にわかツアコン奮闘記　　飛騨高山～新穂高　　　２泊目　本陣平野屋　花兆庵

2014/10/22 - 2014/10/24

今年もお客様をお連れしての２泊３日の団体旅行の責任者として、石川・岐阜・富山・長野の４県周遊の旅に行ってきました。
５年前より、旅の企画立案を私が行うことになり、旅行先の候補を５,６ヶ所ピックアップして、それを大手旅行代理店数社に企画を依頼し、お客様二百数十名の代表者からなる、幹事会でプレゼンし行先を決定しています。
毎年海外も何ヶ所か入れるのですが、何故かいつも行先は国内。
今年は自分が行きたかった九州の軍艦島、長崎の旅を一押しでプレゼンしたにも関わらず、決まった先はなぜか中部北陸。
どうやら皆さん組み込んだホテルに惹かれたようです。
１泊目が和倉温泉の加賀屋、２泊目が飛騨高山の本陣平野屋花兆庵。
どちらもおもてなしを売りにした高級ホテル。
プライベートな旅行では敷居が高すぎて中々利用できない宿。
今回も企画立案から事前準備、旅行同行責任者、司会、カメラマンと超多忙ながらもしっかり旅を楽しんできました。

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス JALグループ JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 団体旅行
• 利用旅行会社: JTB

白川郷を後にして予定より早めに高山の本陣平野屋花兆庵にチェックイン。

エントランスロビーはご覧のような畳敷き

とりあえず部屋に荷物を置いて、今晩の宴会のビンゴゲームの商品を買いに古い街並みのある三町筋へ

高山の古い街並みはお店の閉店時間が早くて、五時ごろから閉店する店が多く急がないと閉まってしまいます。

とりあえず買い物も終わり、小腹がすいたので高山名物飛騨牛にぎりを
高山に来たなら、やっぱりこれを食べないと。

宴会の開始時間は６時とちょっと早め
宿の女将の挨拶の際に、この時期しか飲めないひやおろしが５本サービス
ギンギンに冷えたひやおろし　おいしくいただきました。

昨日の宴会はサプライズがありましたが、今日の宴会も宿からの仲居さんたちの予定外の踊りのサプライズサービスがこの後ありました。

昨日の加賀屋が世間では「日本一のおもてなし旅館」との評価を受けていますが、料理も宿のおもてなしも、後でお客様たちの印象を聞くと、断然こちらの花兆庵のほうが評価が高かった。
宿泊料金も一人あたりの単価は数百円だけ、花兆庵のほうが高かったものの、決して部屋自体は高級旅館といった感じではありませんでしたが、スタッフのおもてなしの仕方によって、受ける印象がこんなにも違うものなのかを、実感しました。

３ヶ所の部位の飛騨牛の鉄板焼きもおいしくいただきました。

ここの宿はカラオケルームがないため、宴会場でカラオケタイムに突入するも１時間ほどでお開きになり、２次会は高山ラーメンン
このお店まで女将自ら案内してくれました。

高山ラーメン今まで何度か食べたことがありましたが、正直あまりおいしいというイメージはありませんでした。
麺屋　しらかわ　ここのラーメンあっさりおいしくいただきました。
高山ラーメンの印象が変わりましたね。

おなかも満足したところで、３次会はどこにしようか夜の街を徘徊
でも、高山の街は夜のお店も閉店時間が早く、結局花兆庵の１階にある寿司屋で３次会。
おいしい寿司は別腹
この大トロうまかった！

本陣平野屋は別館と花兆庵の２棟あって、お風呂は別館の最上階に展望浴場がありました。
こちらは温泉ですが、ここで湧いている温泉でなく、他でくみ上げた温泉を毎日運んでいる沸かし湯だそうですが、泉質もよく肌がすべすべするようなお湯でした。

和倉温泉では飲みすぎてしまい朝の散歩ができませんでしたが、高山では早起きして恒例の朝の散歩を。
宿の向かいにある由緒ありそうな古民家　ここは平野屋の女性の宿泊者専用のラウンジだそうで、早朝から開いていました。
残念ながら男子禁制のため、中の様子は見れません。

平野屋のある立地は高山本陣のすぐそば

赤い橋を渡ればすぐそこは古い街並みの残る三町筋

昼間は観光客であふれる古い街並みを早朝は独占できます。

飛騨高山といえば朝市が有名ですが、朝市の開店は意外に遅くて７時から。
宮川沿いに長く続く朝市のお店はまだ開店準備中です。

橋の左右の真ん中には面白いモニュメントが

反対側はこちら

不思議な色付けを見せる街路樹　上半分だけ赤く色づいていました。

近代建築大好きな私の琴線に触れた建物はこちら。
昨日ビンゴの景品の特賞の飛騨牛を買ったお店です。
さしの入った飛騨牛、うまそうだったなあ。

朝食時間までまだ多少時間があるので陣屋の朝市に

メインの宮川と違って規模は小さいものの２０軒ほど店を開けていました。

こちらのおばあちゃん手作りの漬物を３つ購入

宿に帰って朝食を
やっぱり旅館ではパンでなくてごはんがいいですね。

最終日の観光は１ヶ所のみ

２本のロープウェイを乗り継いで一気に１０００ｍほどの高度を空中散歩できる新穂高ロープウェイ

３０００ｍ級の山並みの連なる、北アルプスを間近二見ることのできるビュースポットです。

この日は電車の時間の都合で、第２ロープウェイのしらかば平までバスで登って、日本でここしかないという２階建ての１２０人乗りのゴンドラに乗って西穂高口まで一気の上ります。

標高２１５６ｍの展望台はミュランガイドの２つ星

2つのロープウェイをあわせての高低差1,036メートルは日本一。

ここのロープウェイはもう一つ日本一があります。

第1ロープウェイには、日本一の最急勾配38度の区間があり、鉄塔部分を通過するたびにガクンといった衝撃があり、遊園地の絶叫マシーンに乗っているような感じ。
ここから先はアルピニストたちの登山口となります。

乗り継ぎ口のしらかば平は紅葉のピーク

白樺の木もこんな感じに色づくんですね。

この辺りは黄色とオレンジ

赤はほとんどありませんが見事な色に染まっています。

鍋平高原駅から新穂高温泉駅までの第一ロープウエィのあたりが今まさにピークを迎えている感じです。

長い距離と日本一が２つあるだけあって、料金も２つ乗り継いだ往復が２６００円とかなり高めの設定です。

でも、その料金に見合った絶景が西穂高口の展望台にはありました。

天気にも恵まれ、お客様たちの満足度も十分だったようです。

１時間ほどの空中散歩と西穂高口の北アルプスの眺望を楽しんだ後は、麓の新穂高駅の横にあるほてる穂高でのランチ

最後の昼食は和牛がメインのこのお膳

こうして全行程が終了し、帰りは陸路で松本から、特急あずさに乗って帰路につきます。
帰りのバスの中で回収したアンケートの結果を見ると、お客様たちは今回の旅、十分のご満足いただけたようでひとまず安心です。
来年早々には次回の企画の第一回目のプレゼンが待っています。
アンケートの来年行きたい場所での、現時点でのランキングは１位北海道、２位が台湾　３位が沖縄　４位が九州の順
個人的には台湾か沖縄に行きたいので、そのあたりを軸に準備に入ります。
台湾実現したらいいなあ。