団塊夫婦5回目の世界一周絶景の旅―ペルー編（６）ワラスからリマ、そしてヨーロッパへ

2018/06/22 - 2018/06/26

２０18年の初夏には、以前からペルーのワラスに行きたいと思い続けていたので、どうせ行くならついでにヨーロッパの山にも行きたいということで、欲張ってスターアライアンスの世界一周航空券（エコノミークラス）で旅行することにしました。直前に身内の不幸があり、実行が危ぶまれたが、出発2週間前に航空券を購入。山の天気予報を毎日チェックし、旅程をたてました。ペルー編その６は、ワラスからリマに戻り、そのままヨーロッパまで移動したときの旅行記です。（表紙写真は、ワラスのアルマス広場）

今回の訪問国と日程は以下の通り。

6/8 - 6/13 メキシコ
6/14 - 6/16 コロンビア
6/17 - 6/24 ペルー
6/26 - 7/1 フランス
7/2 - 7/8 ジョージア
7/9 - 7/12 ギリシャ

エリア ワラス(ペルー)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の世界一周旅行では、前半が中南米のメキシコ、コロンビア、ペルー、後半がヨーロッパのフランス、ジョージア、ギリシャをそれぞれ周遊した。ペルーからヨーロッパへの移動では、当初Copa Airのパナマ経由を予定したが、購入直前に空席がなくなり、多少値段の高いエアカナダのトロント経由のフライトに変更せざるを得なかった。エコノミーの場合は、座席数に制限がかかっている場合が多く、なかなか計画通りにいかない面がある。（写真は、ヨーロッパへ移動中にトロント着陸直前で見えたナイヤガラ滝）

6月22日、素晴らしい山岳ドライブを終えた後、ワラスへ戻り、来るときに泊まったHostal Universalに再びチェックイン。写真は割り当てられた部屋。最初に泊まった部屋は窓がなく、シャワーもぬるかったが、今度は明るい部屋で、シャワーも十分熱かった。2連泊で、チェックイン時間が早かったせいもあり、たぶん一番良い部屋を割り当ててくれたのだろう。

翌23日は、休養を兼ねて、ホテルの部屋でブログを書いたりして1日過ごすことに。ただ、リマから来たときは夕刻に着いたので、ワラスの町は全く見ていなかった。せめてアルマス広場だけでもと思い、午後には食料品の買い出しを兼ねて町の中に出ることにした。

アルマス広場はホテルから10分ほど歩いたところにあった。

広場からもアンデスの高峰を見渡すことが出来た。

今日は、昨日までと違い、山の上は雲が多目だ。

教会の前まで行ってみる。

教会を正面から。陽射しが強烈で暑いほどだ。

教会を後にして、ホテルへと戻る。

広場の前の通り。ホテルの前の通りと違い、整然としている。ワラスの町のすべてがごたごたしているわけではなかった。

しゃれたアーケードもあった。

再びごたごたしたホテル前の道路へ戻ってきた。

果物が山積みされていた。全部売れるのか心配になってしまうほどだ。

6月24日、午前11時発のバスでリマへ。宿にはウィルマーさん手配のタクシーが迎えに来て、Cruz del Surのバスターミナルへ。待合室で出発を待っていると、なんとウィルマーさんが見送りに来てくれた。記念撮影をして今度こそ本当のお別れ。

バスは定刻通り出発。車がひしめく町中をゆっくりと進んでいく。

今日は日曜日なので、青空市も開かれていた。バスはそのすぐそばを通っていく。

ワラスの町を後にして、山道を登っていく。

バスの車窓からは、来た時も見たアンデスの高峰群が広がる。

同上。

やや茶色がかっているのは、バスの窓が着色されているせいだ。

高原を過ぎると、道は下り始めた。

ところどころに小さな村が現われた。

どんどん高度を下げていく。

対向車線をトラックの列が登ってきた。ガソリンや軽油などの燃料を運んでいるようだ。移動手段は車しかないので、燃料は人々の暮らしになくてはならないものだろう。

すれ違ったトラックの列がゆっくりと坂道を登って行く。

鮮やかな赤と茶色のジュータン。何かの実を乾燥させているようだが、何の実だろうか？

中々出てこなかった昼食がやっと出された。カーブの多い山道を走っている間はバスの揺れが激しいためだろう。食事は今度もおいしかった。

突然大勢の人が集まっている村が現れた。

何かのお祭りのようだ。

別の村でもお祭りをやっていた。

衣装がきれいだ。

高原から下り終えると、海岸沿いを走るようになった。

砂漠の中を一直線に走るハイウェイ。

再び海岸線が見えてきた。

海岸そばに広がる街並み。

リマに近づくと、赤茶けた山の斜面に住居がびっしりと建っている光景が目立つようになった。あんなところに家を建てて、生活用水や下水はどうしているのだろうか？

バスは、リマに入ると最初に北ターミナル（Plaza Norte）に停車。こちらの方が空港に近いので、私達もPlaza Norteでバスを下車。時刻は夕方の6時半。空港までの移動には、ネットで見つけたAnshin Peru Travelのタクシーを頼んでおいた。ドライバーは日本にいた経験があり、日本語がペラペラなので、お勧めのタクシーだ。リマ出発は深夜の2時40分。幸い、プライオリティパスが使えるラウンジがあり、ここでゆったり過ごすことができた。

リマからトロントまでの飛行時間は約8時間。途中機内食が2回出された。エアカナダのエコノミーは初めてだったが、食事の味はまあまあ。ただし、座席は隣人の体格が良すぎて窮屈だった。トロント到着はお昼少し前。外は快晴で、トロントが近づくと、右手に大きな川が見えてきた。

拡大すると、ナイヤガラの滝がクリアに見えていた。

トロントの街並みもクリアに見えた。

着陸直前。トロントタワーがひときわ高く見えた。

トロントでの乗り継ぎは約5時間。ここにもプライオリティパスが使えるラウンジがあり、食べ物も豊富で、ゆったりと過ごすことができた。なお、カナダは、乗り継ぎであってもビザが必要。今回日本語サイトでビザを取得したが、高い料金を取られ失敗だった。カナダ大使館のサイトで取得することをお勧めする。トロントからは、フランクフルトを経由して、フランスのリヨンに向かう。リマを飛び立ってから丸1日以上経過し、今日は26日。リヨンが近づくと、ヨーロッパアルプスの山並みがきれいに見えてきた。天気は良さそうだ。これからフレンチ・アルプスとプロヴァンスのドライブ旅行が始まる。（フランス編その１に続く）