2018-4月　100周年のエストニアへ　08　ピリタ修道院、ピリタ港、オリンピックセンター

2018/04/19 - 2018/04/25

旅行二日目、まだタリン郊外を観光しています。

　この後はPirita kloostri varemed（ピリタ修道院跡）とピリタ港を散策し、タリンへ戻ってホテルにチェックインします。

　修道院跡は15世紀に建てられた尼僧院の廃墟。16世紀には廃墟になったとのことですが、数百年廃墟だったとは思えない保存状態です。聖ビルギッタ修道会が現在もその隣にあり、その管理を行っています。
　ピリタ港は1980年の夏のオリンピック（モスクワオリンピック）でヨット競技が行われた場所です。モスクワオリンピックは日本を含む多くの西側諸国がボイコットしたため、日本ではあまりなじみがないですね。

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

14：56
　ピリタのバス停で下車。

　バス停から修道院跡が見えます。

　まずはゲートをくぐって、

　ゲートのある建物（城門のような感じ）に階段が。

　切符売り場。２ユーロ。

　見事なファサード。これが400年以上このまま残されていたというのは驚き。そういう記述はどこにも見つからないのですが、やっぱりどこかで修復はしてるんでしょうね。

ピリタ修道院 寺院・教会

　修道院跡に残る遺構の説明。

　配置図。

　建物跡の外側にある墓地。

　修道院前にある六角チャペルの外壁跡。

　説明板にはここが巡礼の出発点であったと書かれています。巡礼の道は現在のエストニアヴォル県まで続いていたようです。

　ファサードの入口をくぐります。

　配置図にAbbey churchと書かれている場所。広いですよ。

　内側から見たファサード。

　一部の窓には透かし細工も残っています。

　それにしても見事な保存状態。

　お墓の蓋でしょうか。何が書いてあるのかはわかりません。

　通路の向こうに現在の修道院が見えます。

　写真に位置情報をつけているつもりで、よく考えずに写真だけ撮っていたけれど、位置情報がオフになっていた…。なのではっきりと場所を覚えていませんが、配置図23番の貯蔵庫入口あたりではないかと。

　ここは７の司祭の部屋かなあ。

　柱の鑿痕。これも15世紀からのもの？

　ここは確か５（ゲストルームか独房）か６（暖房室）あたりかな。

　これは８の食堂あたり。

　これは９のゲストのための食堂。

　チャーチの北側の壁。

　８の食堂の地下への通路。鍵がかかっています。

　カメラを中にいれて撮影してみると、普通に入っていけそうな保存状態。

　北東角からのチャーチ。

　チャーチ外壁。

　これはどこかわからないけれど、暖房の設備かな？

　東側の貯蔵室あたりかと。

　チャーチの回廊。

　２の聖具保管室前あたりだと思います。

　14の井戸。

　底には雪が残っていました。

　排水路。

　26の遺構の地下入口は開いていました。

　落ち葉がいっぱいで滑りそう。そもそも開いているからと言って入っていいのかわからないし、なんだか怖いので下りませんでした。

　ファサードを南側から見たところ。屋根の部分は赤いんですね。
　絵ハガキを買って修道院跡を出ました。

　ピリタ川の方へと歩いてきました。川沿いからもファサードが見えます。

　ピリタ川。河原のない平らな川です。

　河口はすぐそこ。釣り人は小さな魚をたくさん釣りあげていました。

　河口にあるのがピリタ港。

　対岸に見える特徴的な建物はOlümpiakeskus（オリンピックセンター）。1980年のオリンピックでヨット競技会場の施設だったもの。現在もヨットハーバーとして使われています。

　あそこまで行きたかったのですが道がわからず断念。すごく遠回りしないとたどり着けないみたいなんです。

　この先はもう海です。

　こちら側の岸を先に進みます。

　Prita Rand（ピリタビーチ）。randはエストニア語でビーチ。

　夏に来てみたいですね。エストニアで海水浴。

　パラグライダーをやっている人もいましたが、さすがにこの時期に海で遊んでいる人は少なかったです。

　サーフショップ。

　タリンに戻るためにバス停へと歩いていたらこんな記念碑を発見。
　1896年は近代オリンピックが始まった年。その100周年を記念したものでしょうか。

　反対側には名前が書かれています。

　モデルであるLurichは20世紀初めにウェートリフティングの世界記録を出し、またグレコローマンスタイルのレスリングでも活躍したエストニア人アスリートです。1912年A.Adamson（エストニアの著名な彫刻家）の「チャンピオン」という彫刻のモデルになったというので、おそらくそれをモチーフにした記念碑でしょう。Lurichは日本に来たこともあるんですって。意外な接点がありますね～、日本と。

16：13
　Rummuバス停からバスに乗ります。

16：23
　タリン市街地に戻ってきました。
　F.R.Kreutzwaldiで下車。

　バス停の対面には音楽学校の建物。これも古そうだなあ。

　その隣のも古そう。新市街地にも意外と趣のある建物があるんですね。

　トルコ国旗が翻るこちらの建物はトルコ大使館。素敵な建物使ってるやん。

　タリン大学。

　大学のカフェに寄ってみることにします。

　ホットコーヒーを注文すると３ユーロのと1.3ユーロのがあるとのこと。1.3の方を頼んだけれどどうせなら高い方にしておけばよかった。外には１ユーロのカップベンダーがあったので、多分それと同じコーヒーだったと思う。

　タリン大学内。

　1938年～1940年に建てられたもので文化財になっています。

　シナゴーグ。
　タリンにシナゴーグがあるなんて知らなかった。第二次世界大戦以前からエストニアに住んでいたユダヤ人は、ドイツ占領時に全員殺されてしまっています。ですので今住んでいる人々はその後やってきたんですよね。

　隣がユダヤ博物館になっているのですが、時間外なので入ることはできません。

　その隣はユダヤ人学校。

　この後はフェリーターミナルで荷物をピックアップしてホテルへ向かいます。