紅葉真っ盛りの東北 2012秋　　にわかツアコン奮闘記　奥入瀬～十和田湖編　

2012/10/23 - 2012/10/25

今年もお客様をお連れしての２泊３日の団体旅行の責任者として、秋の東北に出かけてきました。
一昨年より、私が旅行先の候補として５,６ヶ所ピックアップして、それを大手代理店数社に企画を依頼し、お客様二百数十名の代表者からなる、幹事会でプレゼンし行先を決定しています。今年はＪ社からの提案の秋の東北の紅葉めぐりのツアーに決定し、３５名のお客様が参加されました。
今年は暑い夏だったので、うまく紅葉の時期にぶつかるかどうか心配していたのですが、タイミングはどんぴしゃ。
今回は東北の紅葉真っ盛りの自然を満喫してもらおうと、白神山地、奥入瀬渓流、八甲田山の散策と、グリーン席での十和田遊覧、津軽鉄道ストーブ列車に乗って太宰のふるさとの金木を訪ね、宿も２日目は人気の星野リゾートの奥入瀬渓流ホテルに宿泊など、盛りだくさんの企画でした・・・・が・・・。
でも、当日の青森の天気予報を見ると、３日連続の傘マーク。
いきなり初日のメインの白神山地が中止になり、散々のスタートとなりましたが、旅の２日目は晴れ、青空のもと津軽の散策を楽しめたのですが、３日目は奥入瀬散策までは天気がよかったものの、十和田湖遊覧の途中から空模様があやしくなり、食事の終わった頃には雨が降り出し、八甲田山が中止に。
相手が、自然の天気のことなので仕方ないにしろ、なかなか納得できないお客様たちをなだめすかして、代わりに青森の海産市場でお買物。なんとか３日間の旅の工程を終え、会社のある横浜に戻ったのが夜８時頃。何はともあれ、無事にわかツアコンの役目を全うして、家路につくことができました。
帰りのバスの中で行なったアンケート調査によると、やはり行程の変更の不満が多く、今後の改善すべき点が見えてきました。来年行ってみたい場所の１位は今回も北海道、続いて山陰。来年の旅の企画のスタートは年明１月から。来年は、更に参加者に満足を与える企画を提供しないといけませんね。

エリア 奥入瀬・十和田湖(青森)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 団体旅行
• 利用旅行会社: JTB

旅の２日目の日程を消化し、今宵の宿、星野リゾート　奥入瀬渓流ホテルにチェックインしたのが夕方５時頃。宴会は６時半から開始のため、温泉は宴会後にして、まずは宴会場、２次会場の下見から。
このホテル星野リゾートだけあって、ホテルは古いものの雰囲気づくりはすごくうまい

昨年５月に訪れた際には、この岡本太郎の暖炉のあるラウンジでケーキセットをいただきましたが、いつかは泊まってみたいと思っていたホテルでしたが、意外に早く実現しました。
ちなみにお茶してケーキを食べただけで4人で８０００円弱。
これを妥当と見るか高いと感じるかは人によって違うでしょうが、庶民派の私はバカ高！と感じました。

このホテルの売りは、おいしいブッフェですが、団体旅行の宴会なので和食の懐石料理

初日は宴会に郷土芸能を入れましたが２日目はビンゴゲームだけの予定でしたが、この日に結婚４０周年を迎えるお客様がいらっしゃるとの、未確認情報を得て、昨夜急遽サプライズ企画を追加。宴会の途中に急に照明を落として、いきなりウエディングマーチが流れる。そしてステージの反対側にセットされていた金屏風の前にルビー紺式を迎えたご夫妻の名前を呼び上げこのケーキにケーキカットをしてもらい、シャンパンで乾杯。
本人にも他のお客様にも内緒にしていたサプライズ、
はにかみながらも喜んでいるご夫妻を見ると、このサプライズ大成功でした。
我が家も今年３０周年の真珠婚式を迎えましたが、たいしたことしなかったなあ。
実は数年前の結婚記念日を早めに箱根の冨士屋ホテルでお祝いしたその夜、義父がなくなったことがありそれがトラウマになって、慣れない事をすると良くないことが起こるのでは。
そう思って自粛していましたが、やっぱり節目のアニバーサリーは派手に祝わないといけませんよね。

宴会場と２次会のカラオケがあるのはロビーフロアーの下の１階。ここからは裏の奥入瀬渓流に出ることができます。

２次会の合間にちょっとだけ表を散策。この時期浴衣と丹前だけではちょっと寒い。
木立の中に岡本太郎のオブジェが

ちょっと幻想的な感じにライトアップしていていい感じでした。

５月に来たときも気になっていたこのポスター。
レンズメーカーのシグマとタイアップしてレンズの貸し出しを無料で行なっているようです。

旅の最終日の朝は天気も良く、朝食前に朝の散歩。購入を検討中のマクロレンズを借りて、ちょっとだけ散策。

まだ薄暗く、マクロレンズの対象となる被写体が見つかりません。

朝食会場では準備が進んでいます。

もう少し明るくならないとマクロ使えませんね。

いったん館内散策をと思い、何気に見るとチャペルを見つけました。

背面がガラス張り。奥入瀬渓流を借景に挙げる挙式も素敵でしょうね。

ここにも岡本太郎の暖炉が

こちらは『河神』という岡本太郎の遺作となった作品です。

こちらはラウンジにある『森の神話』

明るくなってきたので再び表に出てマクロレンズに変えて練習を

使ってみるとやっぱり欲しくなる

でも、旅行用にコンパクトなミラーレスも欲しいし

どちらを先に買うか悩むところ・・・
でも、マクロを一本持っていると写真の世界が変りますね。

夜は宴会用の和懐石料理でしたが、朝食は名物のブッフェ。
種類が豊富で目移りしてしまい、この日もガッツリ食べてしまいました。これだから太るはず、この旅で１．５キロ体重が増えてました。
この後食べたリンゴのフレンチトースト　絶品でした。

昨日暗闇の中で見たオブジェ
顔だけ見るとウルトラＱのカネゴンのよう。
古すぎて知ってる人少ないだろうな。

最終日のスタートは９時。天気の予報は午後から雨。
奥入瀬散策、十和田湖遊覧までは何とか天気は持ちそうですが、心配は八甲田山。

「紅葉真っ盛りの東北を歩く」とうたった旅だけに、白神山地がだめ、奥入瀬、十和田湖はなんとかなるものの、一番の紅葉ピークの八甲田山もだめとなると、ブーイングがすごそう・・・

でも、昨日麓を通ったときは山は白くなっていて、山頂の気温は零下。
私は参加しませんでしたが、数年前の同じ会の旅行で東北の三大祭の際に八甲田山に登った時、１ｍ先も見えないほどのガスの中ロープウエイにのって、結局何も見えず、おまけに添乗員が山の上に残ったままお客様を先に下ろしてしまい、下で散々待たせて、旅を企画したＪ社がそれ以来出入り禁止になったきっかけとなった山。

以来Ｋ社の企画の旅が５,６年続いていましたが、久々に復活したＪ社が再び同じ過ちを繰り返してしまうのか

バスが停められるのは渓流の中で石ヶ戸の１箇所だけ。奥入瀬渓流の散策も３０分足らずのもの足りないものとなってしまいました。

春の新緑の時期もいけれど、秋の紅葉の時期もいいですね。

でも、思ったより紅葉のカラフルな、色づきはありませんでした。

次に向かったのは、十和田湖の子ノ口の遊覧船乗り場。
ここでは遊覧船の最上部にあるグリーン席を貸切

黄色と赤カラフルに染まっています

今回の旅では、十和田湖の紅葉が一番でした

枯れたまま横たわって樹皮がはがれあたかも流木のよう

湖上から眺める乙女像。十和田湖をバックにしたほうが絵になりますね。

一番きれいな赤だったのはこの木

この日のランチは湖畔の信州屋で十和田牛のステーキランチ。
十和田牛ってブランド牛？
ドライブインのようなお店だけどまずかったらどうしよう・・・
年齢層の高い団体なので肉大丈夫かな・・・そんな心配も食後のテーブルを見ると一安心。
皆さんきれいに平らげてました。
実際柔らかくておいしい肉でした。ちなみにドリンクバー付きで2480円。

結局食事を終える頃に雨が降り出して、八甲田山の状況を確認すると雨でガスも出て視界も悪く、気温も氷点下。そんな情報を受け予定変更で小坂町の滝に立ち寄り、青森駅のそばの海鮮市場でのショッピングに予定を変更するも、楽しみにしていたお客様も大勢いらしたようで、複数のご婦人方よりブーイングの嵐。
私も八甲田山登ったことがなかったのですごく楽しみにしていたのですが、まあ自然が相手なので、こればかりはどうしようもないですよね。

最後は青森駅前の海鮮市場でお買物タイム

ここ、珍味類がめちゃや安で色々買ってしまいました。
ちなみに後日談ですが、初日の五所川原で、おいしい松前漬を売っていて、思わず買ってしまったのですが、真空パックでなくカップに入った状態のもので保冷剤をつけてもらったものの、その効果は数時間。
要冷蔵であることを知りながら、バスの移動時間は常温で持ち歩いていて、帰宅後食べたら食中毒。土日とんでもない苦痛を味わうことに。
あれから３日たちますが、いまだにまともに食事ができない状態です。
食べ物を購入の際には、気をつけないといけませんね。

こうして３日間のにわかツアコンの旅も全行程を終了し、夜の８時前には会社に戻ることができました。
来年の旅の企画はもう年明１月から。
来年は更に１社企画提案の会社が増える予定で、帰りのアンケートでは次に行きたいところの人気ナンバーワンは北海道でした。
数年目に知床を中心に道東の旅をしましたが、北海道は広いですもんね。次に人気なのが山陰。不思議なことに毎年上位にランクされながら、唯一行っていないのが山陰。来年は出雲大社の６０年に一度の式年遷宮の年。来年はこのあたりを軸にした企画になりそうです。

この旅行記へのコメント （2）

• susanaさん 2012/11/11 15:44:48

  素敵な奥入瀬

  ぬいぬいさん、コンニチワ★
  
  奥入瀬渓流ホテルにお泊まり、だったのですね。
  奥入瀬に行ったときの宿泊をここにしようかとも考えたのですが、結局は十和田湖にしてしまったので、拝見させていただけて良かったです。
  
  八甲田山には登られなかったのですね。
  私は登山初心者なのに霧でも強行しましたが、一人だったから出来たこと。（http://4travel.jp/traveler/oliva/album/10386669/）
  お客様をお連れして、というのはさすがに無理ですね・・・
  
  ツアコンお疲れ様でした。

  ぬいぬいさん からの返信 2012/11/13 06:15:36

  RE: 素敵な奥入瀬

  susanaさん　　おはようございます
  
  今回は天候に恵まれず、白神山地も八甲田も中止になり、とても残念でした。
  一人旅なら、天気は全然関係なく行ってしまうところですが、なんせ平均年齢が６０半ばを超えた方たちばかりなので、なかなか強行することは難しく、やむ無く中止しましたが、元気なご婦人たちからは、かなりのブーイングを受け大変でした。
  
  紅葉の時期の割には、色付きもイマイチで
  やっぱり旅を満喫するには一人旅に限りますね。