2011/06/18 - 2011/06/18
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ソフィさん
2011年6月18日(土)
モンブランに近いコルドンの街を、ゆっくり散歩しながら、下っている。
雲がなければ30キロ先に聳えるモンブランが一望できる筈だが、今は完全にヴェールで覆われている。
気が付けば、街に人がいない。
恐らく昼過ぎという時間のためだろう。
しかし、人の住んでいる気配の少ない、かなり大きなコテージが、散在している。
これらの建物は、スキーシーズンには若者で満たされるのだろう。
目を瞑れば、冬の街のざわめきが聞こえて来る。
静かに広がる緑の斜面は、平和そのものだ。
世界のあちこちで血生臭い戦争が行われているのに、なぜここにこんな平和があるのだろう?
ゆっくり道を下りながら、ついこれからの世の中のことを考えている。
これは日常の生活での私の癖なのだ。
この癖は、旧制高校生時代、歩いて通学しながら始まったようだ。
私の高校生時代は、昭和22年(1947年)から同25年(1950年)までだが、三つの大きな転換点を迎えていた。
第一の転換は、原子爆弾の実現による、人類の価値観の転換である。
有史以来、戦うことを習性として来た人類が、原子爆弾の出現により、滅亡への道を辿るのか。
あるいは、原子爆弾を使わない「制限戦争時代」に入るのか、はたまた戦争のない平和の時代が到来するのか。
第二の転換は、「日本」という国の転換だった。
有史以来初めて経験する「敗戦」という現実は、未経験の外来価値観を、強制的に受け入れなければならないだろうが、それがどんなものか、そしてその結果社会がどのように変化するのだろうか・・・。
第三の転換は、私自身人生の基本的な価値観を、自らの責任により形成すべき成長の時期に入ったことだ。
「教えられる教育」の時代から、「自らが考える教育」の時代に入ったわけだ。
とくに旧制高校では「学ぶことの目的を自分で問いただす」ことが、強く勧められたいた。
この三つの転換は、大きな夢とともに、苦痛を伴っていた。
気が付けば、街のシンボルである教会の尖塔が、直ぐそこに迫っている。
読み易い「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114もご訪問下さい。
「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/には、この記事に関連した写真があります。
「片瀬貴文さんの旅行ブログ」には、スイスの写真もあります。
(2011.8.24 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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