パクセ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 シーパンドンは一般旅行客には縁遠く、すごくマイナーな観光地だと信じていた。<br /> 日本人なんているはずがない。<br /> いたとしてもその数はほんのわずかで、世をすねた変り者ばかりだと思っていた。<br /> センさんに会った時は、この人は旅の達人なのだからと、納得していた。<br /> ところが同時期にシーパンドンを観光し、同じ日にパクセに帰ってきた人に出会ったのだ。<br /> それも1人ではない。<br /> 私を入れて4人もいたのだから、それはもう驚くほかはない。

ラオス南部はオフシーズン その20 奇遇、シーパンドン帰りの日本人

28いいね!

2016/07/06 - 2016/07/21

39位(同エリア218件中)

旅行記グループ ラオス南部はオフシーズン

1

29

motogen

motogenさん

 シーパンドンは一般旅行客には縁遠く、すごくマイナーな観光地だと信じていた。
 日本人なんているはずがない。
 いたとしてもその数はほんのわずかで、世をすねた変り者ばかりだと思っていた。
 センさんに会った時は、この人は旅の達人なのだからと、納得していた。
 ところが同時期にシーパンドンを観光し、同じ日にパクセに帰ってきた人に出会ったのだ。
 それも1人ではない。
 私を入れて4人もいたのだから、それはもう驚くほかはない。

PR

  •  カトリック教会の好青年に心を洗われ、足取り軽くホテルに向かって歩きはじめると、思いもよらぬ場所で市場を見つけた。<br /> パクセでは、日本橋の北側に大きな市場があるが、大きすぎて歩き回るのに大変だ。<br /> そこへいくと、この市場は適度な広さで、突き当たりにはショッピングプラザが見える。

     カトリック教会の好青年に心を洗われ、足取り軽くホテルに向かって歩きはじめると、思いもよらぬ場所で市場を見つけた。
     パクセでは、日本橋の北側に大きな市場があるが、大きすぎて歩き回るのに大変だ。
     そこへいくと、この市場は適度な広さで、突き当たりにはショッピングプラザが見える。

  •  今晩の夜食、明日の朝食になるものはないかと立ち寄ってみる。

     今晩の夜食、明日の朝食になるものはないかと立ち寄ってみる。

  •  この建物がショッピングブラザか。<br /> あるとは聞いてはいたが、ここにあったとは・・・

     この建物がショッピングブラザか。
     あるとは聞いてはいたが、ここにあったとは・・・

    チャムパサック ショッピング センター (タラートサオ) ショッピングセンター

  •  その前で、ビニール袋を凧にして少年が遊んでいる。

     その前で、ビニール袋を凧にして少年が遊んでいる。

  •  可愛いお嬢ちゃんに声をかけるが、私のラオス語(タイ語?)は全く通じない。<br /> 

     可愛いお嬢ちゃんに声をかけるが、私のラオス語(タイ語?)は全く通じない。
     

  •  バナナを買って・・・

     バナナを買って・・・

  •  水や牛乳を買って・・・・

     水や牛乳を買って・・・・

  •  焼き鶏を買って・・・・<br /> ホテルに向かい始めると、声がかかった。<br /> 「あれっ、こんなところでお会いしましたね・・・」

     焼き鶏を買って・・・・
     ホテルに向かい始めると、声がかかった。
     「あれっ、こんなところでお会いしましたね・・・」

  •  声の主は道路脇のテーブルに座って食事をしていた。<br /> 先ほどミニバンの中で一緒だった日本人だった。<br /> 一緒にいるのは帰りのデット島の舟着場で、別会社のボートに乗って行った日本人だ。<br /> 誘われて、テーブルについた。

     声の主は道路脇のテーブルに座って食事をしていた。
     先ほどミニバンの中で一緒だった日本人だった。
     一緒にいるのは帰りのデット島の舟着場で、別会社のボートに乗って行った日本人だ。
     誘われて、テーブルについた。

  •  このおじさんは沖縄に移住しているタクさんだ。<br /> ナカサンからパクセまでは大型バスに乗ったが、エアコンは効かず窓は開かず、散々な目にあったらしい。<br /> ビエンチャン行き夜行バスの出発を、ここでこうして待っていると言う。<br /> 「沖縄は、薩摩藩の時代からひどい扱いを受け続け、戦争中も今も、ずっと日本政府から馬鹿にされ続けているんだから、いっそ独立したらどうだろうか?」<br /> と提案すると、大いに共感され、盛り上がり、酒のピッチが上がってしまった。

     このおじさんは沖縄に移住しているタクさんだ。
     ナカサンからパクセまでは大型バスに乗ったが、エアコンは効かず窓は開かず、散々な目にあったらしい。
     ビエンチャン行き夜行バスの出発を、ここでこうして待っていると言う。
     「沖縄は、薩摩藩の時代からひどい扱いを受け続け、戦争中も今も、ずっと日本政府から馬鹿にされ続けているんだから、いっそ独立したらどうだろうか?」
     と提案すると、大いに共感され、盛り上がり、酒のピッチが上がってしまった。

  •  そこへ通りかかったのが、180cm以上もあるこの娘さんだ。<br /> 日本人紳士とは偶然ボートで一緒になっただけらしい。<br /> その紳士に声をかけられて、他に所用があったようだが、一緒に飲食することになった。<br /> シーパンドン帰りの日本人4人、こうしてパクセの街角で、しばらく席を共にしたのだった。

     そこへ通りかかったのが、180cm以上もあるこの娘さんだ。
     日本人紳士とは偶然ボートで一緒になっただけらしい。
     その紳士に声をかけられて、他に所用があったようだが、一緒に飲食することになった。
     シーパンドン帰りの日本人4人、こうしてパクセの街角で、しばらく席を共にしたのだった。

  •  この娘さんはタイ語ペラペラで、タイ文字までもがすらすら読める。<br /> もちろん英語も欧米人なみだ。<br /> 話を聞くと、タイ好きが講じて、タイ大手の銀行に勤めたのだと言う。<br /> 最初はバンコクの本店勤務だったが、今は日本にある支店勤めとなってしまい、年に何回かは休みをとってタイを訪れているようだ。<br /> 日本人離れしているスーパーレディーなのだ。

     この娘さんはタイ語ペラペラで、タイ文字までもがすらすら読める。
     もちろん英語も欧米人なみだ。
     話を聞くと、タイ好きが講じて、タイ大手の銀行に勤めたのだと言う。
     最初はバンコクの本店勤務だったが、今は日本にある支店勤めとなってしまい、年に何回かは休みをとってタイを訪れているようだ。
     日本人離れしているスーパーレディーなのだ。

  •  日本人紳士はミヤさんといい、有名な大企業で活躍していた人だが、今は定年となって嘱託社員だ。<br /> バイクが趣味で、いつかはバイクでアジアを走破することを計画中と夢を語る。<br /> ウボンでは『Fun Dee Mansion』に泊まり、ワットプーにはレンタルバイクで往復し、シーパンドンはコン島で過ごしたと言う。<br /> コン島のバンガローは西日がもろに当り、部屋の中は40℃以上で、居る所がなかったと笑っている。

     日本人紳士はミヤさんといい、有名な大企業で活躍していた人だが、今は定年となって嘱託社員だ。
     バイクが趣味で、いつかはバイクでアジアを走破することを計画中と夢を語る。
     ウボンでは『Fun Dee Mansion』に泊まり、ワットプーにはレンタルバイクで往復し、シーパンドンはコン島で過ごしたと言う。
     コン島のバンガローは西日がもろに当り、部屋の中は40℃以上で、居る所がなかったと笑っている。

  •  ラオ酒に飽きて、ミヤさんの仕入れてきたウィスキーをがぶ飲みし、ふらふらになったタクさんが、いよいよビエンチャンに出発する。<br /> こんなに酔って大丈夫かと心配する私たちに手を振って、名残惜しそうに去っていった。<br /> この後は、ビエンチャンからタイのルーイへと回り、点々と一人旅を楽しむようだ。<br /> <br /> しかしこんなラオスの路地裏で、一人旅のシーパンドン帰りの日本人が、ばったり顔を会われたものだ。<br /> 奇跡というしかない。

     ラオ酒に飽きて、ミヤさんの仕入れてきたウィスキーをがぶ飲みし、ふらふらになったタクさんが、いよいよビエンチャンに出発する。
     こんなに酔って大丈夫かと心配する私たちに手を振って、名残惜しそうに去っていった。
     この後は、ビエンチャンからタイのルーイへと回り、点々と一人旅を楽しむようだ。
     
     しかしこんなラオスの路地裏で、一人旅のシーパンドン帰りの日本人が、ばったり顔を会われたものだ。
     奇跡というしかない。

  •  翌朝7時前、ホテル前に迎えのソンテオがやってきた。<br /> ホテルでウボン行き国際バスのチケットを、前日に手に入れてあったのだ。<br /> チケットは200バーツ(600円)と印刷してあるのに、80000キップ(1040円)と高かった。<br /> 水増し分は、ホテルが受け取る手数料と、迎えのソンテオ代なんだろうが、それにしても高い。

     翌朝7時前、ホテル前に迎えのソンテオがやってきた。
     ホテルでウボン行き国際バスのチケットを、前日に手に入れてあったのだ。
     チケットは200バーツ(600円)と印刷してあるのに、80000キップ(1040円)と高かった。
     水増し分は、ホテルが受け取る手数料と、迎えのソンテオ代なんだろうが、それにしても高い。

  •  ウボン行きの客を、町中のホテルを回って客を拾っていく。<br /> 近くのホテルでスーパーレディーも元気よく乗り込んできた。<br /> 別のホテル前ではミヤさんも乗ってきて、途端に車内は賑やかになった。

     ウボン行きの客を、町中のホテルを回って客を拾っていく。
     近くのホテルでスーパーレディーも元気よく乗り込んできた。
     別のホテル前ではミヤさんも乗ってきて、途端に車内は賑やかになった。

  •  国際バスの出発する場所は、昨日立ち寄ったメコン沿いのターミナルだった。<br /> 手続きは、言葉の通じるスーパーレディーに全てお任せする。<br /> 

     国際バスの出発する場所は、昨日立ち寄ったメコン沿いのターミナルだった。
     手続きは、言葉の通じるスーパーレディーに全てお任せする。
     

  •  バスがやってきた。<br /> 来た時と同じバスだ。<br /> ウボンからのバスはここで客を降ろせば良いのに、なぜあんな遠い場所(南バスターミナル)まで客を連れていくんだろう。

     バスがやってきた。
     来た時と同じバスだ。
     ウボンからのバスはここで客を降ろせば良いのに、なぜあんな遠い場所(南バスターミナル)まで客を連れていくんだろう。

  •  40人も乗れるバスなのに、12人ほどしか客は乗らず、空席が目立つ。<br /> バスは順調に国境に到着した。

     40人も乗れるバスなのに、12人ほどしか客は乗らず、空席が目立つ。
     バスは順調に国境に到着した。

  •  出国の手続きに入る。<br /> ここでも彼女の後につき、彼女の真似をして通過する。<br /> 日曜日だったので、10000キップの時間外手数料が必要だった。

     出国の手続きに入る。
     ここでも彼女の後につき、彼女の真似をして通過する。
     日曜日だったので、10000キップの時間外手数料が必要だった。

  •  来た時の逆をたどり、迷うことなく進んでいく。

     来た時の逆をたどり、迷うことなく進んでいく。

  •  地下トンネルをくぐり抜けて・・

     地下トンネルをくぐり抜けて・・

  •  その先のタイの入国審査場に入る。

     その先のタイの入国審査場に入る。

  •  タイ側は、ラオスのようにラフではない。<br /> 手数料なんてものはとられないが、ガードマンに見張られながら、審査は丁寧に行われるので時間がかかる。<br /> 隙間をこっそり抜けていくなんてことは、到底できるものではない。

     タイ側は、ラオスのようにラフではない。
     手数料なんてものはとられないが、ガードマンに見張られながら、審査は丁寧に行われるので時間がかかる。
     隙間をこっそり抜けていくなんてことは、到底できるものではない。

  •  入国審査を終えて外に出る。<br /> さてこの後はどうなるのだ?<br /> バスは見えない。<br /> しかしスーパーレディーがいるものだから、安心していられる。<br /> 180cmは遠くにいても、すぐに見つけられる。<br /> しばらくすると、ラオス側からバスがやって来た。

     入国審査を終えて外に出る。
     さてこの後はどうなるのだ?
     バスは見えない。
     しかしスーパーレディーがいるものだから、安心していられる。
     180cmは遠くにいても、すぐに見つけられる。
     しばらくすると、ラオス側からバスがやって来た。

  •  ラオスのSimを抜いて、タイのSimに付け替えた。<br /> ラオスSimの使用データ量は、8日間で150MB程度だった。<br /> タイSimを付けて電源を入れると、ここではまだラオス基地局につながり、ローミングのRの文字が出る。<br /> ローミングを利用して、DTACの7日間400MBのデータプランを申し込むと、みごと成功した。

     ラオスのSimを抜いて、タイのSimに付け替えた。
     ラオスSimの使用データ量は、8日間で150MB程度だった。
     タイSimを付けて電源を入れると、ここではまだラオス基地局につながり、ローミングのRの文字が出る。
     ローミングを利用して、DTACの7日間400MBのデータプランを申し込むと、みごと成功した。

  •  バスはなかなか出発しない。<br /> 乗客の誰かがいないのだ。<br /> 車掌が探し回っている。<br /> 入国審査場の中にまで入り、やっと見つけてきたのは、それから20分後だった。<br /> 迷っていたのは中年の中国人だった。

     バスはなかなか出発しない。
     乗客の誰かがいないのだ。
     車掌が探し回っている。
     入国審査場の中にまで入り、やっと見つけてきたのは、それから20分後だった。
     迷っていたのは中年の中国人だった。

  •  ミヤさんたちは、ウボンから、すぐさま飛行機でバンコクに飛ぶことになっている。<br /> スーパーレディーは夜行便で帰国。<br /> ミヤさんはバンコクで1泊して帰国するという。<br /> そのウボンを目指して、バスは遅れを取り戻すかのようにずっ走る。

     ミヤさんたちは、ウボンから、すぐさま飛行機でバンコクに飛ぶことになっている。
     スーパーレディーは夜行便で帰国。
     ミヤさんはバンコクで1泊して帰国するという。
     そのウボンを目指して、バスは遅れを取り戻すかのようにずっ走る。

  •  ウボンのターミナルに到着して、2人とはお別れだ。<br /> 出会いは旅の楽しさだ。<br /> 今回出会えた人たちは、それぞれの旅のスタイルを持っていて、学ぶものがたくさんあった。<br /> 名残惜しい。<br /> しかし日本人のシーパンドンは、もうマイナーな観光地ではなくなり、メジャーになりつつあるのだろうか。<br /> それとも今回は、特別な神様のプレゼントだったのだろうか。

     ウボンのターミナルに到着して、2人とはお別れだ。
     出会いは旅の楽しさだ。
     今回出会えた人たちは、それぞれの旅のスタイルを持っていて、学ぶものがたくさんあった。
     名残惜しい。
     しかし日本人のシーパンドンは、もうマイナーな観光地ではなくなり、メジャーになりつつあるのだろうか。
     それとも今回は、特別な神様のプレゼントだったのだろうか。

この旅行記のタグ

関連タグ

28いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

ラオス南部はオフシーズン

この旅行記へのコメント (1)

開く

閉じる

  • trat baldさん 2016/09/02 19:02:51
    絶対おかしい、間もなく地球が破裂する!
    全能の神ゼウスどころか生まれて3日目に立ち上がり唯我独尊を宣言した釈迦尊ですら出来ない業だ!
    motogenさんに紹介されてGoogleMapで探しまくった場所に日本人が日常を楽しめるはずが無い!
    motogenさん油断しちゃあダメ、奴らは人の皮を被った精霊だ!

motogenさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

ラオスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ラオス最安 587円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ラオスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP