。大きくて立派だったので思わず撮影。
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ホスピス横からの風景。
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この峠の標高は2188m。峠の上は意外に平坦な道が続いていた。ホスピスを過ぎると、そこはイタリアだ。
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かっての検問所も今は素通り。
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峠から下りに入る。前方には湖。
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湖を前に撮影。
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パノラマでも(画像をクリックしてください)。
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ヘリコプターが飛んできた。何かの工事をしているようだった。
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峠からの下りの途中にあるラ・ツール。今夜の宿のある町だが、先にヴェニの谷まで行くので、素通り。
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眼下には、アオスタ谷に広がる街並みが見えてきた。
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道路脇にはきれいな紫色の花が。
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道の前方にモンブランに続くグランドジョラスの山並みが見えてきた。
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谷に下ると、道路が狭くなり、きれいな街中を通る。プレ・サン・ディディエールの町だ。
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その後クールマイヨールに入る。前方に見えるグランドジョラスが覆いかぶさるようだ。
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ヴェニの谷への分岐点。実際には、この先で左折する必要がある。
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ヴェニの谷へと登っていく。道がかなり狭くなった。前方にはモンブランの山群が連なる。
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右手にはグランドジョラス。
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グランドジョラスを拡大。ただし、本当のピークはここからは見えない。
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ヴェニの谷のノートルダムGuerison教会。2016年の7月のアルプストレッキング*では、ここまで来て引き返していた。
*旅行記は、https://4travel.jp/travelogue/11155807/ -
道はかなり狭くなってきたが、今日は教会を過ぎてさらに奥まで走ることに。
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狭い道を登っていくと、広々としたところに出たので、車を止めて撮影タイム。目の前にはモンブラン山群。ただし、ここからでも本当のピークは見えない。
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その右横にはグランドジョラスの山群が連なっている。
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川のそばまでいくと、様々な花が咲き乱れていた。
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グランドジョラスをバックに記念撮影。
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花々も入れて。
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黄色の花の間に混じって、青紫色のききょうのような花も。
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こちらはピンク一色。
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同上。
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やや角度を変えて撮影してみた。
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同上。
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黄色とピンク色に混じってマーガレットの花も。
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さらに奥まで行ってみることに。草原には牛の群れ。
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しばらく登り続けると行き止まりになった。
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すぐに引き返す。道路の片側には駐車の列。混んでいるときはここまで入らない方が賢明だろう。
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来た道を下る。奥に見える山がモンブランの主峰か?
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花が咲き乱れるところで最後の撮影タイム。
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様々な色の花が混じっていた。
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モンブラン山群をバックに最後の記念撮影。
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ヴェニの谷を下り、プレ・サン・ディディエールの町を通る。
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さらに峠目指して登ると、今夜の宿のあるラ・ツールの町に着いた。
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今夜の宿(Hotel Meulde Martinet)。ラ・ツールの町はずれから少し中に入ったところにあったが、案内板があったので難なく着くことできた。
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建物の外観は素朴だが、中の部屋はすごくしゃれた内装だった。さすがイタリアだ。
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ドアの飾りも凝っている。
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ホテルすぐそばのレストランで夕食。
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イタリアなので、ピザとパスタで。ピザは一個をシェア。キノコのパスタもとてもおいしかった。上に写っているバルサミコ酢もあっさりしていて絶品だった。今日の走行距離は120キロ。明日は、フランス側に戻り、二つの峠を越えてブリアンソンまで走る予定。(その2に続く)
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