にわかツアコン奮闘記　2015秋　台湾２泊３日の旅　　2日目・最終日

2015/10/20 - 2015/10/22

今年もお客様をお連れしての２泊３日の団体旅行の責任者として、台湾に行ってきました。

６年前より、旅の企画立案を私が行うことになり、旅行先の候補を５,６ヶ所ピックアップして、それを大手旅行代理店数社に企画を依頼し、お客様二百数十名の代表者からなる、幹事会でプレゼンし行先を決定しています。
１４回目になる今年は、初の海外旅行としてお隣の国、台湾に決定しました。

毎回海外も１コース提案していましたが、いつもく国内に落ち着いてしまい、今年も自分が一番行きたかった九州の軍艦島、長崎の旅を一押しでプレゼンしたにも関わらず、決まった先は海外の台湾でした。

国内も１３回行くと既に日本列島を縦断して主だったところは行ってしまったため、世界遺産にも決まったので来年こそ軍艦島が本命かもしれませんね。

でも、毎年参加いただくお客様の年齢層が高いため、海外はどうも・・・と敬遠された方が多く、おまけに出発前にドタキャンがが４人も出てしまい、結局例年の６割程度の人数になってしまい、同行するスタッフ４名を加えても、総勢３０名足らずとちょっと寂しい旅になってしまいました。

今回も企画立案から事前準備、旅行同行責任者、金庫番、司会、カメラマンと超多忙ながらも５年ぶりの台湾をしっかり旅を楽しんできました。

エリア 九分(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 団体旅行
• 利用旅行会社: JTB

旅先で必ず行う習慣の一つが朝の散歩。
２日目も５時半に起きたのですが、表は雨。
このホテル周りに何もないのでわざわざ雨の中散歩する場所でもないので、６時半の朝食のスタート時間を待って、朝食ブッフェ一番乗り。
品数は多いもののおかゆもオムレツもいまいち。
おいしかったものを上げるとすればフレンチトーストかな。

この日は予報通りあいにくの雨

ホテルからバスで1時間ほどで九分に到着

屋根が重なり合う狭い商店街ではカサが不要

入口の近くのコーヒーの専門店で、今年3月に南アフリカに行った際に買ってきたアマルーラのボトルを発見

日本でもなかなか手に入らない南アのリキュールをこんなところで売っているのにちょっとびっくり

九分の街はもともと降水確率が非常に高い街のようで、雨は当たり前の場所なんだそうです。

この狭い石畳の商店街を、配達の軽トラックやバイクがクラクションを鳴らして入って来るんでびっくり。

軒を連ねるのは飲食店とお土産屋さんが圧倒的に多いですね。

山の上にある九分は坂と階段の多い街

年配の方にはちょっときつかったようで最高齢のお客様はバスで散策せずバスで待機

金の採掘によって栄えた街の九分は、ゴールドラッシュの頃は大いに栄えたものの、金山の廃坑後一気に寂れてしまいました。

でも映画『非情城市』の舞台となったことにより人気が出て、さらに追い打ちをかけたのが、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』のモデルになったこと。

今では台湾屈指の人気観光地となっています。

ジブリの『千と千尋の神隠し』の中で、登場する油家のモデルとなったと言われているのがこの茶芸店『阿妹茶楼』

眺望のよい3階のテラス席に何人かお客様の姿を見つけて行ってみることに

九分の街が一番魅力的に見える時間帯が建物の周りを囲むランタンが灯る夜

5年前に来たときはわざわざその時間を狙ってきたので、千と千尋の世界を見ることができたのですが今回は朝

暗闇の中に赤く光る提灯の灯
幻想的でかつノスタルジックな雰囲気をお客様たちに味わってもらうことができず残念です。

ガスで霞んでいますが海が見えます。
天気がいいときれいなのに残念！

特に誘い合わせたわけではなかったのに、ここのテラス席にはスタッフ含めて２７人が集まってしまいました。

そうなるとお茶代は御馳走するしかないか。

５種類の茶菓の付いたお茶のセットはおひとり様３００台湾ドル。
中にはビールを飲んでいた人もいたので〆て３１２００円
高〜いお茶代になってしまいました。

日本にいても珈琲党の私は日本茶はペットボトル以外はほとんど飲まないのですが、たまに飲む中国茶は新鮮でおいしく感じました。

前回来た時は高台の九分茶楼だったので、今回はぜひとも阿妹茶楼に来たかったので満足でした。

入口のお面　デカ！

なかなかいい感じの茶芸館でした。

目の前にはここが金鉱だったことのわかるモニュメントが

こちらは昔映画館だった建物

階段の下のこの辺りは、映画『非情城市』の舞台になったお店が軒を連ねています。

１時間ほどの九分の散策を終え、再び台北市内へと戻ります。

ランチは金品茶楼
ここは茶葉を扱って30年の歴史がある金品茗茶が開いたレストランです。

ここの売りは鼎泰豐で長年修行したシェフのつくる小龍包

飲茶のコース料理でしたが焼売や餃子までは良かったのですが・・・

メインの小龍包が全然熱々でない
残念ながらおいしさ半減

食後は台北の人気NO.1の観光スポット故宮博物院でたっぷり2時間見学したのですが、内部は写真NGで雨が降っていたの外にも出なかったのでで写真はなし。

故宮博物院は相変わらず混んでいて、特に中国本土からの団体客の数はすごくて『白菜』を見るのに15分ほど並びました。

そしてもう一つの定番スポット
忠烈祠へ
ここも衛兵の交代時間の5分前に合わせて到着

到着後すぐに交代の儀式が始まりました。

5人がロボットのような動作で行進していきます。

彼らが履いている長靴には鉄の鋲が打ってあり、その鋲をカチャカチャ鳴らしながら歩いていくので、鋲から出た鉄粉による錆でできた線が5人の足元を見ると、まっすぐずっとつながっています。

5人とも細身ですが背が高い
身長制限があって178センチ以上だと衛兵になれないのだとか。

陸海空軍毎月交代で回しているそうです。

約20分ほどのパフォーマンスが1時間ごとに行われます。

衛兵の交代が終わると並んでいた観光客は一気に帰りだして広場からは人の姿がなくなります。

40分間この衛兵たちは一切動いては行けないので、瞬き一つできず微動だにしません。
ほんとロボットのようです。

衛兵の交代を終えると後ろの部屋から人が出てきて交代した衛兵の服装を整えてくれます。
夏場は額から流れた汗を拭いたりするのも彼らの役割だとか。

2日目の食事はグロリアプリンスホテルのバンケットルームで。
ここは北京料理のお店
いきなり北京ダックのアヒルの丸あげが出てきました。
これは北京ダックをつくる前に3つの円卓を回って写真撮影するためパフォーマンス

次は魚の姿煮
この日の魚はスズキでした。

次に現れたのは豚足と海鼠の煮込み
どちらも苦手なのですが、ちょっとチャレンジして豚足のゼラチン質を避けて中の肉だけちょっとだけ食べました。

何故ホテルのバンケット会場での食事になったのか。
その理由は、毎年行われるこの旅行の会の宴会のメインイベントが、ハズレなしの大ビンゴ大会だから。

他のお客さんに気兼ねすることなくビンゴができるとなるとお店を貸し切るかホテルのバンケットルームを確保するしかない。

このビンゴゲームのためにわざわざデジタルビンゴゲーム機をドンキで買って持ってきました。

食後のビンゴ大会は大いに盛り上がりました。

こちらはスペアリブ。
2日目の食事もどれもおいしくいただきました。

この日の2次会はマッサージに行くグループと若いきれいなお姉ちゃんのいるお店に行くグループと圓山大飯店の眺望のいいラウンジに行くグループとホテルに戻ってオヤスミグループと４つに分かれました。

私はラウンジグループ
タクシー2台に分乗してホテルに到着
ガイドが言っていた夜景のきれいなラウンジがない・・・

ここにあるラウンジは1階でガーデンビュー

何も見えませんでした。
くそ〜　ガセネタつかまされた。

でも、タクシーに乗って５人でわざわざ来たからには、いくら夜景が見れなくても呑まずに帰られりょか

皆さんウィスキーの水割り呑んでましたが、ウィスキーの苦手な私は一人だけ白ワイン。

つまみは野菜スティックサラダとナッツ。ポテトチップの盛り合わせ。
２杯目はジャックダニエルのソーダ割り。
ウイスキーは苦手なんですがバーボンと白州だけは例外で飲めるんです。

夜景も見えなくていまいち盛り上がらず、バンドの演奏が終わったのを機に、ホテルへと戻りました。

最後は部屋に戻って恒例のお仕事終了のビールタイム。
昨日に引き続きフランスビールで乾杯

合い方は若手のお客様たちときれいなお姉さんのいるお店でまだ楽しんでいるようです。
明日はいよいよ最終日です。

３日目の朝食は控えめでシリアルとパン１個

最終日の唯一の観光は中正記念堂

美味しいパイナップルケーキをお土産に買いたいというお客様のリクエストに応えホテルオークラへ。
台湾の定番お土産といえばパイナップルケーキ
でも、これはこの裏側をよくチェックしないといけません。
空港のお土産屋さんに並んでいるパイナップルケーキの大半は中身が実は冬瓜なんです。
本物のパイナップルが入っているのは少ないんです。
一番人気のホテルオークラのパイナップルケーキはちょっと高めの価格設定ですが本物でした。食べてみてちょっと酸っぱいのが本物です。

1個50台湾ドルでばら売りしていますが、12個入り480台湾ドル、20個入り780台湾ドル

パッケージもおしゃれでお土産にはお勧めですよ。
ここでは個人的なお土産として12個入り　3箱ゲット
ずっしりと重いのでたくさん買うと持ち帰りが大変です。

ここは台湾の英雄蒋介石の功績を称える記念堂
台北の定番人気観光スポットの一つです。

年代物ですが漆塗りのような光沢を放つ黒塗のリムジン

蒋介石の専用車です。

蒋介石の肖像画
向き合って座る二人のうち、蒋介石はどちらでしょうか？

正解は左
右は孫文
当時の中国を代表する二人の政治家の奥さんは姉妹だったので、義理の兄弟になるわけですね。

こちらのほうが年代が新しいキャデラック
２代目の車でしょうか

蒋介石に関する資料を展示してある展示室

再現された蒋介石の執務室
蝋人形よくできています。

半円アーチの向こうは壁なんですが当時の写真が中にかかっていてあたかも廊下が続いているようなトリック写真になっています。

４階に上るエレベーターの前で待っていて扉が開いた途端銃を持った衛兵が出てきて鉢合わせ
ここも衛兵交代式があるんです。

最上階の4階にあるのが高さ6ｍ以上ある巨大な蒋介石のブロンズ像
先ほどエレベーターからs出てきた衛兵たちは左右に立っていて、蒋介石の象を守っています。

築４５年を経過した建物は裏側の外壁を改修していてシートで覆われていました。

会社のお土産は最後の最後
空港の搭乗口の目の前のエバーリッチの免税店で

取りあえず置いてあったパイナップルケーキをノーチェックで3箱購入
値段は先ほどのホテルオークラよりもちょっとだけ安かったのですが、翌日会社であけてみると・・・・

しまった　　やられた〜

パイナップルでなく冬瓜入りでした。
やっぱり購入の際は良くチェックしないといけませんね。

帰りの便では『ビリギャル』を見ながらのんびり
機内食は洋食をチョイス。
会社に戻ったら車を運転してお客様を自宅までお送りしないといけないのでアルコールは控えペリエ
このラザニアなかなかのお味でした。

定刻よりも15分ほど早く羽田に到着。
空港からもバスは順調で7時過ぎには会社に到着して、最後の仕事お客様をご自宅まで車で送り届けて、にわかツアコンのお仕事完了です。

あ〜あ　疲れた。


後日談ですが、帰国した夜ちょっと寒気がして早めにベッドに入りましたが、翌日に微熱が出て大事を取ってお医者さんへ通院

風邪だとばかり思っていましたが2日後から下痢


何を食べてもいまだかつて当たったことのない私でしたが、どうやら食あたりのよう。
微熱は抗生剤を飲んで下がったもののお腹の調子は戻らず結局週末のの2日は大事を取ってベッドでゴロゴロ。

帰国4日後とようやく本調子に戻りました。

鬼の攪乱かなあ？