４トラの旅行記で、ラオス南部にシーパンドンという秘境があることを知りました。<br />　その近くにはワットプー遺跡もあるではありませんか<br />　ラオスのパクセという町は、何度でも訪れてみたい心温まる町らしい。<br />　アジアの辺鄙な田舎愛好者の私は、バンコク経由でラオス南部を目指すことにします。

ラオス南部はオフシーズン　その１　バンコクでドミに一泊

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2016/07/06 - 2016/07/21

7003位(同エリア23499件中)

#街歩き

エリア

バンコク(タイ)

同行者: 一人旅

航空会社: ベトナム航空

　中部国際空港内の両替所。
　ドルに両替すると手数料は２.８５％と、市内の銀行よりも少し良い。
　タイバーツに両替すると手数料は１６％と、とんでもないレート。
　このところ、行き過ぎた円安はひとまず収まって、１ドル１０２円台と適切な水準になっている。
　元気が出てきます。
　今回も搭乗機はベトナムエアー。
　機体は古いＡ３２１。
　10:30、定刻通り中部国際空港を飛び立ちます。
　女房にも一緒に行こうと誘ったのだが、ボランディアだとか、サークル活動とかで私につき合う暇なし。
　今回も寂しく一人旅だ。
　梅雨空で雲ばかりだったのが、雲の切れ間から地上が見えてきた。
　あの直線でできた、将棋の駒のような形の小さな島は・・何？
　調べてみると、ここは下関。
　将棋の駒は長州出島か・・・
　続いて見えてきたのは三つの突起と、その先の島。
　ここは北九州の宗像市。
　真ん中の突起は『さつき松原』らしく、島の名は大島。
　するとこれが壱岐島か・・・？
　ベトナム航空ハノイ線は、太平洋上ではなく陸地の上を飛んで行く。
　面白い。
　前々回は瀬戸内海に掛かる巨大な３本の橋が見えました。

　食事の時間。
　選択はいつもフィッシュ。
　残すことなくすべて平らげ、食後の珈琲を飲んでいると、いつしか東シナ海を飛び越えて、上海の真上でした。
　揚子江の真ん中にある横沙島の形がおかしい。
　どう見ても人工的に見えてしまう。
　揚子江南側の上海の真上を飛んでいく。
　こんなところを飛んでいいのか？
　ベトナムと中国の関係は良好ではない。
　飛ぶこと５時間、エンジン音が低くなりゆっくりと降下。
　下層の雲に突入していきます。
　ゴトゴトとフラップが出てきた。
　このメカニズム、しびれます。
　しかしなんと、こんな上空でスポイラー（空気抵抗板）までが持ち上がる。
　失速してしまわないか・・・！
　失速もせずに雲の下に潜るとハノイ近郊。
　無事に着陸態勢に入ります。
　飛行コースはこんなでした。
　ハノイ空港の滑走路は、ときおり襲われる猛烈なスコールで水浸し。
　発着する機体は派手な水煙を巻き上げている。
　ハノイからバンコク行きに乗り継ぐと、途中で配布されたのは紙パックに入った入出国カード。
　ご丁寧なこと！
　良く見ると、中に Dtac の Free SIM が入っている。
　SIM の名前は Holiday SIM
　Freeで 20MBのインターネット、５バーツの電話が付き、もちろん3G/4G仕様。

　SIM を Mobile Phone に指せば、５分以内に電話番号が SMS で届くとの説明があり、期待を持って試してみるが、いくら待ってもSMSは届かず。
　3Gのアンテナは立つが、電話もSMSもエラーとなってつながりません。
　どうなっているのだ！
　結局、このSIMは使えなかった。
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　バンコク到着は６:３０。
　どんよりした曇り、ときおり雨。
　入国審査は空いているが、荷物を受け取って出てくると７:００過ぎ。
　この時間、タクシーでモチット・バスターミナルに急げは、ウボン行き夜行バスに間に合うのか？
　しかしチケットは売り切れていて、無理だろう。
　係員のおばさんが乗客の子供と遊ぶ姿を見ながら、シティラインを待つ。

スワンナプーム空港駅 (ARL) 駅
　シティラインは途中より満員状態。
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　終点手前のラチャプラロップ駅で降りる。
　予約してあるマスコット・ドミは、駅からすぐ南のソイ８にある。
　バンコクのドミに停まるのは初めて。

ラーチャプラーロップ駅駅
　久しぶりのバンコクの喧騒の中に飛び込む。
　タイの臭い。
　排気ガス。
　懐かしさと緊張。

　夜になっても蒸し暑い道路。
　ガードと線路を越え、段差につまずかないよう、車に接触しないよう移動。　
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　ここがソイ８か・・・
　地図を片手に初めての路地に踏み込む。
　このソイには安宿施設が散らばっているらしく、欧米人向きの大衆レストランが数軒ある。
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　こんなアメリカの△△マンが立っているのがマスコット・ドミ？
　品格悪し。
　５階建のビルなのに、敷地面積狭し。
　１７０バーツと表示してあるが、アゴダで予約したのは８５８円。
　ウォークインなら５１０円か・・・
　損した気分になる。
　受付で予約表を見せるが、すんなりとはいかず、料金は支払い済みなのかと聞いてきて、アゴダに電話して確かめている。
　手際の悪いドミテルだ。
　不安になったがどうにか受け付けてもらい、手渡されたのはバスタオルと薄っぺらな掛け布とキー。
　狭く過ぎて足が滑りそうな急階段を、怖々と４階まで登る。
　途中、アメリカ映画に登場のキャラクター人形が突っ立っている。
　部屋は６人部屋で、荷物が散乱しているベッドはあるが、先客の姿はなし。
　Wifiは可能。
　部屋に備え付けのシャワールームはまずまず。
　しかし予約時に案内のあったセキュリティボックスなんてないぞ！
　貴重品はどうする？
　荷物の管理、めんどくさいから、シャワーを浴びてそのまま寝てしまう。
　そのうちガタガタと物音がして、先客が２〜３人戻ってきた。
　ハローくらいの挨拶はするが、みんな無口で静かな部屋。
　
　夜中に寒くて目覚めた。
　クーラーがガンガンに効いている。
　停めようと思ってもクーラーのスイッチはなし。
　ズボンを履き、長袖のシャツを重ね着するが、それでもだめ。
　ふと気が付いて、レインコートを身体にはおりました。
　なんとも情けない姿。
　しかし同室の欧米人は、この寒さの中で裸で寝ています。
　恐るべき、北国育ちの欧米人！