見頃前だろうが満開過ぎだろうがSundays only(泣) 都営まるごときっぷでお花見 by 東京さくらトラム at 飛鳥山公園

2018/03/25 - 2018/03/25

元々PHOは同じ所へ何度もリピするのは好みじゃないんだよね。だから、毎年巡って来る桜や紅葉シーズンは何処へ行こうか思案する羽目になる。近隣の交通費が安く済む(しつこいけど、此処とっても大事)名所なんかとっくに廻っちゃってるからさ。
しかも今年は例年に無く開花が早く、準備期間も無いうち、って何しろ週半ばに都内でさえ雪降っちゃって、見頃予想がしっちゃかめっちゃか★のうちに満開間近メールが届いたり。
で、毎度の事ながら、それほど時間をかけずに且つお得にお花見の名所をハシゴ出来ないか？って考えたの。何しろ週末、月末、年度末の三重苦で、土曜日も出勤してるし。
それで探し当てたのが、次の旅行記に載せるトコなんだけど、それって都営まるごときっぷで廻るのが良さそうなんで、それじゃついでに有名な飛鳥山も行っとくかって事になった訳よ。アジサイは見に来て旅行記作った(ような気がする)けど、桜はまだだったしさ。

さて、飛鳥山公園を桜の名所に仕立て上げたのは、八代将軍徳川吉宗でした。約300年前、吉宗が享保の改革の施策のひとつとして、江戸っ子たちの行楽の地とする為、飛鳥山を桜の名所にしたのです。こうして江戸の新しいお花見の名所として誕生した飛鳥山は、当時、桜の名所地では禁止されていた「酒宴」や「仮装」が容認されていた為、江戸っ子たちは様々な趣向を凝らして楽しみました。また飛鳥山は、明治6年、太政官布達によって、上野・芝・浅草・深川とともに日本最初の公園に指定されました。
現在ソメイヨシノ・サトザクラなど約600本が植えられています

エリア 王子・十条(東京)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

PHO宅からJRの駅(乗るのは日暮里舎人ライナー)へ向かう途中の六阿弥陀道に在る岡倉天心記念公園です。PHOが小学生(高学年になってから)の時に出来ました。奥の六角堂に平櫛田中作の天心像が据えられています

最近、樹木葬とやらを始めた長明寺。盛んに募集広告を出しています。今の住職はPHOの小学校時代の同級生の弟です。クラブ○ーリズムのお届け先でも有ります。
余談はともかく、枝垂れ桜はいつから在ったんだろう？

七面坂を上って、御隠殿坂を下るとJR日暮里駅、京成日暮里駅、日暮里舎人ライナー日暮里駅です。その坂の両側に桜並木

都営まるごときっぷを700円で手に入れて、開通10周年の日暮里舎人ライナーに乗ります。尾久橋通りに沿って足立区の見沼代親水公園まで9.7キロ、駅数13の無人モノレールです

尾久橋通りに出ると、ひたすら真っ直ぐなので、隣の駅が見えます。てか、元々バスの混雑が激しく為に通した同じ都営の鉄道なので、駅間は1～2分で停留所感覚です

3つ目の熊野前で下車。此処で東京さくらトラム(都電荒川線)に乗り換えて、混まないうちに飛鳥山へ向かいます。てかJR日暮里駅から京浜東北線で王子駅へ向かえば10分足らずで行けちゃうのですが、都営まるごときっぷでは乗れないので、わざわざ遠回りして3倍以上の時間をかけちゃいます。青春18きっぱーですから

道路の真ん中に早稲田行きの停留所

新型車両はカラフル。この後色んなカラーリングの車両を見ました

車内の広告。これは昔から変わりません。どん平さんはPHOの妹の旦那が独身時代に毎日のように顔を出してたお店で、PHO一家とも長い付き合いです。先代はホントにイラスト通りの人で、スッゴく楽しいキャラのバイリンガルでした(なので元旦那ともコミュニケーション取れました)。女優の安藤玉恵ちゃんの実家でも有ります

飛鳥山で下車。殆どの乗客が此処と1つ手前の王子駅前で降りました

荒川線が唯一の路面電車として残されたのは、こういう専用軌道部分が多かったからです

飛鳥山公園前の交差点

桜咲いてるっちや咲いてますが、とても見頃とは言えません

飛鳥山は山ですから、少し上ります

広場でお花見する家族連れ

昔の都電。東京メトロ千代田線が開通する前、PHOのウチから上野へ出るのは専らこの都電でした。不忍通り沿いに動物園西園へ、弁天堂前を抜けて中央通りに出て、松坂屋前。その先はそのまま中央通りを須田町まで。小学5年生の時に千代田線が通り、都電は中学生になった頃に廃止になったと記憶しています

PHOにとっての都電はこの色でしたね。昭和53年まで荒川線を走っていたなら、その前年辺りに廃線となった20系統もきっと同じだったと思います

庭園へって書かれてても、それらしさは全く無く・・

入場料のかかるところには行きませんけど、開園時間内なので柵の中へは入れます

近代日本経済の基礎を作った渋沢栄一は、設立に尽力した王子製紙(設立当時は抄紙会社)の工場を眼下に見守る事が出来る飛鳥山に邸を構えました。明治12(1879)年からは内外の賓客を招く公の場として、その後明治34(1901)年から亡くなる31昭和6(1931)年までは家族と過ごす日常の生活の場としても使用し、「曖依村荘(あいいそんそう)」とも呼ばれ、栄一もこの地をこよなく愛していました。
公園内の旧渋沢庭園には、国の重要文化財に指定された大正期の2つの建物「晩香廬(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が、当時のままの姿で残っています

山形亭(六角堂)跡

その説明

国指定重要文化財「晩香盧」

その説明。
喜寿のお祝いに家って、さすが清水建設は太っ腹ｗ

ガラガラっと戸を開けると、外なの？って写ってるだけです

窓から覗いて見ました

暖炉ってお約束だよね、当時

こちらの青淵文庫も国指定重要文化財。
外壁は伊豆天城産の白色安山岩です

その説明

銀行みたい。中は全然見えません

このなだらかな丘(？)が古墳です

その説明

遺跡から広場を見ると何故か柵。って事は旧渋沢庭園内に居るって事なのね。柵の向こう側へ行かないと王子駅へと下る道には行かれません

満開の木も在るには在りました

自販機も桜柄

食べてみたい

飛鳥山と言えば、この線路沿いの風景を抜きには語れません

一番飛鳥山寄りは東北本線

この跨線橋は色んな電車が見えるスポットとして有名で、小さいお子さんを連れたお母さんがスマホ構えてたりします

あれっ、これは東武鉄道のスペーシア！しかも色が東武色じゃないし(^o^)

以前のスーパーひたち、今何だろ？

桜並木も今一つ

う～ん、綺麗とは言えません

ソメイヨシノではない濃いピンク色の桜。花びらが丸いです

飛鳥山頂上は標高25.4メートル

ひときわ背の高いビルは北とびあ。
新幹線来ました！

東北新幹線。もう何十年も乗ってません

桜の下の芝生イコール花見客の為の場所だけど、この丘も古墳のような気が・・

こっちは平ら

花の色が有りません

道路側の方が排ガスの熱のせいで開花が早いのかな？

飛鳥山と王子駅前の停留所の間は一般自動車と併走するので、信号待ちが長かったり渋滞したり

飛鳥山公園の外から眺めた桜

再び東京さくらトラムに乗車し、熊野前へと戻ります。
この引き込み線は荒川車庫への出入り口で、三ノ輪橋行きは荒川車庫前停留所で乗務員交代が有る為、降車ホームと乗車ホームが別々です。

続く・・

この旅行記へのコメント （2）

• 元カニ族さん 2018/06/22 22:43:43

  来年のウオーキングクラブの花見はここにしようと思います。

  八代将軍徳川吉宗が庶民のために作った飛鳥山の桜。
  以前から行ってみたいと思っていました。
  私のウオーキングクラブの来年の花見は、ここにしようと思います。
  今年は、荒川堤に、ワシントンからの里帰りした「五色桜」を見に行きましたが、ここは八代将軍徳川吉宗ですから、面白い対比が出来そうです。
  
  丁度良い機会に、PHOPHOCHANGさんのこのブログに出会えました。
  参考にさせて頂きます。
  
  元カニ族

  PHOPHOCHANGさん からの返信 2018/06/23 11:44:59

  Re: 来年のウオーキングクラブの花見はここにしようと思います。

  逆に来年は五色桜を見に行きたいと思っておりました。
  東京東北部、意外と侮れません。
  
  飛鳥山は王子駅側の入口にエスカルゴというモノレールも在りますし、ご存知都内唯一の都電も走っています。
  お花見楽しんでいただけると嬉しいです。