2018/06/10 - 2018/06/11
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miharashiさん
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2018年の初夏には、以前からペルーのワラスに行きたいと思い続けていたので、どうせ行くならついでにヨーロッパの山にも行きたいということで、欲張ってスターアライアンスの世界一周航空券(エコノミークラス)で旅行することにしました。直前に身内の不幸があり、実行が危ぶまれたが、出発2週間前に航空券を購入。山の天気予報を毎日チェックし、旅程をたてました。第2部は、メキシコで2番目に訪れたサン・ミゲル・デ・アジェンデとその近くのアトトニルコの旅行記です。(表紙写真は、ホテルのテラスからのサン・ミゲル教区教会)
今回の訪問国と日程は以下の通り。
6/8 - 6/13 メキシコ
6/14 - 6/16 コロンビア
6/17 - 6/24 ペルー
6/26 - 7/1 フランス
7/2 - 7/8 ジョージア
7/9 - 7/12 ギリシャ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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サン・ミゲル・デ・アジェンデは、グアナファトからバスで1時間ほどのところにあるコロニアル式の建物が建ち並ぶ、人気の観光都市。2008年に近くのアトトニルコとともに世界遺産に選ばれたというが、フォートラメンバーのキートンさんの旅行記を見るまでは全く知らなかった。(この写真は絵画モードで遊んでいます。)
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サン・ミゲル・デ・アジェンデの近くのアトトニルコもしかり。キートンさんの足取りをたどって、訪れて見た。後で述べるが、教会内部の装飾は今まで数えきれないほどの教会を見てきた私達も驚きの素晴らしさだった。ここも2008年にはサン・ミゲル・デ・アジェンデとともに世界遺産に指定されている。(写真も絵画モード)
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6月10日、グアナファトのかわいい街並を十分堪能した私達は、グアナファトのバスターミナルから9時50分発のPrimera Plus社のバスでサン・ミゲルに向かった(一人151ペソ750円)。途中は写真のように広々とし、緑も多い大平原だった。
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サンミゲルのバスターミナルは街外れの旧鉄道駅(貨物は走っている)の近くにあった。例によってバスターミナルの出口の目の前にセントロ行きのミニバスが停車し、少年がセントロと叫んで客を呼び込んでいた。飛び乗って、すぐに出発(一人7ペソ35円)。
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小さなバスで、ほぼ満員状態だったので、荷物はできるだけ少ないほうがいいと思った。
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セントロヘ向かう道沿いには屋台が並び、ごたごたしていた。
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ターミナルからセントロまではバスでも遠く感じたので、歩くのはかなりしんどいと思った。バスは写真の教会の前に着いた。Oratorio San Feripe Neri という教会であることを後に知った。
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教会内部を覗くと、真っ白な衣装を身に着けたきれいなマリア像があった。
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バス停から今日のホテルのあるソカロへ向かって歩いた。すぐにかの有名なサンミゲル教区教会が姿を見せた。
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まずは教会へ。右側の緑の多いところがソカロ。木の下は日蔭になり、ベンチが置いてあリ,観光客が休んでいた。
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ソカロ横の小さな入り口を入り、今日のHotel del Porpalにチェックイン。部屋には入れないということで、荷物を預け、2時までしか開いていないというシケーロスの壁画のあるエルニグロマンテ文化会館へ急いだ。写真はソカロからのびた道。塔のあるのが、エルニグロマンテ文化会館のようだ。
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門が開いていたので、入ってみたら教会だった。ちょうどミサの最中。入り口だけにとどめた。
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教会の門の先に伸びた街。
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教会を出て、すぐ隣がめざすエルニグロマンテ文化会館だった。入場料は、無料。
もとは修道院だった建物だけあって回廊が美しい。 -
回廊正面にも壁画が。シケイロスではなく地元の画家の作品だそうだ。
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2階に行ってもシケーロスの壁画らしきものが見当たらなかったので、係り員にたずねたら、一階にあるという。一階に下りたら、係り員が中に入れてくれた。
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絵のことはまったく無知な私達だが、空間いっぱいに描かれた壁画は迫力があった。ただ、スペイン語が分からないので、そばにいた係り員の説明も聞けなかった。
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まったく知識のない私には宇宙空間を表わしているかのように見えた。題名だけ撮影して後で調べてみたら、「イグナシオ アジェンデ将軍の生涯についての計画」のようだ。どこがどう表わしているのかさっぱりわからなかった。
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1940年代に描かれたこの壁画はまだ未完成ということも、調べてわかった。
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シケイロスはリベラやオロスコとともにメキシコ壁画運動を立ち上げ、メキシコ社会主義リアリズムの画家と呼ばれているそうだ。抽象的な壁画はわからないので、そうそうに切り上げ、アトトニルコに向かうことにした。
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回廊でかこまれた中庭。
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出口にはちょうど到着したばかりの大勢の観光客が待っていた。
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最初に入った教会。
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ホテル前の道を北へ向かう。
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上記写真の逆の方向。ワンブロック歩いて、左折し、ミニバスが到着した方向に歩く。
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人に聞きながら歩く。途中きれいな白い花が咲いていた。アトトニルコ行きバス停はこの先をまっすぐ行き、突き当りを右折したところにあった(キートンさんはもうワンブロック先の市場のある前の道をまっすぐ行って左折している)。
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きれいなハイヴィスカスの花が咲いている日陰でバスを待つ。アトトニルコ行きは向かい側に停まる。傍で待っていたおばさんたちは慣れたもので、バスが着いても発車ぎりぎりまで日陰にいて、発車間際に乗りこんできた。バスも到着してから、なかなか発車せず、家族らしき人が持ってきた昼食を食べながら、新聞を読んで休んでいた。15分ほど休んで1時15分にようやく発車した。
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アトトニルコには30分から40分くらいで到着。私はお腹が痛く成って、早く着かないかなと気が気でなかった。帰りのバス時間を聞く余裕もなかったのが、後々苦労することなど想像もしなかった。バス停そばの公衆トイレで事なきを得て、一安心。ゆったりした気持ちで教会へ。
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ユニークな外観だ。最初入ったところは無料。
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本堂正面。
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壁面奥。
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天井に宗教画もびっしり描かれている。
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こちらの天井もすごい。絵が浮き出て見えた。
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本堂だけを見て帰ろうとしたら、入り口横に鉄の扉で仕切られた部屋が伸びていた。
そばに立つ係り員の女性にたずねたら、ここから先は有料とのこと。料金はそれほど高くなく忘れてしまった。さっそく入ってみると天井から壁面までびっしり絵や絵画などで埋め尽くされていた。写真は正面祭壇。 -
天井の絵。
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左右の壁には緻密な聖書の一場面を人形で表したもの。
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天井と壁面
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こちらも凄い。
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変わった造りだったので、拡大して。
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正面祭壇を背にして、入り口方面を撮影。
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人形で表した聖書の一場面。
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同上。
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内部の見学を終え、ユニークな外観の前で記念撮影。
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真っ白な壁と赤い車が並び、色彩が美しかった(絵画モードで遊んでみました)。1時間ごとにサンミゲルまでのバスが出ているのかと思って、早めにバス停にむかったが、待てど暮らせど来ない。一緒に待っている人は、慣れたもので、いらいらしないでおしゃべりに興じていた。結局2時台は来ず、4時すぎにやってきた。結局1時間以上も待たされたが、ようやくサンミゲルに帰れることがわかり、ほっとした。個人で来るのには不便なところだ。
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アトトニルコからのバスは乗ったところの向かい側(ハイビスカスの咲いたところ)に着いた。そこから市場の前を通って、ホテルに戻る途中。ターミナルからのバスの着いたバス停向かいにある、ピンクの壁がかわいい教会があった。
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サンフランシスコ教会の前を通る。石でできたりっぱな教会だ。前にはレトロなバスが走っていた。
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サンフランシスコ教会の正面。ピンク色にファサードと塔が美しかった。扉が開いていなかったので、中には入れなかった。
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オレンジ色がひときわ目立った通り(絵画モードで)。
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美しい通りその2(絵画モード)。
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その3(絵画モード)。
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サンミゲル教区教会前に戻ってきた。ここはにぎやかなだった。
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教会前では様々なパフォーマンスが見られる。
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カラフルな風船売りも(絵画モード)。
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町のシンボル・サンミゲル教区教会。ちょうど開いていたので、中に入ってみることに。それにしてもピンク色がひときわ鮮やかで美しい作りの教会だ。
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教会内部ではミサの最中。撮影禁止だったが、入り口から望遠で撮影させてもらった。ごめんなさい。
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同じ敷地に、サンミゲル教区教会の横に建っている教会。Temple de la Santa Escuelaという教会だ。
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こちらは撮影可。特に目を見張るものはなかった。
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空模様が怪しくなってきたので、ホテルに急いでもどると、部屋に入れた。その後スコールが1時間近く続いた。けっこう激しく降っていた。
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にわか雨後に日が差してきたので、ホテルのテラスから撮影。ここからの眺めが最高だ。
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緑の木で覆われたソカロ。夏は暑いので、日陰になり、すずしい。
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中央のソカロを入れてパノラマにして。
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ホテルに聞いて、美味しいレストランに向かうために再び外出。最初にサンミゲル教区教会を撮影(絵画モード)。
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雨があがり、青空も見えてきたので、街中を歩いて見ることにした。青空をバックに建つ教会の尖塔部分がきれいだった。
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教会と丸い屋根のド-ムが重なって見える路地の方向へ。写真を以前見たことがあったので、さがしてみたら、すぐに見つかった(絵画モードで)。
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見つけたすてきな街並(絵画モードで撮影)。Aldamaと呼ばれる通りのようだ。
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実際の色。教会の尖塔部分だけが突き出て見え、おもしろい。
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散策後、ホテルで教えていただいたレストラン(Glena San Migel)へ。予約なしで入れた。まずは無料のつきだし?が運ばれてきた。 ビールのつまみかも。
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主人が頼んだエビのタコス。
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私のは魚のグリル。おいしかった。二人でシェアして食べたが、量が多い。
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レストランはソカロの目の前。サンミゲル教区教会の先端が見えるいい場所にあった。
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食後暗く成ったので教会前からライトアップを撮影。思ったほど明るくなかったのが、残念だ。
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こちらの尖塔部分のライトアップのほうが明るい。
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バルーン売りとサンミゲル教区教会
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ホテルにもどって、テラスから教区教会の夜景を撮影。
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上記の左側。
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6月11日、ホテルは朝食付きだったが、9時からで、しかも3ブロックも離れたところにあるレストランでとることになっているということを前日につげられた。10時にバスには間に合いそうもないので、食べないででることにしたのだった。場所で選んだのでしかたがないが、9時はいくらなんでもおそすぎる。ホテルをチェックアウトしてから再び教会前へ。誰もいないところを撮影。
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隣の教会も入れて。
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バス停近くの広場にあった像。メキシコシティ行きのバス乗り場は教会前の来た時下りたところと同じ場所で、この像の見えるところから出ていた。
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centralと書かれた8時30分発のミニバスに乗り、15分かかってバスターミナルへ(一人6ペソ)。バス会社の専用待合室で、昨日来たときに予約した10時発メキシコシティ北バスターミナル行きのバスを待った。メキシコシティには3時10分到着予定で、その後はティオティワカンに向かう予定だ。(その3に続く)
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この旅行記へのコメント (2)
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- キートンさん 2018/06/24 22:39:51
- アトトニルコの教会に有料のエリア?
- こんばんは、miharashiさん。
懐かしのサン・ミゲルだ、と思って読み始めると、いきなり名前が出てきて、ビックリ&恐縮しております。
私も今春の旅は、miharashiさんのヨルダンの旅行記を参考にさせて頂きました。
アトトニルコの教会には有料のエリアがあったのですね。
それには気づかなかったなあ。
確かに外観では、見学した建物だけでなくもっと続いていたよな。
と、今更ながらちょっと後悔です。
この旅でペルーのワラスにも行かれるとか。
コロンビアやジョージアにも?
気になるところです。
では、また。
キートン
- miharashiさん からの返信 2018/06/26 01:47:11
- Re: アトトニルコの教会に有料のエリア?
- キートンさんへ
アトトニルコでは、私達も思わず有料のところをみのがすところでした。いろいろ情報ありがとうございます。現在ヨーロッパのリヨンにむかうため、トロントでトランジット中です。主たる目的地のワラスはいい人達に恵まれ、100%目的を達成しました。天候も毎日快晴。すばらしかったです。これからコロンビア編とともに、ゆっくり旅行記にて報告させていただきます。是非またご覧になってください。 miharashiより
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