にわかツアコン奮闘記　今年は念願の長崎軍艦島と雲仙温泉へ 3日目 雲仙温泉・島原編

2017/10/17 - 2017/10/19

今年もお客様をお連れしての２泊３日の団体旅行の責任者として、長崎に行ってきました。

８年前より、会社で行うイベント関連の総責任者となってから、お客様関連の旅の企画立案も私が行うことになり、旅行先の候補を５,６ヶ所ピックアップして、それを大手旅行代理店数社に企画を依頼し、お客様二百数十名の代表者からなる、幹事会でプレゼンし行先を決定しています。

過去１６回の旅行で、すでに北は北海道から南は沖縄まで、日本列島を縦断しており、一昨年は初の海外旅行として台湾へも行きました。

でも、参加者の年齢層が高いせいか、海外は敬遠され、３０名を切った参加者になってしまい、昨年は再び国内の北海道のグルメツアーを企画しました。

旅が大好きな私が企画する旅、当然のこととして自分の行ってみたい先をチョイスして、ここ数年はイチ押し企画として長崎の軍艦島を織り込んだプレゼンをして来ましたが、4回目にしてようやく採用されました。

採用された企画は長崎軍艦島と壱岐のグルメツアー
でも、大型ホテルの少ない壱岐、決定した日ではホテルの確保ができず「長崎軍艦島と雲仙温泉でほっこり」そんな旅の企画となりました。

今回も企画立案から事前準備、旅行同行責任者、司会、カメラマンと超多忙ながらもしっかり旅を楽しんできました。

エリア 雲仙(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 団体旅行

折角の温泉なのに昨日の夜遅くにお風呂に入っただけだったのでまずは朝ぶろに。
その後少しだけ庭を散策

宮崎旅館は庭がきれいで有名なホテル

昨日の夜からずっと雨が降っていて、さすがに３日目になると気疲れもあって、いつもは目覚ましいらずの私ですが、目が覚めたのは６時過ぎ
昨日は気付かなかったのですが部屋のテーブルには宿からのメッセージが
こういうことの積み重ねがおもてなしの宿としての評判につながるのか

お客様の朝食が一段落した時点でようやく朝食にありつけました。
普段はパン食の私ですが、旅先ではこんな献立だとご飯が進みます。
毎回旅に出ると１日１キロ太って帰りますが、今朝もお風呂で測ると３日目にして見事にプラス３キロ
帰って元に戻すの大変だ！

温泉の地熱で道路や建物の床が自然の床暖房になっているので、猫たちの楽園になっていてあちこち猫だらけ

朝食の後は歩いてホテルの周りの地獄めぐり

こんな白濁した温泉が湧いています。

地獄めぐりの地獄に隣接する庭先にも、温泉が湧いていてぶくぶく

ここはキリシタン殉教の舞台になったところでも知られ、殉職碑も建てられています。

周囲に硫黄の香りが立ち込め、地の底から吹き出す蒸気と熱気が辺り一面を覆い尽くす光景は、地獄そのもの

ミニチュア活火山のように盛り上がったこちらの山の噴火口から、本物の火山のようにぼこぼこと吹上ていました。
宿に戻って宿の見送りを受け次の見学地へと向かいます。

道の駅に併設したこちらでは、平成３年の普賢岳の噴火による被害に遭った被災家屋１１棟を当時の状況のまま保存しています。

４０人もの犠牲者の出た大火砕流だったようで、この姿を見ただけで当時の状況が想像されます。

この辺りは３ｍほど土砂物で埋没しましたが、土砂物の流れてくるスピードが緩やかだった為、倒壊はせず土砂物に埋もれた状態になっているそうです。

この山が噴火してここまで火砕流が流れてきたのですね。

次に向かったのは昨日時間の関係でパスした島原城へ
日本の百名城にも選ばれている島原城は、1616年(元和二年)、島原藩主となった松倉重政により、7年の歳月を掛けて築城され、今の城は東京オリンピックの年１９６４年に再建されています。

天守閣からは海の向こうに熊本県が見えています。

島原といえば隠れキリシタン
お城にも隠れキリシタンの関連するものが数多く展示してあります
一見菩薩像に見えるこれらもれっきとしたマリア像

こちらの壺にもよく見ると十字架が入っています。

こちらも厨子の中に聖堂のマリア像が

島原出身の日本を代表する彫刻家北村西望さんの記念館も城内にあり彼の作品がお城の裏庭に展示してあります。

北村西望といえば長崎平和公園の平和記念像の作者として有名ですよね。

最終日のランチはさすがに和食も飽きてご当地グルメの皿うどんを
キャビンアテンダント御用達ホテルのランチでしたがこれはダメ
リンガーハットの皿うどんの方がまだ美味いかも

長崎最後の観光は諫早
諫早というとあまりメジャーな観光地ではないので眼鏡橋周辺の散策と言っても今ひとつピンときません

バスの駐車場に止めての歩いての散策ですが何かメインのものがないので何を見てもお客様たちの反応はいまひとつ

これはコースの選定ミスだったようで昨日目の前を何度も通った出島にしておけばよかったかもしれませんね。

それでも諫早で一番のおすすめスポットがこちらの眼鏡橋。
眼鏡橋といえば長崎のイメージでしたが、こちらにあるのは長崎よりも立派な眼鏡橋でした。この橋は、天保年間にここから約500メートル離れた本明川に架けられたもので、昭和３２年に発生した諫早大水害で被害を受け解体される運命になっていたものを、日本の石橋として初めて国の重要文化財に指定された事もあってこちら移築したもの。

あれ蓮の咲く池の向こう側に小さな眼鏡橋がある・・・？

眼鏡橋の目の前の道を挟んで向かい合うようにしてある、こちらのミニチュア版は元あった場所から移築する際に、事前に５分の一のスケールで実際に造ったもの。
移築後はあまりの精巧さに埼玉のユネスコ村に移築して公開していたそうですが、ユネスコ村が倒産して放置されていたものを５０年ぶりに再びこちらに移築復元したものだそうです。

ミニチュア版の方が本当の眼鏡により近いかも
これで２泊３日の長崎の観光はすべて終了し長崎空港へ
特に問題なく全行程を終えて横浜の会社に戻ったのが８時半過ぎ。
お約束のお土産　福砂屋の高級カステラ五三焼きを皆さんにお渡しして、社員が手分けして御自宅までお送りしてすべて完了です。
心配していた雨の影響もなく軍艦島にも上陸できて、皆さん満足いただけたようです。
年が明けると早々に来年の旅行の企画が始まります。
さて次はどこに行こうか・・・