2018-4月　100周年のエストニアへ　27　ヘルシンキ大聖堂、カウッパトリ、観覧車

2018/04/19 - 2018/04/25

旅行六日目、帰国のためヘルシンキへ移動してきました。

　２年に１度くらい行くヨーロッパ旅行。ここ数年はずっとフィンエアを利用しています。ですからヘルシンキ空港は何度か利用しているのですが、観光と言えば2011年に２泊しただけ。いつかは地方都市にも足を伸ばしてみたいフィンランドなのですが、今回もまたほぼ通過するだけです。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

09：46
　雨こそ降っていないのですが濃霧です。

　7番トラムでヘルシンキ中央駅へと向かいます。
　切符はモバイルのアプリで購入。ヘルシンキ市内の80分チケット2.2ユーロ。

10：02
　ヘルシンキ中央駅着。

ヘルシンキ中央駅 駅

　駅のロッカーに荷物を預けます。

　コンコースのホール。1909年に完成した駅舎です。

　コインロッカーは地下。

　コインロッカー小は４ユーロ。

　身軽になったところで観光へと出かけます。
　トラムの点検車両が通りかかりました。

　Kauppatoriに行くためにトラムに乗ったのですが、違う方向へ行ってしまったので次のトラム停で下車。

　歩いて行くことにします。
　1889年建築、ナショナルアーカイブ（公文書館？）の建物。

　国会議事堂？

　フィンランド銀行。

　正教教会（聖三位一体教会）。

　ヘルシンキの正教教会というとウスペンスキー大聖堂がまず思い浮かびますが、ほかにもあるんですね。

　ヘルシンキ大聖堂が近づいてきました。

　ヘルシンキ大聖堂はルーテル派の教会。1830～52年にかけてこの姿に改装されたそうです。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

　エストニアは独立100周年なのですが、フィンランドでは内戦勃発から100周年です。共産主義者とその反対派による内戦（フィンランド独立は1917年）。

　大聖堂内部。

　壮麗なパイプオルガン。

　元老院広場。

元老院広場 広場・公園

　ロシア皇帝アレクサンドル二世。彼の頭には必ずカモメが乗っている。
　19世紀末にフィンランドを支配していた皇帝ですが、フィンランドの自治を進めたりしたため取り壊されることなくここに立っています。

　ヘルシンキは中国人観光客がとても多いです。エストニアでは東洋人をあまり見かけないので、親近感～。この方たちに写真を撮ってもらいました。

　ツーリストインフォメーションへ行ってみたら移転していた。今は駅前にあるそうです。

10：53
　目的地のKauppatori（マーケット広場）に到着。
　霧がすごいです。この奥にヘルシンキ大観覧車が見えるはずなのに全く見えない。どうしよう、これからそこへ行くつもりだったけど、こんなんじゃ観覧車に乗っても何も見えないよ。

マーケット広場 (カウッパトリ) 市場

　それに屋台でご飯を食べようと思っていたのに店も少ない。
　なんて言っていたら雨も降ってきたし…。

　ということで建物の中に避難。
　オールドマーケット（観光市場）。

オールド マーケット屋内市場 市場

　しかし、スープ一杯が10ユーロだって！物価が高いです。

　結局Kauppatoriの屋台へ戻ってきました。ここならスープが7.5ユーロ。

マーケット広場 (カウッパトリ) 市場

　注文したスープを受け取った時に事件が！
　屋台の調理スペースにカモメが飛び込んで大暴れ。カモメは鉄板とガラスケースの間に入ってしまって出るに出られません。熱い鉄板から逃れようとバタつくので、店員のお姉さんは怖くて手が出せず。奥のテーブルからカメラ片手のやじ馬までやってきくる始末。私が助けに行こうと席を立った時に、別の店からおばさんがやってきてカモメを捕まえてくれました。
　鉄板にあった調理済みの食品は全て廃棄。カモメも大変だったでしょうが、かわいそうな野菜たち。お姉さんも悲しいですね。チップ入れにちょっと多めにコインを入れてきました。

11：25
　屋台を出てみると霧が薄くなっていました。ほら、観覧車が見えますよ。（10：53の写真と比べてね）

　観覧車の周りにはサウナやプール、カフェもあります。

　手前の橋の金網には南京錠。

　この風習はなぜか廃らないですね。

　サウナやプール、カフェの入口。

　４月ですがプールも営業していました。屋外ですが温水だから大丈夫なのかな。
　調べてみると真冬でも水温が基準以上あれば営業しているそうです。
https://www.allasseapool.fi/

　割とガチで泳いでいる人が多かった。

　サウナ屋上のデッキチェアー。さすがに誰もいませんね。

　観覧車は一人12ユーロ（1,637円）。
http://www.skywheel.fi/en

　では乗ります。

　高所恐怖症だけど観覧車は囲いがあるから大丈夫なはず。
　ほかに乗客がいないので、観覧車は私だけのために動き始めました。

　でもちょっと怖いな。あまり真下を見ないようにしよう。

　プールが見えます。

　カタヤノッカ方面。なんだか古そうな建物があるぞ。

　オリンピアターミナルに停泊するストックホルム行きタリンクシリヤラインのフェリー。
　一周３分程度。それで1,637円か～と思っていたら…

　二周めに入りました。なるほど。
　Kauppatoriやヘルシンキ大聖堂も見える。

　ウスペンスキー大聖堂。

　そしてなんと三周めも回り始めました。

　３周もするのかと驚いていたら、なぜか頂上でピタリと止まってしまったんです。
　え、故障？もしかして私が乗っていることを忘れて止めてしまったんじゃ…。今まで割と平気だったのですが、頂上に止まったゴンドラに閉じ込められたとたん猛烈に怖くなった。動悸はするし目の前も暗くなってきて…。もうだめだ、観覧車の会社に電話しよう、と思った時、動き始めました。
　後からほかの人が乗っているのを観察していたら、やはり頂上で少し停止していました。閑散期のサービスでしょうか。高所恐怖症にはただの嫌がらせですけど。

　怖かったけど、まあまあ面白かったです。天気がよければ、もっと景色がよかっただろうな。

　観覧車にはVIPゴンドラというのもあって、中はレザーシートで床がシースルー。30分貸し切りでシャンパンサービス付き195ユーロとのこと。

　サウナゴンドラもあります。1時間240ユーロとのこと。
　どんなに暑くても一周回るまでは出られないんですよね。根性いるなあ。

　ヘルシンキ上空を飛んでいるバーチャル体験シネマ。この手のアトラクションは、恐くて目を閉じていると全く意味がないのでパス。
https://www.flyingcinematour.com/

　このあたりのアトラクションは営業時間も長いし、冬でもやっているようなので、ヘルシンキでちょっと時間がつぶしたい場合は便利かも。