2016/07/06 - 2016/07/21
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motogenさん
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「向こうは暑かっただろう。」
帰国するとよく言われる言葉だが
「日本の夏の方が、よっぽど暑いよ。」
と、これまでは答えていた。
インドシナ半島の雨季の空は曇りがちで、ヒリヒリガンガンするような日射はまれで、日本の夏よりも過ごしやすい気がしていたのだが・・・
ここはウボン・・・
突然スコールに襲われたり、さっと晴れ間が現れて、射るような強い日差しが降り注いでいる。
朝は曇っていたのに、ここにきて青い空。
腕や鼻の頭がヒリヒリしてきた。
-
その青空の下をムン川に沿って歩いていると、迫力の竜の守り神。
青空に向かって雄たけびをあげている。
日陰とトイレを求めて竜神の間を突っ切っていく。 -
ここにも黒光りする鬼のような顔をした仏様。
いや、閻魔様の兄弟か・・・
重量感があり、威厳があり、人の心を盗み見るような光る瞳・・・
思わず手を合わせる。 -
三内丸山の縄文遺跡を思わせる塔にも、視線は釘づけ。
-
拝殿では熱心な信者の皆さんがお祈りの真っ最中。
白い上着がお遍路さんを連想させる。 -
こちらの広間では信者の皆さんが、お坊さんたちと懇親会?
お坊さんたちの前には、ご馳走が並んでいます。
「ここは、何ていう、ワットですか?」
そっとたずねると、「ワット・ルアン」と教えてくれた。
「何を、してるんですか?」
丁寧に答えてくれたが、私に理解できる範疇の言葉ではなかった。 -
ワットの中を通過して北上すると、堀のある大きな公園が見えてきた。
ソンテオで通った通り。
町の地図が頭の中で整理されてくる。 -
堀に面してすっくと立っているのは、ミニスカセーラー服姿のまぶしい娘さん。
ウボンにもコスプレ娘がいらっしゃるのか・・・
『変なおじさん』にならないように、見ないふりして、じっと見つめる。 -
気がつくと、それを撮影している男性がいた。
道路をはさんで指示を出している女性もいるし、小道具さんらしき人もいた。 -
「何してるんですか?」
たずねると、「ムービー・・・」
プロモーションビデオなのか、それともTVドラマなのか。
セーラー娘さんは同じ場所を何回も行ったり来たりして、OKが出たのは10分後。
撮影が終わるとミニバンに乗って去っていった。 -
広い広い公園。
しかし樹木は少なし・・・芝生少なし。
ベンチなし。
これは公園というより陸上グランドだ。
休憩所はここしかない。 -
その広いグランドの真っ只中に、ウボンの象徴ローソクの塔。
トゥン シー ムアン公園 広場・公園
-
近寄ってみると、その造りはさすがだ!
人魚、ワニ、シャチ、水中の生き物が、食い食われつつ船の周りで絵本の世界を見せている。
舳先で雄たけびを上げるのは鳥人ガルーダだ。 -
船と共に泳ぐワニと魚の合体怪獣。
そして阿弥陀様? -
悲鳴をあげながら獅子魚怪獣に食べられる人間。
もしかしたら、船の中はローソクの塔に守られた安楽の世界だけど、その外は阿鼻叫喚の地獄を表しているのか・・・ -
泡を吹く巨大な蟹がぶくぶくと泡を吹き・・・
見ているだけで面白い。 -
少し離れた場所には、水中バルトを見つめる精悍な王様と白象と黒馬(?)。
-
公園の南には国立博物館があって、入場料は100バーツ。
館内は撮影禁止のため、カメラはポケット中にしまう。
平屋建てで、中心の中庭を取り囲んだ各部屋に、収集品が展示物されいる。
矢印に従ってぐるっと一周。
カンブリア時代の岩石から始まって、石器や土器、そして金属器、織物の歴史、宗教遺跡と続いていった。ウボン国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
さほどのものはないのだが、途中から案内してくれたお姉さんに感謝して、
「凄い、凄い!」
「良いものを見た。」 とお世辞を言いながら歩く。
一回りすると、お姉さんはスマホに夢中だった。 -
博物館の外では若者達が芸術作品を創作中。
針金で作った芯に石膏やら藁粘土を盛り付け、整形し、削り、色づけ。
あっちこっちでグループ競争のように励んでいる。 -
用意されている源材料もどっさり。
-
このおばさんは若者達に混ざって、お飾りを製作。
何してるのか声をかけようと思うが、一心不乱な姿に遠慮。
この時は想像すらしていない出来事が10日後にあったのでした。
それはウボンのローソク祭。
町民大騒ぎどころか、よそからも人がどっと出てくるという、タイの5大祭。
この人たちはそのための準備だったのです。 -
そんなこととは露知らず、道路を渡って西側の Wat Si Ubon Ratanaram へ。
ワット シーウボンラット 寺院・教会
-
立派な建物なんだが、私の関心は境内でピクニックをするご老人の方々。
大きな包丁でパパイヤを刻むおばあさん。
石臼まで携帯してきて、ソムタムをつつき回すおばあさん。
「あれ、あんたも食べるかい」
と招待してくれますが、生ニンニクと生玉ねぎが食べれない私は、笑顔でご辞退。
ごめんね。 -
私はアイスクリームと
-
スイカで水分補給。
熱射病にならないように、これは大切。 -
さらに南西に歩いて、白亜のお寺。
Wat Supatnaram Worawihan。ワット スパッタナーラーム 寺院・教会
-
こま犬(ライオン?)までが、純白で美しい。
-
お墓までが純白。
タイには個人のお墓はないはずだけど、有力金持ちはあるようで、写真が埋め込まれている。 -
このワットの南側はムン川で、水上レストランまであった。
さあ、これで町の中心部にあるものはほとんど見たはずだ。 -
女子学生と一緒にホテルに帰ります。
BigC の前で降り・・・・ -
クーポン食堂でカツ丼を注文し、作る様子をじっと観察する。
作り方は日本と同じだ。 -
見た目はまずまでのカツ丼だった。
カツが薄くて今一だけど、お味の方は合格かな。
60バーツ。 -
外に出てくると道路は歩行者天国に早変わりしていて、露店の準備中でてんてこまい。
服、靴、帽子、下着、アクセサリー、日用品・・・
-
路上のシートの上に商品を並べている店もある。
-
食べ物屋台もあって、カツ丼ではなくて、ここで食べても良かったと思い直す。
町中心部の公園近くは、夜になると屋台で賑わう場所があるようだ。
それには遠く及ばないであろうが、この周辺もなかなか良いのではなかろうか。 -
そんな思いでホテルに帰ってくると、近所の子犬が尻尾を振って出迎えてくれました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2016/08/05 12:38:07
- ホントにお墓風だったね、、、、、
- 高額のお布施をするとお寺の壁の一角に個人のメモリアルを許されるのでしょうが、そんなのとチョット違うね。
ウボンいいねぇ素朴な町のたたずまいが何とも言えない。
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