![7月17日 旅行4日目<br />今日の観光は世界遺産であるレーティッシュ鉄道ベルニナ線です。イタリアの始発駅ティラーノからスイスのサンモリッツまで乗車します。<br />絶景列車とも呼ばれており標高429mから2253mの高低差の急勾配をループやヘアピンカーブで走行する列車です。車窓からは写真でよく見かける360度の「ブルージオのオープンループ橋」や「ラーゴ・ビアンコ」、「モルテラッチ氷河」や「カンブレナ氷河」などの絶景を見ることができます。<br />気になるのは当日の天気です。コモのホテルを出発した時は厚い雲に覆われ今にも雨が降り出しそうな最悪のコンデションでした。それでなくても山の天気は変わり易いのに、平地の天候がこれではレーティッシュ鉄道ベルニナ線の観光は雨の中かなと半ば諦めていました。<br />そんな気重の状態でコモを出発しましたが、さあこの先どうなりますことやら。<br /><br />コモ~ティラーノ~レーティッシュ鉄道ベルニナ線~サンモリッツ(スイス)<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/29/34/650x_11293493.jpg?updated_at=1515850092)
2017/07/14 - 2017/07/22
90位(同エリア358件中)
ポポポさん
7月17日 旅行4日目
今日の観光は世界遺産であるレーティッシュ鉄道ベルニナ線です。イタリアの始発駅ティラーノからスイスのサンモリッツまで乗車します。
絶景列車とも呼ばれており標高429mから2253mの高低差の急勾配をループやヘアピンカーブで走行する列車です。車窓からは写真でよく見かける360度の「ブルージオのオープンループ橋」や「ラーゴ・ビアンコ」、「モルテラッチ氷河」や「カンブレナ氷河」などの絶景を見ることができます。
気になるのは当日の天気です。コモのホテルを出発した時は厚い雲に覆われ今にも雨が降り出しそうな最悪のコンデションでした。それでなくても山の天気は変わり易いのに、平地の天候がこれではレーティッシュ鉄道ベルニナ線の観光は雨の中かなと半ば諦めていました。
そんな気重の状態でコモを出発しましたが、さあこの先どうなりますことやら。
コモ~ティラーノ~レーティッシュ鉄道ベルニナ線~サンモリッツ(スイス)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
ホテルクルーズの長い廊下。
朝食を取るためレストランに向かっているところです。こうして見るとホテルの通路は鮮やかですね。廊下は遥か向こうまで続いていて、このホテルがいかに大きいか想像できるかと思います。ホテル クルーズ ホテル
-
レストランの様子。朝7時から利用できるので早めに来たつもりでしたが、すでにレストランはほぼ満席の状態でした。
我々よりも早く出発するツアー客が多かったためでしょう。このホテルには多数の外国人ツアー客が宿泊していました。ホテル クルーズ ホテル
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コーヒーです。左はジュースだったと思います。
ホテル クルーズ ホテル
-
フルーツとヨーグルト類です。イタリアのホテルにしては種類は多いほうだと思います。
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このホテルでは野菜もありました。イタリアでは朝食に野菜が出るホテルの方が珍しいのです。
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卵料理、ゆで卵にスクランブルエッグ。
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パンとジャム。ジャムはたくさんありました。
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クロワッサンや菓子パンのようなパン。
このホテルは野菜もあるし、料理の種類は豊富でした。料理も美味しかったです。ホテル クルーズ ホテル
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8時半にコモのホテルを出発し、ティラーノに向かいました。
当日は朝から鈍よりした天気で今にも雨が降りそうな空模様でした。
さすがにこの天気ではテンションが下がります。何故なら今日はレーティッシュ鉄道ベルニナ線に乗ってスイスアルプスを観光する予定だからです。この天気では美しいアルプスを見れそうもないのでこの時は意気消沈してしました。 -
バスはコモ湖畔の町レッコ(人文字型のコモ湖の右下にある町)に入り、そこからコモ湖畔沿いに北に進んでティラーノに向かいました。
コモ湖 滝・河川・湖
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昨日あんなに美しかったコモ湖も今日は鈍よりして、湖は色を失ったかのようでした。
コモ湖 滝・河川・湖
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湖の中央にある町ベラージオまでやってきましたが、昨日のような美しい景色を見ることはできませんでした。雨がいつ降ってもおかしくないような天下なのでかなりテンションが下がっていました。
コモ湖 滝・河川・湖
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ベラージオを過ぎるとコモ湖は一本の大河のように見えました。
コモ湖 滝・河川・湖
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コモ湖の風景。トイレ休憩で寄ったコモ湖畔のドライブインに掲げてあった写真です。
このドライブインではチョコレートや菓子が無茶苦茶安かったです。なんでも菓子工場がすぐ近くにあるため卸価格で販売してそうです。その価格からさらに3~4割引きしていたため大変安かったですね。
ご婦人方はバラ撒き用の菓子をここで買い込んでいらっしゃいました。
例えば板チョコなら日本の三分の一くらいの値段。しかしクッキーなどの菓子の場合は一箱ごとの販売のため量が嵩むのが難点でした。それでもかなりの方がここで買われていました。
私はこのドライブインで桃の果実酒ベリーニ(750ml)を6.5ユーロで買いました。
添乗員さんの話では、北イタリアならどこでも売っているとのことでスーパーの方が安いと思いましたが、今まで3度もイタリア旅行したのにこの果実酒が見つからなかったため、品物がある時に買っておくことにしました。 -
コモ湖を過ぎるとバスは山間の道を進んで行きます。
-
このあたりの山々では日本の段々畑を想像させるように南向きの山の斜面にある狭い空き地を利用して沢山ブドウ畑がありました。
この地区はロンバルディア州のワインの産地として大変有名な所なんだそうです。
道路沿いには小さな集落が点在し、中世の領主のものと思われる古城やその地区の教会が山腹や頂上に建てられていて、まるでアオスタ渓谷の景色を見ているようでした。
天気は今一つでしたが、山の緑とブドウ畑の緑色がとても美しい場所でした。 -
山の中腹にある教会。周囲はブドウ畑です。このように教会や古城が点在していました。
アオスタ渓谷では古城を沢山写真に収めたので、ここでは自制の気持ちが働いてしまったのかはっきり城と分かる写真以外は写していませんでした。 -
コモ旧市街の南西にある山で見かけた見張り塔と同じような造りの塔がありました。
これも山の頂上に造られているので同じく見張り用の塔だったのでしょう。
このあたりはロンバルディア州ソンドリオの周辺地域で、元々は神聖ローマ帝国の版図の一部でした。14世紀の初めにはコモと伴にミラノと争いましたがヴィスコンティ家ミラノの軍門に下っています。
そのためこの塔も14世紀造られた見張り塔だろうと思われます。 -
見張り塔の左には館のような建物が見えます。造りからして城のようには見えませんし塔があるので教会かもしれませんが、写した方向からは何の建物なのか判別することはできませんでした。
ここも同じよう沢山のブドウ畑で周囲を取り囲まれていました。
この辺りからでした。有難いことに雲にに切れ間が出始め、青空が覗いてきたんです。朝は今にも雨が降りだそうな天気だったのに、信じられないような奇跡です。天候よもっともっと回復してくれ! -
ワイン畑の谷間を抜けるとソンドリオという町に出てきました。
写真はソンドリオの入口あたりの風景です。
天候がどんどん回復し晴れ間が見えてきました。これなら午後レーティッシュ鉄道に乗車する時には晴天になっているでしょう。 -
町外れで見かけたホンダの自動車販売店。海外で、また特にこんな山間の町でホンダの販売店を見かけると何か嬉しくなってしまいます。
背後の山上には古城がありますが、ここも周囲はブドウ畑です。 -
ソンドリオの町の遠景です。
-
同じくソンドリオの町の遠景。町の周囲の山の斜面は一面ブドウ畑でした。
ソンドリオは見てきたように周囲を多くのブドウ畑に囲まれていました。ソンドリオは名立たるワインの生産地として、また高品質のワインの産地として有名なんだそうですが、確かにソンドリオの周囲一帯は一大ワイン畑でした。 -
ワイン畑はソンドリオの町を過ぎても延々と続いています。
こちらには教会のような建物が山上にありました。 -
山の中腹にある教会と集落。ここは集落が山の上にあり、あたり一面山裾に至るまでワイン畑で埋め尽くされていました。
このあたりの景色は差し詰め緑の谷間といった表現が当てはまるような場所でした。
雲が多くて日が陰っていましたが、緑が大変鮮やかでした。 -
教会をアップで。
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コモから2時間強かけてようやくティラーノに着きました。ここはこの町を代表する建物、聖母教会(聖マドンナ教会)です。
ツアーのため内部を観光する時間がありませんでしたが、内部の装飾が大変美しい教会なんだそうです。ティラーノ 散歩・街歩き
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教会の側面の様子。車窓から撮ったので全体の様子はカメラに収まっていません。
ティラーノ 散歩・街歩き
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教会の後ろ側です。
ティラーノ 散歩・街歩き
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バスはティラーノ駅前に到着。駅舎の中にはインフォメーションセンターがありました。
またこの並びには無料トイレがあります。ティラーノ駅 駅
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こちらはティラーノ駅イタリア国鉄線、ホームへは地下道を渡って行くようです。
ティラーノ駅 駅
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こちらもティラーノ駅ですが、こちらはレーティッシュ鉄道ベルニナ線の駅舎です。
ティラーノ駅 駅
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駅舎の入口にはユネスコ世界遺産のマークがありました。
ティラーノ駅 駅
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そしてこちらがイタリア線の駅舎とスタツィオニ広場、先ほどバスを降りたところです。
日本のように一つの駅舎に何本も線路が引き込まれているわけではなく、ここティラーノではスイス線とイタリア線は別々の駅舎に分かれていました。ティラーノ駅 駅
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ティラーノ駅舎前のスタツィオニ広場から続くジュゼッペ・マッジーニ通りです。
この他に駅前から東に延びているローマ通りがありますが、いまからレストランで昼食なのでこちらの通りを散策します。ティラーノ 散歩・街歩き
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駅から歩いて5~6分で到着したのがホテルコロナ、このホテルの一階にあるレストランが今日の昼食会場です。
このホテルはイタリア通りに面しており、レーティッシュ鉄道ベルニナ線の観光の宿泊先としては駅に近いホテルです。
このホテルの斜め前の地下1階には大きなスーパーがあるので買い物にも便利だと思います。
今回我々はレストランで食事をするだけで宿泊はしません。そのためホテルの内部の様子は分かりませんでした。 -
メニューを撮ってみました。メニューの料金が安い。ピザのメニューですが料金は非常にリーズナブルです。
ローマのレストランの三分の一から四分の一の値段ですよ、信じられない。如何にローマのレストランがぼったくりなのかよく分かります。田舎はやはり安いですね。
但しピザは食べていないので味の程がどうかは分かりませんけど、昼食は普通の味だったので不味くはないでしょう。
ついでにもう少し穿って考えると、ツアーの昼食はこんなに安いレストランを利用しているんですね。
トリップアドバイザーにもこのレストランは掲載されていませんでしたから。 -
レストランの様子。明るい印象の素敵なレストランでした。
レストランには別の日本人ツアーの方々がいらっしゃいました。この方たちは別の旅行会社のグループでしたが、このレストランは日本人ツアー客がよく利用するようです。 -
前菜に出されたこのスープは美味しかったですよ。何のスープだったかな、全く覚えていない。
最近はメモしないと、集中して聞いていること以外はすぐに忘れてしまいます。若い頃は記憶力良かったんですけどね。その頃の事は今でもよく覚えているんですけど最近のことが覚えられない。 -
飲み物はカプティーノにしました。今日は高地に上るのでアルコールは封印します。
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メインは肉料理、肉は柔らかく美味しかったです。
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デザートは果物でした。これは普通の味。
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ティラーノの周囲の山の中腹にも教会と小集落がありました。この地方の特徴的な風景と思われます。
レーティッシュ鉄道の列車の出発までにはまだ時間があるのでスーパーを訪ねてみましたが、ここで買い物をすると荷になるので駅に行くことにしました。ティラーノ 散歩・街歩き
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イタリア通りです。駅前のローマ通りと同様に町の主要な道路ですが、交通量は少なかったです。
ティラーノ 散歩・街歩き
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出発まで各々自由行動です。出発30分前ですが早めに駅の構内に入りました。聖母教会に行くことも考えましたが地図がないので正確な場所が分かりません。
教会に行くのにどのくらい時間がかかるか不明だったので無理はしない事にしました。帰国後調べてみると教会は駅の近くにあることが分かりました。近くなら30分もあれば教会内部の観光をして駅に戻ることができます。私は事前の調査不足で折角の機会を逃してしまいました。ティラーノ駅 駅
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さて、駅構内の様子です。駅舎の規模は大変小さな駅でした。左右に停車している車両がレーティッシュ鉄道ベルニナ線の車両です。
ティラーノ駅 駅
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ティラーノ駅名板
ティラーノ駅 駅
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レーティッシュ鉄道の車両。これは窓と天井がガラス張りになっている展望列車で一等車です。座席に座っているだけで雄大なアルプスの景色が眺められるように造られた特別車両ですが窓が開けられません。
そのため写真を撮るには不向きです。写真を撮りたい方は2等車の方がお勧めです。
なお車両最後尾にはトロッコ車両が連結されるそうですから、写真を撮るにはこの車両が最適でしょう。 -
私たちが乗車するのは13時40分発モンサンミッシェル行き、出発にはまだかなりの時間があります。
駅に来るのが早すぎたようで、もっと駅前をブラブラしてくればよかったと後になって後悔しています。ティラーノ駅 駅
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駅舎内にある自動券売機。その上には姉妹鉄道である箱根登山鉄道から寄贈された駅名板が設置されていました。
箱根登山鉄道はレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道になっています。箱根登山鉄道を造るにあたって、建設当時の技師長がベルニナ線を視察調査し、ベルニナ線を手本として鉄道線を建設したことが縁で姉妹鉄道を結んだそうです。ティラーノ駅 駅
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箱根登山鉄道が寄贈したティラーノ駅名板。
ティラーノ駅 駅
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私たちが乗るレーティッシュ鉄道ベルニナ線の車両がホームに入ってきました。
最後尾に連結されているはずのトロッコ列車の客車は連結されていませんでした。
後で分かったのですが、ティラーノを出発する時はトロッコ車両は連結されていませんが、途中の駅で連結されるそうです。 -
こちらが私たちが乗車する2等車です。この車両であれば窓を開けて写真を撮ることができます。
またティラーノは始発駅のため、この車両が我々ツアーの専用車両になりました。レーティシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観(イタリア) 文化・芸術・歴史
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列車は定刻にティラーノ駅を出発。しばらくは町中を進んで行きました。
車窓左手に見えるのは聖母教会。こちらは教会の裏側ですが教会の塔とクーポラを見ることができました。レーティシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観(イタリア) 文化・芸術・歴史
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レーティッシュ鉄道ベルニナ線はイタリアのティラーノからスイスアルプスの高地を抜けてスイスのサンモリッツまで走る登山鉄道です。
標高429mのティラーノから標高2253mのベルニナ峠までの高低差を結ぶ絶景列車で、アルプスの急勾配を歯車を使ったラック式ではなく一般的なレールをループやヘヤピンカーブを多用して走ります。車窓の左右からはスイスアルプスの氷河や3000メートルから4000メートル級のアルプスの山々が見渡せる列車で世界遺産に登録されています。レーティシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観(イタリア) 文化・芸術・歴史
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ティラーノの町を抜けるとすぐにブルージオのループ橋が見えてきます。
正確にはこの先のカーブを右に進むとループ橋が見え始めますが、ここはすでにスイス領です。レーティシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観(イタリア) 文化・芸術・歴史
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ブルージオのループ橋。
ティラーノ駅を出発してちょうど15分でこの景色が見えますので、10分を過ぎたあたりから車窓に陣取りループ橋を撮る準備をしておくといいでしょう。
我々は添乗員さんから「もうすぐループ橋が見えます。」という言葉を聞いて慌てて窓から乗り出しました。ブルージオループ橋 建造物
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ループ橋とレーティッシュ鉄道。
ブルージオループ橋 建造物
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列車はループ橋の下を潜って大きな弧を描くように回って橋を上って行きます。
ブルージオループ橋 建造物
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橋は360度のループ橋。
ブルージオループ橋 建造物
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列車は橋の上を大きく左周りに進んで行きます。
この橋に懸かると思わず皆から歓声が上がりました。前の車両からもどよめきが起こっています。皆同じように興奮して歓声を上げているんですね。 -
ループ橋の下にはティラーノ駅から延びていた鉄道線路が見えます。線路は左に360度回転して橋を上る構造になっていて、列車はもう少しでループ橋を渡り終えるところです。
ブルージオループ橋 建造物
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オープンループ橋を渡るとブルージオの町が見えてきました。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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ブルージオのループ橋。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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ブルージオのループ橋。360度ループの様子はこのあたりから全景を見ることができます。
このループ橋の写真はスイスのサンモリッツ発のレーティッシュ鉄道に乗車するほうが撮りやすいと思います。ブルージオループ橋 建造物
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ブルージオです。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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町の端あたりにレーティッシュ鉄道ブルージオ駅が見えてきました。
この駅は通過しました。 -
ブルージオ駅を通過するとサンモリッツ発の列車と離合しました。
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運が良いことに「Hakone」と命名された車両を見ることができました。
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この車両はABe4/4 54号機車両です(車両の窓の下に号機表示があります)。「Hakone」と表示された車両は一両のみなので、見ることができたのはラッキーでした。
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ブルージオを通過すると列車は上り坂に入り、山の斜面を上って行きます。いつの間にかブルージオの町は車窓から見下ろせるほどになっていました。
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ブルージオの町を過ぎたあたりから登山列車のように坂道を上って行き、傾斜が徐々にきつくなっていきます。
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遠くにスイスの高山が眺められるほどに列車は高度を上げてきています。
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列車はさらに高度を上げていきました。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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坂道を登り詰めると車窓から大きな湖が見えてきました。この湖はボスキアーボ湖です。
湖の手前の駅舎がミラ・ラーゴで標高1014メートルの場所にある駅です。ティラーノからは約600メートル近く登ってきました。
ポスキアーボ湖は綺麗な湖です。遠くには山並みが見え、車窓沿いには美しい景色が広がっていました。レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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遠くに見える山のアップです。山の頂上付近は森林限界を変えているので標高2000メートル以上の山のようです。
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レーティッシュ鉄道ベルニナ線はポスキアーボ湖畔沿いを走っていくので、しばらくの間湖と山の景色が楽しめました。
この辺りから写真を撮る人は車窓にへばりつくようになりました。かく言う私もその一人です。レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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ポスキアーボ湖の景色。
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湖畔に沿って線路が敷設されたいるため、列車は右に左にとカーブを切って走っていきました。
レーティッシュ鉄道ベルニナ線はヘアピンカーブを含めてカーブが非常に多い鉄道です。
そのため鈍行列車のようにスピードが遅いです。急勾配の箇所はノロノロ運転で走りますが、スピードが遅いため写真は撮りやすかったです。 -
ポスキアーボ湖から見えていた山。これからしばらくは右車窓にこの山を眺めながら列車は走っていくことになります。
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またしばらくは右車窓にチロルの原風景のような美しい牧草地や村や山の景色が続きました。
左車窓は山の木立ちの景色のため、しばらくは皆さん右車窓に釘付けです。。 -
最初に見えてきたのがこの村だったので、この村に写真が偏ってしまいました。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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村の教会付近をアップにするとこんな感じの景色になりました。
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谷間に佇む村の景色は、新しい村が姿を見せてはまた次の村という風に現れては過ぎ去って行きました。
このあたりはレーティッシュ鉄道ベルニナ線の前半の見所の一つです。山も綺麗でしたよ。レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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イチオシ
同じ村を縦に取ると同じ風景も雰囲気が変わります。写真としてはこちらの方がいいかも。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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広角にするとこんな感じになりました。牧草地の緑が特に美しいかったです。
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村が変わると景色も違ったように見えてきます。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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このような雄大な眺めが右車窓に延々と続きます。
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また次の村の景色です。
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山の谷間にいくつもの村が点在していました。
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高度がさらに上がると、先ほど通り過ぎたポスキアーボ湖とポスキアーボの町が眼下に見えました。
レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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駅舎「カデラ」です。小さな駅のため下車する人がいない場合、列車は通過します。我々が乗車した列車も下車する人がいなかったため通過しました。
この駅の手前から勾配が急になり、カーブが多くなりました。レーティッシュ鉄道アルブラ線 ベルニナ線と周辺の景観 (スイス) 文化・芸術・歴史
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ボスキアーボ湖と周辺の村の景色。
列車はこれから先ヘアピンカーブの連続で、レーティッシュ鉄道ベルニナ線のハイライトともいうべき場所を走って行きます。またスピードを落として急こう配を上って行く様は登山鉄道の醍醐味です。
いよいよ後編はレーティッシュ鉄道ベルニナ線のクライマックスですのでご期待ください。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ベームさん 2017/11/12 19:44:19
- こちらこそ初めまして。
- ポポポさん、
メッセージ有難うございました。
滅多に旅行記にお目にかからないミュスタイアの写真がありましたのでお邪魔したのです。懐かしかったので。修道院の中に入れなかったのは心残りでしょうが私の写真で少しは様子が分って頂けたようで嬉しいです。
ティラーノの教会はイタリア通りを真っすぐ歩いて突き当りです。しかし駅から歩いて片道20分近くかかりました。往復と教会に入る時間を考えると30分では難しかったと思います。ベルニナ線も良い思い出です。
ベーム
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