2018/07/07 - 2018/07/08
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miharashiさん
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2018年の初夏には、以前からペルーのワラスに行きたいと思い続けていたので、どうせ行くならついでにヨーロッパの山にも行きたいということで、欲張ってスターアライアンスの世界一周航空券(エコノミークラス)で旅行することにしました。直前に身内の不幸があり、実行が危ぶまれたが、出発2週間前に航空券を購入。山の天気予報を毎日チェックし、旅程をたてました。ジョージア編その6は、ズグディディからトビリシ近郊のムツヘタまで走って、世界遺産の教会群を見学し、その翌日トビリシ空港に戻るまでの旅行記です。トビリシ空港に向かうときに、またもやナビが効かず、二度目の迷走の末やっと空港まで戻り、無事レンタカーを返却。その後予定通りアテネに向かうことが出来ました。(表紙写真は、ムツヘタの教会のライトアップ)
今回の訪問国と日程は以下の通り。
6/8 - 6/13 メキシコ
6/14 - 6/16 コロンビア
6/17 - 6/24 ペルー
6/26 - 7/1 フランス
7/2 - 7/8 ジョージア
7/9 - 7/12 ギリシャ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回、ジョージアは6泊7日の予定で周遊。メスティアまで入ると、トビリシに戻るより、西端のバツミから出国する方が効率的なのだが、フライトの日程が合わず、やむを得ずトビリシから出国することに。6日目はトビリシに近いムツヘタに宿泊。前の日に、予定を変更してズグディディまで走ったので、6日目の行程は幾分短くなったが、それでも直線距離で250キロに及ぶ移動で、ジョージア旅行の中ではもっとも長い1日のドライブとなった。(写真は、ジワリ教会の夜景)
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6日目の行程は、ズグディディからE60でムツヘタまで走り、ムツヘタの町に宿泊。次の日(最終日)は、ムツヘタからトビリシ空港に戻り、レンタカーを返却。だが、最終日にトビリシ空港に向かうときに、またもやナビによるトラブルが発生し、二度目の迷走をする羽目になってしまった。
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7月7日、ズグディディのホテルを朝8時20分ごろに出発。ズグディディの町の中は整然としていて、道路も広かった。こんなことなら来るときもズグディディの町を経由した方がはるかに良かったと後悔。しばらく走ると、町の高台に立派な修道院みたいな建物が建っているのが見えた。
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そのすぐ後には大きな十字架。ジョージアはやたらと十字架が多い気がする。
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ズグディディからクタイシの手前までは、片側1車線の一般道だが、最初のうちは道路が空いていて快調なドライブだった。ところが、またもやナビが走っていた道から突然右折するよう指示。明らかにおかしいとは思ったが、一応ナビの指示通りに右折してみると、やはり先の道が工事中で通行できず、袋小路に入ることに。今度は引き返して元の道に戻り、事なきを得た。その後、クタイシの南を通るバイパスに入る。
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このバイパスは、片側1車線の対面通行のハイウェイだったが、対向車が全く走ってこない。どうやらズグディディからトビリシ方面に向かう車のみ通行できる一方通行の道になっているようだった。日本の対面通行の高速道路にあるような中央分離帯はなく、たぶん重大事故を懸念して(あるいは実際に起こったため)、一方通行にしてしまったのかもしれない。そう勘繰りたくなるほど、ジョージアの運転マナーはとにかく悪かった。写真は、バイパスからクタイシ市内に分かれる分岐点。バイパスからは市内に行けるが、逆に市内からバイパスには入れないようになっていた。
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バイパスが終わると、再び片側1車線の一般道を走る。対向車線はかなりの混雑だが、その中を頻繁に車線をはみ出しながら車が追い越してくる。反対車線を走っている車などまるで眼中にないようだった(実際3台走れるほど広い道のせいかもしれない)。
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ハシュリの町中を通過。E60沿いでは、おそらくこの町が最も混雑するところだ。今日は土曜日なので、余計に混んでいるようだ。なお、トビリシからズグディディ/メスティア方面に向かう場合は、現在のところバイパスは使えないので、クタイシ市内を走り抜ける必要があり、ハシュリの通り抜けとともに、十分な時間的余裕を見ておく必要があるだろう。
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ハシュリを通過してしばらく走ると、ようやく片側二車線のハイウェイになった。その後、来るときは素通りした新しいサービスエリアに入る。サービスエリアの中は、広くてきれいで、たくさんのツアー客でにぎわっていた。日本のよりむしろ立派かも。キッズコーナーまであった。コーヒーを頼んだが、値段が高い割には、店員がつっけんどんな態度で、少々がっかり。
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快適なハイウェイを一路ムツヘタへ。ムツヘタの町に入るには、軍用道路への分岐点を過ぎてからすぐに右に出るようになっていた。
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E60から出て、ムツヘタの町へと入っていく。前に城砦のような建物が見えた。
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今日の宿(Hotel Prime)は、写真の広場の奥の道沿いにあるが、宿の前の道は一方通行のため、広場の前を右に曲がり、一度川沿いに出て、周り込んでから宿の前の道路に入る(グーグルマップで事前にチェック済み)。
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宿の前の道は狭い上に路上駐車の列。手前に車を止めて宿の人に聞くと、宿の横の路地に駐車することが出来た。この宿は世界遺産の教会のすぐそばにあり、ホテルからも教会を見渡すことが出来そうなので選んだのだった。しかし、私達の部屋はホテルの母屋ではなく、増設した裏の1階の部屋で、何も見えない部屋。エアコンは効く部屋だったので、ホテルのベランダまで上がれば教会が見えるので、この部屋で良しとすることに。
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ホテルのベランダからの眺め。すぐそばに見えるのが、スヴェティツホヴェリ大聖堂(Svetiiskhoveli Cathedral)。世界遺産の教会の一つだ。
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左上遠くの山の上にも教会が見えた。これも世界遺産の教会で、ジワリ教会(Jvari Church)。
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ジワリ教会を拡大して。
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再びスヴェティツホヴェリ大聖堂。その後部屋に戻り休んでいたら、宿の女主人が日本人宿泊客をつれてきた。彼はこの宿に1カ月も滞在しており、この宿を常宿としているらしい。私達がレンタカーで周ったことを聞くと、すごいと驚いていた。彼は明日チャーターしたタクシーでトビリシ空港ではなくクタイシ空港からローマに向かうとのこと。かなり遠回りだし、お金もかかるだろうと気の毒に思った。彼とはそれっきりで、会うこともなかった。
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まだまだ日が長く、良く晴れているので、教会見学に出かけた。スヴェティツホヴェリ大聖堂までは歩いてすぐだった。
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入り口横の鐘楼。
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門をくぐって教会へ。
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教会の中にはいる。中の撮影はOKのようだった。入るなり、中央祭壇の特大のキリスト像のフレスコ画に圧倒された。
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ドーム型天井も高い。
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斜め横から。
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キリストの全身を描いたフレスコ画の拡大。
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意味ありげな十字架。後で調べてみたら、十字架はジョージア正教では重要な意味を持つらしいことがわかった。特に重要な聖女ニノが持ってきたと言われる葡萄の十字架は現在トビリシの教会に保管されているという。
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兵士の絵画。
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彫刻が施され真っ白な棺(お墓)?
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ヒューモラスに描かれたブドウに木とキリストと12使徒?
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一部が欠けている古いフレスコ画。
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天井が高い。
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一部古そうなフレスコ画が残されていた。
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同上。
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こちらは比較的はっきりと残されたフレスコ画。
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かなり古いフレスコ画。絵が単純で、ヒューモラス。
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これがすごいと思ったところ。教会の中にもう1つミニュチュア版の教会があった。
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帰りがけに再度正面から撮影。
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上記写真に映っていた椅子の拡大。かなりりっぱな木製の椅子だ。この教会で王の戴冠式が行われてきたと言うから、歴代の王が座った椅子かもしれない。
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出口の聖母子のフレスコ画。
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教会の中を見た後は、教会の周りを一周してみた。
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牧師さんが歩いていた。牧師さんはみんなあごひげを伸ばしている。
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教会の裏の反対側。
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裏側から正面へと戻る。
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再び正面に戻り、記念撮影。
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川を挟んだ対岸の丘の上には、ジワリ教会。
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大聖堂の見学を終え、もう一つの教会へ向かうことに。途中の家の庭にはブドウの木があり、もうすぐ収穫の時を迎えようとしていた。ブドウの木は陽射しを避けるためにも植えている家が多かった。自家製のワインも作るのだろうか?
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夏の花も。
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きれいな夾竹桃の花も咲いていた。
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町に入って来た時通った中央広場に戻ってきた。もう一つの教会はたしかこの近くで見かけたはず。
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もう一つの教会は広場の少し先にあった。名前はサムダウロ(Samtavros)教会修道院。
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こちらの教会は前に見たスヴェティツホヴェリ大聖堂よりも格式が高いのか、中は撮影不可だった。
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入り口の扉。
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入り口横にあった立派な白い棺。最初撮影不可と知らずに撮影したもの。
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上のほうを拡大。窓の周りの彫刻も凝っている。
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教会全形。
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庭には小さな教会が建っていた。教会からは城跡も見えた。
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4世紀ジョージアにキリスト教を伝道し広めたという聖女ニノという人のイコンだろうか? 訪れた人が拝んでいた。
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夜になり暗くなったところで、再びホテルのべランダヘ。山の上のジワリ教会がライトアップされていた。
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スヴェティツホヴェリ大聖堂は、白く光って浮かび上がっていた。
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白く光る大聖堂を拡大して。
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ジワリ教会と一緒に。今日の走行距離は317キロ。やはりこれまでで一番長かった。
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7月8日、今日が最終日。トビリシ空港発は午後の5時40分なので、最後の朝食はゆっくりいただく。ここでも朝食は一人10ラリ。朝食と合わせた宿泊代は74ラリ(3400円)で、ここも現金払い。レンタカーの返却は午後3時までで、空港までは1時間もあれば十分つけるはずだが、余裕を見て、チェックアウト時間の12時より30分ほど前にホテルを出発した。
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空港へは、E60を来た時と逆に走れば行けるはずなので、ムツヘタからいったん北の方へ戻り、E60に乗ることに。ところが町を出てそのまま北の方に走っていくと、途中から進入禁止になってしまった。慌てて戻ると、Tbilisiと書かれた案内板があり、それに従って右に入ると、すぐにE60に乗ることができた。E60に入った後、念のためトビリシ空港をナビの目的地に設定しようとしたが、今度はまともなルートが表示されない。空港までの距離は22㎞と表示されても、肝心のルートはなんと600㎞近くに及ぶ。明らかに間違いだ。仕方なくそのままE60を走り続けると、いつの間にか川を渡ってトビリシ市内にはいってしまった。トビリシ市内へ入る道はE60ではないはずだが、高速を走るとそのままトビリシ市内に入るような構造になっていたようだ。仕方なく、ガソリンスタンドに入ってガソリンを補充。店の人に空港までの行き方を聞いても、さっぱり要領を得ない。市内に入ってからもナビに何度も空港をセットしてみたが、結果は同じ。首都の空港への道案内が出来ないナビなど、とてもナビとは言えない代物だ。市内は交通量が半端なく多く、このまま市内を迷走するのは事故の可能性もあり避けたいので、出発点のムツヘタまで戻り、仕切り直しすることにした。
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ムツヘタまで戻ると、スヴェティツホヴェリ大聖堂が再びきれいに見えてきた。ムツヘタの町から、さっき走った道を再び走り、E60へ。高速道路上の案内板を注意して見ていると、川を渡る手前でE60は右へという案内を発見。そこから右に分かれると、ようやく初日に走ったバイパス道路に出ることができた。後で、グーグルマップを調べてみると、やはり同じE60でも、バイパス道路は高速から分かれて入るようになっていた。なんともわかりにくい構造だ。バイパスを走っていくと、ナビは初日と同じように、Uターンするようにとしきりに喋ってくる。全く最後まで役立たずのナビだった。バイパスから空港の手前までは順調に走れたが、今度は空港へと入るための案内が出てこない。初日はガラガラだった道路が、今日は日曜日で、大変な混雑。4車線を猛スピードで車が流れていた。仕方なく途中で右に抜けて反対車線に入ると、すぐに空港への案内が現れた。どうも、トビリシ市内からしか空港へは行けない構造になっているようだ。全くどうなっているのだろうか? 何はともあれ、空港に無事到着できた。かなり余裕を見ていたが、空港に着いたのは返却時間の50分ほど前の2時過ぎだった。
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レンタカーを借りた場所へ戻ってきたが、事務所は一人だけで、しかも係員ではなかった。建物は立派だが中には何も置かれていない。車だけおいて、空港のインフォメーションにいき、Sixtの係員に電話をしてもらうと、返却予定時間の3時に来るという。もっと早く来るよう促すと、15分前に来るとのこと。空港は入り口で荷物検査があり、出はいりがめんどうなので、主人だけ手ぶらでインフォメーションに戻ってもらった。私は二人分の荷物の番とパスポートを預かり、トルコ航空のチェックイン待ち。ここからは主人の話。結局係員が来たのは3時で、しかもインフォーメーションではなく、事務所の方に来ていた。借りた時とは違う若い女性だったが、車を見るやバンパーについた小さな擦り傷について問い詰めだした。確かに傷はついていたが、ブッシュでこすった程度の目立たない傷で、走行には全く支障がない。あまりしつこく言うので、こちらもナビの不具合を持ち出して、言い争いになり、最後は喧嘩別れのような状態になってしまった。色々トラブルもあったが、最後は事故もなく無事にジョージアのドライブ旅行を終えることができた。総走行距離は1316キロだった。写真は、トビリシ空港のラウンジ(プライオリティパスも使えた)。この後、イスタンブールを経由して、アテネへと向かうことに。(ギリシャ/ザキントス島前編に続く)
(あとがき)
今回、初めてジョージアをドライブして見たが、無理な追い越しや、渋滞時の強引な割り込みなど、運転マナーの悪さばかりが目立ち、お世辞にも快適なドライブとは言い難かった。ナビも役に立つよりもトラブルになる場合の方が多かったので、結論を言うと、この国でのドライブはとてもお勧め出来ない。かといって、公共交通機関で移動するのもかなり不便なので、結局タクシーをチャーターして旅行するのが一番確実な方法だろう。もっともタクシーも猛スピードで走るので、安全第一の人には向いていないかも(中国も同じだった)。宿代はヨーロッパの他の国々に比べれば格段に安く、食事の量は食べきれないほど。5000m級の高峰が聳える自然景観や、世界遺産など見どころは多く、一度訪れて見る価値は十分ある国だろう。
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